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生きもの二人三脚

何とも悩ましいのです。

ここでは猟犬について書きますが、その見解はペット犬も同じでしょう。

「骨」を犬に与えるにあたって、どの骨をどんな処理で、どのくらいの量を与えたらいいのか。

実際のところは感覚的。

したがいまして以前、先輩猟師方に聞いて回ったことがあります。

返ってきた答えは皆さんほぼ同じ。

「イノシシの骨は、どの部位を与えても問題ないよ」とのこと。

ここで言う「問題ないよ」は、次の様なものです。

消化、排せつ、歯への影響など。

因みに骨の処理は、保存性を考えて「茹で」が殆ど。

ところが、シカの骨には皆さん難色を示されます。

「気を付けた方がいい」と。

伺ってみると、まずは消化不良。

確かに消化不良となってしまった骨を吐き出す場合は、圧倒的にシカ骨を食べさせた時。

そして、更に気になってしまうのは「歯」への影響。

「アバラ骨は平気だけど、足骨はヤメた方がいい」と。
05254.jpg
(シカのアバラ骨)

足骨を定期的に与えてた犬の歯先が丸まってしまったそう。

確かにシカのアバラ骨は、そんなに硬くはありませんが、足骨の硬さは強烈。
05253.jpg
(シカの足骨)

イノシシ骨の倍ほどの力で叩かないと割れません。

そして、その断面は刃物のように鋭利。
05256.jpg

イノシシ骨の比ではありません。

骨層は厚みがあり、凄い骨密度。

骨髄に向かってスポンジ―な感じとなるイノシシ骨とは大違い。
DSC06094.jpg
(イノシシ骨を折るのは楽ちん)

シカ骨は「弾力性を有する陶器」とでも表現すべきか・・・なにしろ強靭。

歯のエナメル質を傷つけてしまったのでしょう。

先輩は・・・

「それ以来、イノシシ骨しかあげてないよ。そうしたら、その後の犬たちは歯が尖ったままだ」と。

また、イノシシ骨でも地面に砂や小石が多い場所で与えるのは考えものだと。

骨に付着した砂や小石が、研磨剤のようになってしまう可能性もあり、実際にその傾向があるからです。

なにしろ猟犬にとって、歯は商売道具。
DSC01420.jpg

尖っているに越したことはないのです。

あとは骨を与える量。

骨をカジっている犬は幸せそうですし、とても静か。

出来ることなら、ずっとカジカジさせてあげたいところですが、その後が大変。

骨を多く与えると消化不良を起こして吐き出したり、フン詰まりになったり。

よって様子を見ながら、その犬に合わせて量を調整して与えるのが良いでしょう。

アバラ骨なら3本くらいは問題ないと思いますが。

いずれにせよ、犬のストレス解消のためにも骨をカジらせることは必要なのでしょう。

また、歯石の除去にも。

「骨」とは上手に付き合っていきたいものですね。


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コメント


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うちのは以前、鹿の角をかじってたり、
野球ボールをカジカジさせてたら、
歯が丸くなりましたねぇ。
もうおじいちゃん犬だから鹿の角には見向きもせず。
猪の骨も、食べすぎたらウンPが白くなってたりしてましたねぇ。
野球ボールもだいぶ前にテニスボールに変えましたよ。

坪ちゃん | URL | 2020-12-09 (Wed) 20:58 [編集 ]


坪ちゃんさん

実際にはシカ角は結構軟らかいんですよ。
なのでシカ角をカジらせることは悪いことではないと思います。
犬のストレス発散には持って来いでしょう。
でも、足骨は硬すぎてダメ。
与えると、バリバリ食べちゃうのもいますけど(-_-;)
イノシシ骨の与え過ぎも宜しくない。
便秘気味の人が健診でバリウムを飲んだ後、下剤を飲まなかった状態になります。。。
たぶん、辛いと思いますよ。
ビッグベンに血が付いていることがありますから。
お~痛そう!

あっきょ | URL | 2020-12-09 (Wed) 23:30 [編集 ]