自然から授かった尊い命。
その命をありがたく美味しく頂く料理の一つ「燻製」
今回はシカ肉を使用して新たなる「味」を試してみることにしました。
燻製には熱燻、温燻、冷燻とありますが、今回は冷燻でシカ肉を「生」状態で味わってみることに。
刺身やタタキとは一味違った食味を模索してみます。
そこで思い付いたのがスモークサーモン風仕上げ。
今までに様々な種類の鮭鱒と、それに合ったソミュール液や塩など、20年近く試作を続けてきました。
しかし、ジビエではその製法を用いたことはありません。
なので、同じ製法でスモークサーモンならぬ燻製シカ肉・・・いや
ちょっとオシャレに「スモークベニソン」を作ります。
まずはシカの背ロース肉で。

トリミングをして約900gとなった背ロース肉。
それをソミュール液に漬け込みます。

ソミュール液の調合は、とりあえずこんな感じで。
◦ 水 ・・・・・・・・1000ml
◦ 醬油 ・・・・・・・・・50ml
◦ 白ワイン ・・・・200ml
◦ 粗塩 ・・・・・・・・180g
◦ 三温糖 ・・・・・・・30g
◦ ローリエ ・・・・・・適量
因みにローリエは自家製。

猟犬たちが根元付近にチャ~チャ~と肥料を撒いてくれますので・・・
香りに深みがあります。。。

さて、問題なのが漬け込み時間。
浸透圧や身の状態をサーモンと比較。
感覚的に、それぞれの要素が相殺されそうだったため、サーモンと同じで試してみることに。
よって今までの経験値から17時間。
ソミュール液に漬けて冷蔵庫に寝かせます。

ついでに私も寝ます。
この時の時間は夜中の2時。
あと工程や外気の状態を考えると、この時間は仕方がありませんでした。
それに世の中は3連休だというのに、私は今日は訳あって出社。
トホホです。
仕事から戻り、すぐに塩抜き工程に入ります。

ありゃ、だいぶ色が変わっちゃった・・・まぁ、いいや。
チョロチョロ流水で1時間。

表面の塩分を抜き、肉全体の塩分を均一にするためには絶対に必要な工程です。
1時間が経ち、塩加減を確認するために試食をしてみます。
おぉ・・・いい感じ🎵 これでも十分に旨いぞ!

塩加減はこれで良しとしましょう。
まずはキッチンペーパーでシッカリと水分を除去。
お次は風通しの良いところで風乾工程に入ります。

目安としては、肉表面がベタ付かない程度。
表面に水分が多いと燻煙のエグ味が強くなってしまいます。
かと言って、乾かし過ぎてもダメ。
食感が悪くなります。
風乾時間は、今晩の気温と湿度なら6時間くらいかな。
つづく
いつも応援ありがとうございます!

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今回はシカ肉を使用して新たなる「味」を試してみることにしました。
燻製には熱燻、温燻、冷燻とありますが、今回は冷燻でシカ肉を「生」状態で味わってみることに。
刺身やタタキとは一味違った食味を模索してみます。
そこで思い付いたのがスモークサーモン風仕上げ。
今までに様々な種類の鮭鱒と、それに合ったソミュール液や塩など、20年近く試作を続けてきました。
しかし、ジビエではその製法を用いたことはありません。
なので、同じ製法でスモークサーモンならぬ燻製シカ肉・・・いや
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まずはシカの背ロース肉で。

トリミングをして約900gとなった背ロース肉。
それをソミュール液に漬け込みます。

ソミュール液の調合は、とりあえずこんな感じで。
◦ 水 ・・・・・・・・1000ml
◦ 醬油 ・・・・・・・・・50ml
◦ 白ワイン ・・・・200ml
◦ 粗塩 ・・・・・・・・180g
◦ 三温糖 ・・・・・・・30g
◦ ローリエ ・・・・・・適量
因みにローリエは自家製。

猟犬たちが根元付近にチャ~チャ~と肥料を撒いてくれますので・・・
香りに深みがあります。。。

さて、問題なのが漬け込み時間。
浸透圧や身の状態をサーモンと比較。
感覚的に、それぞれの要素が相殺されそうだったため、サーモンと同じで試してみることに。
よって今までの経験値から17時間。
ソミュール液に漬けて冷蔵庫に寝かせます。

ついでに私も寝ます。
この時の時間は夜中の2時。
あと工程や外気の状態を考えると、この時間は仕方がありませんでした。
それに世の中は3連休だというのに、私は今日は訳あって出社。
トホホです。
仕事から戻り、すぐに塩抜き工程に入ります。

ありゃ、だいぶ色が変わっちゃった・・・まぁ、いいや。
チョロチョロ流水で1時間。

表面の塩分を抜き、肉全体の塩分を均一にするためには絶対に必要な工程です。
1時間が経ち、塩加減を確認するために試食をしてみます。
おぉ・・・いい感じ🎵 これでも十分に旨いぞ!

塩加減はこれで良しとしましょう。
まずはキッチンペーパーでシッカリと水分を除去。
お次は風通しの良いところで風乾工程に入ります。

目安としては、肉表面がベタ付かない程度。
表面に水分が多いと燻煙のエグ味が強くなってしまいます。
かと言って、乾かし過ぎてもダメ。
食感が悪くなります。
風乾時間は、今晩の気温と湿度なら6時間くらいかな。
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