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生きもの二人三脚

猟服のコーティング補強

狩猟時の棘植物などへの引っ掛けや、藪の中への強行軍等、猟服の布地や縫製部分がホツレたり破れたりすることは多いものです。

また、元々の縫製不良からポケットなどに穴が開いてしまったりも。

発見の度に縫い直すことも良くありますが、事前に対策をしておく方が遥かに楽ですし安心。

私の場合、そのような箇所を予め『ラテックス』で、コーティングしてしまいます。

ラテックスとは主に水溶性のゴムのことで、天然・化学合成など色々とあるようです。
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このラテックスをスポイトや筆で縫製部やホツレ箇所に少量を染み込ませて乾燥。
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すると、そこが弾力性のあるゴム状となり、シッカリとコーティング補強されるのです。

私が使用しているのは、残念ながら一般少量販売されていない工業用ラテックス。

なので、その製品に近い一般品としては、ヤヨイ化学工業の「プラゾールラテックス」がオススメです。
ラテックス

使用した感じや強度・耐久性も、その工業用ラテックスとほぼ同じ。

最小の販売容量は1Lと少し多いのですが、本体価格は1.500円程度。

また何人かで分けあえば問題は無いと思います。

100mlもあれば通常使用で10年は足りますから。
03994.jpg

そしてその有用性から、様々な猟具やそれ以外の物にも大活躍。

ロープの補強と末端のホツレ防止。
03987.jpg

防寒服破れの修理にも使用。
04000.jpg

猟服と同じで、かれこれ5年以上は経ちますが、コーティング補強当時から変化なし。

ところで・・・・・

一般的な瞬間接着剤でも、ある程度の同じような効果はあります。

しかし弾力性が無いため、かえって布地や縫製糸を傷めてしまうことも。

それに比べると、先ほども書いたようにラテックスは乾燥すると弾力性のあるゴム状になります。

よって、布地や縫製糸を傷めることはありません。

また、ある程度の防水効果も見込め、それも瞬間接着剤以上。

思えば私はラテックスにより、大いに狩猟を支えて貰っています。
03993.jpg

このおかげで弾を落とさずに済みましたし、猟友会ベストも何とか使えています。

ラテックス補強は猟服・猟具だけではなく、様々なことに使えそうです。

キャンプや野外作業の服や用品にも良いかもしれません。

本来の使用目的とは異なりますが、使えるモノは何でも使ってみるのはアリでしょう。

それにしても世の中には便利な物があるもんです。



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コメント


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猟服のコーティング補強

初めまして・・・

四国徳島でサツマビーグルで単独シカ猟をしています。 
また、ブログ『 狩猟犬サツマビーグルのつぶやき 』をやっております。

毎日、ブログを楽しみに拝読させて頂いております。
内容がしっかりし、自分の考えを持って行動していることは、素晴らしいと思います。

この度の記事は、大変参考になりました。 
是非、購入し、色々と使ってみたいと考えています。

今後共、宜しくお願いします。



クライス | URL | 2020-06-28 (Sun) 13:36 [編集 ]


クライスさん

こちらこそ、はじめまして。
私の方こそ、いつも拝読させて頂き『サツマビーグル』に魅了されております。

このラテックスは思いのほか重宝しております。
私が紹介させて頂いた製品と併用している日本エイアンドエル社の『PA-4062』もオススメなのですが、残念ながら工業関係の流通しか取り扱いが無いようです。
しかし製造拠点が愛媛県ですので、紙加工品などの製造関係に伝手がおありでしたら探ってみるのも良いかもしれません。
どちらも固まるとゴムのようになりますので、染み込ませ具合で硬さを調整してみて下さい。
また、ドライヤーで速乾させてもいいでしょう。
強度や耐久性に差は出ません。
是非とも試されてみて下さい。

これからも宜しくお願い致します。

あっきょ | URL | 2020-06-28 (Sun) 19:01 [編集 ]


検討してみます

私は普段 シームグリップと言う製品を使っています。 元々はテントの修理に使っていましたが、中古品ゴアテックスジャケットの防水シールが剥がれて来たので、これを使いいい感じです。
値段から言うとラテックスが良い様ですね。

デビラ | URL | 2020-06-28 (Sun) 19:49 [編集 ]


デビラさん

私もシームグリップを使ったことがありますが、エントラントやゴアテックスを表面的にコーティングするには使えると思います。
しかし、それらプラス、綿やポリエステル・ナイロンなどへの浸透性と併せた本来の強度も考えるとラテックスには及びません。
縫製糸に染み込ませないことには本当の補強にはなりませんから。
またクレモナロープなどの接着補強もシームグリップでは無理です。
ラテックスは完全に浸透してゴムになりますから。
そして固まる前でしたら水で洗い流すことも出来ますので、扱いも楽。
一度使ってみて下さい。
私の言っていることが分かると思います。
値段だけではありません。

あっきょ | URL | 2020-06-28 (Sun) 21:08 [編集 ]


ラテックスと言うとコンドーさんを
思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか( ー`дー´)

rossi | URL | 2020-06-28 (Sun) 22:15 [編集 ]


う、こんな素晴らしいものが!!

今時、当て布と裁縫とアイロンプリントを多用しているのは私くらいでしょうか(笑)!?

ラテックス、試してみます!!

じゃん | URL | 2020-06-28 (Sun) 23:50 [編集 ]


アクアシールというウエーダーの補修剤を使ってますが、量が少ないんですよねー。
これいいかも。

坪ちゃん | URL | 2020-06-29 (Mon) 08:46 [編集 ]


rossiさん

なんでアレがコレになってしまうんですかね。
コピー機がゼロックス。
簡易ハンコがシャチハタ。
そんな感じですかね。
ヘンですね。

あっきょ | URL | 2020-06-29 (Mon) 17:20 [編集 ]


じゃんさん

私も基本的には裁縫です。
そしてその上からラテックスを染み込ませて裁縫糸と生地を併せてゴム化。
その補強箇所は5年くらいは大丈夫です。
このラテックスは勢子御用達品みたいなモノかも。
じゃんさんのように猟場で匍匐前進をしたり、藪の中に特攻するようなアグレッシブな勢子には必需品となることでしょう。
また生地全面に染み込ませると、その部分はある程度の防水効果も得られます。
だからといって真冬の池にイノシシを拾いに入水しちゃダメよ🎵

あっきょ | URL | 2020-06-30 (Tue) 20:31 [編集 ]


坪ちゃんさん

以前の職業柄、アクアシールを取り扱っていましたが、アレは基本、接着剤ですからね。
当時、ウエーダー補修は数え切れないほどの依頼を受け、アクアシールにはお世話になりました。
その時は業務用を使っていましたが。
でも、アレとは全く別の補修概念です。
その辺を混同されると、ラテックス使用の意味が分からないと思います。
逆を言うと、ウエーダーの補修には非常にづらいですし、使わない方がいいでしょう。
私の場合、新品の猟ズボンをはく前に「ここは擦れたり引っ掛けたりしてスグにホツれるだろうな」と経験上わかるところには、真っ先にラテックスを染み込ませて補強してしまいます。
そっちの方が後で縫うより断然楽ですからね。
ラテックスの有用性は値段や量の問題ではないのですね。

あっきょ | URL | 2020-06-30 (Tue) 20:32 [編集 ]