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生きもの二人三脚

狩猟者と職業

私が所属している猟隊と合同猟を行っているH猟隊。
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総勢17名と、こちらの方ではけっこう大所帯。

その名簿を作り直すため、パソコンにデータを打ち込みます。

隊員のデータを「ふぅ~ん」なんて思いながらキーを叩いていると「あ~やっぱり」

私が最年少。

旧名簿の中には、生年月日や職業も記入してあるのです。

せっかく?なので平均年齢を計算してみると68才。

この地域の平均年齢と比べると意外にお若い。

これは、お世辞でもなんでもなく、高齢化の波がハンターにも押し寄せているのです。

そして職業の方は、この地域の土地柄か農家の方が多く、野菜・ミカン・ブドウ・柿と、それぞれ専業農家さん。

よって、いつも沢山のお土産を頂いてしまいます。
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因みに普通の会社員は私だけ。

これが街中の人たちで構成されている猟隊だと、会社員や自営の建設関係の方が多く、他は公務員・医者・議員など。
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最後に上げた町議会議員ハンターさんは、まだ43才と比較的に若く、猟友会総会では、いつも「いじられ役」

収支報告の後に「猟友会の捕獲業務委託費をもっと上げて貰うように町に圧力をかけてよ」と言われたり・・・

次期会長に立候補者が誰も名乗りを上げなかった時などは・・・

「会長をやってくれたら、次の選挙で一票入れてあげる」・・・ひ、酷すぎる・・・

法律に抵触してしまいそうな、本気とも冗談とも取れない理不尽な要求を突き付ける心無い発言。

そんな無茶苦茶なことを面白がって言っているのは、実は私。

その会合の中では唯一の後輩ハンターである彼に対して、やたらと先輩風を吹かせたがる意地悪先輩になり下がっている気もします。

でも猟場では、いつも「優しく丁寧に教えてくれる模範的な先輩」になっているハズの私を許してね。

たぶん彼とは今後、長い付き合いになりそう。

色々とお願いしますね。

そんな中で、これぞ狩猟者の「キング オブ 職業」だと思ったのは・・・

「養豚業の社長さん」

この方は、もう亡くなられてしまったのですが、皆の間では「伝説の人」

目にも止まらぬ解体技と、取り分けた部位ごとの均等分けは完璧で、一人分で100gと変わらなかったそうです。

極めつけは道具。

ブタを縦真っ二つするためのチェンソーのような機械をいつも持参。

合同猟でイノシシが捕れ、相手の猟隊と半分に分ける時などは、その機械で真っ二つに。

「よし、今回はそっち(相手の猟隊)のを、お頭付きにしてあげよう」と、イノシシ半身に頭を丸ごと付けて献上?

相手の猟隊は「いやいや、ありがとう!」と喜んだそう。

しかし良く見ると、お頭付きの方は銃創側(弾があたって肉が傷んだ方)。

もう片方の無傷な半身を持ち帰った、こちらの猟隊は「ウッシッシ」

なんてことが良くあったそうです。

その方は、いつもお世話になっている元精肉店主の先輩の師匠だったそう。

「プロ中のプロだったよ」と、今でも皆さんが口々に懐かしんでいらっしゃいます。

そんな目線で改めて見てみると・・・

「巻き狩り」においての役割分担と職業は、見事なまでに合致し生かされているのです。

狩猟小屋作りは、建設業の皆さん。

必中必殺の狙撃手は、元自衛隊員。

獲物捌きは、元精肉屋さん。

ケガをした猟犬の救出は、プロレスラーさながらの現役消防隊員。

そのケガの治療は、外科のお医者さん。

獲物以外のお土産は、農家の皆さん。

捕獲業務の委託費交渉は、議員さん? 本当は会長。

そして私は・・・う~ん、何だろう? 普通の会社員だもんね。

あっ、そうだ! カメやコオロギの繁殖と販売を副業としているからブリーダーかな?
カメ部屋

じゃあ、猟犬ブリードを分担?

こんなグレムリンみたいなのが増えちゃうの?
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(これでも仲良く遊んでいるのです・・・の図)

いや、グレムリンの方がよっぽど大人しいな。。。

仕方ない、それしか貢献できないもの。

でも、一番大変なのは間違いナイな。

ど~しましょ。

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コメント


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こちらにも

色々な職業の方がおられます。

(大小問わず)社長さんはかなり多いですね。
(男性)看護師さん、大工さん、専業農家さん、肉牛飼っている人、地方公務員さん、国家公務員さんなどなど。

しかし意外と猟隊や猟友会をまとめるのは「会社員」の方だったりします(笑)。

じゃん | URL | 2019-01-11 (Fri) 01:03 [編集 ]


じゃんさん

そうですよね、確かに「長」が付く方の会社員率は高いですね(笑)。
狩猟者の職業については、どこも幅広く満遍なくといった感じなんでしょう。
中でも興味を引くのは、職業は別として「大金持ち」の方。
そのリッチマンの役柄は大抵「猟隊スポンサー役」で、関係者はとても助かります。
そんな場合、私の役柄は「たかり役」
世の中、バランスよく上手く出来ているもんなんですね、ホントに。。。

あっきょ | URL | 2019-01-11 (Fri) 18:31 [編集 ]


ご丁寧に有り難うございます。

こんばんは。
遅ればせながら
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
また何時も読み逃げ見逃げを致しておりますのに
早々のご挨拶を頂き恐縮致しております。

我が家のワン子も一応猟犬の血が流れているので
ワン子さんとの猟にちょっと興味を持ちはじめています。
で、以前甲斐犬で猟をしていた方々にちょっとお話を聞く事ができました。

ちしゃ猫 | URL | 2019-01-11 (Fri) 22:44 [編集 ]


ちしゃ猫さん

こちらこそ、よろしくお願いいたします。

甲斐犬も系統的に「猟犬血筋」と「ショードッグ血筋」があります。
もちろん、その中間犬も。
甲ちゃんはどっちなんでしょうね?
気になります。
我が家のワンコは、イノシシを「ご飯」としか思っていません。。。

あっきょ | URL | 2019-01-12 (Sat) 10:12 [編集 ]