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生きもの二人三脚

犬の判断要素

猟犬は獲物が風上に潜んでいる場合、200mほど離れていても余裕で感知します。

ところが獲物が風下だと10mですら分からないことも しばしば。

ニオイの素が粒子である以上、これは仕方のないこと。
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一方、犬の人の認識においては視覚と聴覚を主としていて、ニオイは最終確認 程度。

でも人の捜索となると、視、聴、嗅の感覚の優先順位を場面ごとに入れ替えて、居場所を特定して戻って来る。

少なくとも猟犬はこんな感じです。

よってベテラン猟犬ならば、猟場では飼い主のことをどんな場面でも識別します。

しかし不慣れな見習い犬の場合は、気が動転して冷静な判断が出来なくなることも多い。

飼い主が識別できなくなり、回収などで手間取ることもあるのです。

いつも家で接するときの飼い主の声と、山中での声は違うように感じるのかもしれません。

また、出で立ちが家と猟場では異なることも大きな要因。
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なので不慣れな見習い犬の場合は、エサを与える時などに猟友会ベストと帽子を身に付けて慣らしておくのもアリ。

今までに何頭か試してみましたが、その出猟時の装いで無言で犬舎に近寄ると、出猟未経験の見習い犬は半数以上が吠えます。

そこで「おい、○○。オレだよオレ♪」と声を発すると・・・

「あれ?」と、なる犬と「ウソだ!」と、なる犬に分かれる。
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で、更に近付き、警戒を解かない犬がいる場合は、その区画に入り、もう一度声掛けを。

すると、さすがにどの犬も私だと気が付く。

そして私はその犬を目いっぱい辱めるのです。

「ちょっとダメなんじゃないの?冷静な判断は大切だよ」と。

その犬は懺悔の気持ちを表すがあまり普段の倍くらい尻尾をフリフリ。

つまり、この変装訓練は不慣れな見習い犬には思いのほか意味があるのです。

そういえば・・・

先日、枝打ちの装備をした時はベテラン犬にも吠えられてしまいました。
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ドカヘルや安全帯が怪しかったのかもしれません。

しかし、以前に娘をフレディ・マーキュリーに変装?させて実験した時はバレバレ。
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声を出した上に服装がステージ衣装ではなく、、、普段着だったからでしょう。

いずれにしても犬の人の識別の主は視覚ではありますが、その前段階から足音や物音、そして声などで見当は付けている様子。

もちろんニオイも風向きによっては感知している。

しかし、その前段階の感知を場所や精神面の変化で平常時のように行えない場合は、視覚が最優先となる。

見習い犬が呼んでも寄って来ない場合は、帽子やベストを脱いで普段の姿になると気が付いてもらえる場合もあります。

ある意味、その感覚は人と同じなのです。
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私がセーラー服を着て娘を呼び寄せようとしても、娘は逃げてしまうでしょう。

それと同じ。

いや、なんだか違う気がする。。。



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コメント


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デビラ | URL | 2024-01-27 (Sat) 16:37 [編集 ]


デビラさん

獲物を追っている場合は仕方がありませんが、そうではなく戻って来ないとしたら飼い主をナメ切っているのかも。
信頼関係が構築されているのなら、いくらプロットと言えども それなりに帰ってくるはず。
時々、方向音痴の犬も居ますが。
手返しの悪い犬は大変ですよね。

あっきょ | URL | 2024-01-27 (Sat) 22:48 [編集 ]