久々の有害捕獲。
わが家の猟犬たちは、ヤマが骨折療養中、コーシンはサカリの入口、そしてカノはサカリの出口。
有害捕獲のリーダーである猟友会会長には「しばらく、犬は出動できません」と伝えてあります。
「先輩勢子さん」と一緒に私は犬を入れるため、問題があるのです。
先輩勢子さんは、オス犬4頭にメス犬2頭の計6頭引き。
とくに、カノの「サカリ」は、タイミング的に問題が起こりそうなので、その点は会長も了承するしかないのです。
カノのお腹が大きくなってしまうと困るから。
よって、私は暫くはタツ役。
お気に入りの得物「オート5」で臨みます。
朝の見切りでは、どこも今一つで芳しくありません。

有害捕獲では、その捕獲区域が決まっているため、あらかじめ獲物の有無を判断するための仕込みをしておきます。

(左下にあるのがヌカ。右の通りの足跡は往復)

(20貫近いイノシシの足跡だけど往復。抜けちゃてるかな?)
「ません棒(こちらの地域では、こう呼びます)」と「エサ場」が、それ。
「ません棒」とは、獲物の通りに小枝や笹で「通せんぼ」することを言います。

(矢印がません棒。足跡の分かりにくい通りなどにコッソリ。落ちてるゾ!)
その小枝などのズレた方向で獲物の動きを推測。
それと足跡の向きと、エサ場の状況を合わせて、獲物が猟場に「居るか居ないか」を判断するのです。
しかし、獲物も大したもの。
ません棒に警戒し、通りを変えてしまうこともあるのです。
短時間で見切りをしなくてはならない私たちは、そこまでは見ていられません。
「獲物を獲る」ための「狩り」
「指定区域から有害鳥獣を減らす」ための「捕獲事業」
そこが「狩り」と「捕獲事業」の違いだからです。
この日は、どの猟場も獲物が「居るか居ないか」が半々のところが多く、悩みます。
情報を持ち帰り、皆で作戦会議。
「だったら、デカい違う山をやろう!」と言うことで、急遽、もう二組の勢子を立てることに。
「サカリ入口のコーシンだったら大丈夫かな?別々の場所から犬を入れるし!」
と、考えた私は「コーシンと行きま~す!」と、挙手。
すぐに家に帰り、コーシンを犬箱に、そして得物は水平二連勢子銃に交換。

で、結果は、先輩勢子さんの犬たちが、咬み止めしたイノシシを、刺し留めした1頭のみ。
昼食を取った後は2回戦目。
「猟場はどうしよう」と言うことで「半々」の中でも、獲物がいる可能性の少しでも高そうなところに決定。
この猟場はそれほど広い場所ではないため、先輩勢子さんにお願いします。
すると、先輩勢子さん「良かったらカノを連れてくれば?」と。
続けて「こっちはメスだけにするよ、カノも訓練させた方がいい」とのお気遣い。
ありがたいことです。
よって更に、カノを連れて行くため、家に急向。
ちなみに本部から家までは、5分も掛かりません。
そしてここに「即席アマゾネス軍団」が結成されたのです。
猟場に犬たちを入れ、間もなくしてコーシンとカノがシカを起こし、猟場内を2周。
最後は、見事にタツの間をシカは抜け、コーシンと共にサヨ~ナラ~。
カノは1周目で帰ってきました。

その後、コーシンはシカを諦めて40分遅れで帰還。
タツの人たちは「犬がピッタリと後に付いていたので、撃てなかった」と。
ガンガンに獲物を追う「コーシン」の様な犬を、狭い場所で使うのは考えモノです。
その点、カノの方が使い良いと感じました。

(先輩勢子さんとカノ)
「いいかい、カノ、シカは適度に追った方がいいんだよ」
「ワンと鳴いてちょっと追うだけでいいから」
「コーシン姉さんを真似してはいけないよ」
やっぱり、カノはコーシンと一緒に引きたくないなぁ。
ヤマ、早く治ってちょ~だい!

などと考えていたら、なんか首でモゾモゾ。

(ダ~ニエルさ~ん。気温が上がってくると、これだからイヤ)
わが家の猟犬たちは、ヤマが骨折療養中、コーシンはサカリの入口、そしてカノはサカリの出口。
有害捕獲のリーダーである猟友会会長には「しばらく、犬は出動できません」と伝えてあります。
「先輩勢子さん」と一緒に私は犬を入れるため、問題があるのです。
先輩勢子さんは、オス犬4頭にメス犬2頭の計6頭引き。
とくに、カノの「サカリ」は、タイミング的に問題が起こりそうなので、その点は会長も了承するしかないのです。
カノのお腹が大きくなってしまうと困るから。
よって、私は暫くはタツ役。
お気に入りの得物「オート5」で臨みます。
朝の見切りでは、どこも今一つで芳しくありません。

有害捕獲では、その捕獲区域が決まっているため、あらかじめ獲物の有無を判断するための仕込みをしておきます。

(左下にあるのがヌカ。右の通りの足跡は往復)

(20貫近いイノシシの足跡だけど往復。抜けちゃてるかな?)
「ません棒(こちらの地域では、こう呼びます)」と「エサ場」が、それ。
「ません棒」とは、獲物の通りに小枝や笹で「通せんぼ」することを言います。

(矢印がません棒。足跡の分かりにくい通りなどにコッソリ。落ちてるゾ!)
その小枝などのズレた方向で獲物の動きを推測。
それと足跡の向きと、エサ場の状況を合わせて、獲物が猟場に「居るか居ないか」を判断するのです。
しかし、獲物も大したもの。
ません棒に警戒し、通りを変えてしまうこともあるのです。
短時間で見切りをしなくてはならない私たちは、そこまでは見ていられません。
「獲物を獲る」ための「狩り」
「指定区域から有害鳥獣を減らす」ための「捕獲事業」
そこが「狩り」と「捕獲事業」の違いだからです。
この日は、どの猟場も獲物が「居るか居ないか」が半々のところが多く、悩みます。
情報を持ち帰り、皆で作戦会議。
「だったら、デカい違う山をやろう!」と言うことで、急遽、もう二組の勢子を立てることに。
「サカリ入口のコーシンだったら大丈夫かな?別々の場所から犬を入れるし!」
と、考えた私は「コーシンと行きま~す!」と、挙手。
すぐに家に帰り、コーシンを犬箱に、そして得物は水平二連勢子銃に交換。

で、結果は、先輩勢子さんの犬たちが、咬み止めしたイノシシを、刺し留めした1頭のみ。
昼食を取った後は2回戦目。
「猟場はどうしよう」と言うことで「半々」の中でも、獲物がいる可能性の少しでも高そうなところに決定。
この猟場はそれほど広い場所ではないため、先輩勢子さんにお願いします。
すると、先輩勢子さん「良かったらカノを連れてくれば?」と。
続けて「こっちはメスだけにするよ、カノも訓練させた方がいい」とのお気遣い。
ありがたいことです。
よって更に、カノを連れて行くため、家に急向。
ちなみに本部から家までは、5分も掛かりません。
そしてここに「即席アマゾネス軍団」が結成されたのです。
猟場に犬たちを入れ、間もなくしてコーシンとカノがシカを起こし、猟場内を2周。
最後は、見事にタツの間をシカは抜け、コーシンと共にサヨ~ナラ~。
カノは1周目で帰ってきました。

その後、コーシンはシカを諦めて40分遅れで帰還。
タツの人たちは「犬がピッタリと後に付いていたので、撃てなかった」と。
ガンガンに獲物を追う「コーシン」の様な犬を、狭い場所で使うのは考えモノです。
その点、カノの方が使い良いと感じました。

(先輩勢子さんとカノ)
「いいかい、カノ、シカは適度に追った方がいいんだよ」
「ワンと鳴いてちょっと追うだけでいいから」
「コーシン姉さんを真似してはいけないよ」
やっぱり、カノはコーシンと一緒に引きたくないなぁ。
ヤマ、早く治ってちょ~だい!

などと考えていたら、なんか首でモゾモゾ。

(ダ~ニエルさ~ん。気温が上がってくると、これだからイヤ)
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