fc2ブログ
 

生きもの二人三脚

猟期の総括とニホンジカ

猟期が終わって、狩猟者登録証の狩猟カレンダーの記入欄に書き込んだ数字を眺めて思うのです。

ニホンジカとイノシシの目撃頭数のうち、とくにニホンジカの目撃頭数が全く減っていないと。

いや、むしろ増えている。
SC00082.jpg

こちら静岡県では6年前よりニホンジカ管理捕獲が行われています。

それに伴い、伊豆半島北西部では徐々にその生息密度が下がってきました。

最初の頃は大掛かりな巻き狩りによる1回の猟で、ニホンジカを50頭以上も捕獲していた状況を考えると、今はニホンジカがだいぶ減ったとも言えます。

しかし、それでも正常な生息密度には遠く及びません。

未だにその倍以上の生息密度のままで、高止まり状態が続いているのです。

やはり罠猟中心では限界があるようです。

その要因は捕獲作業の効率性を考えると、罠を仕掛ける場所が林道沿いが主となってしまうから。

奥山の山頂や尾根付近に陣取るニホンジカの大本営には、なかなか斬り込めないのです。

そこで猟犬を使った巻き狩りを・・・

と言いたいところですが、これも近頃は難しくなってきました。

タツ役の減少や高齢化により、以前のようにタツ配置できなかったりと。

また、それらの要因と共に猟犬も減ってしまいました。

先輩勢子方がヤメてしまったら・・・と。

私としてはとても寂しい限り。

勢子の生き残り状態に陥りそうです。

いずれにせよ勢子としての役割上、ニホンジカの大本営を直撃することも多い私。

先の猟期中に、この目で確認した事はただ一つ。

猟期始めも猟期終盤も、ニホンジカの概算的な生息密度に全く変化は見られず。

捕獲しやすい小さな山では、さすがにその姿を見ることは減りましたが、大きな山では相変わらずのニホンジカの楽園状態。

尾根から見下ろす獣道を逃げて行くニホンジカの群れ。
08915.jpg

その光景を床に就いてから思い出せば、深い眠りへと誘ってくれそう。

シカが1匹・・・シカが2匹・・・シカが3匹・・・と、ずっと。

ダメかな、逆に寝られなくなりそう・・・無力感で。

そんなことで捕獲の手を緩めれば、3・4年で以前の高い生息密度に戻ってしまう事は容易に想像がつきます。

だからといって、環境省によるニホンジカ捕獲報奨金制度もヤメて頂きたい。

括り罠の錯誤捕獲により、どれだけ多くのニホンジカ以外の野生動物が命を落としているのかを役人たちは知っているのだろうか。

合法の括り罠を装った違法罠で。

そして、報奨金はそれ以外にも様々な調和を乱す。

私はそれも耐え難いのです。

環境省には、もっと長期的な展望に基づいて事に当たって頂きたい。

狩猟者登録証の数字を眺めながら、切にそれを願うのでした。



応援ありがとうございます!
にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

スポンサーサイト



コメント


管理者にだけ表示を許可する