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生きもの二人三脚

厄介猟師の常套手段

先日、猟友会会長が困った顔で私に相談をしてきました。

その内容を聞いて呆れてしまった私。

来週日曜日に、地域の猟友会が合同で行う「ニホンジカ管理捕獲」についてでした。

「あのな、あっきょ君、Mさんがアンタの犬と自分の犬がケンカをするから、アンタの犬を連れて来るなと言うんだよ」と。

そんな話を裏でコソコソと会長にしてきたそう。

このM氏はこの地域では幅を利かせているものの、多くの猟師から毛嫌いされている自己中心的な思考に囚われた人。

調整型の人格者でもある会長は、そのことも踏まえて悩んでいる様子。

会長は私の猟犬たちのことを熟知しています。

なので、M氏のことを信用していない会長は、その話に違和感を覚えて私に事実を確認したのです。

実際の話は、M氏の犬が発情期中、我が家のコーシンと偶発的にケンカをしてしまっただけの事。

M氏の犬もコーシンも、普段はシッカリと仕事をする実直な猟犬。

共猟中は2頭ともに無心で獲物捜索をしていました。

しかし、2頭を回収し、猟車に乗せようとした時にM氏の犬の後ろにコーシンが位置してしまってケンカに。

これは、そんな状態の犬を連れて来たM氏に原因の発端があります。

2頭は悪くないのです。

発情期に入り神経が過敏になっているメス犬は、背後に近寄った犬に対して攻撃的になります。

攻撃された犬がオスならば、ケンカになるような事は殆どありません。

ところが相手がメスだと、そうもいかないことも。

コーシンはメスで、おまけに気が強い。

ケンカ自体は「いけない!」と注意をしたらヤメるレベルでした。

その出来事をM氏は利用したのです。

問題は2頭よりもM氏の人格にあったと言えるのです。

M氏は自分の犬を溺愛するがあまり「オレの犬は最高だ」などと周りに言い回るような犬持ち。

また出しゃばりで、自己中心的思考の持ち主。

そんなM氏にとって、我が家の猟犬たちは邪魔な存在。

以前から、違和感を感じていましたが、ここまで愚かだったとは。

私は「それは事実とは違いますよ」と、その経緯を会長に話したのでした。

すると会長はもちろん、隣にいた分会会長も口を揃えて「やっぱりね」と。

それほどにM氏は、こちらの地域では「厄介者」とされているのです。

M氏のこの行為は、自己中心的犬持ちの常套手段でもあります。

「自分の犬で手柄を立てて、皆に振り向いて貰いたい、認めてもらいたい」

「自分が唯一無二の存在になりたい」

つまり「あの犬は喧嘩っ早い。相性が悪い」とは、犬を利用するしか自分をアピールできない情けない犬持ちが、他の犬持ちを排除するための言い回しなのです。

「他人の犬のことを悪く言うことは絶対にしてはならない」との師匠の教え。

ましてやそれが意図的に仕組んだ偽りだとすれば、これはもう言語道断。

この話は、いずれは大きな問題へと繋がっていくでしょう。

私がこの管理捕獲に犬たちを連れて参加するかどうかを直接確認してきた他の分会の先輩方。

合同で行うような広大な猟場で、実績を上げられる猟犬編制を有する犬持ちは、こちらの地域では私を含めて3名のみ。

しかし、足が達者な勢子は私と先輩勢子のTさんだけ。

もう一人のM氏は歩くこともままならないため、ただ犬を放すだけ。

とても勢子と呼べるレベルに無いのです。

よって直接確認の電話を入れてきた先輩方からは「おまえが犬を連れてこないと無理だぞ。頼むな」と。

また、私が所属していた猟隊の先輩方や有害鳥獣捕獲隊の面々からも「頼むな」と。

私が犬を連れて来なければ「なんで?」となり、中にはその事情に怒り出す人もいるでしょう。

皆さんは、私と私の犬たちのことを良く知っていますから。

そのうちにM氏は自分で自分の首を絞めてしまった事に気が付くでしょう。

猟期中の自分の猟場での巻き狩りならいざ知らず。

このニホンジカ管理捕獲は遊びではなく、県からの要請を受けた皆が合同で行う「業務」なのですから。

公私混同は許されないのです。



なぁコーシンよ、とんだ濡れ衣だな。
05616.jpg

でも、皆はオマエの味方だぞ。

俺たちは静かにしておこう。

それが一番だな。



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コメント


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うーん・・・

 どんな趣味の世界にも、どうにかならんかこのヒトってひとがいますね。なんというのか、自己認証欲求や自己顕示欲ばかり高くて、どうにも鼻持ちならない・・・。私も今通っているフィールド通いをもう、このヒト一人のために打ち切ろうかなぁ、と思うことがあり・・・。つらいです・・・。

まっちゃん | URL | 2021-05-26 (Wed) 21:35 [編集 ]


そんな人がどこにでもいるんですね^以前、こっちのグループにもいてみんなから嫌われて、結局はグループから外されました(笑) 現在は相手する人もいなくなりました。

奄美の犬きち | URL | 2021-05-27 (Thu) 08:00 [編集 ]


まっちゃんさん

ペナルティが無い世界だと、やりたい放題の人が必ず出て来るものです。
そこが職場とは違うところですよね。
私はこんな性格ですので、状況によって注意をしたり、距離を置いたり、時にはブチ切れたフリをしてみたりと色々。
中には改めてくれる人もいて、そんな人とは不思議と深い付き合いになったりもします。
でも、今回の場合は重症者。
私はギブアップです。
お互いに困ったものですね。

あっきょ | URL | 2021-05-27 (Thu) 16:17 [編集 ]


奄美の犬きちさん

このM氏がまさしくそんな人。
でも優良な猟場を代々受け継いでいるため、それを利用して何とか周りの猟師たちとヨリを戻そうとアレコレと。
ところが生来の性格により、その穴を広げるばかり。
そして今回は大穴を開けてしまったのです。
私を支えてくれている先輩方の逆鱗に触れることでしょう。
見ていて哀れに思えてきます。

あっきょ | URL | 2021-05-27 (Thu) 16:26 [編集 ]


困りもの

「猟師の敵は猟師」なんて言われていたものですが、今でもその体質は変わっていませんよね。
(愛護も面倒だけど…)

こういう事も含めて、狩猟を始める時には「1から10まで自分で出来るハンターになろう」と思った私です。

じゃん | URL | 2021-05-28 (Fri) 23:22 [編集 ]


じゃんさん

ハッキリ言って異常な世界ですよね。
自分が狩猟者であることを恥じる感覚に近頃は苛まれます。
連中と同じ人種と思われたくないと。
言われるように、いざという時は一人でやればいいだけ。
関わらないのが一番ですね。

あっきょ | URL | 2021-05-29 (Sat) 08:22 [編集 ]