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生きもの二人三脚

夕暮れの調べに誘われ

我が家の狭い庭で遠慮なくフルパワーで駆け回る猟犬たち。
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そのたびに庭砂利が道まで飛び散り、私は外に出ての石拾い。

なおもハシャギ続ける猟犬たちは、仕舞には お互いに絡みだす。
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と、通り向かいのピアノ教室から、聞き覚えのある調べが。

映画タイタニックの曲でした。

生徒さんの電子ピアノによる自動伴奏付きの見事な演奏。

犬舎の清掃をしていた私は、しばし手を止め聴き入ってしまいました。

頭に浮かぶのは、あの名シーン。

あぁ、私も あんなアバンチュールな恋がしてみたかった。。。

さて、犬舎がキレイになったから、猟犬たちを呼ぶかな。

タイタニックの曲が流れる中、庭表に向かってみると・・・

おぉ、犬たちも分かっているのか。

船首の、あの二人による名シーンを演じてくれていました。
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犬流に。。。

ならば金剛がデカプリオか。

女優役はオス犬の零・・・なんかイヤそう。

どうやら、このマウンティングは順位付けより、繁殖の予備行動。

「いけません!」

注意をするとスグにヤメることから、金剛に後ろめたさは ある様子。

この犬のマウンティング行動には様々な意味があります。

しかし放っておくと、仲間割れの引き金を引いてしまう場合も。

だからと言って全てが「いけません!」という訳でもありません。

って、いつまで やっとんねん!
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近いうちに私なりの分析結果を記してみたいと思います。

題して『犬のマウンティング行動における一考察』

そっちもかい!
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コーシン、女優さんが後ろから抱き着いたらアカン!

諦め気味のユキカゼ号。

気が付けば・・・

お次は、リチャードクレイダーマンの曲・・・で、少し引っかかり気味。

でも、そのうちに上手になるでしょう。



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猟銃所持における決まり事

昨日は猟銃所持許可更新に伴う猟銃等講習会の受講の申し込みを行いました。

この3年ごとの猟銃所持許可更新の手続きは面倒ではありますが、法律により定められているため、こればかりは仕方がありません。

しかし、そうは言っても「極めて危険性の高い道具を所持・管理している」との意識を維持する上でも、適切かつ必要な手続きだと実感しています。

そんな中で考えてしまうのです。

これほどの労力と税金を使って一般国民が猟銃を所持する意味とは何なのだろうかと。

やはり真っ先に頭に浮かぶのは獣害対策。
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これを国家機関、つまり公務員が対処した場合は膨大な税金が投入されるはずです。

以前、ある都道府県で実施された自衛隊によるシカの捕獲。

その時の実績は捕獲の難しさを如実に物語るものでした。

シカ1頭を捕獲するために費やされた税金は65万円ほど。

これを猟師に任せれば管理捕獲枠内であっても桁違いに効果的。

税金から捻出される捕獲報奨金は地域により様々ですが、1頭で約1~3万円。

私と相方のように捕獲報奨金を請求しない猟師の場合は1頭0円。

凄腕の罠師などは、1人で1年に200~500頭ほどシカを捕獲します。

そんな罠師は罠に掛かったシカを仕留めるにあたっては、よほどの事がない限り猟銃を使用しませんが、大抵は皆さん所持許可者。

国の費用対効果の高さとしては文句ナシなのです。

これを自衛隊にヤラせてはダメ。

自衛隊には本来のあるべき姿で国民を守っていただきたいのです。

と、損得勘定でばかり考えている訳ではありませんが・・・

猟師に関しては、獣害対策や正常な生態系バランスの維持において、準公務員的ボランティアとの見方も出来ます。

つまり、それだけでも一般国民が猟銃を所持する意味が十分にある。

さて、次に思い浮かぶのは、狩猟や猟銃においての文化やスポーツとしての捉え方。

これは私としても実に意味深いモノで大切です。

他には「人類が作り出した道具を必要に応じて皆が平等に使用できる」との民主主義的な考えに基づくもの。

包丁やナイフ、大工道具なども同じような物ですし、考えてみれば車やバイクだってそう。

その延長線上に猟銃があるように思います。

ただし!

日本では「猟銃が好き♪」だけでは法律の下、基本的に猟銃は所持できません。

法律に基づいた使用目的を示し、それにおいても許可を得る必要があるのです。

でも、このあたりの法律と現実とのスキマに問題が潜んでいるようにも思います。

猟友会としても、もっと出来ることは ないのだろうか。

「自分たちさえ良ければ それでいい」的な考えでは自らの居場所を狭めるようにも思います。

精神科医による、目くら判的診断書よりかは意味のある何かを考えなくては。

国が丸投げしている訳ではありませんが、精神科医だって、きっと嫌でしょうに。

いずれにせよ、面倒だけど大切な猟銃所持許可更新。

安全意識の維持のためにも、心して臨みたいと思います。



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私を誰だと思っているのだ

私の職場にはネズミが生息しています。

過去には、そのネズミが原因で主要部門が大停電を起こしたり・・・

自然由来の高価な薬品を食い荒らされたりと大変でした。

一袋で5万円もする・・・

そこで白羽の矢が立ったのが私。

当時の上司が「あっきょ君、キミはネズミ退治が得意だったな」と。

現在の会社に転職する前は釣具屋を営んでいました。

その時に売り物のチヌ・グレの袋エサをネズミに食い荒らされて対処。

上司には笑い話として、そんな事を話していたのです。

昔ながらの、バネで「パチン!」と一撃タイプのネズミ捕りが私の相棒でした。

そんなことで、転職した今の会社でも同じように次から次へとネズミを捕獲。

上司だけではなく、社長までもが直々に私の猟果?を労ってくれたのです。

私は自分の仕事では褒められませんが・・・

ネズミを捕獲して褒められるという不思議な社員。

でも、この年は私が行っていた実験がたまたま上手くいって、会社に更なる利益をもたらした功績と併せて、年間優秀提案賞を頂きました。

私的にはネズミの捕獲で受賞したと自負しています。。。
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あれから随分と時が過ぎ、ネズミによる被害は激減。

一時は専門業者の大手にネズミ捕りを依頼したこともありましたが、効果はイマイチ。

よって、私がまたもや立ち上がり、全社屋に睨みを効かせる役に。

テキメンにネズミが減ったのです。

いったい私は職場で何をやっているのだろう。。。

そんな中、挑戦的な出来事がありました。

私のデスクがある部屋は制御室でもあるため、大掛かりな電子機器が色々と設置してあります。

ところが昨今の猛暑で室温が上昇傾向となり、それに伴い基盤のトラブルが増えてしまったのです。

従来のエアコン1機では冷やしきれないと判断。

そこで先日、エアコンを2機に。

そうしたところ制御室が より快適な環境となりました。

これで基盤のトラブルが減り、長持ちもするはずです。

ところが・・・

早朝に出社して、デスク横の書棚から書類を取ろうとしたところ、その上にはネズミの糞。

彼らにおいても快適な環境となってしまったようなのです。

調べてみると所々で糞を発見。

どこから室内に入ったのだろう。

油断している間にネズミたちが増えてしまったのかもしれません。

それにしても、私の書類の上にわざわざ糞をしなくてもいいのに。

また静かなる戦いが始まりそうです。

今回は「パチン!」の一撃タイプはヤメて・・・

生け捕りタイプで攻めてみます。
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糞のサイズからして、経験の浅い若い個体群であることは明らか。

それならば生け捕りタイプで十分。

カゴの中で慌てふためく若ネズミたち。

「なんで捕まっちゃったんだ~!」

私は一言。

「坊やだからさ」と、なるはず。

しかし、知能も経験値も高い成体はこのタイプには殆ど入りません。

また、業者が使う粘着タイプの私の評価はイマイチ。

捕獲率が低いのです。

殺鼠剤は死骸を回収できないため、社屋では使いたくないし。

イタズラに若ネズミたちを刺激したくないため、今回は生け捕りタイプに徹するか。

まずは餌付けから始めたいと思います。

イノシシもネズミも基本は同じ。

箱罠の小っちゃいバージョンみたいなモノですし。



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獲物でノッポさん

狩猟を始めた年に捕獲したイノシシの牙を有効利用してみることにしました。

左が下顎で右が上顎。
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6人がかりで猟車に積み込んだのを思い出します。

少し前までは、こんなサイズのイノシシが結構いたのです。

今はニホンジカ管理捕獲による錯誤捕獲や、豚熱の影響で殆ど見られなくなりましたが。

・・・・・

さて、折角なので牙を何かに加工してみることにしました。

以前には下顎の左側の牙で、娘にネックレスを作製。

一度も身に付けてくれませんが。

今回は残りの右側の牙でキーホルダーを作ってみます。
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では作業開始。

頭の中では「♪でっきるっかな でっきるっかな・・・」と、あの曲が巡ります。

まずは牙の付け根の薄い部分を補強します。

この部分は、思いのほか割れやすいのです。

木工用エポキシパテと牙は相性がいいため、コレで付け根の穴埋めを。
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同時にパテが固まる前に金具を埋め込みます。
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パテは固まると木材と同じか、それ以上の硬度となるため、後でねじ込んでもいいでしょう。

加工性の良さも木材と同じです。

パテが固まれば出来上がり。
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しかし、それでは少し寂しい。

100均の飾り糸で補強を兼ねたアクセント付けをしてみます。

釣竿のガイド付けや、ジョイント部の補強と同じ感じで。
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あとは飾り糸にニスを染み込ませて保護(エポキシ樹脂ならば尚よし)。

乾いたら出来上がり。

この存在感ならば落とさないし、落としても見つけやすそう。

早速、猟車のキーホルダーとしてみました。
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シカ角のシフトノブと併せて実に猟師の車っぽい。
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形から入ることは大切です。。。

でも、ポケットに穴が開かないように気を付けないと。。。



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凄い薬と犬

なんだか庭中がマダニだらけなのです。

でも、それはエサが沢山あるのだから当たり前。

そのエサとは猟犬たちと私。
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先日は脚とお腹をマダニに噛まれてしまいました。

マダニは成長過程において4回ほど まとめ食い(吸い)をします。

生きものに寄生して血を吸い、お腹イッパイになったら地面に落ちて休眠状態に。

これを繰り返して大きくなるのです。

そんなマダニたちは更にサイズアップしている。

有害鳥獣捕獲に犬を出動させると、これだからイヤ。

しかし、先輩勢子さんに任せっきりも申し訳ない。

と言いながらも、捕獲業務の職場放棄しっぱなしの私。

今年は何かと私事で忙しいのです。

・・・・・

やはりフィラリア症予防薬(マダニにも効くタイプ)を投与していない4月が危険な月。

その4月に猟犬たちに取り付いて血を吸い、その後に落下。

我が家の庭の砂利の下で脱皮を繰り返して、またもや猟犬に取り付く。
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5月からは薬を投与しているため、血を吸ったマダニは死んでしまうようですが・・・

タイミングが悪いと生き残るマダニがいるのです。

4月の有害鳥獣捕獲で、フロントラインや首皮に染み込ませるタイプの薬の使用しなかったのが敗因。

これで4月の薬の投与をサボってはダメなことが良く分かりました。

それにしてもフィラリア症予防薬とは凄すぎる。

恐ろしくも頼もしい薬ではありますが、その効き目に一抹の不安も感じます。

犬の寿命を飛躍的に伸ばしてくれる薬ではありますが。

そんな薬も我が家では呆れるほどの量。
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全部の薬が無くなる頃には冬になっています。

温暖化は蚊の味方でもあるようです。



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先輩猟師を思い出す

昨年のニホンジカ管理捕獲の実施中に皆さんに大迷惑を掛けてしまった私。

猟車のカギを獲物の引き出しと積み込み最中に落としたのです。

貴重品の管理についても、若手たちにアレコレとアドバイスをしている立場なのに。

恥ずかしいやら情けないやら申し訳ないやら。

アナグマの穴があったら入りたいくらい。。。

その時に最後まで懸命に探して下さったKさん。

・・・・・

しかし、Kさんは今年の1月に亡くなりました。

有害鳥獣捕獲の作業中に交通事故に遭ってしまったのです。

本当に不運な事故でした。

先日は、Kさんのおかげでカギを発見できた管理捕獲から 丸一年が経った日。

また月命日も近かったことから事故現場へと。
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ささやかではありますが、今回は黄色で。
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Kさんは私が狩猟を始めた頃からの良き先輩。

見切り、作戦、射術、解体など、全てを手本とさせて頂いていた凄腕猟師。

勢子として未熟な私ですが、その頑張りを認めてくれていた数少ない一人でもありました。

私と私の犬たちを、いつもフォローしてくれたのです。

なので、Kさんの猟犬用GPS受信機には我が家の猟犬たちを登録。

「あっきょ君の犬を登録してよ」と、お願いされたのを思い出します。

Kさんが亡くなり、GPS機は、遺品となってしまった狩猟道具の一つに。

ところが、それを思い出した会長が遺族の方にお願いしてくれたのです。

よってKさんのGPS機は、忘れ形見として私の手元に今はあります。

猟犬の登録は、そのままでした。

猟車の鍵を眺めていると、そんなKさんを思い出し、感慨に耽るのです。

草が生い茂る地べたを、目を皿のようにしてカギを探して下さったKさん。

あの時の感謝は忘れません。

本当は落とすこと自体に問題があるのですが。

そうだ、もっと目立つキーホルダーとしよう。

万が一のために。

やはり猟師っぽい物にしてみるかな。



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目指せ PPK親子

昨日の出来事で色々と考えてしまいました。

一人暮らしでも日常生活が送れると思っていた年老いた親。

ところが次第に自分で出来ることが少なくなり、同時に徘徊を始めてしまう。

これは他人事ではないと。

私の両親は二人とも高齢ではあれ、今は元気。

しかし、3年前は大変でした。

母の転倒による右腕の粉砕骨折と、父の急性前立腺炎の発症が同時に起こってしまったのです。

高齢になってから山の中なんぞに移住するものだから、私はそのケアでバタバタ。

おまけにコロナ禍真っ只中で、父は入院させてもらえずで、毎日点滴通い。
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今思えば二人とも、よくぞまぁここまで回復したものです。
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これぞまさしくV字回復。。。黄色過ぎ。。。
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でも、こんな事はいつまでも続くものではない。

実は猟犬たちの犬舎移設計画は、親が下界の我が家で生活してもらうことを想定しての事でもあるのです。

親に清々と暮らしてもらうには、あまりに小さな家と庭ですので。

それに父も母も大の犬嫌い。

母なんぞはユキカゼ号に怖くて近寄れない。
仲良し

こんなにラブリー&フレンドリーなのに。
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現在、父は88歳で、母は79歳。

父は「オレは95歳まで生きる!」と宣言しています。

母も、祖母が102歳まで頑張ったことを考えると、あと30年は大丈夫そうな予感。

本人的には祖母超えを狙っていると思われます。

もはや、妖怪の域に達しているとも言えるでしょう。。。ガンバレ♪

今は山中に棲む山姥さながらですから。
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でも、山姥が徘徊を始めたら、それこそ大変。

GPS発信機でも装着しないと探せない。
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いや、猟犬に探してもらうのが一番早いかな。

いやいや、母を探さずにイノシシを探しに行ってしまうはず。

・・・・・

そんなことで、昨日の山際の家に住む お婆ちゃんと母が重なるのです。

やはり犬舎移設は待った無し。

私も健康に気を付けて、両親に負けないように健康寿命を全うしなくては。

健康一番! 健康に感謝!

そして長生きしてバリバリ働き、狩猟も頑張り、最後はピンピンコロリ!

今週末も両親の様子を見に行かないと。

私だけが頼りなようですから。




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今日の出来事

早朝、いつもの通勤路をバイクにて職場に向かっていたところ、ビックリする出来事がありました。

この通勤路沿いの山はイノシシやシカが多く、有害鳥獣捕獲を時々行います。
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よって、この道では過去に30貫近い大イノシシと遭遇したり、12貫ほどのイノシシと接触したりと、走行中に色々とありました。

また最近では横断中のシカと車が衝突した事故があったりと。

いずれにしても夜間や交通量の少ない早朝は、注意が必要な山際の道なのです。

そんなことで、注意をしながらも朝の爽やかな空気を感じながら その山際の道を走行していたところ・・・

100mほど先の路上の中央に うずくまっている物体を発見。

私の猟師としての鋭い勘は、イノシシが車に轢かれて倒れていると即座に判断。

速度を落として近付いてみると・・・

その距離、およそ50m程か。

なんだかカラフルなイノシシ。

ピンク色?

えっ! ええっ‼ えらいこっちゃ!!!

それは薄ピンク色のカーディガンを羽織った お婆ちゃんでした。

私は慌ててバイクを路肩に停め、お婆ちゃんに駆け寄ります。

「大丈夫ですか!」

幸い、お婆ちゃんは車に轢かれたのではなく、歩けなくなって うずくまっていたよう。

足を見ると靴は履いておらず靴下のまま。

その靴下はあまり汚れていない。

家は近くなはずだ。

私はお婆ちゃんに問いかけました。

しかし、その受け答えは的を射ておらず、認知的にも少々反応がおかしい。

何を話しているのか聞き取れないのです。

朝の5時台だったため、その間も車は一台も通らず、そして人も全くいない。

私は、お婆ちゃんを一旦安全な場所に移動させて・・・

近くに室内の明かりが点灯している家があったため、呼び鈴をピンポン。

出てきたのは出勤準備中と思われる男性で、胸ポケットには『○○バス』のネームプレートが差してありました。

事情を話して、お婆ちゃんを確認してもらったところ・・・

「あっ、この方は お隣のお婆ちゃんです。一人暮らしなんですよ」と。

一緒にお婆ちゃんを抱えて家まで運んで下さいました。

そして、その男性は同居していると思われる お母様を呼び、お婆ちゃんのケアをバトンタッチ。

「あとは母に任せましょう。そちら(私)も会社に向かわれるんですよね」と、男性が機転を利かせて下さったのです。

男性からは私の電話番号と名前を聞かれたため、メモ紙にそれを。

お互いに、もしもお婆ちゃんがケガをしていた場合には、状況説明をする必要があると考えたからです。

私はその場を離れ職場へと。

職場に着いてスマホで時間を確認・・・と、見知らぬ番号からの着信履歴。

すぐに掛け直すと、先程のお婆ちゃんの娘さんからの電話でした。

お隣さんから連絡を受けて、お婆ちゃんの家に駆け付けたのでしょう。

御礼の電話でした。

お婆ちゃんにケガなどは全く無いとのことで一安心。

まずは良かった。

それはそうと・・・

一緒にお婆ちゃんを助けて下さった男性のネームプレートの勤め先は、いつも猟車の車検などをお願いしている会社。
リフトアップ

ビッグホーンも面倒を見てもらっているし。

今度、その会社に行ったら挨拶でもしようかな。



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新たなる友

犬舎移設計画の思わぬ流れの中で出会った不動産屋のIさん。

なぜ山林・農地・雑地の売買に明るいのかが分かりました。
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以前はメガソーラー発電所の用地探しを多く手掛けていたそうなのです。

広大な山林を切り開きソーラーパネルを一面に設置する、今ではお馴染みの光景が頭に浮かびます。

ところがメガソーラー発電所業者の、説明とは異なる やり口に嫌気が差してヤメたそう。

「地元に雇用を生み出す」との触れ込みで地元の人たちに理解を得たものの、実際に運用が始まってみると、それは偽り。

周辺の草刈りしか仕事が無く、それも驚くほどの低賃金。

その他の作業は、全てメガソーラー発電所の業者が行う。

「当初の話と違う」と、Iさんは地元の人たちと共に抗議をしたそう。

地元に残されたのは自然破壊だけだったのです。

「私は業者に利用されてしまったんです」と悔しさを伺わせるIさん。

お互いにゼンリンの地図を眺めながら、そんな話をしたのでした。

そこからは私が狩猟や猟犬の話を。

ここで、またもや意外な話に展開。

「この地区の耕作放棄地も売却処分してほしいと頼まれているんですよ」と示された場所は私の猟場の山。

私は「えっ、この山はシカだらけなんですよ。この前の猟期は、ここだけで20頭以上シカが獲れました」と。
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すると「私はシカ肉が大好きなんですよ♪」と、Iさん。

「衛生面を考慮して、背ロースなどはタタキにして生姜醤油で食べると抜群に旨いですよ」と私。
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「そうそう、私も それ大好きです♪」と目を輝かせるIさん。

その後も私たちはジビエ話で盛り上がってしまいました。
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Iさんは、この日曜日にも友人たちと庭で飲み会を開いたそう。

最後に「あっきょさんも良かったら一緒に飲まない?」と誘ってくださいました。

犬舎移設予定地の話からドンドン脱線して・・・で、軌道修正。

今週中に私が依頼した土地を調査してくれるとのこと。

Iさん、お願い致します。

でもメガソーラー用地ほど広くなくていいですよ。。。




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食の優等生

「大手商社が揃って過去最高益を上げている」とのニュースを耳にしますが、いかがなものだろうか。

その裏では多くの人たちが頭を抱えている。

でも「儲けるなら今だ」「この機に乗じて」は、人間の本質なのかもしれません。

それは、今も昔も変わらないようです。

そうは言っても、一日も早く需要と供給のバランスが適正化することを望みます。

ところが、この「適正化」は何を以てそう判断できるのだろう。

不足しなければ いいのか? 安ければ いいのか?

それでは利益構造が私たち寄りになるだけ。

そう考えると買う側にも「責任はある」と言えます。

そんな思いで食べる玉子かけご飯。

かつては「玉子は物価の優等生」などと言われていても、鶏卵生産者の方々は、あまり嬉しくなかったはず。

このところの玉子価格の高騰で、少しは儲かっていればいいのですが。

しかし、飼料や光熱費の高騰で更に厳しい状況に置かれているのは明らか。

世界情勢の影響をまともに受けているはずです。

そこに追い打ちをかける鳥インフルエンザ。

これは心して玉子をいただかなければ。

思いを強めるために、イノシシ肉の焼肉をトッピング。
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ちょうど良い量が残っていました。

うん、旨い、間違いない。

焼肉のタレと、イノシシ肉の旨味が玉子と合う。

「物価」ではなく、本来は「玉子は食の優等生」と呼んであげなくては。

今は只々、鶏卵生産者の方々とニワトリたちに感謝なのであります。



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