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生きもの二人三脚

犬舎移設予定地の更なる展開

昨日、犬舎移設予定地の草刈りを始めようとしたところ、思わぬ展開となってしまいました。

ある意味、幸運だったようにも。

この土地の地主さんと私、そして隣の区画の地主さんと三人で世間話をしていたところ、こんな話に。

ひょんなことから「それを考えたらマズイな」と、三人顔を見合わせてタメ息を。

毎日の犬の世話や、私が寝泊まりすることも想定した中での問題点が浮上したのです。

隣の区画を見せて頂くと、そこには激しい土石流の跡。

地主さん方曰く、予定地へのアクセス路沿いでは、ここ数年、土石崩れの発生頻度が高まったと言うのです。

4年前の豪雨では、土砂が道を塞ぎ、犬舎移設予定地の手前まで到達したそう。

後の道路復旧作業では、隣の区画の土砂をある程度取り除いたそうですが、土地の3分の1ほどが未だに土砂に埋もれたまま。

この土砂を取り除くと更なる危険が想定されるため、土留めとして、そのままにしているのだとか。
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災害発生から道路の復旧まで数週間を要したことから「畑なんて放っておいてもいいけど、犬はそうはいかねえな」と地主さん方。

そうしたところ、この二人の地主さんがある提案をして下さいました。

知り合いの方が、近くにもっと安全な土地を所有していると言うのです。

土地面積は狭くなりますが電気と水道が使える場所だそうで、周りに民家は無し。

狭い分、土地の価格が半分以下になる上に、土地分割等の登記手数料も大幅に安く抑えられるため、私にとっては好都合。

早速、確認しに行くと、そこは安全な地形かつアクセス路もシッカリしている。

また電気と水道が使えるのもありがたい。

これならば寝泊まりしても困らないし、犬の世話も獲物の解体作業もバッチリ。

おまけに周りには同じような区画が幾つもあり、どこも草ぼうぼう。

隣接する土地もあたってみるかな。

GWが明けたら法務局に向かい、所有者を調べて交渉するのもアリ。

それにしても僻地選定と交渉の何と難しい事か。

この6年、どれだけの障壁に阻まれただろう。

はじめの土地は地主の相続権の問題で立ち消え。

2箇所目は台風の大雨で過去に床下浸水を起こした土地と判明し、交渉中止。

3箇所目は耐震基準に達していない建物を取り壊さないと許可が下りない避難路横の土地で断念。

この後、コロナ禍に突入して土地探しは頓挫。

コロナ禍が収まりだしての4箇所目は、農林事務所に難色を示されてアウト。

5箇所目は地主さんからの犬飼育の許可が下りずにサヨウナラ。

そして今回の6箇所目の土地は、土砂災害の可能性あり。

さて、7箇所目や如何に。

本当は、お金をケチらなければ、とっくの昔に決まっていたはず。

それとも私の目移りが激しすぎるのか。

いや、そんなことはない。

すべては縁なのでしょう。

ところで、GWは何しましょ。。。



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若手ハンターに学ぶ

ここ数年、私の職場では人材不足が続いています。

様々な面で大企業には遠く及ばないため、無理もないのですが。

そうは言っても今年も15名の新入社員が入社して、GWを前にそれぞれの配属先に着任し、頑張っているようです。

私は所属する部署全体の社員教育を任されており、何かと苦労が絶えません。

中でも問題社員には一喜一憂することが多く「三歩進んで二歩下がる」なんてことも頻繁に。

だからといって手を抜くわけにはいかない社員教育。

本来の能力を引きだして、仕事に喜びを感じてもらい、有用な一人として長く勤めてもらうのが目的ですから。

毎度の事ながら、有名大学を出ていても社会人として大切なモノを身に付けていない新入社員が散見されます。

まずは道理や仕事に対する倫理観を説き・・・

周りの人を気遣うことはもちろん、自分を客観的に見ることを忘れないなどの当たり前を教えるところから。

また仕事でミスをした時にもアドバイスを。

「同じミスをしないために、次は何をするべきかを考えて」と。

失敗したことを隠したり誤魔化したり、失敗しても反省しない者には少々手を焼きますが、最終的には、その行為が自分ためにならない事を分かってくれます。

信用を失うことが最も自分の居場所を狭めてしまう事に気が付いてくれるのです。

その上で、正確な状況報告と、次への打開策がセットであることも重要だと理解してくれる。

ふっと思うと、これは狩猟でも同じ。
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「獲物を失中してしまったが、次はどうすればいいのか」と反省することも多いわけですから。

「あ~っ、しまった!もっとタツ場の見切りをしていれば良かった!次は下側に配置してみます!」

このように悔しさを露わにする若手の報告を耳にすると、私は嬉しくて仕方がありません。

失敗は成功の基とは、まさにこのこと。

近頃の若手ハンターには、この様な人が多いのも、時代の流れなのかもしれませんが、喜ばしい事でもあります。

そんな私が狩猟を始めた頃は、どうだったのだろう。

思い起こしてみると、状況報告は正確に行うものの、言い訳をしたり、笑って誤魔化したりで、もう最低。

「次はどうするか」などの打開策を発した記憶は薄いのです。

しかし「こんな事では先輩猟師たちからの信用を失ってしまう」と、焦り反省した記憶はあります。

その気持ちは今も変わらずで、気が付くと自然と次なる策を口にしている。

これは職場での指導者としての立場がそうさせたのか。

それとも猟場での先輩としての立場が自然と意識させたのか。

いずれにせよ立場が私を成長させてくれたことは確か。

また優秀な若手ハンターたちの私への報告や質問も、私の成長を後押ししてくれたようにも。

当初、私は安全狩猟のためにも鬼軍曹になるつもりでいましたが、その必要はまるで無し。

今はダメ軍曹にならないようにと必死の私。

とくに捕獲事業は遊びではなく仕事ですから尚更に。

今更ながらではありますが、見切りと経験的データに基づいた策を真剣に考えたいと思います。

でも、明日は雨の予報。

有害鳥獣捕獲は中止かな。





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GW作戦

さて、どうしましょ。

当初、犬舎移設地の作業を始めるにあたっては、一人でコツコツと行う予定でした。

ところが思いもよらないことに、強力な助っ人の方々が作業手伝いの名乗りを上げて下さったのです。

でも恐れ多くて「お願いします!」なんて言えない。

GW中に申し訳ないのです。

ところが皆さん「GWは何もヤルことが無いからさ♪」と言って下さいます。

先輩方の中には土建業者さんもいるため、心強いったらありゃしないのですが。

中には「ユンボも持って行くぞ!」なんて先輩も。

また、息子も「GWはそっちに帰って手伝うよ!」などと。

まぁ、息子は初めから奴隷のように働いてもらう予定でしたが。。。

そうしたところ一昨日には、猟友会会長が「オレも手伝うぞ!」と力強いお言葉を。

この土地は皆さんのアドバイスと協力により巡り合えた流れもあるため、その皆さんへの報告とお礼を伝えたつもりが・・・
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とにかく、ありがたいことです。

皆さんの心意気や親切な気持ちは、絶対に大切にしたいのであります。

ここは一つ計画をシッカリと立てて、進捗状況に合わせて有志の方々に作業手伝いをお願いすることにしました。

よって、まずは息子に一番バッターとして頑張ってもらうことに。

農学系の学徒でもある息子には、草刈りと畑区画の整地をお願いする予定。

私は外周柵設置に向けての準備を行い、GW中に柵の杭打ちまでは終えたい。

そこから先は、各分野のプロフェッショナルな先輩方に手伝っていただこうと考えています。

ところで・・・

猟師って、なんで土建関係の事業者が多いのだろう。

その場での工夫や対処の必要性が、狩猟のそれと通ずるからかな。

どちらも頭を使うし、センスが求められるし、楽しいし。

土地は雑地のため簡易的な物しか作れないけれど、様々なことが学べそう。

有意義なGWになりそうな予感がします。




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反抗期は好機

犬にも人間と同じように反抗期のようなモノがあります。

とくにオス犬にその傾向が強く表れるようで、これをそのままにすると、後々に厄介な事にもなるようです。

先輩猟師の中には、直接的に「飼い犬に手を咬まれる」状態となってしまった人が数人いて、どの方も同じような犬との接し方。

少々接し方が甘い上に、気まぐれな躾に違和感を覚えます。

やはりメリハリある犬との接し方と、一貫したブレの無い躾は大切。

これは愛玩犬でも同じだと思われますが、とくに猟犬の場合は可愛い可愛いではダメ。

奥底に眠る激しい気質を、躾により制御することが重要なのです。

そんなことで、我が家の猟犬のオスたちも色々とありました。
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つい先日は、生後10ヶ月になる三重地犬の金剛が指示に従わなくなり、教育的指導を。

面白いもので一瞬で矯正できた上に、さらに従順な犬へと変貌。

その方法は簡単です。

呼び戻しの指示に急に従わなくなり、庭中を逃げ回る金剛の首皮を掴み捕まえます。
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そして首皮を掴んだ手に口を近付けて、まるで私が咬んだかのように「ウ~ッ!」と唸り声を発する。

とにかく真剣に唸るのです。

すると「キャイン!」と、参ったの声を上げる金剛。

その時の金剛の気持ちは、こうだったはず。

「やっぱり父ちゃんは強いし絶対的にリーダーなんだな。もう逆らうのはヤメよう」と。

同時に「許してくれるかなぁ。父ちゃん、ごめんよ~」とも。

なので「キャイン!」の後に、私が「よし、分かればいいんだ」と軽く頭を撫でるまでが指導のセット。

この時に「父ちゃんも厳しく叱ってゴメンネ。驚かなくていいんだよ」との気持ちを悟られないようにするのがミソ。

それゆえの「軽く頭を撫でる」程度なのです。

今までも大抵は、この方法で見違えるように従順な犬となりました。
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とくに和犬は明確に変化すると感じます。

ユキカゼ号も1才半で反抗期となりましたが、この方法で一発矯正。

洋犬の場合も同じようなものですが、頑固者のミカサは、これを3回ほど行ったところバッチリと。
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トラも、そんな感じでした。

ところがミカサと兄弟犬のマルコは未だに反抗期が訪れず。

金剛と兄弟犬の零も、おおらかな性格で反抗期が訪れそうにない性格。
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(甘噛みされて喜ぶ零の図)

犬も色々なようです。

いずれにせよ、反抗期を好機と捉えて躾に利用すると、思いのほか上手くいくと感じた次第。

ただし、追いかけ回すのは狭い庭に限ります。

山中では捕まらずに逆効果となるのは明らか。

当たり前ですね。。。



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妄想キャンプ場

頭の中では着々と進んでいる犬舎設置計画。

敷地内には・・・

犬舎、猟師小屋、解体場と、あとは畑を作り、キャンプ場も設ける。

思いつくモノは何でも作りたい!

とくにキャンプ場は絶対に面白い。

『猟師体験キャンプ村』なんて名前を付けて一風変わった事をやってみるのもアリ。

テントは10張りくらいは可能かな。
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BBQ肉はイノシシ肉とシカ肉を無料サービス!の食べ放題!

野菜は畑の物を好きに使ってOK!

近くに温泉施設もあるから快適!

人数限定!犬舎の中で、お好みの猟犬と一緒に寝られる!!

いいかもしれない。。。

果たして、この土地で必要な許可が下りるのかは定かではありませんが。

夢を抱き続けることは私の活力の源。

妄想は尽きないのであります。




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小さな凄腕ハンター

こんな猟犬だらけの家なのに、ある生きものだけは逞しく生き抜いています。

毎年のように子を増やし世代を重ねているヤモリたち。

時には猟犬に発見されて食べられたり、猫のウメにオモチャにされてしまったり。

そんな悲運のヤモリもいますが、なぜかヤモリには魅力的な我が家。

その要因を探ってみました。

まずはカーポート屋根下の流木が、彼らの寝場であり産卵場となっています。
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まれに赤ちゃんヤモリが落ちてくることも。
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燻製器の裏も寝場。
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そのときの狩場は、玄関の照明に集まる蛾やガガンボ。
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ここは専ら夏場の狩場となっています。

では夏場以外の餌となる蛾やガガンボが少ない時季は、何を何処で食べているのだろう。

その一つの場所が壁と犬小屋の隙間であることを突き止めました。
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猟犬に寄って来るアカイエカや小バエを食べているのです。

実際にその様子も確認しています。

また、犬小屋は犬の体温で温かくなっているものと思われ、快適な越冬場所ともなっているのでしょう。

ある意味、ヤモリと猟犬は相利共生関係にあるとも言えます。

そんな中、極めつきの狩場は猟犬の糞バケツの裏。
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発見した時は感動すら覚えました。

そのバケツの裏に置いてある植木鉢の中に、必ず数匹は潜んでいて、虎視眈々と獲物を狙っているのです。
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獲物はもちろんバケツに集まる小バエ。

次から次へと集まる小バエを食べ放題。

「どうしたら、こんな場所が分かるのだろう」と、改めてヤモリの凄腕ハンターぶりを目の当たりに。

両生類や爬虫類の空間認識能力は極めて高く、狩場や寝場をシッカリと覚えています。

それはヤモリも例に漏れず。

私は・・・

猟場の地形を覚えられなかったり、迷ったり。

GPSが無ければ、実猟中に遭難していたであろうことも枚挙にいとまがありません。

そんな方向音痴の私のようなヤモリなら、とっくの昔に絶滅していたことでしょう。

ヤモリは大したもの。

「あっきょ君、空間認識能力の低い君とは違うのだよ、君とは」

ヤモリ師匠の声が庭から聞こえてくるようです。



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犬舎移設予定地の思わぬ落とし穴

この日曜日、実家を後にして向かったのは犬舎移設予定地。

GWから始めようと考えている作業を前に、敷地内の確認を行いました。

考えている作業の流れは、こんな感じ。

敷地内の障害物等の撤去。

草刈り(猟隊戦士カルンジャーに作業依頼)。

各設置場所の計測と地ならし。

外周の柵と犬舎設置作業の同時進行。

貯水タンクの設置。

電気の引き込み手続きと猟師小屋の設置。

残滓を埋立処理するための大きな穴掘り等。

これを次の猟期までに完成させる計画です。

かなり頑張らないと間に合いそうにありませんが。

敷地内には「♪この~木 なんの木 気になる木~」と歌いたくなるような種類を同定できている巨木が生えています。
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その裏に広がるのは、イノシシの寝場の痕跡が残る笹ボサ。
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清らかな川も流れています。
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敷地は猪犬訓練所が作れそうなほどの、まんま猟場。

と、死角だった場所に草をかき分けて行くと・・・

なんと!そこには大きな深い穴。

写真では分かり難いのですが、縦横ともに3mで、深さは1.5mはある。
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落ちたら大変、でも同じ大きさの穴を掘るのも大変。

どうやら元の地主さんが、この穴に建物解体時に発生したコンクリートブロック等を埋めて、地盤強化と嵩上げを行おうと考えていた様子。

強固な平坦地としたかったのでしょう。

ならば私は獲物の解体時に発生した残滓を埋めて、それらを土に戻すことに利用させて頂きます。

この大きな穴には驚きましたが、猟師にとってはありがたい穴なのです。

ただし穴の周囲を柵で囲んでおかないと、猟犬たちを放つと穴掘り大会になってしまうのは必至。

いずれにせよ作業は盛り沢山。

そんなことなので、今期の捕獲事業には参加できません。

なんて。

頑張られている猟友会会長の顔を思い出すと、そればかりは言えないな。

なんちゃって猟師の私でも、隊員不足の今となっては、もはや貴重な一人ですから。

とにかく時間が全然足りない。

あ~早くサラリーマンを辞めたい。

でも辞めたら生きていけない。

時間とお金は どちらも大切。

よって、欠勤も辞さない覚悟で休暇をフル活用することに。

私はヤル気満々の本気なのです。

ちょっとヘンな感じもするけれど。。。




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久々の息子

静岡より多くの乗り物を乗り継ぎ、なんとか式場に到着。

静かに眠るA君に別れを告げることができました。

別れの言葉の後には「オレがそっちに行くのは、もう少し待ててくれ。その時は酒の準備も頼むな」とも。

「当ったり前じゃん!」と、A君のいつもの口調が聞こえてくるような、にこやかな遺影に合掌。

奥様と娘さんに挨拶をして、友人と式場を後に。

都心に移動して、友人とA君を偲んで一献傾けました。

美食家だったA君。

そのA君の喜びそうな生ハムや魚介とジャガイモのアヒージョなどを肴に思い出話を。
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尽きないA君の話。

「今度は、俺ん家でジビエ料理をつつきながら続きを話そう」と、お店をあとに。

友人と再会を約束しての固い握手。

それぞれの改札口に向かったのでした。

私は息子が住む地区の小田急線のとある駅で下車。

まずは息子の部屋へ。
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それなりに一人暮らしを楽しんでいる様子。

では、久々に息子と食事にでも。

まずは串カツ屋。

酔っぱらって写真を撮るの忘れて・・・

慌てて撮影。
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次に〆のラーメン屋。

息子がラーメンスープでライスを食べているところ。
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旨そうな香りと見た目に写真を撮る前に完食してしまった私。

いずれも遅きに失した感は否めず。

迂闊でした。

よって以前に食べたときの写真を息子が送信。

いつもはこんな感じで、無料のライスも注文するそうです。
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そして午後0時の閉店。

ラーメン屋では私たちが最後の客となり、店を後にしました。

そして息子の部屋に戻り、就職先などの将来のことを語り合いながら・・・

私はベットで、息子はコタツで就寝。

早朝、私は猟犬の世話のために伊豆へと戻ることに。

小田急線で、まずは小田原駅へ。
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一刻も早く帰りたかったため、小田原駅からは新幹線で三島駅へ。
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三島駅からは更に早く帰りたかったため・・・
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それぞれ最新鋭の車両を乗り継ぎ、我が家へと。。。

着いたのは朝の8時半。

でも、今日の有害鳥獣捕獲は参加せず。

私はその足で実家へと向かい・・・

A君家族とは、家族ぐるみの付き合いでもあったため、両親にA君の報告を。

ガックリと肩を落としていた父と母。

このところ、A君の事で心の平穏を保つのが厳しかったのですが・・・

決して忘れることのない、心に深く刻まれた週末となったことは間違いありません。



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心の中の友人

先週に声を聞いたのが最後となってしまいました。

19日の早朝に友人A君は帰らぬ人に。

この日の朝、A君にラインを送ろうとメッセージを打ち込んだものの、送信をタッチできず。

なぜか「送信してはいけない」と感じてしまったのです。

でも、まさか。

早すぎる。

A君とは同じ中学と高校で、毎日一緒に通学し、部活動も同じでした。

その後、A君は工学系へ、私は水産系へと別々の道に進学。

ところが社会人となり、お互いが東京町田に戻ってからは、また一緒に通学ならぬ通勤。

A君の勤める会社と私の勤める会社の本社が都心の同じ区内だったのです。

2年後、私は四国に転勤となり、そこからは会う機会がお互いの節目の時くらいに。

後に私は静岡伊豆へ、A君は埼玉に居を構え、年賀状のやり取り程度で「いつでも会える」との安心感から、直接の連絡は殆ど取っていませんでした。

お互いに子育てや仕事が一段落したら、もっと頻繁に会えると考えていたのです。

ところが・・・

無念でなりません。

最後に会ったのは、私が狩猟を始めた頃でした。

A君は狩猟に対して、とても肯定的だったのを思い出します。

中学生の頃は、まだ鬱蒼とした森林が多く残っていた東京の町田市。

A君との遊び場は、もっぱら そんな森や田んぼでした。

生きものを捕まえて、飼育繁殖させることが大好きだった私を良く知っているA君。

私に対しては「大人になっても山を駆け回り、生きものを捕まえたいんだな」と思っていた事でしょう。

また、埼玉でも獣害問題を耳にしていたようで、捕獲業務の必要性も理解してくれていました。

そんなA君が伊豆に遊びに来たら、猪鍋をつつきながら酒を酌み交わそうと思っていたのですが。

・・・・・

この土曜日は通夜。

式場までは4時間ほど掛かります。

参列する友人たちとも久々に会うため、A君を偲んで語らいの場を設ける予定です。

なので、土曜日は東京の大学4年生になる息子の部屋に泊めてもらうことに。

未だに学生の頃と同じ活力を維持している私ではありますが、体の衰えからは逃れられない。

だからこそシッカリと体調管理を行い、A君を思いA君の分まで生きなくては。

心の中のA君は永遠に生きているのですから。



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町議猟師の行方や如何に

先日、こんなことがありました。

日曜日の静かな昼下がりに、我が家の猟犬たちが一斉に吠え始めたのです。

馴染の宅急便配達員さんにしては激しすぎる鳴き。

「何事かな?」と庭に出てみると、そこには現職町議の猟仲間さん。

それもスーツを着込んで奥様と二人で。

選挙活動の真っ最中でした。

とにかく頑張ってもらいたいのです。

我が家全員の清き票は、彼が公約を実現させるために微力ながらもプラスになるはず。

それは猟師仲間たちも思いは同じ。

よって当選は固い。

それでも油断せず、背水の陣で臨んで頂きたいのであります。

猟犬たちの狂気の叫びは、彼への熱烈エールだったのでしょう。

「おっ、捕獲隊のオッチャンだ♪選挙ガンバレ~!絶対に当選しろよ~!獲物に命中させろよ~!」と。

そうしたところ、次の週は更に激しい狂気の叫びが。

もう近所迷惑すぎ。

「誰かいな?」で庭に出てみると今度は現職の町長さん。

数人の運動員を引き連れて、庭で猟犬たちと対峙。

「騒がせちゃって、ごめんなさいね。シッカリと仕事をします!よろしくお願いします!」と町長さん。

私はこの方に一票を投じるつもりだったため「頑張ってください!応援してます!」とエールを。

それにしてもビックリしたな・・・町長直々にとは。

でも良かった、カノが町長に咬みつかなくて。。。
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ところで・・・

この町では、勢子は私だけ。

よって捕獲事業に関わる猟犬も然りで、我が家の犬たちだけに。

隣町の先輩勢子が応援してくれるため、まだ何とかなっていますが、先行きが心配です。

とくに、この時期からの有害鳥獣捕獲は、暑さとマダニやスズメバチとの戦いでもあります。

いくら準ボランティア活動とはいえ、厳し過ぎる。

猟犬たちだって熱中症などで命に係わる場合もあるし。

そんなリスクも今後は私一人で背負わなければ ならないのだろうか。

町長も、住宅地で猟犬を飼うことの大変さを身をもって分かってくれたはず。

何かの形で、町としても猟犬飼育への補助をお願いしたいところではあります。

警察犬、盲導犬と同じように働く犬なのだから。

7~9月まで捕獲業務は休みとなりますが、それ以外は事実上、捕獲業務漬け。

どこかで見直さないと、そのうちに行き詰まるように思うのは私だけでしょうか。




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