猟犬を引く時は、2頭までと私は決めています。
理由は一つ。
それより頭数を増やすと、ろくな事にならないから。
よって、単頭引きの場合も多いのです。
我が家の猟犬たちは、単頭引きでもイノシシが獲れるため、毎猟の猟スタイルに合わせて使い分けています。
今、飼育している猟犬は2系統。
ビーグルとプロットの交配種でもあるビープロ。

もう一つは、三重のとある地域の地犬と、狼谷系ワサマサや熊野地犬の交配の上に作出された、三重地犬。

どちらも中島猪犬訓練所さん由来で、大まかには洋犬系統と和犬系統となります。
ただし、三重地犬のカノだけは別。
中島猪犬訓練所と繋がりの深い、私の猟犬師匠でもある龍さんが作出された猪犬。
いずれにせよ、洋犬と和犬、その両方にブルテリアのエッセンスを感じることが出来ます。
若干の「咬み」の気質が加えられているのです。
そうでなければ、イノシシはなかなか止まらない。
その代償として、早く対処しないと大変な事にもなり兼ねませんが。
すると、捜索レンジを私の機動力に合わせてくれる和犬の方が対処が早い。
カノなどは実に手慣れたもの。

匂いでイノシシの大きさが分かるようで、7・8貫までの小ぶりなイノシシならば自分で仕留めてしまいます。
そして私の元へと戻ってきて「こっちに来て、獲ったよ♪」と、嬉し気に私をその場へと誘導。

反対に大イノシシを気取ると、私の顔を見てくる。
100~200m先に手強そうなイノシシが潜んでいるのを、匂いで感じているのです。
カノは私の少し前を進み、私をそこへと向かわせます。

ビープロのように、いきなり寝場へ突進したりはしないのです。
そして大イノシシまで30mほどに接近すると、ササッと大イノシシの所へと向かい、軽く鳴く。
カノ的には「父ちゃん、ここだよ」くらいの鳴き。
一方、大イノシシの方は「なんだよ、うるさいな。あっちに行けよ」程度のカノへの威嚇。
やはり和犬であれ、鳴きがあると助かります。
その鳴きに合わせて静かに忍び寄る私。
で、上手くいくと、そのまま御免!で、こちらの勝ち。
しかし、中には凄いイノシシもいる。
私が近付くのを気取り、寝場から出ようとして、その際にカノと交戦。
カノに咬まれた上に人間への恐怖心がそうさせるのか、イノシシが奥の手を使うのです。
なんと下痢便を屁と共に辺り一面に撒き散らし、猛ダッシュで逃走。
カノは追い鳴きをしながら、その大イノシシを追跡。
私は、後を追うも・・・
笹に付着した大イノシシの下痢便が、今度はそのまま猟服に付着。
それに気づいた私は「なんじゃこりゃ~!」
あの松田優作氏が演じるジーパンの殉職シーンさながら。
ただし、手に付いたのは己の血ではなく、大イノシシの下痢便。
私も殉職したのでした。。。
あの時はカノに申し訳ない事をしました。
「父ちゃん、遅いな」と、大イノシシに振り切られて、私の元へと戻ってきたのです。
この時以外にも、今までに2回、イノシシの「攪乱下痢便攻撃」を経験しました。
とにかくイノシシの下痢便は凄い匂い。
モツを下ごしらえする時は、あんな匂いはしないのに。
もしかすると、何か別の物質を出口あたりでブレンドしているのだろうか?
思わぬ方向へ話が逸れたまま軌道修正が効かなくなりましたが・・・
お食事中や前後の方々には、誠に申し訳ない、お下品な話となってしまったことを深くお詫び申し上げます。
ごめんなさい。
それにしても・・・
捜索レンジの広いビープロ軍団ではこうはいかない。

私が到着する頃には、既に下痢便を出し切っているのでしょう。
そんな経験が出来るのも、カノのおかげなのです。。。
応援ありがとうございます!

にほんブログ村
理由は一つ。
それより頭数を増やすと、ろくな事にならないから。
よって、単頭引きの場合も多いのです。
我が家の猟犬たちは、単頭引きでもイノシシが獲れるため、毎猟の猟スタイルに合わせて使い分けています。
今、飼育している猟犬は2系統。
ビーグルとプロットの交配種でもあるビープロ。

もう一つは、三重のとある地域の地犬と、狼谷系ワサマサや熊野地犬の交配の上に作出された、三重地犬。

どちらも中島猪犬訓練所さん由来で、大まかには洋犬系統と和犬系統となります。
ただし、三重地犬のカノだけは別。
中島猪犬訓練所と繋がりの深い、私の猟犬師匠でもある龍さんが作出された猪犬。
いずれにせよ、洋犬と和犬、その両方にブルテリアのエッセンスを感じることが出来ます。
若干の「咬み」の気質が加えられているのです。
そうでなければ、イノシシはなかなか止まらない。
その代償として、早く対処しないと大変な事にもなり兼ねませんが。
すると、捜索レンジを私の機動力に合わせてくれる和犬の方が対処が早い。
カノなどは実に手慣れたもの。

匂いでイノシシの大きさが分かるようで、7・8貫までの小ぶりなイノシシならば自分で仕留めてしまいます。
そして私の元へと戻ってきて「こっちに来て、獲ったよ♪」と、嬉し気に私をその場へと誘導。

反対に大イノシシを気取ると、私の顔を見てくる。
100~200m先に手強そうなイノシシが潜んでいるのを、匂いで感じているのです。
カノは私の少し前を進み、私をそこへと向かわせます。

ビープロのように、いきなり寝場へ突進したりはしないのです。
そして大イノシシまで30mほどに接近すると、ササッと大イノシシの所へと向かい、軽く鳴く。
カノ的には「父ちゃん、ここだよ」くらいの鳴き。
一方、大イノシシの方は「なんだよ、うるさいな。あっちに行けよ」程度のカノへの威嚇。
やはり和犬であれ、鳴きがあると助かります。
その鳴きに合わせて静かに忍び寄る私。
で、上手くいくと、そのまま御免!で、こちらの勝ち。
しかし、中には凄いイノシシもいる。
私が近付くのを気取り、寝場から出ようとして、その際にカノと交戦。
カノに咬まれた上に人間への恐怖心がそうさせるのか、イノシシが奥の手を使うのです。
なんと下痢便を屁と共に辺り一面に撒き散らし、猛ダッシュで逃走。
カノは追い鳴きをしながら、その大イノシシを追跡。
私は、後を追うも・・・
笹に付着した大イノシシの下痢便が、今度はそのまま猟服に付着。
それに気づいた私は「なんじゃこりゃ~!」
あの松田優作氏が演じるジーパンの殉職シーンさながら。
ただし、手に付いたのは己の血ではなく、大イノシシの下痢便。
私も殉職したのでした。。。
あの時はカノに申し訳ない事をしました。
「父ちゃん、遅いな」と、大イノシシに振り切られて、私の元へと戻ってきたのです。
この時以外にも、今までに2回、イノシシの「攪乱下痢便攻撃」を経験しました。
とにかくイノシシの下痢便は凄い匂い。
モツを下ごしらえする時は、あんな匂いはしないのに。
もしかすると、何か別の物質を出口あたりでブレンドしているのだろうか?
思わぬ方向へ話が逸れたまま軌道修正が効かなくなりましたが・・・
お食事中や前後の方々には、誠に申し訳ない、お下品な話となってしまったことを深くお詫び申し上げます。
ごめんなさい。
それにしても・・・
捜索レンジの広いビープロ軍団ではこうはいかない。

私が到着する頃には、既に下痢便を出し切っているのでしょう。
そんな経験が出来るのも、カノのおかげなのです。。。
応援ありがとうございます!
にほんブログ村
スポンサーサイト
コメント : 0
