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生きもの二人三脚

猟隊戦士カルンジャーの一日

職場での窓際族としての私は世を忍ぶ姿で、実の姿は猟隊戦士カルンジャー。。。

この「カルンジャー」は「狩るんじゃー」ではなく「刈るんじゃー」なところがミソ。

有害鳥獣捕獲隊のでは、タツ場や箱罠までの山道整備の担当。

刈払機でグイグイと刈るわけです。

そんな私は仕事を早めに切り上げて、もう帰るんじゃー。

我が家に到着したら、まずは猟犬たちのご飯を作るんじゃー。

シカ肉にお米を投入!で・・・
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シカ肉リゾット。。。
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それが冷めるまでの間に一働き。

戦闘車両に乗ってGO!で、すぐに到着。
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アルミコンテナの設置場所の草木を刈るんじゃー!

それが済んだら疾風のごとく我が家に帰って・・・
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カメの水を換えるんじゃー。

お~クサイ。
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これを18回も・・・カメ多過ぎなんじゃー!

お次は、猟犬たちのお食事タイム・・・シカ肉リゾットは、もう冷めたかな?

カノ母さんだけテンコ盛り!

それを一日3杯+α!の粉ミルク増し増し!
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さぁ、みんな、ご飯だよ~♪で、食べるんじゃー。

その後は犬舎の掃除で、キレイにするんじゃー。

ところが通りかかった下校途中の中学生が、またもや「この家、クッセ~!」と大声で。

せっかくキレイにしたのに。

なんだか・・・キズ付くんじゃー・・・。

ここでやっと子犬たちとの触れ合いタイム♪

シッカリと乳を飲んでるか~!

で、いじくるんじゃー♡

おぉ、カワイ♡・・・でも、寝てる。。。
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あれ?もうこんな時間。

また来るからね~♪

ここで、やっと私のお食事タイム。

今宵も飲むんじゃー!

酒の肴に昨日作ったシカ肉シチュー。

スネ肉をタップリと。
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香ばしさを出すためにフライパンで炒めて・・・
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あとは鍋でジックリ煮込んで一晩寝かせまた。

さて、どうかな。

おぉ、シカのスネ肉最高!
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旨いんじゃー!

そして酔っぱらった勢いでブログをアップ。

いつも乱文で、ごめんなさい。

この後、子犬たちと戯れて一日が終わるのでした。

あっ、その前に猟犬たちの散歩が。

今日はミカサの番だな。

なんだか職場から戻ってからの方が大変なのです。



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みんな大好き シカ肉竜田揚げ

私は新人ハンターさんが捕獲業務に加わるたびに、獲物肉を使った簡単料理を教えてあげています。

それは、狩猟を長く楽しく続けてもらうには「食」が要になると考えているから。

そして、こう付け加えます。

「料理は自分で作りなさい」と。

つまり『奥様にジビエ料理丸投げ禁止令』を発令するわけです。

それが家族に心の底から狩猟を理解してもらう第一歩であると実感していますので。

また、命を奪うことの心の慰めともなります。

獲物肉を美味しく料理して、腹いっぱい食べれば、様々な感情が「感謝」へと変わるはず。

そんなことで、今回もシカ肉竜田揚げを作ります。

「料理を作るときは、私のブログを見てね」と伝えているため、まずは定番で。

シカ肉竜田揚げは、スネ肉以外なら大抵の部位の肉で作ることが出来ます。

軟らかい肉は10分、硬い肉ならば20分程度。

漬けダレへの漬け込み時間で、食感や味の染み込み具合を調整できます。

まずは、その漬けダレから。

シカ肉600g(5mmの厚さにカット)に対して、醤油大さじ4杯、酒大さじ2杯、すりおろし生姜20g、すりおろしニンニク一片。

そうしたら先ほどの時間を目安にシカ肉を漬け込みます。
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ポリ袋に入れて揉み込んで漬け込む方法でもいいでしょう。

漬け込みが終わったら次が大切。

ちょっと面倒ですがキッチンペーパーで余分なタレや水分を取り除きます。

それが済んだら片栗粉を肉表面にまぶします。

ポリ袋に入れてシェイクすると楽。
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600gなら、2回に分けた方が、やりやすいです。

あとは油で揚げるだけ。
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170℃前後で2・3分ほど揚げます。

肉を油から出した時に「パチパチ」と音がするようならバッチリの揚がり具合。
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でも揚げ過ぎると肉が硬くなることもあるため、ご注意を。

よし、出来上がり。

おぉ、やはりコイツは間違いない。
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味変でレモンを搾ってもいいでしょう。

酒の肴にはもちろん、ご飯のオカズでもイケる旨さ。

家族4人ならば600gなど一瞬で無くなります。

一度食べたら、もうヤメられない止まらない。

これはオススメです。




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明けましておめでとう

子犬たちに好評を博している、この岩石オープン。
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チキチキマシン猛レースの「ガンセキ・オープン」とは異なります。

岩石と煉瓦が地面に接しているオープンベッドの略。

土のヒンヤリ感がそのまま伝わるのです。

私も手で触って、その冷たさを確認。

子犬たちに添い寝をしたくなる程に冷やっこいのです。
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また東電の電力事情も考慮に入れた、優れた冷却システムだと言えます。。。

因みに、肝心のカノ母さんはと言いますと、こちらは犬の定番。

自分で穴を掘り、そこに伏せて暑さを凌いでいます。
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子犬たちの順調な生育状況を見ると、お乳もシッカリと出ている様子。
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そんな中での早々の梅雨「明けました!」宣言。

のちの暑さを考えると・・・

めでたいのか、めでたくないのか、ビミョーなところではありますが。

しかし、こちらの方は、めでたい報告。

子犬たちの目が開きました。
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「目が明けました!」と、言いたい気持ち。

それにしても、やっぱり子犬は可愛いな。

カノは懸命に子育てを頑張っているし。

この両方の癒しに、暑さの事など忘れてしまいます。

犬舎に腰を下ろすと一時間くらいは、あっと言う間。

子育てをする姿に、心が洗われる思いの私。

本来は、どんな種類においても、その姿は尊いもの。

イノシシやシカも一緒。

色々と考えてしまいます。




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殺さずに済む方法はないものか

一般的に、自然や生態系バランスのことを常に考えている人は少ないと思われます。

また獣害による農業被害においても然り。

でも、それは仕方のない事なのかもしれません。

昨今の様々な情勢を見ていると「それどころではない」といった出来事や問題が多過ぎますから。

対処を優先すべき問題が、世の中に次々と噴出している状況に、人類は疲れているようにも思うのです。

しかし、その合間に僅かでも、山の生きものに関心を傾けて頂ければと。

今は直接的に関係なくても、そのうちに大きな問題になると実感する山の状況でもありますから。

そんな流れの中で、私は考えます。

山の生態系バランスを壊した要因は、全て人にあると。

そして、それは山が本来の姿を失うことにも繋がります。

山がその役割を果たせなくなれば、川や海にも影響が及ぶ。

例えば・・・

シカが過度に増え、山の植物の生態系バランスが崩れたならば、自然サイクルが崩壊して何れはシカが減るでしょう。

そうすれば、山はまた徐々に本来の姿を取り戻す。

おそらく何百年、何千年周期で、それは起こるものと私は考えています。

しかし、忘れてならないのは、その間にも人は安定した生活を求めるはず。

人は次の世代に安定した環境を繋げる必要と責任があるのです。

人も生きものである以上、本能の中にそれが書き込まれている。

ならば、その安定した環境を維持するために、今、人は何を行うべきか。

最も安易で安上がりな方法は、増え過ぎた生きものを捕獲することなのです。

そんな中で、その対象の一種となるのがニホンジカ。

ニホンジカの大増殖による山の自然破壊は未だに深刻ですし、このままではその状況が続くでしょう。

人が壊した生態系バランスは、人が責任をもって修復するしかない。

だからと言って、こんな捕獲を、いつまで続けるのか。
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ニホンジカだって同じ地球上の生きものである以上は生きる権利がある。

人間ほど傲慢で無慈悲な生きものは存在しない。

よって私たち猟師は、その様なことは考えないようにして「修復責任」のみを考えて捕獲業務に従事しているのです。

「誰かがやらなければ」との思いで、皆さん頑張られている。

こんな事に従事できるのは猟師しかいないのですから。

先日も・・・

数ヶ所あるタツ筋の中の、たった一ヶ所のタツ筋で、写真のような状況だということは、極めて高い生息密度だったとも言えます。
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ざっとの計算で、正常値「1㎢当たり20頭」の4倍以上はニホンジカが生息していたことに。

この地域だけでも、こんな山はまだまだあります。

一時期は、だいぶニホンジカが減ったと感じていました。

確かにそのような地域は多いです。

でも、皆が思っていたように、そんなに甘くなない。

ニホンジカだって必死で生き抜こうとしている。

実に悩ましい今の状況ではありますが、時々立ち止まり考えながらも私たち猟師は、この業務に従事し続けるしかないようです。

しかし、これを最終手段だとは考えたくない。

ニホンジカの増殖速度を抑えられるような、生息圧のかけ方はあるのだろうか。

こんな捕獲は、いつまでも続けられるものではないのです。



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終わりの見えないニホンジカ管理捕獲

今日は隊員皆のホッとした様子が手に取るように分かりました。

やっと終わったのです。

昨年の10月から始まった有害鳥獣捕獲とニホンジカ管理捕獲。

猟期中も通常の狩猟に、ニホンジカ管理捕獲が含まれた状態だったため、気持ちの切り替えもならず。

丸々、9ヶ月間も猟期が続いている感覚です。

そんな中での今日のニホンジカ管理捕獲は、隊員の皆が存分にヤリ切った感に包まれていました。
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最終日もシッカリと成果を上げたことも、その理由の一つですが。

さすがの私も、もうクタクタ。

考えてみれば、この数年間は、こんな流れの繰り返し。

7月から9月の3ヶ月間が、私にとっては本当の休養期間になります。

・・・・・

夕方、我が家に戻り、作業開始。

皆さんが取り分けて下さった猟犬用のシカ肉をトリミングします。
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とくに、シカ脂は要注意。

食べさせると、お腹を壊す犬が多いのです。

トリミングが終わったら、量が多いこともあり、まずは冷蔵庫で予冷。

のちに冷凍ストッカーへと収めます。

ところで・・・

ニホンジカの生息密度は、いつになったら正常値に戻るのだろう。

実際に今期あたりはどうだったのか?

統計値を早く知りたいものです。

感覚的には一進一退。

手を抜けば、3年もしないうちに山はニホンジカで溢れかえるでしょう。

なかなか終わりが見えて来ない「ニホンジカ管理捕獲」なのであります。



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働くオジサンと岩石オープン

今日は朝から実家で植木屋さん。

トリマーと剪定バサミで、バリバリ刈り込みます。
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プロの方が見たら怒られそうな刈り方ですが、いいのです。

父と母が「いいんじゃない♪」と言ってくれたら。。。

私がズンズン刈って、父と母がせっせと剪定葉を回収。
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標高の高い場所に実家は位置するため、暑さをあまり感じませんでしたが・・・

熱中症を考慮して、半日ほどで作業を終了することに。

全てを剪定するには、まだ三日くらい掛かりそう。

とりあえず今日のところは、ビフォー・・・
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アフター。
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さて、お次は猟犬たちの世話。

バイクで下界に下りて行くと・・・徐々に暑くなってきた!

標高が400m違うと、随分と違うものです。

我が家に到着すると、何やら騒がしい。

子犬たちがキュンキュンと鳴き続けているのです。

暑い上に、お腹が減っているのかな?

カノも暑さでバテバテの様子。

なるほど。

「暑くなると、乳牛の乳の出が悪くなる」と、酪農家の友人が言っていたのを思い出します。

「その昔、牛舎にはクーラーが設置してあるのに、自分の部屋にはクーラーが無かった」とも。

夏休みの宿題はクーラーの効いた牛舎でやっていたそうです。

つまり・・・

カノのお乳も出が悪くなった。

だからチビちゃんたちが鳴いている。

そう分析した私。

善は急げ。

犬小屋を取り払い、岩石と煉瓦で産屋をカスタマイズ。

地中に穴を掘り、子を育てるイヌ科の動物をイメージしてみました。
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イメージしたのは、地中のヒンヤリした感じだけですが。

それ以外は、思いのほかオープン。
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「巣穴」とは程遠い状態。

ところがカノも子犬たちも、ご満悦な様子。

ピチャ~っと床に張り付き、冷やっこさを堪能。
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子犬たちは途端に静かになり、スヤスヤ。

そして、チュパチュパと。
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グッジョ~ブ♪

今日は、どちらも良い仕事をしました。。。

それにしても・・・

いきなり暑くてビックリの一日でした。




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犬舎の錦織 圭

20年ほど前にその存在を知った・・・

何と説明したらいいのだろう・・・

蚊取りラケット?

当時は「ナイス蚊ッチ」なんて商品名だったと思います。

ホームセンターで発見して、ダメもとで購入してみたのです。

「こんなの使えるわけないよ」と。

しかし、それ以来、私はこの蚊取りラケットの愛用者。

ナメていたことを、発案者及びメーカーさんに謝りたいくらいに優秀な道具なのです。

そのメカニズムはと言いますと・・・

夏になると、よくコンビニの入り口に吊るしてある機械と同じ。

高電圧で虫を「ビビッ!」とやっつけるアレ。

それを電池でヤルわけです。

よくもまぁ単三電池×2個の電圧を、つまり3Vを、あそこまで高められるものだと感心すらしてしまいます。

なのに電池寿命が結構長い。

ただし、数年使うと壊れちゃう。

500円ほどの製品だから文句は言えないかな。

それにしても近頃の蚊は強い。

もしくは、蚊取り線香や殺虫剤の効力を安全性重視で弱めたのか?
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とくにアカイエカは、そんなモノは屁の河童。

思ったほど効かないのです。

犬たちのフィラリア症の事を考えると、いくら予防薬を飲ませているとはいえ、気持ちの良いものではない。

血を吸ったと思われるアカイエカを発見すると、異常なまでに憎しみが込み上げて来るのです。

「憎きアカイエカめ許さん」で、両手でパチン!

強く打ち合わされた手には、ペッチャンコになったアカイエカが。

その厚みは、もはや分子レベル。。。

でも最近では・・・

老眼が進み反射神経も鈍くなった私。

その上、耳も子供の頃のようには高周波音を拾えない。

いわゆる「モスキート音」が聞き取りにくいのです。

猟場では獲物や猟犬に負けないくらいの聴覚なのに。

よって、叩き逃しも多くなってきました。

そこで今年も蚊取りラケットを購入。
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先日もカノと子犬たちの犬舎に陣取り、アカイエカ軍に一大決戦を挑みました。
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戦艦大和に波状攻撃をかけるF6Fヘルキャットがごとく、私を襲ってくるアカイエカ。

音も無く私に近寄り、攻撃を仕掛けてくる。

本当なら「プ~ン♪」という音が聞こえて素早く反応できるのに。

おまけに、チビちゃんたちが「ピイ~ピ~キュンキュン」と鳴くため、耳レーダーが管制不能。
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完全に有視界戦。

「えいっ!電撃の高射砲を思い知れ!」

ラケットの金属ガットに飛び散る激しい火花。

焼け落ちるF6Fヘルキャット。

とくに血をたくさん吸った敵機は、激しい火花と音を伴って爆発を起こします。

「パチン!」との大きな音に、カノもビックリ。

水分量の多い状態だと、そうなるみたい。

それにしても凄いな単三電池。

だけどヘンだ。

犬用の蚊取り線香を焚いているのに、アカイエカが次から次へと私にばかりに寄ってくる。

蚊取り線香を焚いていれば、ここまでアカイエカは来ないのに。

で、よく考えてみたらビールを鱈腹飲んでいたため、私自身がアカイエカを集めていた感じ。

でも、そのおかげで、犬舎周辺のアカイエカは一掃されました。

身を挺してカノ親子を守ったとも言えます。。。

ぐっすりと安心して寝てくださいな。
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気が付くと・・・お~痒い。

数ヶ所、被弾してしまいました。

しかし、撃ち落とした敵機は30機はくだらない。

戦艦大和の犬舎特攻、成功セリ。

それにしても、私の華麗なラケット捌きは凄い。

空振りなど皆無。

蚊を捉える様子は、まるで錦織圭選手を彷彿とさせます。。。

実際には、蚊が蚊取りラケットに吸い寄せられる感じなのですが。

不思議。

とにかく、この製品は使えます。

そういえば今は亡き私の師匠。

最後まで錦織圭を正しく呼んでくれませんでした。

師匠宅で、狩猟談義をしながらの、テレビでのテニス観戦。

「おっ、にしきおり君、凄いぞ!」と師匠。

何度も本当の読み方を教えてあげようと思いましたが・・・

最後の最後まで言えず。

お茶目な師匠でした。

よし、今宵も電撃戦だ!

ところが、3日も「ビビッ!」とやっていたら、我が家の庭からアカイエカが居なくなってしまいました。

発見しても、2・3匹。

なんか、つまんない。

でも、安心♪



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気が付いたら猟師小屋作戦

様々な調整で少し遅れてしまっているアルミコンテナの設置。

地主さんに山際の区画調整を強いてしまったのが、その原因なのですが。
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いつもながら、なんとも図々しくて強引な私。

「区画は奥まで広げて欲しいな」

「山際だから賃料を安くしてもらいたいな」

などの、ささやかな注文に地主さんが対応してくれている真っ最中なようです。

地主さん、もっと頑張って!

そのおかげで隣の駐車区画の方々も場所を譲って下さったりと。

我が家の近所の企業の若手の方々が、その隣の区画の契約者。

譲って下さった御礼に、私の借りる予定の区画内で「野外ジビエ焼肉パーティー」でも開こうかな。

そして狩猟への理解や興味へと繋げて、のちに口封じにも役立たせる。。。

アルミコンテナは「物置」と地主さんには説明しています。
アルミコンテナ

しかし、その実態は目隠し、兼、猟師小屋。

山際での解体作業を、アルミコンテナで隠そうとの算段です。

想定される状況は・・・

私が解体作業中に、仕事を終えた若手社員さん方が駐車場へと・・・

「この前は御馳走さまっす!ええっ、な、何やってるっすか!」と、なることは必至。

その時に「また焼肉パーティーやろうね♪」と私が小声で囁きながら微笑む。

立てた人差し指は鼻先に。

そんなことを繰り返しているうちに、若手社員たちは生活安全課へと向かうハズ。。。

おぉ、なんという完璧なプラン。

題して「気が付いたら猟師小屋になっている!」作戦。

おまけに「隊員が増えている!」作戦でも。

もう一つおまけに、若社長でもある、私と同年代の地主さんも、狩猟に引き込んでしまおうか。

そうすれば、口封じの必要もなくなる。。。

月末の本契約の時に、まずはジビエへの関心の有無を、さり気なく確認してみよう。

「駐車場内でイノシシに追いかけられて怖かった!」などと先日は言ってたけど。

カノの産屋計画から始まったものの、思わぬ方向に進みそうなアルミコンテナの設置。

でも、早くしないと子犬たちの目が開いて、てんてこ舞いとなりそうな予感。

とりあえずはバイク部屋を空にしないと。

チビちゃん7頭がチョロチョロしだしたら賑やかだろうな。




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メタボな謝り上手

普段は一日1食の猟犬たち。

しかし、現在子育て中のカノは一日3食タップリと。

子犬たちの成長に伴って、急激に食事量が増えてきました。

とにかく、カノが「食べ物ちょうだい!」と私に要求してくるのです。

やはり7頭を育てるのは大変な様子。

デジタル量りでカノの体重変化を確認しながら、まずは痩せさせないようにと。

お乳の張りを考えたら、ベスト体重かな。
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そんなカノの一番の強みは胃腸が抜群にタフなこと。

食べさせ過ぎても心配ご無用。

それにしても一日3食とは・・・

と考えたら私だってそう。

当たり前に一日3食タップリと食べている。

それに、夕食には麦などから作ったジュースを大量に飲んでいる。

お乳を出して子育てをしているわけではないので、これではイカンのです。
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だから太る。

来週は定期健診なので、何とかせねば。

でも、もう遅い。

いつもの年なら猟期と有害鳥獣・管理捕獲により、この検診前の半年間は、毎週末クタクタになるまで体を動かしている。

勢子役として山を動き回っているため、かなり体が絞れているのです。

ところが、今年は殆どがタツ役。

有害鳥獣・管理捕獲で犬を引くことを控えました。

会長には、その理由を伝えていたため、配慮して下さったのです。

先輩方は「犬を連れて来いよ~」と言われますが。

先輩勢子さんたちだって気を遣って下さる。

猟犬を出していない私に「犬の餌を持っていけよ」と。

それも大量の獲物肉を持たせてくれるのです。

ありがたいことです。

その猟犬用の肉の中から良い肉を探し出して、食べてしまう私。

あぁ、なんと意地汚いことか。

だから太る。

それを酒の肴にするから、尚更に太る。

隊員の皆さん、ごめんなさい。

これからは真面目に勢子を頑張ります。
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でもな・・・

我が家の猟犬たちは、とにかく前科が多い。

シカ狩りに使うと事故ばかり起こすのです。

おかげで私は捕獲隊一の謝り上手。

会長から、お褒めの言葉を頂くくらいに。

近頃では「おう、アンタが謝ってくれたんなら大丈夫だ。よし帰ろう!」なんて。

そんなことを言って頂いて、なんだか嬉しい自分もヘンですが。

秋からは人選ならぬ犬選を少し考えるかな。

・・・・・

それにしてもカノは大したもの。
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母親ぶりが、すっかり板に付いた感じ。

どんどん食べて、お乳を出して下さいよ。




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ライフルマンの仕留めたシカ

それにしても日曜日は凄かった。

スコープ付きライフル銃の威力を目の当たりにして、改めてその有利性を確認することが出来ました。

もちろん、それには銃を扱う撃ち手の射撃技術があってこそなのですが。

猟場や猟スタイル・役割など、場面によって銃を使い分けることの重要性も再認識したのでした。
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また私が「猟師の流儀」として心得ておくことの、一番だと考えている「獲物の命を頂くにおいて、極力ストレスを与えない」を実践されてもいました。

これは多くの猟師が重要だと考えている事でもあります。

獲物の仕留め方一つに、その猟師の人間性や技量を垣間見ることが出来るのです。

そう考えると、私は口だけ人間。

シカに対しての半矢が多すぎる。

犬を引いているため、最終的には回収できるのですが。

しかし、そのシカが絶命するまでに、どれだけ苦しんだことか。

これは罠猟でも同じ。

心得ている罠師は、獲物を一瞬で仕留めます。

ところが命に対して無頓着な罠師は、獲物を苦しめるだけ苦しめて殺す。

最悪です。

「あなたには猟を行う資格など無い」と言ってやりたくもなります。

でも、考えてみればシカを即倒させられない私も同じダメ猟師。

ただ「撃てばいい」というモノではないのです。

嗚呼、情けない。

そんなことを、ライフルマンたちが私に再認識させてくれたような気がしたのです。

どのシカも即倒でした。

そのシカを引き出して、解体を開始。

肉質が全てを物語っていました。

全く肉焼けしていないのです。

ストレスが掛かった獲物肉ほど赤みは薄れる。

その赤みの薄れた状態を「肉焼け」と私たちは呼んでいます。

おそらくは筋肉中の乳酸などが影響しているであろう「この状態」は、肉の旨みを低下させ、臭みを増加させてしまう。

「ジビエ肉は臭みがある云々」は、このあたりから来ている場合もあると思われます。

ところが、今回の即倒肉は違う。

見事なまでの赤色(トリミングの甘さはご容赦ください)。
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この様な肉は例外なく旨いのです。

そんな赤色から分かるように、エゾシカ肉が全般的に美味しいのは、そこ。

北海道の凄腕ライフルマンたちが、遠距離よりヘッド・ネックショットして即倒させたが故なのでしょう。

さすが、プロは違います。

そんなことなので、今回のシカ肉は猟犬たちには・・・

ちょっとだけよ。

料理を作るのが楽しみです。

・・・・・

それにしても考えてしまう。

散弾銃でも射術に優れた人は、ライフルマン並みの実績を上げる場合もあります。

しかし、猟場によっては圧倒的にライフル銃の方が有利なことも多い。

何れは、ニホンジカ管理捕獲においても勢子役のみになってしまうであろう私。

散弾銃に限界を感じてはいますが・・・

将来、ライフル銃所持の意味があるのか、考えてしまうのです。

でも、本当に美味しいシカ肉を味わいたいなぁ。

その前に「射撃練習」だけど。。。



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