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生きもの二人三脚

若手ハンターたちの成長

昨日は夕方より猟友会の総会がありました。

支部の全員、事故もなく猟期を楽しめたようです。

また、一番の懸案事項であった次期役員の件についても、会長がそのまま続けて下さるとのことで一安心。

私の頭の中には他の支部や分会との「合併」の二文字があったため、会長には申し訳ないと思いつつ・・・

「そうそう、それでいいの」と、ついつい小声で。

そんなチョットいやらしい会員の私にとって、チョット嬉しい話もありました。

当初、一緒に猟を行う予定だった若手新人の一人が、訳あって他の地域の猟隊に所属することになり、気になっていたのです。

そこで同席していた彼に総会が終わった後、猟期の状況について聞いてみることに。

すると嬉しそうに様々な出来事を話してくれたうえに、ナイスな報告も聞くことができました。

「おぉ、それは良かったねぇ」と私も嬉しくなるような高い捕獲率と猟果だったのです。

手厚く面倒を見てもらっている状況と「すべては親方のおかげです」との言葉にホッとして嬉しくなってしまった私。

「若手新人たちは着実に実力をつけている」

そんな感触に何だか肩の荷が下りたようにも感じたのでした。

私の愛弟子タクさんと力を合わせて、支部を支えてくれる人材に成長して貰いたいものです。

そして、この調子で日曜日から始まる有害鳥獣捕獲でも実績を上げてもらいたい。

そんなことで、今日は犬舎の面々に檄を飛ばし・・・ナデナデ♪

トラ曹長、頼みましたぞ。
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マルコ伍長も頑張ってね。
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さて、大将の私も気合を入れ直すかな。




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人生いつまでも青春

前話の続きになります。

味の違いを楽しもうと、2種類のイノシシ肉炒めを作ったのがその発端。

ついつい飲み過ぎてしまい酩酊状態に。

私にとっては最高の酒の肴。

イノシシ肉の「ガーリック炒め」と「甘ダレ炒め」
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それにしても何で4年間もお米が放置されていたのか。

その真相が明らかにつれ、辛かったであろう娘の学生生活が見えてきました。

このお米は無洗米であることが判明。

洗っても白濁しなかったため分かったのですが。

それで娘が「あっ、そうだ!」思い出したわけです。

水生生物を研究するサークルに所属して、各地で魚介類の調査を行っていた娘。

宿代を浮かせる目的もあって、キャンプを行っていたそう。

その時にこの無洗米を小分けにして持参していたと。

ところが世の中はコロナ禍に突入。

サークル活動の全てが中止となり、キャンプ用にと保管してあった無洗米は、そのまま残されてしまったのです。

なんだか悲しい話。

本来ならばもっと多くの事を経験して、様々な事を学ぶ機会も多かったであろうに。

娘だけではなく、日本全国の多くの学生諸君が同じような思いをしているであろう事を考えると、切なすぎる。

でも大丈夫。

社会人になってもサークル活動と同じようなことはできます。

私などは今でも年中サークル活動を行っているようなもの。

ワンダーフォーゲル・トライアスロン サークルか。。。

合コンだって・・・

毎日、猟犬犬舎内でやってるし。。。

もう、モテモテで犬ハンコだらけ♡
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そんなことで社会人になっても青春!なのであります。

色んなことにチャレンジして頂きたいのです。

その一つとして狩猟もアリかも。

山の自然や生態系に関心を持ち、関わることにより、その保全に貢献できることは必至。

オススメです。



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謎のお米とサラメシ

職場で唯一の安らげる時間は昼休み。

弁当を食べることが私の楽しみとなっています。

毎日、家内が作ってくれる弁当の味は、全くのブレ知らず。

期待感は薄いものの、安定的な安心感がそこにはあります。

以前にも紹介させて頂いた「お茶漬け」

そう、私の昼食はコレのみ。
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相も変わらず食べ続けています。

よって、広重絵師のカードも更に枚数が増えました。
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目指すは東海道五拾三次の自力コンプリート。

まだ何年も掛かりそう。

そんな中・・・

先日、我が家ではこんな出来事がありました。

家に戻ってきた娘の引っ越し荷物の中から発見された「お米」
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コレを炊いて家内が食べたところ「全然美味しくないんですけど・・・」と残念そうに一言。

このお米を作られた農家の方には失礼な話ではありますが、確かにヘン。

娘に聞いてみたところ・・・

どうやら4年前に買ったものの、その後放置していた疑いが浮上。

つまり、古~いお米だったよう。

しかし事態はこれで終わらなかった。

次の日、職場でいつものように弁当の容器を開けると「プ~ン」と、この古いお米のニオイ。

もはや愛妻弁当と呼ぶには厳しい。

でも、心頭を滅却して頑張って完食♪

家に帰って別の処分方法を模索します。

因みに家内曰く「あなたが、それでイイと言うから入れたのよ」と。

「プンプン返し」されてしまいました。

実は前日、飲み過ぎて酩酊状態にあった私。

著しく判断能力を欠いていたようです。

ゴメンナサイ。

そんなことで「食べ物は絶対に捨てない」をモットーとしている我が家。

結局「一番喜んでくれる人に食べてもらおう」とのことに。

よって、我が家では一番人に近い猟犬たちに協力を願います。

持久力アップには炭水化物は持って来い。

先輩勢子さんたちの中には、クズ米を猟犬に与えている人が多いのです。

では・・・

少し水を多めに炊いて、均等にカット。
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「三角おにぎり」には梅干し・・・をイメージしてドッグフードを。
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コーシン、そんなに喜ばないでイイの。
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あれま、一口で食べちゃったよ。
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たまには、こんな食事もいいのかな。

「コメはいいぞ」と師匠も言ってたし。

満腹感に包まれた猟犬たち。

その幸せそうな姿に・・・

「禍を転じて福と為す」

娘に感謝なのです。。。




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猟期の総括とニホンジカ

猟期が終わって、狩猟者登録証の狩猟カレンダーの記入欄に書き込んだ数字を眺めて思うのです。

ニホンジカとイノシシの目撃頭数のうち、とくにニホンジカの目撃頭数が全く減っていないと。

いや、むしろ増えている。
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こちら静岡県では6年前よりニホンジカ管理捕獲が行われています。

それに伴い、伊豆半島北西部では徐々にその生息密度が下がってきました。

最初の頃は大掛かりな巻き狩りによる1回の猟で、ニホンジカを50頭以上も捕獲していた状況を考えると、今はニホンジカがだいぶ減ったとも言えます。

しかし、それでも正常な生息密度には遠く及びません。

未だにその倍以上の生息密度のままで、高止まり状態が続いているのです。

やはり罠猟中心では限界があるようです。

その要因は捕獲作業の効率性を考えると、罠を仕掛ける場所が林道沿いが主となってしまうから。

奥山の山頂や尾根付近に陣取るニホンジカの大本営には、なかなか斬り込めないのです。

そこで猟犬を使った巻き狩りを・・・

と言いたいところですが、これも近頃は難しくなってきました。

タツ役の減少や高齢化により、以前のようにタツ配置できなかったりと。

また、それらの要因と共に猟犬も減ってしまいました。

先輩勢子方がヤメてしまったら・・・と。

私としてはとても寂しい限り。

勢子の生き残り状態に陥りそうです。

いずれにせよ勢子としての役割上、ニホンジカの大本営を直撃することも多い私。

先の猟期中に、この目で確認した事はただ一つ。

猟期始めも猟期終盤も、ニホンジカの概算的な生息密度に全く変化は見られず。

捕獲しやすい小さな山では、さすがにその姿を見ることは減りましたが、大きな山では相変わらずのニホンジカの楽園状態。

尾根から見下ろす獣道を逃げて行くニホンジカの群れ。
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その光景を床に就いてから思い出せば、深い眠りへと誘ってくれそう。

シカが1匹・・・シカが2匹・・・シカが3匹・・・と、ずっと。

ダメかな、逆に寝られなくなりそう・・・無力感で。

そんなことで捕獲の手を緩めれば、3・4年で以前の高い生息密度に戻ってしまう事は容易に想像がつきます。

だからといって、環境省によるニホンジカ捕獲報奨金制度もヤメて頂きたい。

括り罠の錯誤捕獲により、どれだけ多くのニホンジカ以外の野生動物が命を落としているのかを役人たちは知っているのだろうか。

合法の括り罠を装った違法罠で。

そして、報奨金はそれ以外にも様々な調和を乱す。

私はそれも耐え難いのです。

環境省には、もっと長期的な展望に基づいて事に当たって頂きたい。

狩猟者登録証の数字を眺めながら、切にそれを願うのでした。



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整備が間に合わんがな

来週から始まる有害鳥獣捕獲。

それを前に、捕獲した獲物の引き出し路を確保するための林道をチェック。

ついでにタツ場の状況もチェック。

もう一つおまけにチェンソーのチェック。

大木も倒れていたため、90㏄のモンスターマシンを整備。
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と思ったら・・・

先に物置を整理して、娘の引っ越し荷物を片付けろと怒られた。
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せっせと頑張って、レンジ台と洗濯機を仕舞うスペースを稼ぎます。

そして午後から本格的にチェンソーの整備を。

しかし手こずっていたら夕方に。
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どうもバイクのようにはいきません。

これじゃ来週の捕獲業務に間に合わんがな。

仕方がない。

大木の倒木を考慮したタツ配置を指示するしかないな。

それと獲物の引き出しは別ルートで。

今年もまた猟期より厳しい週末が始まります。

熱中症との戦いでもあります。

気を付けて頑張ろ。



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鹿角杖作りの無限ループ

今日は両親の様子を見に実家へと。

着いて早々にアレコレと用事を片付けます。

その間、母は出来上がった鹿角杖を嬉しそうに突いて部屋の中を右左。

置いては眺め、そして、また触っては歩いてと。
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相当に嬉しいみたい。

私も作り甲斐があります。

と、母が一言。

「友達が杖を作って欲しいと言ったら、作ってくれる?」と。

「えぇぇ・・・別にいいけど。お礼の品を貰うような出来栄えじゃないから無償なら作ってもいいよ」と私。

いや、困った。
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お願いだから注文なんて取って来ないでよ。

「親が使う」と思うから作れるのに・・・他人様のじゃ責任重大だ。

杖は一人一人に合わせて作らないと、本当に良い物が作れないことが分かってしまっただけに安請け合い出来ない。

でも、作るのは楽しい。

そうだ、両親用の杖をドンドン作って、使わない物を友達に差し上げる形にすればいいのかな。

その時は長さなんかを調整してあげて。

それならいいか。

また鹿角杖を作るかな。



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狩猟事故だけはゴメン

さて4月から始まる有害鳥獣捕獲はどの猟犬で臨むか。

大人数のタツ役でガッチリと対象区域を囲む有害鳥獣捕獲。

その配置に抜かりはありません。

ところが、そのタツ役たちの射術には抜かりがある。

そこに責任感を感じることは難しいのです。

「遊びじゃないからね」と注意せざるを得ないことも しばしば。

一方、中には抜かりの無い頼りになる凄腕さんもいる。

でも、そんな人は5人に1人くらいか。

勢子役の私としては考えてしまうのです。

有害鳥獣捕獲は、ほぼボランティア状態で取り組んでいますが、役場から委託を受けている以上は仕事。

遊びではないため、確実に実績を上げる必要があります。

「いっそのこと私が犬で獲ってしまおうか」とも思いますが、それでは若手隊員たちに経験を積ませる機会が減ってしまう。

また草木が繁茂する季節でもあるため、イノシシに有利に働くことも多く・・・
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猟犬たちの受傷が増えてしまう。

そして最も注意すべき事としては業務遂行にあたってのトラブル。

住民の生活圏に近いが故の狩猟事故が懸念されるのです。

よって、それらの要素を鑑みると、我武者羅な犬は使えない。

私の立場としては、猟犬による狩猟事故だけは絶対にゴメンなのです。

もちろん有害鳥獣捕獲実施にあたっては、対象地域への告知や注意喚起など、自治体の協力も得て行っていますが。

そんなことを考慮しての猟犬の選定。

猟期中の事を思い浮かべると・・・やっぱりトラか。

トラは常に合理的な行動をとろうとする頭の良い犬でもあります。
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つまり、強烈な猟欲を知能の高さがコントロール下に収めてしまっている良くも悪くも無理をしない犬。

決め手に欠ける一方で、手返しが早く、タツの本数さえあればコンスタントに実績を上げさせてくれる猟犬でもあります。

安心して使えるため、有害鳥獣捕獲向きなのです。

よし、メインはトラに決定。

あとはミカサとマルコをどう使うか。

でも、この2頭は我武者羅な犬に変化してしまった。

狩猟事故を起こしそう。

その前に私も暑い中で山中を走れるように鍛えておかないと。

捕獲業務中に私が熱中症で倒れても狩猟事故。

射手や猟犬の事を心配する前に・・・

自分の事を心配せい!なのであります。




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命を美味しくいただく

イノシシ肉が活力源の我が家の面々。

そのためか、肉質と料理のマッチングにはチトうるさい。

「この料理にはバラ肉を使わない方が良かったんじゃない?」なんて。

また美味しいイノシシ脂も時には「脂っこい」と、お𠮟りを。
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それでもバクバクと食べてくれますが。

そんな中、今まで一度もアレコレ言われたことが無いのが「串焼き」

肉質の応じて脂身の量などを調整しているため、必然的に好みのバランスとなるからなのでしょう。

我が家では、ネギ間とするのがお気に入り。

息子などは10本くらい平気で食べてしまいます。

だけど息子はバイトの関係で、こちらには帰って来れない様子。

ならば今回は量を減らして串焼きを作るか。

いや、先日に家に戻ってきた娘を侮ってはいけない。

家内だって「串焼き」と聞いただけで眼光が鋭くなり、ニヤリと笑みを浮かべる。

とりあえず多めに焼いておこう。

で、本日は肩肉を使うことに。

肩肉はスジやリンパが多く、肉質の変化が大きいため、大抵は猟犬用にする部位でもあります。

しかし肉は全て小さめの一口サイズにカットする上に、先ほどの調整を行うため、串焼きならば結構イケル。

様々な食感や旨味が楽しめるのです。

では、作業開始。

まずは金串を総動員してプスプスと。
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味付けは味塩コショウで。

さぁ、焼いてみますかな。
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焼きながらビールを飲みたくなってしまう。

でもガマン! 焼きに専念します。

よし、完成。
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どうだ娘よ、久しぶりのイノシシ串焼きであろう。

存分に食べるがよい。

そして命と食について、また共に考えようではないか。



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失態の杖

母の鹿角杖の飾り巻きは当初の案から小変更を加えて、こんな感じで。
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持ち手は、握り具合を家内にアドバイスを貰いながら修正。
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女性の手のサイズに合わせました。

最終的には、この様な形状に。
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それにしても杖作りは難しい。

最初は鹿角と棒を接合するだけだと思っていたのですが。

力を掛ける方向や、その時の重心位置などをバランスさせる必要性に気が付いてしまったのです。

良い杖の条件とは・・・

「体に吸い付く杖」とでも表現するべきか。

その観点からすると、対照的なのは「体から逃げる杖」

力をかけた時に杖が体から離れようとするのです。

頑張って作った私を気遣う父は、文句も言わずに鹿角杖を使ってくれています。

ところが先日、こんなことがありました。

一番初めに作った杖を実家で何度か使ってみたところ、徐々に違和感を感じるように。
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そこで持ち手の前後を逆にして使ってみると、握り心地は良くないものの、こちらの方が杖を突きやすい。

それを父に伝えると「そう、オレは逆にして使ってるよ」と。

私は「そ、そうだよね。分かってるねぇ♪」と言いながらも心の中では「しまった!」

そのあとで「ごめんね」と謝ったのは言うまでもありません。

そう・・・「逃げる杖」を作ってしまったのです。

それを母の杖を作る前に気が付き、この4本目は「吸い付く杖」に。

長さや持ち手の握り具合、そして力点と重心位置が調和して初めて使い良い杖となる。

なんだか凄く貴重な経験をしているように思います。

杖一つとっても、こんなに奥の深いモノだったとは。

さぁ、あとは塗装だぞ。



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ユキの先導犬

もう来るかな?と観察を続けているのに、なかなか発情期に入らないカノ。
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そうしたところ、もう発情期が終わったと思っていたコーシンが本格的な発情期に突入。
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よって犬舎区画をカノと交換。

オス犬軍団からコーシンを離します。

そうしないと、オス犬たちがヒャンヒャンと昼夜を問わずウルサイ。

ご近所迷惑になってしまうのです。

ところで、このビープロのコーシン。

タレ耳で大人しそうな顔をしているのに、猟となると一変。

いわゆる「イノシシが獲れる犬」なのです。

この意味は猪犬に精通している人なら分るでしょう。

私自身はまだまだ未熟な勢子なのに凄腕の勢子に勘違いされてしまうのは、このコーシンの働きによるもの。

幼犬の頃からのコーシンの訓練は師匠の教えを忠実に守り実行し続けました。
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また先導犬として師匠の仕込み上げたヤマが、コーシンを上手く導いてもくれました。
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今思えば、それも良かったのだと実感しています。

よって今は我が家の犬たちの先導犬としての役割が主なコーシン。

猟芸は異なれど、三重地犬のカノもコーシンのおかげで十分に役割を果たせる猪犬に成長してくれました。
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そして先の猟期では、息子ミカサが母犬コーシンのおかげで単犬でもイノシシが獲れるように。
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そこで気になるのが我が家の新兵器ユキ。
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イノシシとの対峙では抜群の捌きを見せるカノ。

そのカノもタジタジの動きと力強さを示すユキの本格的な訓練を、いつから行うべきかと悩むのです。
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ユキのイノシシ臭への反応は恐ろしくなるほどで、それを確認してからは未だにリードから放てず。

「ユキを失ってしまうのではないか」と、山を引かずとも分かるほどの激しさが心配になります。

師匠からの教えの一つに、こんなことがありました。

「絶対に仕込犬を罠に掛かったイノシシに絡ませるなよ」と。

猟欲が芽生えていない犬には、それは有効な場合もあるのでしょう。

しかし猟犬としての資質を示す犬には、マイナスに作用することが多いと。

動きに制限を受けたイノシシを相手にすることにより、そうではないイノシシもナメて掛かるようになり、間合いが狭まり、口を使いだすようになる。

これについては私が信頼を置く先輩勢子方にも同じことを言われました。

「犬を短命に終わらせるだけだ」や・・・

「面白半分で、くだらない事はヤルなよ」と。

「やはり犬のことを分かっている方々の言われることは間違いない」と実感する場面もありました。

つまりイノシシとの対峙場面では、先導犬がイノシシとの的確な間合いを教えてくれる。

人は余計な手出しをするでない。

そんなことなのです。

目の前でヤマやコーシンのお手本としてのイノシシの対峙を何度も見てきたため、先導犬の重要性は分かります。

さて、ユキの先導犬はコーシンか、カノか。

一般的には猟芸を合わせた方が良いように思います。
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でもコーシンのイノシシとの間合いと捌きは安心して見ていられる。

一方のカノはイノシシをナメだしている傾向が見受けられる。

悩ましいのです。

いずれにせよ、カノとユキの子を取るまでは、それらはお預け。

来期が楽しみなユキなのです。



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