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生きもの二人三脚

猪アバラ焼き

先日捕獲した25kgほどの小イノシシ。

そのアバラを片腹ずつ味を変えて焼いてみることにしました。
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今回はオーブンを使わずに炭火の遠火でジックリと。

オーブン焼きでは味わうことのできない、煙で燻された香ばしさを期待せずにはいられません。

以前、猟期中に捕獲したイノシシ肉で同じことをした時は、た~いへん。

大気圏に突入したかのようにファイヤーしてしまい、近隣住民の方々を不安の渦に陥れてしまいました。

しかし、今回は大丈夫。

脂は肉の表面に薄っすらあるだけ。

三枚肉の内部にも脂は少ない感じ。

少しくらい目を離したってコゲコゲになる事は無いでしょう。

さて、まずは肉の味付けから。

アバラは、解体時に内側の薄い膜を剥がすことを忘れぬように。

これを忘れると、味の浸透が極端に悪くなりますし、食感も損ねます。

そして鉄串などで肉一面をブスブスやってからスパイスを。

一つは、お気に入りのブレンドスパイスで味付けをします。

これは表面に適量を振りかけるだけ。

もう一つは、ヨシダソースで。

これも多めにかけるだけ。

焼鳥で言えば「塩とタレ」のような味の対極を楽しむ算段です。
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この時点で真夜中過ぎ。

味付けをした猪アバラ肉を冷蔵庫に寝かせ、私も寝ることに。

次の日の今日は、月末で仕事はバタバタ。

でも、味の浸透具合のグッドタイミングは待ってはくれない。

仕事から戻って、まずは猟犬たちのエサやり。

お腹いっぱいにしておかないと、ピーピーうるさいですから。

では、まずは焦げやすいヨシダ肉から。遠火でジックリと焼き上げます。
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こうやって画像を見ると河原で焼いているようですが・・・

正真正銘の、狭い我が家の玄関前。
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途中で家内が仕事から帰って来て「何やっとん」と興味津々。

何だかんだと、焼き上がりに2時間かかりました。

お次はブレンドスパイス肉。

こちらはヨシダソースと違って、焦げにくいため、少し近めの網焼きで。
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こんな程度の脂でも、思いのほか脂が滴ります。

焼きながら夕飯を食べましたが、気が付いたら結構な時間!

そして、ブレンドスパイス肉も焼き上がりました。
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時間も時間ですので、食べるのはお預け。

一晩寝かせて味をなじませます。
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本当は焼きたても美味しいんですけどね。

明日の夕飯が楽しみです♪



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今の経験を大切に

頻繁に息子から送られてくる食品廃棄物の写真。

これがアルバイト先のスーパーの現状なのでしょう。

半額、もしくはそれ以下の価格に値下げしても売れ残ってしまう商品。
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その陳列数を丁度に見切るのが、スーパー担当者の腕の見せどころ。

とは言え、そんなに簡単なモノではないのは分かっています。

我が家の近くのスーパーなどは、その点は考えもの。

夕方に買い物に行くと、生鮮食品などは殆ど無し。

なので食品ロスは無いけれど、ヤル気も無し。

もちろん、お客さんも無し。

大丈夫なんだろうか・・・マックスバリュー。。。

どのスーパーも、そんなジレンマの中で食品廃棄物問題と向き合っているのです。

仕入れた食品が利益を生み出さないことは、企業的には大問題。

ところが、その売れ残りで命を繋いでいる人がいるとしたら、それはアリか。

食品廃棄物のゴミ箱から売れ残った物を探している息子を思い出すと・・・

逞しさ反面、思うように仕送りをしてあげられない自分の不甲斐なさを痛感するのです。

そして、ちょっと羨ましい。。。

めっちゃいい肉、食べてるやん♪
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そんな食品廃棄物のことを、大学で学んでいる自然環境問題と併せて考えてみるのも面白いかも。

二酸化炭素の排出量とも密接に関係しているだろうし。

そのうちに世界の人口は100億人を超えるはず。

そうしたら、スペースコロニー計画により、キミはサイド6あたりに移住するやも。。。なんてことは無くても・・・
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食料資源のことを考えると、実体験していることは何かと役に立つかもしれない。

「少ない食糧を皆でどうシェアするか」なんて議論を真剣にしているかもしれないし。

よって、キミが食べているものは「牛肉」と思うなかれ。

将来の人類に投げ掛けられた、食品廃棄物へのアンチテーゼ。

そして「牛」という尊い命を育んできた生きものが、自らの命を犠牲にして別の命を繋いでいる。

そう考えて、心して食べてもらいたい。

えっ、なに?

そんなことを考えたら、食べ辛くなった・・・なんと。

「坊やだからさ」

おっ、その割にスーパードライなんて飲んでいるではないか。
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おぉ、そうか~もう二十歳か。

誕生日おめでとう。

ついでにだが、ワクチン接種は大学でやってくれるそうだな。

でも勘違いするではないぞ。

コロナ禍が終わったわけではない。

大学での自由行動は、思ったほど自由ではナイのでな。

油断は禁物なのだよ。油断は。

最後は、シャアとランバ・ラルが混ざりました。。。



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飯食わぬ女房

畑の柵の中に入って出られなくなったイノシシ。

どうしたものかと困った農家さん。

役場からの要請により・・・

こうなりました・・・仕方がないですね。
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農家さんの目の前で山に追い立てる訳にもいきませんし。

昨日はマジェスティの整備を兼ねて、全バラにしてから、組み直し作業を行う予定でしたが・・・

イノシシの全バラをすることに。

でも、その経緯はどうであれ、これも山から授かった大切な命。

隅々まで有効利用させて頂きます。

さて、家内と二人でイノシシを一頭食べ切ることが出来るだろうか。

なんて。

いくら小ぶりなイノシシでも、それは無理。
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実は私、若い頃に子豚を丸々一頭食べたことがあります。

高級ホテルで得意先のパーティーが行われ、私は取引先担当者として出席。

ビュッフェスタイルの大テーブルの上には、様々な料理が並べられていました。

この中に、こんがりと焼かれた子豚ちゃんが。

ところが子豚の変わり果てた姿に、たじろぐ皆さん。

誰も手を付けようとはしません。

それを不憫に思った私。

「無益な殺生は絶対にしない」との自分の信念に反するような光景に、切り込み隊長を買って出たのです。

しかし、そのあとに誰も続いてくれない。

私は大テーブルを何往復もして、子豚を黙々と食べ続けます。

ところが、その間も誰も手を付けてくれない。

「ならば」と、完食することを目標に。

仕舞いには、それを見ていたボーイさんが頭部を上手に盛り付けて私の元へと。

表皮だけの頭部は、全てがミミガーみたいで最高の旨さ。

有終の美を以て、目標を達成したのでした。

おそらくは1.5kg近くは食べた計算。

20代の頃はバカ食いだった私。

でも今は、その3分の1も食べていませんが、油断をすると太ってしまいます。

基礎代謝量が減ったのでしょう。

よって今回も肉だけで15kgはありますが、3分の2は、骨と含めて肩と腿を猟犬たちに。

私たちはアバラ周りを頂くことにしました。
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家内と二人で食べ切ることが出来るかな。

家内は香川県出身。

したがいまして、うどんやソーメンはフードファイターのように食べます。

またイノシシ肉も焼肉やスペアリブなら・・・いや、鍋もスゴイ。

無類のイノシシ肉好きでもあります。

先日は一人で300gくらいのイノシシ焼肉を食べていました。

時には私に負けないくらい食べる「飯食わぬ女房」

さぁ、今回はどんな料理にしよう。

そう言えば、冷蔵庫の中にはヨシダさんが鎮座をしたまま。
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まずは彼に託してみるか。

ヨシダソースは肉を軟らかくする能力に長けています。

ジックリと網焼きにしてみるかな。

きっと香ばしいスペアリブになることでしょう。



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ハンターバイク

そもそも、バイクを銃猟の移動手段として使っていいのだろか?

車の場合、車内を保管場所とみなさない以上は、バイクでも良さそうな感じですが。

せっかく「ハンターカブ」なんて素晴らしいコンセプトのバイクがあるのだから。
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でも、防犯上、移動途中に「それ」と分かるような状態ではマズイ。

最低でも猟場に着くまでは銃は分解移動。

何れにしても警察としては「やめて下さい!」なのでしょう。

それにしても、昨猟期に猟場でお会いしたライダーさんはスゴかったな。
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ハンターカブの走破力に感動してしまいました。

よくもあんな奥地にまで進めるものです。

昔のセロー225を思い出します。
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「両足で足漕ぎしながら」が開発コンセプトでしたから。

小回りの利く軽い車体に、低速でトルクフルなエンジン出力特性。

50ccから650ccまでのオフ車を20車種以上乗り継いだ私の相棒的車両としては、セロー225がナンバーワンでした。

そんなセロー225を思い出させるハンターカブはどうなんだろう。
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気になります。

そう言えば、マスターはマジェスティ125で鳥撃ちに行っていたと。
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それをヤメてからは、ジムニーを酷使し、ニホンジカの捕獲業務に追われる毎日。

マスターは、今では市役所から直接的にニホンジカの捕獲を依頼されている、数少ないプロハンター。

毎日、真面目に業務に取り組まれている姿には、頭が下がる思いです。

そんなニホンジカ捕獲のプロの方から頂いたマジェスティ125。

「マジェスティ125ハンター」なんて感じにレストアを進めるのもアリでしょう。

同じヤマハのビーウィズみたいに車高を上げられないものだろうか。

まずは見た目からハンター感を匂わせたい。

そして唯一無二の個性を持たせたい。

マスターは、どんなのが好みかなぁ。

こんなのかな。。。
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おぉ、なんと精悍な。。。

ならば、キーホルダーはこれだな。
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ポケットに穴が開きそうだけど。

真面目に何処かにシカ角を組み込みたい。

こんな感じに。
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すると、パッセンジャーバーあたりが良さそう。

・・・・・

あれ、雨が降り出した。

軒下にマジェスティを仕舞わないと。

また、マルコが水を飲んじゃう。

早く、レストアを開始しなくては。

こういうものは、勢いが大切です。




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ようこそ ビオトープ号

泣く子も黙る、喫茶店マスターSさんのマジェスティ125。
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でも、泣き続けたい私(笑)。

この車両はヤマハのビオトープ特別仕様車。。。
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7年間も風雨に晒されて、自然の一部と化していました。

ナチュラリストのマスター。。。流石です。。。

今日は、そんなビオトープ号を頂きに、マスター宅へと伺いました。

マスターは早朝よりシカ管理捕獲に参加され、その後はお店で一仕事。

そんな合間を縫って時間を調整して下さったのです。

本当にありがとうございます。

おまけに池の水まで抜いて下さいまして。。。

でも、少し残っていたのでポンプで排水。
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準備がいいでしょ♪ 全部は抜けませんでしたが。

そんなことをしていたら、レン君とカイ君がお出迎え。

こんにちは!
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ビオトープ号にオシッコを掛けないでね♪

念のため、フロントフォークのサビをスチールウールで落とします。
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ちょっと手遅れだったかな?

次はタイヤの空気圧を正常に。

積み込みや、固定作業には大切ですから。

そして正常なシートも、おまけで。
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素晴らしい~♪

では、バッチリと修理をして、シッカリと使わせて頂きます。
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レン君とカイ君も、また今度。

じゃっはね~!
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で、我が家に到着。

早速、検査官が車両をチェック。

なんかヘンな感じだねぇ。

あっ、マルコ検査官が気が付いた。
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「この水のニオイは何だね」・・・と言っているのかな?

って、おい! 水を飲むんじゃないの!マルコ。
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ミカサもダメだよ!

犬はナゼか溜水が好きなのです。

ビオトープ号から給水車に名前を変えようかな。

何だか、シートをこのままにしておきたい思いに駆られるのでした。




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現代人の仲間入り

今日は感慨深い別れがありました。

電波が3Gから4Gへと切り替わる瞬間。

「長い間、ありがとう」と。

ガラケーに別れを告げたのです。

それを見ていた店員さん。

「その気持ち、わかります」と。

なんとも、お優しい。

アンテナ3本線が圏外に変わった瞬間、あのシーンを思い出したのです。

T2で、ターミネーターのシュワちゃんが、サムアップをしながら溶鉱炉の中へと沈んでいくシーンを。
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ガラケーを片手に、なんだか目頭が熱くなりました。

「そんなに長く大切に一機種を使っている人を始めて見ました」と店員さん。

そして店員さんが「スマホデータを確認をしてみて下さい」と。

スマホへと移行した電話番号データが、正常かどうかを確認。

通話頻度が高く、手っ取り早いのは、猟友会の「先輩グループ」

データは問題ナシでした。

今まで友人や、近頃は先輩猟師から呆れられていた私。

でもこれで、やっと現代人の仲間入り。

早速、明日からアチコチとスマホを使用するため、家内からスマホ・スパルタ教育を。

このアップルのSEという廉価機種は思いのほか使いやすそう。

基本操作もアップルの外の機種と同じなようで、家内がいると心強いのです。

わかってはいても、突然の別れに戸惑う私。
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ガラケーよ、13年間も本当にありがとう。



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悪口と忠告

なんとも悩ましい題目です。

昨日、先輩猟師と隣町猟友会のゴタゴタについて話したことを、私の実体験も踏まえて考えてしまいました。

そして・・・

とくに、これから狩猟を始められる方にはおかれましては、十分に留意して頂きたいことでもあるため、書かずにはいられなかったのです。

いつも思うのですが、狩猟者とは興味の尽きない人の集団でもあります。

まずは自然志向で、自然の恵みを直接自分の手で得たい人が大半を占めていると言えるでしょう。

その上で、鉄砲や猟車を含めた狩猟道具に重きを置く人。

猟犬に魅せられた人。

そして、それらを併せた狩猟ライフスタイルを楽しむ人。

他にもありますが、その中で色んなタイプの人がいます。

お互いに調和を保とうとする人。

一方、そんなことも考えない、また出来ない人もいる。

その幅が狩猟者は異常なほどに広いのです。

世間的には異端と思われる私ですら、狩猟者の中にあっては、いたって普通の人。

よって私レベルの人が驚くような人は完全に・・・表現が難しい・・・なのです。

そんな「ビックリ人間大集合」が狩猟者の実の姿。

さすがに若手狩猟者には、近年の生活安全課の努力もあってか、問題のある人は少ないと感じます。

しかし、銃刀法が今のように厳しくなる前に狩猟者になった人は、とんでもない人だらけ。

盗人のような人はザラですし、一般社会に順応できない人も多い。

私は狩猟を始めた当初、良識ある師匠にフォローして頂きながらの順調な滑り出しでした。

ところが師匠が亡くなってからは大変。

本性をあらわにする隊員が続出。

猟隊は呆気なく崩壊したのです。

そこで改めて師匠の偉大さを知り、強力なブレーキ役でもあった事を再認識しました。

それからが、私にとっては狩猟における本当の試練となったとも言えます。

常に強気の私だから捌けたのかもしれませんが、そうでなければ、暫くは狩猟から遠ざかっていたかもしれません。

私が犬持ちだったこともあり、私を知る猟隊や猟師間で私の争奪戦に。

それほどに動ける勢子が居なかったと言えます。

その中で、猟師として人間として、本物とニセモノが如実に見えてしまったのです。

自分の利益のために人を非難する人。

自分の利益よりも、私のためを思って人を非難する人。

その二つに、おおよそが大別されたのです。

少数ではあれ、前者は明らかに悪口であり、嘘つきな人。

一方、後者は忠告であり、正義感が強く信用できる人。

言わずもがな、今は後者の方々としか、お付き合いはありませんが。

また一部には、人の事に対して全く非難めいたことを言わない方もいました。

今となって思うと、それはそれだとも思います。

しかし、本音としては「なんで言ってくれなかったの?」とも。

そんな一部の人は、良く言えば調整型で、悪く言えば事なかれ主義。

こんなこと一つとっても、言い方一つで悪口になってしまうため、難しいのですが。

これらの体験をもとに考えるならば、私自身はどうあるべきなのか。

悩むのです。

どの世界もそうですが、本来は人の事などアレコレと話すものではありません。

「言わぬが花」と決め込むのもアリでしょう。

しかし、それに徹すると、逆に人から信用・信頼されなくなることもある。

「ダメなものはダメ」と言い切ることも時には必要なのです。

そのあたりの塩梅が難しいのですが。

「悪口と取られやしまいか。イヤな人間と思われないだろうか」と考えてしまいます。

でも「この人の事を思うと、言わない訳にはいかない。私と同じ目に遭わせたくない」と、話しをせざるを得ないことも。

今の狩猟は、こんな事がナゼか多いのです。

それだけ尖がった理解不能な人が多いとの証でもあるのですが。

確かに、あと10年もすれば、そんな人たちは殆ど居なくなるでしょう。

純粋に狩猟に打ち込める日が来ることを、切に願うのでした。




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次の猟車を考える

今日の昼休みに整備工場から連絡がありました。

重整備に伴い、やっぱり荷台の物をどかして欲しいと。

荷台にある整備用開口部からでないとアクセスできない箇所も修理をするとの事なのです。
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製造から四半世紀も働き続けた中古のスズキ キャリイ。

そろそろ引導を渡す時が近付いて来たようです。

乗り出し18万円で購入して以来、横転や突然のエンジンストップ、あとは配線ショートトラブルなどがありました。

どれも偶発的な出来事が原因ではありましたが、全体的な経年劣化は否めません。

それにしても、軽トラで考えた場合、スズキというメーカーは絶妙です。

「コストダウン命」の経営方針が、ユーザーでも車体を見れば一目瞭然。

他メーカー車と比較しないと分からない部分も多いのですが、無駄が少ないのです。

しかし、その「無駄」は無駄にあらず。

実際には、そうあるべき重要な部分。

それを分かっているのがダイハツ。

消費者をナメてはいないのです。

そのナメていない分、車両価格が少々お高いのですが。

逆にスズキはその分は安いため、それはそれなのです。

消費者は、どちらを選んでも損はないのでしょう。

ただし、現行車でない古い車両を選ぶ場合は、経年劣化と同様に留意するべき点があります。

それはエンジンの出力特性とギアリング。

ここではオートマ車を除外します。

高回転型エンジンの車種は、一般道を運転している時は気持ちの良いものです。

しかし、猟場内の狭く険しい悪路をゆっくりと走る時は考えもの。

当時、5メーカーがしのぎを削っていた頃のラインナップは多岐に渡りました。

ここでは敢えて「この車両が良い」とは書きませんが、一様の目安はあります。

一般道での発進で、2速で普通に走り出せる性能を有している車種ならば、猟場でも使いやすいでしょう。

1速発進でないと半クラを多用するような特性だと疲れますし、ストレスが溜まります。

グループ猟では先輩方の様々な軽トラを運転する機会がありました。

また、本業とダブルワークで魚市場で10年間アルバイトをしていた時も、軽トラは全メーカーを乗り込みました。

それらを鑑みた上での結論としては・・・

旧型であっても、現在、生産を続けている2メーカーは、いい線をついていると思います。

そんな中、今のオートマ車はどれも使いやすいと感じました。

左手がフリーになるということは、狩猟においては何かと助かりますし。

さて、どうしよう。



今日も仕事を早めに切り上げて、整備工場へと向かいました。
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田んぼの側溝には、タニシがいっぱい・・・よし!
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まずは一旦、猟車で家に戻ることに。
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おっ、ラブライブ号が整備点検中。
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他にも、ラブライブ・イタバスが待機。
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コロナ禍が一段落したら・・・

ファンの皆様におかれましては、また聖地巡礼をよろしくお願い致します。

家では、力自慢の家内が「ドスコイ!」と待機。

手伝ってもらって、狩猟装備を降ろします。
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10分程度で済みました。

ありがとね♪

そして、また整備工場へ。
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軽トラは、やはり田んぼとマッチします。

整備工場では「今度こそ、宜しくお願いします」と。

そして家に帰って、まずはカメたちのご飯。

今日は、ごちそうだよ♪
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さて、お次は猟犬たちのご飯。

静かにしてないと、お預けだよ~ん!



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黄昏時の猟車

私の猟車はオンボロの軽トラ。
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でも、軽トラは凄いのです。

決められたレギュレーションの中で競うF1レース。

それと同様のことが軽トラにも当てはまります。

目的が同じならば、自ずとその形状や性能は収斂に向かう。

つまり似て来るのです。

そんな日本全国で引っ張りダコの働く車、軽トラ。

しかし、残念ながら生き残ったのは実質ダイハツとスズキの2社のみ。

しのぎを削っていた5社のうち、3社が軽トラ製造から撤退。

おそらくはギリギリの価格設定だったのでしょう。

レギュレーション内の過当競争が故、儲からなかったのです。

日本の歪な車両規格が生み出した、素晴らしい異端児、軽トラ。

軽トラは、まるで小さな戦車。

とくに四駆車の走破能力たるや驚きのレベル。

その軽量かつ小ぶりな車体と相まって猟場では心配になるほどに奥地に踏み入ることが出来ます。
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そして大抵の物は運べる。

夜逃げの時には大いに役立ちました。。。
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また、工夫次第では色んな装備も付けられます。
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獲物を吊って・・・
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猟犬たちにエサとして与える時にも使えます。。。
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そんな軽トラも捕獲業務が一段落して一休み。

でも、気が付くと満身創痍。

オイル漏れもダラダラ。

よって、私が信頼をおく整備工場へ、マルコとGO!

受付時間ギリギリに到着。
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まずはリフトアップをしてオイル漏れ箇所をチェック。
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とりあえず、修理と点検をお願いして家路につくことに。

さぁマルコ、帰ってご飯にしようか。
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さっきは「高い高い」したねぇ。
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楽しかったねぇ。
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猟車を預けての帰り道。

マルコと一緒にあっちフラフラ、こっちフラフラ。

たまには、こんな黄昏時もいいものです。





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キモいカレー

我が家でカレーの定番と言えば、猪カレーか鹿カレー。

もう長いこと続いています。
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でも、たまにはシーフードカレーも食べたい。

そんなリクエストに答えるため、スーパーへ。

さぁ、どうしよう。

冷凍のシーフードミックスなどでは、味に全然パンチがない。

魚介の旨味が弱いのです。

かと言って、生のエビやホタテ、そしてスルメイカなどでは高価。

近頃は、スルメイカでも型の良い物は高くなりました。

ならばと言うことで特売品に目を向けてみると、面白い魚を発見。

「よし、家内をビックリさせてやろう♪」と買い物カゴへ。

結局、生の魚介類を3品購入。

活アサリと小ぶりなスルメイカ、そして・・・

白い身は・・・ウゥ! マンボウ!
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マンボウは意外と美味しい魚。

身は水っぽいけれど、生で食べると不思議な食感。

ナタデココが近いかな?

おまけに今回は肝付き。

どちらも一口大にカット。

次にスルメイカも捌いて・・・こちらも肝をキープ。
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身だけではパンチが弱いと考えて、肝を入れることに。

そう、ダブル肝のキモキモカレー!

まずは野菜と一緒に、それらを炒めます。
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その間に活アサリは茹アサリに。
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お汁は大切。
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あとは身を殻から分離して鍋に投入。
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あ~めんどくさかった♪

しばらく煮込むと、既にカレーのルーを入れたみたいに。

凄い色。

香りを確かめてみます。

「ウッホッ! 生臭~い!」

「やっちまったかな? 怒られるかな?」
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ルー様、あとは宜しくお願いします。

大オス猪肉の強烈発情臭を半減させる能力を有しているジャワカレー。

そのジャワカレーの「包容力」という名の「隠ぺい性」に期待せずにはいられません。

だいぶ昔の事ですが、試験的に作った発情臭カレーは、家族から大ブーイング。

息子などは、涙目になりながら私に気を遣って食べてくれていたのを思い出します。

あの時はごめんね。

残った大量の発情臭カレーは責任を取って、私が全て食べ切ったのは言うまでもありません。

泣きながら、一週間ほどかけて味わい続けました。。。

ところで今回はどうかな。

先程まで室内に立ち込めていた生ぐさ臭。

それがカレーの香りに一変!

どうやらカレーの香辛料と、生臭い元のトリメチルアミンはお友達なようです。

お友達になり切れなかった発情フェロモンとはエライ違い。

ナイスな香りにホッ♪としました。

そして味の方もバッチリ!
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魚介の旨味が食欲をそそる一品に。

マンボウとスルメイカの肝を入れたのはアリだったようです。

そして、アサリの旨味がバランスを整えてくれている感じ。

家内からもお褒めの言葉を頂きました。

肝心のマンボウの身は鶏むね肉のような食感へと変化。

マンボウはシーフードカレー向きの食材でもあることも分かりました。

さて、次のシーフードカレーはどんな魚介類で作るかな。




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