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生きもの二人三脚

脚力と猪犬の命

勢子や犬を使った単独猟を行っていると、時に山中を走り回らなければならないことがあります。

理由は一つ、猪犬たちの命を守るため。

イノシシとの対峙現場に一刻も早く到着することが肝要なのです。

中には、お年を召されて走れない方もいますが、私は若さ(相対的)に任せて走ります。

しかし、その持久力や速度は年々ダウン。

この金・土曜日も、ミカサ探しや猟で脚力の衰えを痛感。

日曜日の今日は、伊豆の山中に住む両親の様子を見に行く日。

ならばと、筋トレも兼ねて愛車インパルスを出動させました。

キラリと光る昭和レトロのセミドロップハンドルが、高性能を匂わせます。。。
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でも漕ぎ手は低性能。

おまけに、ミカンなども含めて約10kgを積載。
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我が家と実家の標高差は約400m。

母は「やめなさい」と言うけれど・・・

母をたずねて三里・・・近いなぁ・・・いざ出発!

マルコ、行ってくるぞ!キミを守るためだ。
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遠くに見える山の8合目あたりに実家があります。
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金曜日は、この連山の尾根の端から端までを、懐中電灯を片手にミカサ捜索。
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もう勘弁して。

おぉ、めんたいパーク!
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両親と私の昼食に、おにぎりをテイクアウト。

めんたいパークは、おにぎりもオススメ♪
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おっ!シカが結構使っているな。
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延々と続く上り坂。
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だいぶ登って来たぞ、あともうチョット。
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そして、やっと到着・・・もうフラフラ、足の筋肉はパンパン。
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休憩も兼ねて、しばらく団欒の時を過ごします。

梅の花がキレイだな。
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疲れも取れたため、元気そうな両親を後にして下山をすることに。
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登って来る時はあんなに苦労をしたのに、下りはあっと言う間。

気持ちはイイけれど、なんだか少し切ないな。

この程度の坂を上るのに、ここまで疲れるなんて。

人間とは非力な生きものです。

こんなことで猪犬たちを守り抜けるのだろうか。
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やはり日頃のトレーニングをサボってはいけませんね。

大いに反省。

さぁ、家までもう少しだ、頑張ろう。




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欲しがりません獲るまでは

昨日は酷い目に遭ってしまいました。

日の暮れた山中で若犬ミカサを探し続けて2時間半。

山散歩中にイノシシを起こしてしまったミカサ。

延々と5km近くも追跡をしてしまったのです。

夕方から山散歩に行った私も愚かではありますが。

軽く15分程度の山歩きをする予定が・・・

標高50mから300mの低山ハイキングコースを登ったり下りたり。

幸い散歩バッグの中に懐中電灯を携帯していたため、事無きを得ましたが。

念のためにGPSを付けていなければミカサを失うところ。

ミカサを回収し、家に戻った私はフラフラ。

「明日はもう猟には行かん」と、倒れ込みます。

すると鬼軍曹が一言。

「筋肉は、いじめてナンボ。猟に行ってきなさい」と。

よって今日は出猟。

先に結果から言ってしまうと、発砲は無し。

ただし、剣鉈は抜かざるを得ませんでしたが。

出猟予定だった若犬ミカサは、昨日のこともあり、お休み。

和犬のカノと、洋犬のトラで猟場へと向かいます。

猟場に到着し、準備完了。
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さぁ、行こう。

2頭はリードを放つ前から鼻を高く上げ、既に獲物を気取っている感じ。

カノ、そっちは気にしない。
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しかし、その向きはイノシシの寝場方向ではない。

やはり、シカが多いのでしょう。

リードを放さずに、シダ場へと進みます。
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ある程度、シダ場へと引き込んでからスタート。

ところがシダ場の先にもシカが居たのでしょう。

一気にシダ場を抜けて尾根の山裾先端へと走り出した2頭。

距離にして350mをあっと言う間。

行き場を失ったシカはUターンをして来るかもしれない。

暫らくGPSを見ていると、2頭の動きが停止。

その辺りは開けたミカン畑。

どうやら、シカに振り切られてしまったよう。

シカの場合は、無駄な追跡をしない2頭。

スグに私の元へと戻ってきました。
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さて、もう一度やり直し。

尾根の両側を引き残しているため、まずはカヤ場から。
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と、そこには耕作放棄されたキウイフルーツ棚。
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可愛らしい実が生っています。

私はキウイフルーツが大好き。

どうしよう・・・

でも今は真剣勝負をしている最中だから我慢。

とりあえず、2頭の跡を追います。

すると、またもや激しく鳴き出した2頭。

今度は尾根の山裾先端を鳴きながらグルッと回している。

私が尾根に登って様子を見ていると・・・

「ドッタカ ドッタカ」と大きな足音。

目の前30mを、もの凄い速さでシカがジグザグと逃げて来て、直角ターン。

全く銃を合わせられませんでした。

大きなメスジカでした。

そして、だいぶ遅れた2頭は諦めモード。

ならば「こっちに行くぞ」と、尾根反対側の先ほど突っ走り抜けたシダ場へ。

この騒ぎで、どうかな。

尾根を少し下って行くと、走り出した2頭。

150mほど先で、また鳴き出し、今度は止まっている。

2頭の鳴き方からしても、これはイノシシでしょう。

私は猛ダッシュを開始・・・でもなんか足が重いな。

鬼軍曹の「いじめてナンボ」が頭の中を過り、頑張ります。

「よし、あと40m」と思ったあたりで・・・

今度は「ワォンワォン」から「ピギーピギー」に。

こりゃまずい、もっと急がないと。

走りながら剣鉈の準備。

現場に着くと、ありゃりゃ・・・

カノがイノシシの鼻っ先に食らい付き、トラはお尻をカプり。

ならば仕方なし。

私は正面横から御免。

30kgほどの小イノシシだったため、スグに片が付きました。

基本的には鳴き犬のカノとトラ。

しかし、獲物が小さいと咬みに行ってしまいます。

調子に乗らせないためにも引き離し、一旦、農道へ。
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尾根上の猟車へと戻ります。

そして私は獲物回収のために、また山中へ。
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途中でチョット寄り道を。

今日はこれでヤメることにしました。

家に戻り、猟服のポケットから・・・

夕食のデザートに頂きました。
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もちろんポケットに入れた時と同じ・・・

「いただきます」と感謝して。



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ある罠師の死

こちらの地域では、少しばかり名の通った罠師お二人が、昨年に相次いで亡くなられてしまいました。

お一人は海難事故に遭われて、未だにご遺体は発見されていません。

そして、もうお一人は、ご病気で。

お二人は事実上のプロ罠師。

管理捕獲と認定捕獲により、年間にシカを数百頭も捕獲する腕前と実績を有していました。

以前、農林事務所担当者と猟友会関係者、そして海難事故に遭われてしまった罠師の方、そこに捕獲対象地域を猟場としていた親方と私が同行し、シカ生息状況の調査を行ったことがあります。
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(シカの生息状況を見切っている猟友会関係者)

その上で括り罠の仕掛け区域と、巻き狩りの猟場分けを行い、双方がトラブルなく猟を行えるように取り決めもしました。

おかげで、この区域ではかなりの実績が上がり、シカによる農業被害もテキメンに減ったのです。

猟場や講習会でお会いした時は「おかげで猟車を買い替えられたよ」などと、罠師の方が話して下さったのを思い出します。

私がその苦労を労うも「いや、好きでやってるだけさ」と謙遜されるだけ。

「生態系のためだ」「農家のためだ」「社会貢献だ」などとは一言も口に出さないのが逆に潔くも思えたのです。

そんな彼らと自分を比較すると、どうだろう。

何か偽善的なものを自分に感じてしまうのです。

つまり、猟師に徹していない。

趣味的な範疇を越えていないのです。

ただし捕獲業務において「今後は自分らがヤラねば」との思いはありますが。

今期は、この地域のシカ管理捕獲頭数が目標に達しておらず、予算も残っているとのこと。

よって報奨金目当ての、違法行為を屁とも思わない罠師たちが、まだ粘っているのです。

彼らには、亡くなられた罠師お二人の爪の垢を煎じて飲ませたいところ。

私が注意をしても笑って誤魔化すだけ。

お二人が元気だったならば捕獲目標を達成して、デタラメ罠師たちは、とっくに罠を引き上げていたことでしょう。

何れにしても、プロ罠師お二人の功績は大きかったと、今更ながら痛感しています。

安らかにお眠りください。

ありがとうございました。




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ヒヨドリと泥棒猟師

こちらの地域ではミカン畑の耕作放棄果樹園が点在しています。
耕作放棄地

そんなミカン木に取り残されたミカンは、喉がカラカラの猟師にとっては、まさに「命の水」

耕作放棄樹はオアシス。

これほどに、ありがたい物は無いのです。

本当に喉が渇くと、私は見境なく水分を摂ろうとしてしまいます。

気が付くと、使っていないヌタ場の上澄みを猪犬たちと一緒に飲んでいたり・・・

水の全く無い猟場では、樹木の根元の苔に付着した雫を舐めて喉を潤したりと。
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携帯していた犬用の水も飲んでしまったことがあります。

とくに暖かい季節に行われる捕獲業務では、勢子は極度の喉の渇きに晒されたりも。
アルプス2

「汗だく」なんてレベルではないですから。

先日の4時間にも及ぶ若犬訓練でも、頑張り過ぎてしまった私。

携帯した水は飲み干してしまい、喉はカラカラ。
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そうしたところ、目の前の耕作放棄樹にミカンがたわわに実っていたのです。

見てみると、ヒヨドリが盛んに突いたであろうミカンが沢山。

こんな木のミカンは、間違いなく甘いのです。

ヒヨドリはグルメ。

私はたまらずに、一つ食べてみたところ、これが抜群の甘さ! 

こんなミカンは食べたことが無い!
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私は手を伸ばし、サルのように貪ったのでした。

そして先ほど、その話を家内にしてみたところ・・・

「あなた、それは泥棒よ」と。

「だって、ヒヨドリがボロボロに食べている木だよ、耕作放棄樹だよ!」と私は必死に訴えます。

しかし、冷徹な家内。

「ヒヨドリはイイの、あなたダメ。やっぱりドロボウよ」とキッパリ。

それにしても、鼻血が出そうなほどに甘かった耕作放棄樹のミカン。

「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」

これに該当すらしない、筋金入りの耕作放棄果樹園。

実に惜しいのです。

退職後にミカン農家を目指している私。

真面目に地権者と交渉してみたいと思います。

この土地の土壌は良いはずです。




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猪犬の山中訓練開始時期

このところの若犬たちの山中訓練を通して、愕然としている私。

若犬たちの訓練開始時期が遅すぎたのです。
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先輩犬でもある親犬2頭や和犬の山中訓練開始は、生後5ヶ月からでした。

複数回の混合ワクチン接種を済ませて1ヶ月ほど経ってからの開始で、初めは一緒に山を歩く程度。
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倒木を越えたり、ボサに入ったり、急斜面を昇り降りしたり。

そんなことを獲物の少ない山で、ひたすら一緒に行っていました。
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そしてコンタクトを取りに戻ってきたり、呼び戻しに従ってくれるなど、好ましい反応を見せてくれた時はシッカリと褒める。

こんな訓練を続けて、山で成犬並みの動きが取れることを確認してから、先導犬を付けての訓練を重ねました。
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ところが今回の若犬の場合は・・・

昨年の異常な長雨や、その後の猛暑で山中訓練のタイミングを逸し、11月になっても夏日になったりと。

山中訓練が出来る状況になかったため、生後8ヶ月になる10月までは長いリードを付けた散歩のみ。
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その様なこともあり、山中訓練を開始して、成犬並みの捜索行動と同等になるまでに、週1回ほどの訓練で2ヶ月も要してしまいました。

親犬は同じ生後8ヶ月の頃は、獲物を尻ベタで追い回すほどの走力を有していたことを考えると、まだまだですが。

他にもあります。

若犬2頭の山での方向感覚、いわゆる山感が今一つ。

私の所に戻りたくても、親犬のようには戻って来られないのです。

まぁこれは、ありがちなこと。

しかし親犬たちが同じ若犬の頃は、既に私の所へと一直線で戻って来たことを思い出すと、考えてしまうのです。

「なんでこの距離で戻って来られないのだろう」と。

これも走力と同じで、山中訓練を続けているうちに備わって来るものと思いますが。

そんなことを総括してみると、混合ワクチン接種が終わり、1ヶ月ほどして抗体が備わったであろう辺りからの山中訓練が適当か。

しばらくは山中で一緒に歩いたり走ったりと、山での感覚を身に付けさせる程度で十分でしょう。
おねーちゃんギブアップ
(ついでに娘も一緒に訓練中)

ただしその時期に、故意に獲物に対峙させることはヤメた方がいいように思います。

早期にイジケ犬になるか失うか。

以前にも書きましたが、焦った訓練を行った犬で、長年にわたり、まともに使役し続けられた犬を私は殆ど知りません。

これは、かなりレベルの高い猪犬の話ではありますが。

「それが猪犬の宿命」と言い捨てるには実に惜しい気がするのです。

仕込みや使役の仕方に問題があったと思われるケースがあまりに多いからでもあります。

私自身も、若犬たちの遅れを早く取り戻そうなどとは思わずに、段階的に猟場を選定し、先導犬との相性を見ながら訓練を続けたいと思います。

猪犬たちにとっては、飼い主の「焦る心」が一番の敵。

時代に逆行するような猪犬訓練だけはしたくありません。

猪犬は猪狩り猟師の宝でもあり、家族でもあるのですから。



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4時間耐久訓練

仕事を休んでの猟には後ろめたさを覚えますが、今日は絶好の狩猟日和。

猟場に行かない手はありません。

また父犬トラと若犬マルコがパックとして使役できるのかを見極める必要があったため、嬉々と出掛けてしまいました。

春から始まる各捕獲業務では、広大な猟場で大人数により巻き狩りを行うことがあります。

そのような猟場では、他の勢子の和犬では時間が掛かり、効率が悪い場合も。

勢子撃ちは多くなるのですが、やはりトータルでの捕獲数は少ない傾向に。

その点では、捜索レンジが広く、ひたすら鳴いて追っての洋犬の方が、遥かに猟果が上る場合が多いのです。

ピンポイントでショートレンジの和犬に対して、洋犬はロング&ワイドレンジ。

しかし、これは「一般的に」であって、真逆の場合や臨機応変な猟芸を見せる犬もいますが。

したがいまして、そのあたりの確認もしてみたかったのです。

若犬マルコの訓練は今までは狭い猟場でした。

そんな猟場のシカならば、一応合格。

しかし、今日は広大な猟場で通用するのかも見てみます。

よって、中でも、とびっきりの広さの猟場で訓練を開始。

タツが10本以上は欲しい猟場でもあります。

またイノシシへの反応も見てみたいため、まずはイノシシの寝家へ。

お墓の横から失敬。
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早速、2頭揃って寝家へと向かって進みます。

私はその後を追って必死に登山。

ところが今回はマズかった!

シダ場ではなく、大尾根反対側の枯れ竹の多い竹林に向かってしまった2頭。
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ここでイノシシを鳴き止めされると、私が急行できないのです。

場合によっては、足がケレケレ状態になって。。。足が短くって。

と、マルコが戻って来るではあ~りませんか。

「父ちゃん行っちゃった。ボク、あんな所に入って行けないも~ん」と顔に書いてある。。。

そこからが大変でした・・・トラが。

案の定、トラが鳴き出し、バキバキと音をたてながら枯れ竹の中を追跡。
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間違いなくイノシシでしょう。

私からどんどん遠ざかって行く。

その間にも山々に木霊するトラの鳴き声。

でも竹林は抜けたみたい。

さて、私はどうしよう。

大尾根を越えて私の居る側にイノシシが逃げてくることも多いため、トラの動きをGPSで見ながら待ち伏せ場所を考えます。

マルコも何かを気取ったのか?大尾根に向かって走り出します。

しばらくすると、狙いどおりにトラが大尾根を越えて、こちら側斜面へ。
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すると何やら激しい息づかいが聞こえてくる。

「ブフォ ブフォ ブフォ・・・・・」

明らかに私の待ち伏せしている小尾根筋の反対側斜面だ!

近い! だけど見えな~い!

その激しい息づかいは、山裾へと遠ざかって行きます。

そして、その後を追うトラの鈴の音。

頼んだぞ、トラ。

私もトラを追って猛追開始。

米一俵ほどの大きさのイノシシは、足跡をシッカリと残して猟場内を右往左往。

その頃にはマルコもトラに合流して追跡の手助け。

しかし、やっぱりシカが多かった。

おそらくは20頭以上は居たでしょう。

それほどの痕跡です。

トラとマルコは、それに翻弄されてイノシシを追い切れず。

私も足跡を追って、単独でこのイノシシを仕留めに行くか迷うところ。

やはり、まずはマルコの動きを見てみたかったのです。

イノシシを諦める判断をしました。

その時点で猟の開始から3時間が経過。

トラとマルコはその後もシカを追い回し、広大な猟場を行ったり来たり。

その中でもトラが偉いのは、場面ごとに必ず私にコンタクトを取りに来ること。
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そしてトラにもっと感心したのは、時々はぐれてしまうマルコを気にしていること。

私がトラに「マルコを呼んできてよ」と言うと、必ずマルコの元へと向かい、呼んで来ます。

GPSで全てが分かります。

やはり親子です。
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平坦地では抜群の速さを見せるマルコ。

しかし、ボサ(藪)への入りや、ボサ抜けが苦手な様子。

これは私が仕込みで手抜きをしたためもありますが・・・

トラよりも長い足が、妨げとなってもいるようです。

あとは訓練次第かな。

気が付くと、かれこれ4時間以上も山中で走り回っていました。

とくにトラはノンストップでイノシシと対峙したりシカを追ったり。
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マルコも半分くらいの時間は、トラと一緒に獲物を追っていました。

これならば、そのうちにパックとして良い仕事をしてくれるでしょう。

そんな私も、もうクタクタ。

猟車に戻ると私はグッタリ・・・もうダメ。

トラも・・・天からお迎えが来そうな感じ。
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疲れて立っていられないし、眠くて仕方がない様子のカックン状態。

私とトラは、もはや「フランダースの犬」

「ボク、もう疲れたよ・・・」

天使がお迎えに来る前に・・・
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気合を入れ直して家路へと着いたのでした。

トラもマルコも、お疲れさんね。




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やっと猟期らしくなってきた

猟場では時々富士山を見て、自分の位置を確認することがあります。

また管理捕獲などによる巻き狩りでは、獲物の逃げた方向をタツに伝えるために富士山を利用したりと。

「富士山の方向に逃げたぞ!」などと。

ところが今猟期は何だかシックリこない。

富士山がいつまで経っても夏山のままなのです。

「あれ?富士山どこだっけ?」などと何度か富士山を探したりも。

年賀状に使用する写真も12月後半まで粘ったけれども、とうとう夏山状態。
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新幹線とのコントラストが寂しいな。

しかし、待ってました!とばかりに先週末の雪で、やっと本来の富士山に。

朝起きて富士山を見てホッとした次第。

私の中では、やっと猟期らしくなってきたのです。
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今日は仕事が休み。

業績不振により出勤調整が掛かり、休めと。

その分は政府の休業支援金により、ある程度は保証されますが。

それでも本来の給与よりは減ってしまいます。

よってバイクのレストアを完了させて売却し、給与の目減り分の穴埋めをしなくては。

でも、今日は絶好の狩猟日和。

富士山も雪化粧して、やっと猟期らしくなったし。

母犬コーシンの発情期がまだ終わっていないから、今日はトラだな。

父犬トラを先導犬とした若犬マルコの動きを見てみよう。

楽しみです。

レストアは、そのあとで。



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狩猟軍資金

若い頃よりバイクや車のレストアを趣味としてきた私。
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そのノウハウを買われて草レースでメカニックとして友人をサポートしてきました。
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また、一時期はレーシングサスペンションメーカーQ社でメカニックとして働いていたことも。

それらを経て今は普通のサラリーマンに落ち着き、バイクレストアを楽しんでいます。
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ところが近頃は狩猟関係のことで忙しくなり、レストア作業は頓挫状態に。

そのような中、先日、旧車バイクの価格を知ってびっくり仰天!

ネットオークションを見ていたら、今まで見向きもされなかったような旧車までもが高値なのです。

30年も40年も昔の、純正部品はもちろん、リプロパーツなども無い不人気車種も目立ちます。

それほどに現行車の新車の価格が高いことも、旧車高値の理由の一つなのでしょう。

しかし、老婆心ながら心配してしまうのです。

バイク屋でさえも躊躇し首をかしげてしまうような状態の車両に、よくもそんな値段を・・・

中古パーツも、まともな物は殆ど残っていない車種なのに・・・

高度なレストアノウハウと情熱を持ち合わせていないと、乗り続けられないでしょう。
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それだったら現行車の新車を購入した方が遥かに合理的。

とんでもなく高価だけど間違いなく合理的。

何しろバイクは乗って走ってナンボ。

そして形あるものは何れは壊れて崩れ、土に戻るのです。

このスペイシー250フリーウェイも、今はその摂理を辿っている真っただ中。
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家内からは「マジンガーZ」と呼ばれています。

形がそう見えるのかな?

「なんで?」と聞いてみると・・・

「満身創痍な感じが似ているから」だと。

そう言えば、マジンガーZは戦いが終わる頃にはボロボロでハラハラドキドキ。

外装が剥がれていたり、腕がちぎれていたり。

なるほど納得。

話は戻りますが、そのオークションの中に驚きの車両を発見してしまったのです。

あのターミネーターと戦ったサラ・コナーが愛用していたバイクとして有名な車両を。

そう、ホンダ スペイシー125ストライカー・・・知らないよね。。。
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実動とは言え、35年以上も昔の程度の悪い車両が、なんと30万円也!

部品取り用の土に戻りそうな車両ですらも5万円。

クレイジーだ、イカれてる。

でも、そんなイカれたのと同車種のバイクが我が家には眠っているのです。
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レストアでエンジンを乗せ換えたものの、その後にセルモーターの不調に気が付き、心が折れてしまったまま。

あれから5年は経っています。

だがしかし!

30万円ならば話は別。

俄然ヤル気が出てきた私。

「イカれたバイク」を「いかしたバイク」にしよう!

先ほどの旧車云々は撤回します。。。

旧車の不完全さには趣がありますし、修理をしながら乗り続ける楽しみもあるのです。。。

早速、バイク部屋を整理。

ストライカーを売却したお金は、猪犬たちの飼育費用に充当する予定です。

もう猟になんて行っている場合ではない。

若干、本末転倒気味な感じもしなくはありませんが。。。

こういうものは「勢い」が大切です。

「よし、修理を頑張ろう!」

確か一昨年にも言ったような。。。



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巣ごもりジビエ

先日、東京の息子に送ったシカ肉ハンバーグ。
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荷が着いたと同時にメールが。
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「ハンバーグが届いたぜ!あっざ~す!」と。

コロナ禍の影響でオンライン授業が殆どのようです。

その割には宿題が「どっさり!」だそう。

宿題レポートを書きながらの食事は、外食をせずに自炊のみ。

そんな巣ごもり状態での自炊の写真が送られてきました。

どうやら、煮込みハンバーグを作っている様子。
ハンバーグ1

そして「いただきま~す!」なのかな。
ハンバーグ2

ところが何か物足らない・・・・・

「あっ!そうだ!スライスチーズを忘れてた!」なんでしょうね。
ハンバーグ3

で、仕切り直し。
ハンバーグ4

でも待てよ・・・「煮込み汁に、もっとハンバーグを馴染ませた方がいいのかな」だな、きっと。
ハンバーグ5

初めから、そうすればいいのに・・・。

そして、またメールが。

「ちょっと硬いけど、旨かったよ!」と。

まぁジビエだからね。

でも良かった良かった。

ラーメン鉢にご飯が入っていたり・・・

ハンバーグを鍋のままで食べているのはイマイチだけど。

学生っぽくていいのかな。

でも、鍋の取っ手ぐらいは取れよな。

そうだ、パンに挟んで食べても旨いハズだよ。

次はイノシシ肉の串焼きを送るからな~!
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待ってろよ~!




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小さな山のシカと強欲猟師

住宅地の外れに周囲が1kmに満たない標高50m程の小さな山があります。

この山には公園や遊歩道があり、散歩に利用される方も多い憩いの場でもあるのです。

そんな場所でもあったことから昔はイノシシやシカは生息していませんでした。

また鳥獣保護区でもあることから、たとえ生息していたとしても猟は禁止。
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(写真は全て後日のモノですが、ほぼ同じ状況ですのでご容赦ください)

有害鳥獣捕獲においても、安全面に考慮して対象区域外。

そんな静かな本当に小さな小さな憩いの山なのです。

ところがここ数年はイノシシの食事跡があったり、秋になるとシカの雄叫びが聞こえてきたりと。

とくにこの2・3年は、シカが何処からともなくやって来て居着いてしまった様子。

でも、おおよその侵入経路は分かっています。

河原からのルートと、隣山からのルート。

何れも車通りの多い道や住宅地を通らないと、この山に到達できません。

そんなリスクを冒してまでも、生息範囲を広げざるを得ない理由があるからなのです。

つまり大きな山のシカ生息密度は、まだまだ高いのでしょう。

そんな今週の水曜日。

驚きの光景を目の当たりにする出来事がありました。

このところ日が伸びたこともあり、仕事を早めに切り上げて若犬たちとの散歩がてらに、その小さな山に行った時のことです。

空が薄暗くなりかけていたため、足早に。

そして山に到着。

ところが遊歩道を登り出した途端、若犬たちの様子がにわかに慌ただしくなります。
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「こりゃ、なんかいるぞ」

私は若犬たちにグイグイと引っ張られて100mほど進んだところで・・・
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「ガサガサ!バタバタ!ドッタンドッタン!」と、夕暮れ時の静寂を打ち破る音。

逃げ惑うシカたちでした。

山の上へと3頭、下へと2頭。

他にも、その倍ほどは居そうな地響きや音。

目撃したのは、どれも結構な大きさでした。

若犬たちはその状況に狂乱状態。
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「いいの、いいの、今日はヤメようよ」と、なだめる私。

しかし、私は引っ張られて、そのまま山頂へ。
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(昨日はのんびりと町の様子を一望)

結局、山を下るまでは興奮状態の若犬たち。

それだけシカの生息密度が高かったのです。

これにはさすが私も驚きました。

ざっと、その生息密度を計算してみると・・・

公園や居住地、そして墓地を除いた実際の生息面積は山の3分の1ほど。

伊豆の山中でシカの生息密度が最も高かった頃は、1㎢当たりの生息頭数は60~100頭。

それが捕獲業務などにより捕獲圧を高めた結果、その半分ほどに。

本来の正常な生息密度である1㎢当たり20頭には、まだまだですが。

それを基に、この小さな山の生息密度を私の目撃頭数だけで計算し、比較してみると・・・

なんと!!

1㎢当たり240頭になってしまう!

他にも逃げて行ったシカが居たことを考えると・・・

本来の正常な生息密度の20倍以上は間違いなし!

いくら何でも生息密度が高すぎる。

その山の中には、まだまだシカのエサになりそうな草木は沢山あるけれど。

このままでは数年でハゲ山になりそう。

家族連れや御高齢の方々も多く訪れる山だから・・・

知能の高いシカは、そのうちに順応して人慣れしてくれるかな?

そして、仕舞には奈良公園のようになるに違いない。。。

よし、そうなった頃を見計らって・・・

シカ煎餅の販売でも初めてみるか。。。

それで一儲けのビジネスプラン。

くだらないことを妄想してニヤニヤしながら若犬たちと家路を急ぐおバカな私。

家に着いた頃には、辺りはスッカリと暗くなっていました。

そして2日後の昨日。

またもや小さな山へと若犬たちと向かい、今度は写真を撮りながらポテポテと。
05637.jpg

ところが山を登り始めると、ポテポテから、またグイグイに。

シカだらけの状況は同じでした。

その状況に・・・

もうこれ以上は、この山のシカたちを刺激しないでおこうと思った次第。

シカたちが、せっかく見つけた安住の地なのでしょうから。

私って、なんて優しい猟師なんだろう。。。

決して、シカ煎餅で一儲けをするための策略ではありません。。。



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