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生きもの二人三脚

和犬か洋犬か

今更ながらではありますが、犬舎移転も含めて、今後の犬種選定を考えています。

基本的には現在行っている「巻き狩り」と「一銃一狗」に対応できる犬種なのですが。

欲を言うと、現在の猟犬たちの血筋継続ということになります。

洋犬は広い猟場で行われる捕獲業務。

和犬は少人数での巻き狩りや、一銃一狗。

ここで改めて和犬と洋犬のそれぞれの良さについて考えてみるのです。

私が初めて飼育したのは洋犬。
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師匠からの勧めでした。

「初心者でも仕込みやすく、性能が比較的に安定しているから」との理由。

簡単に言いますと、勝手に獲物を追うようになる場合が多いとのことなのです。

また、その頃は隊員も多かったため、猟場を広く囲むことも多く、捜索レンジの広い洋犬の方が手っ取り早く重宝されたのです。

実際に使役してみると、そのとおり。

ところが問題は、その先。

洋犬はシッカリと躾けてコントロール下に置かないと、猟欲に完全に支配された生意気な犬に変貌していく場合も多いと感じています。
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つまり、勢子との一体感が薄れてしまうのです。

それでも良しとする猟隊も多いのですが、毎猟犬探しに奔走する姿を見ていると、如何なものかと。

これを是正するには、日頃の躾が要となるのでしょう。

そこが洋犬の面倒なところ。

言葉を理解させながら躾けるのです。

それを実猟で上手く応用すると、使い良い犬になる場合も多いと感じています。

一方、和犬はその辺が大きく異なると実感しています。
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捜索レンジが洋犬より狭いため、勢子との一体感が得やすいのです。

しかし、ここで勘違いしてはいけないのが、捜索レンジの狭い理由。

鼻が悪い訳ではなく、猟欲が弱い訳でもありません。

それは洋犬と同等。

和犬は「勢子」つまり「人」を重んじるからだと私は感じています。

洋犬のように、猟欲が人との繋がりを飛び越えてしまう傾向が弱いのです。

なので、イノシシが潜んでいる場所を分かっているにも関わらず、人が近くに行かなければ鳴き出さない犬も多く、勢子撃ちが多くなります。

よって、一銃一狗でも使い良い。
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そして、その過程が勢子声や声掛けなどが無くても、以心伝心で進められる。

優秀な和犬に巡り合えると「もう、これしかない!」と、なってしまうのも頷けます。

ところがドッコイ!

洋犬の中には、和犬の良さを兼ね備えた犬もいて、感心することも稀にあります。

確かに和犬は気難しいところがあったり、性能が洋犬ほど安定していない面もありますが、非常に魅力的な犬種です。

な~んて考えていると、繁殖マニアの血が騒ぐ~!

カメは昨日、無事に交尾を終えたし・・・
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次はカメではなく和犬のカノ。
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カメカメハウスにワンワンハウス。

今朝も家内には・・・

「ワンコたちと一緒にミカン山に移住しよう🎵」と、打診したところ・・・
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「一人で行け」と。

10回くらいは言ってみたけれど、いつも答えは同じ。

え~い、もう別居だ~!

猟犬たちが居れば、寂しくなんかナイも~ん!





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女性ハンターの飽くなき探求心

私の猟仲間では紅一点の「猟姉貴」

猟兄貴のお弟子さんでもあります。

その猟姉貴について、昨日の若手(相対的)ハンターの集いの中で、驚愕の事実を知った私。
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やはり彼女は普通のハンターではありませんでした。

「姉貴」としていますが、一応、私より年下・・・これを書かないと怒られちゃう。

以前にも書きましたが・・・

猟姉貴は狩猟を始めて1年ほどしか経っていないのに、射撃の腕前は超一流。

ボルトアクション式のサベージで、立ち撃ち5発でワンホール。

射撃名手の猟兄貴も驚いていました。

また巻き狩りでも、様々なノウハウをシッカリと学び、一猟期しか経験していないとは思えない程の狩猟レベル。

何でも熱心に取り組まれる方なんだなぁ・・・と私は感心することしきり。

猟姉貴ご本人は・・・

「あっきょさん、私を何だか『凄い人』で書いてません?私なんて、まだまだ全然ですよ」と、謙遜します。

それに対して私は・・・

「話を伺っているだけで分かりますよ。 シッカリと学ばれているのが」と。

それを聞いた猟姉貴。

キリッ!とした目つきに変わり、そして口角はキュッ!と上がり、無言で私を見ます。

『おっ、わかってるじゃない』みたいな。。。(-_-;)

なにしろ、その上達速度は、並大抵ではないと感じた次第です。

そんな今までの流れの中で、猟姉貴のジビエ感に少し違和感を覚えた私。

「シカの胃袋って、美味しいよねぇ~🎵」と、平然と話していたのです。
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(画像は自粛で小さく)

驚いた私は、その処理および調理方法を聞いて更に驚き・・・そして目まいが。

「茹でただけだよ。 するとあの臭いがハーブの香りに変わるんだよ🎵」と猟姉貴。

「え、えぇぇ・・・っ! 本当に~!」と、私は何度も聞き直してしまいました。

コリコリして噛み応えがありそうなのは分かるけど・・・

今までにワンコのエサにしかしたことがない・・・(-_-;)
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しかし、コレはほんの序の口。

「袋角も食べたんですよ~🎵」と、スマホの画面を見せてもらうと・・・

おぉぉ・・・本当に食べてる。

先っぽを輪切りにしてフライパンで炒めて食べてる。

食味の方を聞いてみると・・・

「なんにも味がしなかった」と、チョットご不満な様子。

それ以外にも、ここでは書けないような、とんでもない物を食べている ((((;゚Д゚)))))))

その中で「これはギリギリ書けるかな・・・」と、思う部位が一つ。

私は、それを聞いて画像を見せてもらい・・・ついに失禁。

猟姉貴は実は「キ💛タマ 好き好き女子」だったのです。

キ💛タマの話になり、俄然イキイキとタマタマのアレコレを語りだす猟姉貴。

ジビエに対しての飽くなき探求心を、そこに感じたのでした。

それはもう「キ💛タマ姉さん」いや「キ💛タマ ソムリエ」と呼ぶに値するでしょう。

シカとイノシシのタマタマの食べ比べや・・・

イノシシの捕獲時期や、脂の乗った個体とそうでない個体のの食べ比べ等、様々なパターンで検証。

そのデータの蓄積は膨大。

いったい今までに何玉食べたことやら。

因みに・・・

「シカのはコクがイマイチで、少し水っぽい」だ、そう。

ところがイノシシのタマタマの話になると表情は一変。

「イノシシは最高! いくらでも食べられる~!」と。

旨味、コク、食感がシカとは段違いで、抜群に美味しいそうなのです。

いずれにしても、生で食べるのですが・・・

醤油でもポン酢でも何でも合うそう。

「イノシシはタマタマだけは生で食べても大丈夫。 タマタマには悪い細菌やウイルスがいないんだって!」と。

知り合いの猟師さんが言っていたそうです。。。(-_-;)

私も先輩猟師からは「金玉は旨えぞ。食べてみな」と何度か勧められたことがあります。

本当だったんですね。

今度食べてみるかな。。。発情期真っただ中の個体は臭うようですが。

それにしても、ディープなお話をたくさん伺えて感謝です。

私なんぞは、それこそ、まだまだ全然。

これからは「猟姉貴」改め「キン・・・いやいや・・・

可愛く「タマちゃん」と、お呼びしようかな。。。





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猟兄貴

今日は、なんの前触れもなく「若手ハンターの集い」の月例会を行いました。

とはいってもメンバーは3名。

しかし、それぞれにディープなメンバーなのです・・・怪しいくらいに。

私は会社を早退。

3時過ぎには、私が「猟兄貴」と敬愛している喫茶店マスターの営むお店に到着。
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お客さんの少ない時間でないと、マスターには申し訳ないのです。

なので・・・申し訳ないついでに、小腹が空いたため、3時のおやつを注文。
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とても美味しゅうございました。

それにしてもマスターは凄い。本当にスゴイ。

こんなにマルチに狩猟を楽しまれている方を、私は他に知りません。

猟犬を使役した大物猟から、エアライフルによる鳥猟、そして罠猟や、その獲物肉の販売、そしてジビエ料理まで。

いわば筋金入りのプロ猟師なのです。

その中でも驚いてしまったのは、括り罠の技術とその熱意。

喫茶店とは言いながらも、その実は昔ながらの洋食レストラン。

このコロナ禍にあっても、食事時には、ほぼ満席になる地元では人気のお店。

なのに、毎朝早くから罠の見回りを行って、獲物を捕獲。

その後、すぐに解体作業を開始。

それを開店準備前に終わらせるのです。

捕獲頭数だってスゴイ。

私が知っている、この地域の多くの報奨金目当ての猟師たちを完全に凌駕。

おそらく、この地域ではナンバーワンでしょう。

そこで私は以前、マスターにちょっと不躾な質問を。

「報奨金だって凄い金額になるんでしょ」と。

マスターは困ったような表情になり、こう言いました。

「確かにコロナ禍で営業自粛要請がかかり、収入がゼロになった時は助かった」と。

その表情の奥に「自分は金のためにやっているのではない」と言いたげな様子が読み取れたため、私は話題を変えます。

ところが、話をそのまま続けるマスター。

「行政からの要請に対して、いつでも対応できるように今はそのノウハウを高めている。 その一環として、今は実績を残すことが大切だ」と。

そして更に・・・

「獲物肉を有効利用できる道筋も立てられた。それに農家さんは相変わらず困っている」とも。

つまり、報奨金が打ち切られても、それは県の予算の問題で、捕獲し続けないと減少傾向に向かわないことをマスターは分かってのこと。

よって「報奨金が打ち切られても、自分は罠猟を続ける。 獲物肉を処理するための設備も整えた」

とのことなのです。

残滓を処分するための山林もマスターは所有。

完璧なのです。

マスターは、おもむろに冷蔵庫よりイノシシ肉を取り出してきて・・・
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「これは農家さんからの依頼で捕獲した、サツマイモ畑を全滅させたイノシシの肉。この時期でこの脂は・・・農家さんが可哀そう」と。

良質なイノシシ肉、サツマイモ脂です。。。
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最後にマスターの言われていた言葉に、私は深く頷いたのでした。

「罠猟は、大物猟や猟犬を分かった者が行わないと、トラブルを起こすだけ。 報奨金に目が眩むと、狩猟モラルや猟師の仁義に対して盲目的になってしまう。本当の社会貢献とするならば、お金のことは考えるべきではない。報奨金を第一に考えていると、他の猟師たちから軽蔑されるだけだ」と。

やはり本物のプロ猟師「猟兄貴」の言葉は重いのです。

そして、それを横で聞いていた「猟姉貴」
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彼女の猟奇的な狩猟生活の実態を知り、私は気を失うのでした(-_-;)




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シカの雄叫びに泣く

今日はやっちまいました。

完全にセッティングミス。

私の通勤路には、箱ワナが2つと括り罠が4つ、有害鳥獣捕獲の一環として仕掛けてあります。
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何れも我が家から近いため、私が管理を任されていて、毎朝チェックをしてから職場へ。

獲物が掛かっていると、別の罠を管理しているKさんに朝一で電話。

掛かった獲物の処理をお願いして、私はそのまま職場へと向かいます。

それにしても、狙いどおりには上手くいかないもの。

今朝は括り罠が完全に空振り。

このところ、箱ワナの米ヌカに見向きもしなくなったイノシシ。
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せっせと木の実を食べているのでしょう。

ところが、その米ヌカを今度はシカが食べに来るように。

箱ワナの入り口付近のだけを食べて、奥には入らず。

足跡を見ると大きな個体。

小ぶりな箱ワナなので、角が引っ掛かって警戒するのかな?

よって、箱ワナ横のシカの通りに、括り罠を仕掛けたのです。

罠のスプリングのヘタリを補うために、塩ビ管に秘密の加工を施しましたが・・・

感度が良くなり過ぎて、それが裏目に。

空振りした括り罠の周りには、小さな小さな足跡。

もう一年中、子を産んでいる様子。

生後2ヶ月くらいのウリ坊でしょう。

ストッパーを太めにセットしていたため、罠から抜けて一目散でサヨウナラ。

やはり、スプリングがヘタったと思ったら、早めに交換しないとダメみたい。

感度の方も、もっと重みが掛かってから作動するようにしないと。



昨晩も、裏山からはシカの雄叫びが。

いい声で、勝ち誇ったかのように、何度も鳴いていました。

「オマエのヘボ罠なんかには掛からないぞ~🎵」と、鳴いていたのかも。。。

まぁ、今のうちに存分に鳴いておくがよい。

春になれば心を入れ替えて、レベルアップした隊員たちによって・・・

きっと・・・・・きっと・・・・・(´;ω;`)ウッ…

そうでないと、今度は私が泣いてしまう (´;ω;`)ウゥゥ

キミたちどう思う?
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あのまんまでは、やってられないよね。

目の前5mを、何度もハズされたんじゃ。

もう勘弁して。






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猟期前の感謝

今日は急遽、供養祭を行う運びとなりました。

本来は猟期の終わった頃に毎年行っている猟友会の供養祭。
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ところが今年はコロナ禍で中止に。

丁度、日本でも第一波の感染拡大で大騒ぎしていた頃でしたから。

「延期」ではなかったため、てっきり供養祭は行わないと思っていたのです。

神社に着いてみると、昨晩の連絡網とは思えない程の高い出席率。
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そして神事前の神主さんの挨拶。
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この神主さんからのお言葉に、私は感銘を受けました。

心の中では「神主さん、ありがとうございます」と。
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このようなことを言って下さったのです。

「今日は春に行えなかった供養祭ということではありますが、まずは安全祈願祭ということでもお話をさせて下さい」と。

その後のお話を要約しますと・・・

「この増え過ぎてしまったイノシシやシカの捕獲においては、皆さまの働きがとても重要です」

「それに従事するにあたっては、まずは規則を守って安全第一で取り組んで頂くようお願い致します」

との内容でしたが、それをより丁寧に。

いつもの供養祭の「イノシシ、シカの御霊の・・・」の前に、力強く言って下さったのです。

今までには無かったお言葉。

そんな神主さんからのお言葉に、皆が頷いていたのが印象的でした。
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こちらの地域では11月1日から大物猟が猟期に入ります。

そして来年の3月15日まで。

その4ヶ月半の間に、どんなドラマが待ち受けているのやら。
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神主さんからのお言葉を胸に、安全狩猟で臨みたいと思います。






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ヤメテケレ 事故ジコ

この秋の有害・管理・認定捕獲はとうとう一度も参加をしませんでした。

「捕獲業務を大物猟体験の場としているような銃猟に不慣れな者ばかりでは危険すぎる。事故が起きるのは時間の問題だ」と、猟友会の上役に告げてのことです。

実際に事故に繋がりかねない状況を何度も目の当たりにして、非常識な問題発砲を行った隊員に対しては私も注意をしてきました。

猟犬への誤射。

稜線付近にいたシカへの下側からの発砲。

隣のタツが担当する通りに現れた獲物への割り込み発砲。

勢子が無線を入れたにも関わらず、その鳴き止め現場へのタツからの発砲。

バックストップを考えない発砲。

脱砲を忘れたが故の暴発。

まだまだ、枚挙にいとまがありません。

幸いにして、人への傷害事故は免れましたが、共猟者としては、たまったものではありません。

その殆どが有害鳥獣捕獲時における不慣れな者による危険行為。

慌てて撃ち急いだことが大方の原因でした。

また、勢子の私自身も、一歩間違えれば撃たれていたかもしれない状況が2度も。

いずれも不慣れな者による発砲ではなく、理解力と判断力の欠如した者による発砲でしたが。

後に、そのお二人は認知機能の低下が判明。

スグに鉄砲をヤメられました。

ところが当時と比較すると、今は更に不慣れな者の人数が増えてしまいました。

よって、この秋は捕獲隊と距離を置くことにしたのです。

高齢の先輩勢子さんには申し訳ないのですが、一人で頑張って頂くしかありません。

先輩勢子さんの猟犬たちは、ピッタリと獲物の後ろをマークするタイプでは無いため、誤射はされないと思うのですが・・・

この高齢の先輩勢子さんは隣町の分会の会長でもあります。

私の所属する支部と合同捕獲を行う上では、犬持ちでもあるため、要の人なのです。

この先輩勢子さんも、私と同じように状況を憂えている人。

その立場もあるためか「バッサリ!」と、やってしまったのです。

つまり、遊びの延長線上で、覚える気の無い隊員を、片っ端からクビに。

犬持ちは分かっているのです。

一生懸命に真面目に取り組んでくれる隊員が少人数でも居れば、それでも十分に実績を上げられることを。

そして、遥かに安全に業務を遂行できることを。

捕獲経費の一部である税金の支出も抑えることが出来ますし。

高齢の先輩勢子さんは、次世代にバトンタッチをする準備をしていたのです。

少し強引ではありますが。

狩猟の本来を学ぼうとせず、狩猟を知ったつもりになっている成長しないエセ狩猟者。

そして不慣れなまま狩猟を甘く見て、現状で満足をしているナンチャッテ狩猟者。

それらが居なくなった今、隣町の分会は少数精鋭となったのです。

一方、私の所属する支部はどうしたものか。

事態は最悪。

猟期中は罠猟しかやらない新人が2名も入ってくる。

おまけに、的紙にも命中させられない3名は、相変わらず練習にもいかない。

バックストップ無視の常習者は2名。

私がいつまでも鬼軍曹役を務めるのは、いかがなものか。

どうやって指導すればいいのだろう。

・・・・・・・・

一つ、考えたことがあります。

春の支部の総会時に、狩猟教育講義のための時間を割いてもらうのです。

事前に「巻き狩りマニュアル」と「巻き狩り心得十箇条(十で足りるかな?)」を作成。

これをもとに講義を行い、今一度、気持ちを引き締めて、今までを反省して頂こうという算段です。

「狩猟は趣味なのだから、気楽に楽しく」との考えは、こと巻き狩りにおいては、当てはまらないことも多いと感じています。

しかし、その先に楽しい光が見えるため、辛いことでも頑張れるのかもしれません。

少なくとも、私はそうです。

それが嫌ならば、単独猟を行えばいいだけのこと。

防波堤で一人で釣りをしている時は自由気まま。

リフレッシュできる楽しく平和な趣味です。

ところが乗合船での釣りは、時に連係プレー。

船頭の指示に従わないと、ブチ怒られることもあります。

お金を払っているのに。。。

同じ「釣り」という趣味でもエライ違い。

「巻き狩り」と「単独猟」には、それに似た違いを感じるのです。

そのような例えで説明して理解をしてくれない人は、フルイに掛けるしかないのかな。

そんな事はしたくないなぁ。

でも、こっちが諦めたら、お仕舞い。

根気強く教えるしかない。

あっ、そうだ!

私のブログを読んでもらおう。

ねぇ、隣町分会のSさんとGさん。

そうだ、そうしよう。

事故が起きてからでは、遅すぎる。

「嫌われる」なんて、小さなことを心配している場合ではないのです。




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殺生

「有害・管理・認定捕獲」という名の殺生により、ゴミのように処分されていくイノシシやシカを見ていると、色々と考えてしまいます。

「なにかがおかしい」と。

「必要な捕獲」が、今や「惰性の捕獲」になっているのではないか。

ならば「惰性」には、もはや大義は存在しません。

シカ捕獲の報奨金制度が施行されて以降、明らかに変化してしまった捕獲業務も含めた狩猟。

私としては、様々な展望や社会貢献も含めて始めた狩猟だったのですが・・・

この捕獲業務の現状を鑑みると「果たして自分のやっていることは意味があるのだろうか」と思うようになってしまったのです。

時に虐殺行為にさえも思えてしまうことが。

この流れは暴走列車のように、走り出したら止められないのだろうか。

しかし一方では、放っておくと増え続けてしまうイノシシとシカ。

その狭間で、これから狩猟とどう向き合うべきかを考え続けています。

「食べるために狩る」と「社会貢献」を、どうしたら完全融合できるのか。

答えは一つ。

食肉利用するための様々な許可を取得し、捕獲したイノシシやシカを確実に有効利用するための道筋を構築すること。

そのような方が全国には大勢いらっしゃいますので、そんな先輩方から教えを乞いながら進めていく。

これしか無いように思います。

狩猟を始めて一段落し、冷静になり「殺生」の壁にブチ当たった私。

「生きるために食べる」

「食べる物は自分で確保する」

「命を奪った以上は、隅々まで頂き、感謝を忘れない」

人が人として進化したのも「狩猟」があってこそ。

そして、狩猟は文化。

その「狩猟文化」のあり方や位置づけは時代と共に変化を求められます。

現代社会における「狩猟」の役割は、これからはより重要なものとなるでしょう。

と、同時に・・・

殺生を殺生に終わらせてはならないのです。




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私を誰だと思っている

先日、東京にいる息子に送った産地直送便。

裏山産のイノシシを使用した「猪焼肉 250g×4袋」の詰め合わせセット。
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昨日、同じ学科の学友7名と、猪焼肉パーティーを行ったそうです。
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(準備中の写真を送ってもらいました)

息子も含めて計8名で1kgは、ちょっと少なかったかな。

それでも息子からは「みんな喜んでいたよ!」と連絡がありました。

学生諸君は一様に、このようなコメントをしていたそう。

「イノシシ肉って、もっと癖があって臭いと思っていたのに、全くそんなことがないね! こんなに美味しんだね!」と。

やはりジビエには、そんなイメージが付きまとうのでしょう。

フッ フッ フッ ・・・・・

この私を誰だと思っている。 (声はシャア・アズナブルで)

私には「料理長」と呼ばさせて頂いている凄腕の先輩猟師が付いているのだよ。
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この方は今は膝を悪くして勢子が出来ないでいるけれど、射撃の腕も超絶クラス。

私はその先輩を「与作」と呼んだりもしているのだよ。

シカの団体さんがスッ飛んできて・・・・・

「トン トン トン!」と。

目の前にはシカが3頭転がっていたのだよ。

それを、その後の猟でも見せつけられて・・・・・

与作と。

学生諸君、キミたちにも見せてあげたいものだな。

そして放血はいつも完璧。

イノシシだって着弾を場所に拘り、これまた放血もバッチリ。
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歩留りは高いし、旨さは文句なし。

そんな凄腕ハンターが仕留めると、こんな素晴らしいお肉になるのだよ、学生諸君。

肝心の私は、猟犬たちのリードを放つだけ。

でも、このリードの放ち方が難しいのだよ。

「さぁ、見せてもらおうか、チミたちの猟犬としての性能とやらを」と言いながら、鼓舞するように放たないと。。。
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と、言うことで・・・・・

息子が「また送ってね~!」と。

相わかった。

次は猪鍋にしようかな。

出来上がった状態で送るには、どうしたらいいんだろう。

ちゃんとした真空パック機でも買うかな。

・・・・・

アレって超高いのだよ。

困ったものだな。




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エンターテイナー勢子

巻き狩りにおいて、勢子は要。

本当は「猟犬」と言いたいところですが、やはり勢子。
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どんなに優秀な猟犬でも、勢子がダメだと思うようには獲れません。

そもそも、ダメ勢子のもとには優秀な猟犬は育ちませんが。。。

逆に優秀な勢子だと、猟犬がイマイチでも獲らせてくれます。

それと、もう一つは猟を楽しませてくれるかどうか。

上手い勢子はタツをワクワクさせてくれるもの。

タツを飽きさせないのです。

猟場の様子や獲物の痕跡、そして猟犬の反応や動き。
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それを無線で伝えながら猟場内を進み・・・

言葉で捜索中の臨場感を味あわせてくれます。

そのうちに猟犬の動きが慌ただしくなり、猛ダッシュ開始。
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「犬が走り出した。何かを気取ったみたい」と、ヤルわけです。

あとは「犬が鳴き出した」「獲物が起きたぞ」と、やって・・・

GPSを確認したり、見える範囲ならば、肉眼や耳で獲物の向かう方向を判断。

すかさず隊員番号で、例えば「6番、行ったぞ」と無線を飛ばします。

そして「ドシャ~ン!」と。

「止めたよ、15貫だ」と、6番から無線が返ってくる。

ダメな勢子だと、状況アナウンスの無線は殆ど無し。

ただの「犬放し係」なのです。

タツは静かな山の中で、ず~っと潜んでいなくてはなりません。

まぁ、それはそれでアリなのですが、人によっては飽きてしまい、眠ってしまいます。

それに猟果が無いと、何だかつまらない。

でも、無線を上手に利用する勢子の猟だと、獲れなくても楽しいのです。

そう、勢子はエンターテイナー。

喋りと沈黙を絶妙に織り交ぜながら、猟の臨場感に厚みを持たせるのです。
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時には鳴き止め現場に向かう状況もアナウンス。

そしてイノシシとの対峙現場が近くなってきたら・・・

「今から無線はストップ。喋らないで」と。

それまでは「どうだ?」なんて喋っていたタツが「ピタッ!」と静かに。

そして「ドシャ~ン!」と勢子が鳴らして・・・

「止めたよ。旨そうなメスだ」と。

つまり「アナウンス自体でも猟を楽しもう!」的な感じなのです。

先輩勢子さんの中にそれが上手な方がいて、私はそんな勢子を目指しています。
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でも、マネするだけじゃ能が無い。

いっそのこと「DJ勢子」を目指すかな。

ラップ調で猟場状況をアナウンスしながら進んでみたら面白そう。

「🎵何だかこのシダ深くね~、獲物の気配がプンプンだ🎵 おっと、なんだこりゃビッグベン🎵 この太さなら20貫🎵 おまけに臭いもプンプンだ🎵 獲物は近いぞ気を付けろ🎵イヤァ~🎵」

おぉ、なんかいい感じ。

ビミョーに韻も踏んでるぞ。

今度、やってみよう。




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おしゃべり猟隊

前回の話の続きのようなものですが、ちょっと気が付いたことを。

捕獲業務などで合同猟を行う際、私は語気を荒げて無線で注意することがあります。

「少し黙って。 勢子以外は喋らないで」と。

タツに配置しても尚、無線でぺちゃくちゃと喋るおしゃべり爺さんが多いのです。

さすがに若手ハンターは、そんなことはありませんが。

それでいて、おしゃべりさん程、鉄砲を鳴らしても何も喋らない。

なので「鉄砲を鳴らしたら状況を報告してよ」と、また注意。

そんな猟師の所属猟隊は皆がぺちゃくちゃ・・・・そして、だんまり。

勢子が、ただの猟犬放し係で、犬まかせの放ったらかし猟だから、そうなってしまうのでしょうが。

まぁ、酷いものです。

当然、イノシシは獲れません。

そのような傾向にある、とある猟隊に呼ばれて、何度か私が勢子を引き受けたことがあります。
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この猟隊の親方と私は5年前の管理捕獲からの付き合い。
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それ以来、何かと目を掛けて貰っていたのです。

猟期に入ってから誘いを受けて、何回目かの猟での出来事でした。

その頃には、私の「注意」という名のお願いを、ほぼ全隊員が理解して下さっていました。

しかし、親方は相変わらず良く喋る人。

勢子の私を差し置いて、GPS親機の情報をあ~だこ~だと。

なので私は「18(親方の番号)、ちょっと静かにしててよ。それは自分が言うからさぁ」と。

「あっ、そうだな。了解!」と親方。

そんな感じのやり取りが毎猟続いていたのです。

ところが、ある日・・・

勢子の私から離れた混んだ竹藪の中で、猟犬がイノシシを鳴き止め。

GPSとマーカーの情報から、それは明らかでした。

近くのタツに、その親方が配置していたため、私は無線を飛ばします。

「18、竹藪に行って止めてきて(イノシシを仕留めてきて)」と。

「わかった、鳴きが聞こえる所だな」と、タツを解除した親方。

そして、しばらくして銃声が一発。

ところが、待てど暮らせど音沙汰なし。

わたしは「18、どうした。仕留めた?」と。

それでも、何の応答も無し。

心配になった私は竹藪に向かって走り出しました。

しかし、小さな尾根をいくつも越えなくてはならず、なかなか現場に着けません。

その間も何度も無線を飛ばしましたが、おしゃべり親方は沈黙のまま。

親方は当時で御年76歳。

足腰がシッカリした人だとはいえ、もしかしたら・・・・・

私の頭の中は、次第に「暴発」の二文字でいっぱいに。

仕舞いには「18~! 18~! 返事しろ~!」と叫びながら山中を走っていました。

すると、お世話になった時の様々な思い出が走馬灯のようにグルグルと。

気が付くと、私の目からは涙が溢れだしていました。

袖で涙をぬぐいながら走り続け、そして叫ぶも、山は静まり返ったまま。

聞こえる音といったら、異変に気が付いた隊員たちの親方を呼ぶ無線の声のみ。

止血方法や心肺蘇生の手順を思い出しながら、渾身の力でもう一叫び。

「じゅうはち~! 大丈夫か~!」

すると遠くから「お~い」と親方の声。

あぁ・・・・・良かった・・・・・生きてた。

私が声のする方へ駆け寄ったところ・・・

竹藪の奥の方から親方が姿を現しました。

私は開口一番「無線で何度も呼んだのに、どうしたの?」と。

「いや~ゴメン。 イノシシに逃げられちゃったよ」と、あっけらかんと親方。

続けて「オレも何度も無線を飛ばしたのに、誰も返事してくれないんだもの。ここ、そんなに電波が悪いの?」と。

もしやと思った私は「無線はロックを掛けた?確認してよ」と。

「あっ! 局番がズレてる。 ロックを忘れちゃった」と、テヘペロ18。
18

私は、まずは胸を撫で下ろしたのでした。

それ以来、18が無線でぺちゃくちゃとやっても、私は注意をするのをヤメました。

それも狩猟の楽しみなんだなぁと。

獲れる獲れないは二の次なんだなぁと。

相変わらず、獲れるのはシカばかりで、イノシシはさっぱりのようですが。

先月にお会いした時は私にこう言いました。

「またイノシシが食べたいなぁ」と。

「静かに猟をすれば獲れるよ」と言いそうになりましたが。

この猟期は何度かお邪魔をしようと思っています。




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