「定年退職後に何をしよう」で始めた狩猟。
当時の推計値において、将来はハンターが激減して森の生態系保全が難しくなるであろうことが、容易に判断できる状況にありました。
したがって、役立てる猟師になるための準備期間として「我武者羅に狩猟に取り組んでも最低で10年は掛かるであろう」と考え、生活安全課の門を叩いたわけです。
その頃は今とは違って「猟銃所持許可は与えないぞ」感が丸出しだった警察と公安。
電話の向こうの担当者が非常に不愛想で不親切だったため、反抗心が芽生えてしまった私。
敢えてヒゲを蓄えたままの極悪な風貌で臨んでみました。

その反応が見てみたかったのです。
また、理不尽なローカルルールにクギも刺したかった。
明らかに銃刀法から逸脱した押し付けが多かったのです。
そうしたところ、生活安全課は完全に警戒モードに。
生活安全課の課長や公安委員会の課長との面接は、まるで取り調べ。
何の伝手もなく、突然の所持許可申請もアヤシイと思われたようです。
その取り調べに対し、私は終始一貫して否認を。。。いや、冒頭のことを言い続けたのです。
「森の生態系を守りたい」と。
一般的な理由を一言も口に出しませんでした。
実際に、それではウソになるから。
おそらく、そんな理由一つで所持許可申請する人などいなかったのでしょう。
なので理由書には、若い頃に行った野生動物の調査活動について、証明できるモノを添付。
「以前から生態系保全に関心がある」と訴え続けて許可を取り付けたのでした。
なんとも厳しいクレイジーな県です。
最もシカ増殖で困っている県なのに。
思えばあれから6年。
来月には2回目の猟銃所持許可更新となります。
年間の出猟日数は平均すると50日程度。
バタバタの6年間には、様々な出来事がありました。
初めの頃は怒鳴り付けられながらの猟でしたが・・・
近頃では怒鳴り返しながらの猟。
まだ6年生のド初心者猟師ですが、随分と偉くなったものです。
自分で言うのも何ですが。
でも猟師同士、山に入れば全員が真剣。そして平等。
それに真剣にヤラないとイノシシは獲れない。
なので怒号が飛び交うことも、しばしば。
けれども皆仲良し。
お互いに分かり合っているのです。
こんな人間関係を築かせて頂いた先輩方には本当に感謝。
そんな凄腕先輩猟師の一言一言は私にとっては、これからも宝となっていくのです。
しかし先輩方の多くいは、これからもドンドン狩猟をヤメていかれることでしょう。
何だか近頃は焦りにも似た感覚に苛まれます。
6年間、真剣に狩猟に取り組んできましたが、やっとその入口に立てた程度。
更新も終わるこの猟期からは、次の段階にチャレンジしたいと思っています。
今までの先輩方の教の中で実感してきたことに自分の考えを組み合わせて、立証していく猟です。
もう先輩方まかせの猟はお仕舞い。
そうでないと、いつまで経っても進歩しない。
タツ配りも全部私の指示で。
山は毎日のように変化し、その変化を勢子の私が今は一番知っているからです。
何とか一皮剥けたいものです。
いつも応援ありがとうございます!

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当時の推計値において、将来はハンターが激減して森の生態系保全が難しくなるであろうことが、容易に判断できる状況にありました。
したがって、役立てる猟師になるための準備期間として「我武者羅に狩猟に取り組んでも最低で10年は掛かるであろう」と考え、生活安全課の門を叩いたわけです。
その頃は今とは違って「猟銃所持許可は与えないぞ」感が丸出しだった警察と公安。
電話の向こうの担当者が非常に不愛想で不親切だったため、反抗心が芽生えてしまった私。
敢えてヒゲを蓄えたままの極悪な風貌で臨んでみました。

その反応が見てみたかったのです。
また、理不尽なローカルルールにクギも刺したかった。
明らかに銃刀法から逸脱した押し付けが多かったのです。
そうしたところ、生活安全課は完全に警戒モードに。
生活安全課の課長や公安委員会の課長との面接は、まるで取り調べ。
何の伝手もなく、突然の所持許可申請もアヤシイと思われたようです。
その取り調べに対し、私は終始一貫して否認を。。。いや、冒頭のことを言い続けたのです。
「森の生態系を守りたい」と。
一般的な理由を一言も口に出しませんでした。
実際に、それではウソになるから。
おそらく、そんな理由一つで所持許可申請する人などいなかったのでしょう。
なので理由書には、若い頃に行った野生動物の調査活動について、証明できるモノを添付。
「以前から生態系保全に関心がある」と訴え続けて許可を取り付けたのでした。
なんとも厳しいクレイジーな県です。
最もシカ増殖で困っている県なのに。
思えばあれから6年。
来月には2回目の猟銃所持許可更新となります。
年間の出猟日数は平均すると50日程度。
バタバタの6年間には、様々な出来事がありました。
初めの頃は怒鳴り付けられながらの猟でしたが・・・
近頃では怒鳴り返しながらの猟。
まだ6年生のド初心者猟師ですが、随分と偉くなったものです。
自分で言うのも何ですが。
でも猟師同士、山に入れば全員が真剣。そして平等。
それに真剣にヤラないとイノシシは獲れない。
なので怒号が飛び交うことも、しばしば。
けれども皆仲良し。
お互いに分かり合っているのです。
こんな人間関係を築かせて頂いた先輩方には本当に感謝。
そんな凄腕先輩猟師の一言一言は私にとっては、これからも宝となっていくのです。
しかし先輩方の多くいは、これからもドンドン狩猟をヤメていかれることでしょう。
何だか近頃は焦りにも似た感覚に苛まれます。
6年間、真剣に狩猟に取り組んできましたが、やっとその入口に立てた程度。
更新も終わるこの猟期からは、次の段階にチャレンジしたいと思っています。
今までの先輩方の教の中で実感してきたことに自分の考えを組み合わせて、立証していく猟です。
もう先輩方まかせの猟はお仕舞い。
そうでないと、いつまで経っても進歩しない。
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山は毎日のように変化し、その変化を勢子の私が今は一番知っているからです。
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