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生きもの二人三脚

子ガメの孵化

我が家で飼育している多くのカメたち。
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その殆どが自家繁殖個体です。
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幼少の頃より『生きもの繁殖』を趣味としてきた私。

どんな種類であっても、繁殖をさせることが生き甲斐となっています。

例えば・・・・・

昔飼っていたカブトムシなどは、この時期になると毎晩のように孵化を開始。

何個かあった大型ケージ内は、瞬く間にカブトムシだらけに。

それを幾つかの虫カゴ入れて、夜な夜な近所の山に放ちに行くのです。

大きなクヌギの木からは樹液が溢れんばかり。

その樹液の周りに孵化したカブトムシ50匹ほどを一斉にくっ付けます。

今思い出しても、壮観な光景でした。

それを孵化期間に何回も何日も。

300匹前後は孵化していたと記憶しています。

私はそれを『逆昆虫採集』と呼び、5年間ほど黙々と続けました。

そうしたところ、大変なことに。

放していた近所の山がカブトムシだらけになってしまったのです。

夜に何本かの樹液の出るクヌギを見回ると、そこにはビッチリとカブトムシ。

あの大きな羽音も、暗い山中の至る所で聞こえます。

歩いていると、服にカブトムシが止まって来るくらいでした。

当時のことを冷静に振り返ると、あの過度の放鳥ならぬ放虫は、自然破壊行為だったのかもしれないと反省しています。

その反省を胸に、後もニホンイシガメやアカハライモリを繁殖させては放流を。
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もちろん「適度に」です。

一方でここ数年、私が熱心に繁殖を続けているのは外国のカメ。

副業として販売しているのです。

主に中南米に分布する『ハラガケガメ』という種類を繁殖させています。
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今までに何度も紹介させて頂いていますが、そのカメが今年も次々と孵りだしました。

半年もの間、卵の中でゆっくりと発生を続け、よくぞここまでに(先に孵った個体)。
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生息地の自然環境では、何の問題も無く孵化するのでしょうが、ここ日本ではそうはいきません。

それを探る10年間ではありましたが、今年は最良の孵化状態でした。

孵化する個体全てが完璧な状態なのです。

自然下では、これが当たり前なんですけどね。

殻を破って、まずは深呼吸・・・・・少し怒り気味ですが。
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そこから2週間はこのままで過ごします。

おヘソのあたりに卵嚢があり、それを吸収するまでは殻の中で大人しくしているのです。

本当は自分で頃合いを見計らって殻から出て来るのですが、今日は私が手助けを。

さてどうでしょう。
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お腹の卵嚢は完全に吸収されているため、もう大丈夫。

水槽に入れてみると元気に泳ぎ出しました。

一番左が今日の個体です。
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先に孵化した個体(中央と右)の方が、一回りほど大きいのがわかります。

どの生きものも、ある程度の大きさまでは一気に大きくなりますからね。

こんなことでも自然界の厳しさを垣間見たような気がします。

因みに、私が繁殖マニアだから猟犬をブリーディングしたわけではありません。

『狩猟文化の伝承』のためです。

本当です。。。




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両親の回復

一時はどうなることかと思った私の両親。

現代医療に助けられて、すっかり元気になりました。

このコロナ禍の最中、医療関係の方々には本当に感謝の言葉しかありません。

ありがとうございました。

現在、父は85歳、母は76歳。

今までは「気の向いたときに会いに行く」

そんな感じでしたが・・・

これからは「両親との一日一日をもっと大切にしよう」と、私は考えを変えました。

もう両親も私も若くはないのです。

そこで、たまには外食も良いのではないかと、皆で出掛けることに。

本当に久しぶりの外食です。

山の上にあるレストランに行ってきました。
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スーパーの割引商品で窮状を凌いできた我が家の面々にとっては場違いとも思いましたが・・・

たまにはいいでしょう。

両親との優雅な一時を楽しみました。

「いつまでも元気でいてくれよ」

今の両親への思いは、その言葉に尽きるのでした。



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猟服のコーティング補強

狩猟時の棘植物などへの引っ掛けや、藪の中への強行軍等、猟服の布地や縫製部分がホツレたり破れたりすることは多いものです。

また、元々の縫製不良からポケットなどに穴が開いてしまったりも。

発見の度に縫い直すことも良くありますが、事前に対策をしておく方が遥かに楽ですし安心。

私の場合、そのような箇所を予め『ラテックス』で、コーティングしてしまいます。

ラテックスとは主に水溶性のゴムのことで、天然・化学合成など色々とあるようです。
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このラテックスをスポイトや筆で縫製部やホツレ箇所に少量を染み込ませて乾燥。
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すると、そこが弾力性のあるゴム状となり、シッカリとコーティング補強されるのです。

私が使用しているのは、残念ながら一般少量販売されていない工業用ラテックス。

なので、その製品に近い一般品としては、ヤヨイ化学工業の「プラゾールラテックス」がオススメです。
ラテックス

使用した感じや強度・耐久性も、その工業用ラテックスとほぼ同じ。

最小の販売容量は1Lと少し多いのですが、本体価格は1.500円程度。

また何人かで分けあえば問題は無いと思います。

100mlもあれば通常使用で10年は足りますから。
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そしてその有用性から、様々な猟具やそれ以外の物にも大活躍。

ロープの補強と末端のホツレ防止。
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防寒服破れの修理にも使用。
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猟服と同じで、かれこれ5年以上は経ちますが、コーティング補強当時から変化なし。

ところで・・・・・

一般的な瞬間接着剤でも、ある程度の同じような効果はあります。

しかし弾力性が無いため、かえって布地や縫製糸を傷めてしまうことも。

それに比べると、先ほども書いたようにラテックスは乾燥すると弾力性のあるゴム状になります。

よって、布地や縫製糸を傷めることはありません。

また、ある程度の防水効果も見込め、それも瞬間接着剤以上。

思えば私はラテックスにより、大いに狩猟を支えて貰っています。
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このおかげで弾を落とさずに済みましたし、猟友会ベストも何とか使えています。

ラテックス補強は猟服・猟具だけではなく、様々なことに使えそうです。

キャンプや野外作業の服や用品にも良いかもしれません。

本来の使用目的とは異なりますが、使えるモノは何でも使ってみるのはアリでしょう。

それにしても世の中には便利な物があるもんです。



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ネット通販よ どうした

注文した品物が届かない・・・・・

発送日のメールはもちろん、入荷状況すら音沙汰ナシ。

最近、そんなネット通販業者が多くなっていると感じます。

コロナ禍の影響なのは分かりますが「連絡くらい、くれてもいいのでは?」と。

なんだかレビューのようなことを書いてしまいましたが、約束は守って貰いたいですね。

このところ、3連チャンで遅配をくらってしまい、困っています。

まずは・・・・・

バイク修理のためのパーツは、1ヶ月遅れだったし。
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子犬用のサイエンスダイエット・パピーは遅配2週間目に突入。
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「2・3日のうちには連絡をします」なんて事でしたが、1週間以上連絡なし。

早くしないとエサが無くなって子犬たちが!。。。

なんてことはありませんが、ホームセンタで買うと高いですからね。

それと、犬小屋だって届かない。
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本当は日曜大工が好きな私ではありますが・・・

春からの捕獲業務で週末はバタバタ続き。

おまけに今は足が不自由で、この週末の有害鳥獣捕獲と管理捕獲もお休み。

よって、日曜大工もままならない状態なのです。

しかし、そんなことは言ってはいられない!

トラ父さんと子犬のミカサとマルコが一つの犬小屋に収まらないのです。
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当たり前です。

今は先着順で犬小屋の中で寝ている感じ。

あぶれた2頭は外の板の上。

犬舎自体が大きな犬小屋のようでもあるため「まぁいいか」と。
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ところが良くなかった・・・横殴りの雨の日。

板が雨でビチャビチャに。

冬ならば3頭が一つの犬小屋の中に「猿ダンゴ」ならぬ「犬ダンゴ」になるハズ。

でも、今は梅雨だけど初夏。

ただでさえ暑いのに、お互いにくっ付くわけがない。

なので市販の犬小屋を注文したのに、連絡すら・・・・・

「けしからん!」・・・私。

そもそも5頭いるのに3つしか犬小屋を用意していなかった私が悪いのです。

まるで椅子取りゲーム・・・いや、犬小屋取りゲーム。

ただ、いつも思うのです。

一生懸命に犬小屋を作っても、一瞬でボロボロに。
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そして、修理に次ぐ修理。

仕方がないとは言え、何だか切ないのです。

しかし、今回は既製品。

一生懸命も何もありません。

ボロボロにされようが、全部が木材チップにされようが全然平気。

犬小屋がどのように破壊されていくかも興味があります。

その前に・・・・・

いつになったら届くのだろう。

しばらくの間は、着日に余裕をもって注文するしかないのでしょう。

コロナ禍による「勝ち組」と「負け組」

後も「勝ち組」となり続けるためには、今が勝負どき。

丁寧な対応は「信用」でもありますからね。

さて、メールを見てみよう。



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射撃が上手くなりたい

猟友会主催で行われる射撃大会。
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今年は今のところ、その大会全てがコロナ禍の影響で中止。

オート5の新調したサイトを試してみたかった私としては、スラッグ大会が良い機会だったのですが、残念です。
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ところで、大会に参加すると驚くほど上手な方が数名いらっしゃいます。

そんな成績上位陣の顔ぶれは、いつも同じ。
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日頃の練習もさることながら、非凡なる何かを持っているであろうことを感じさせます。

何しろ「凄い!」の一言。
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いったい、この方たちは何をされているのかと、職業を伺ってみたことがあります。

そうしたところ、職業は様々。

しかし、その中でも一番多かったのは元自衛隊員でした。

なるほどね。

やはり、基本からして違うのでしょうね。
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そこで私も彼らのように「上手くなれないか」と考えて、基本から学ぶ方法を模索。

その結果、国家機関で学ぶのが間違いないであろうとの結論に達しました。

しかし、彼らと同じ自衛隊では面白くない。
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その上を行くモノは無いのだろうかと、さらに考えます。

そしてついに「ここで鍛えてもらおう!」と、直感的にある国家機関に辿り着きました。

水泳の得意な私には持って来い。
シールズ

そう、アメリカ海軍の特殊部隊「ネイビーシールズ」に入隊することを決意したのです。
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ここならば、自衛隊よりも高い給料を頂きながら練習に励むことが出来るハズ。

早速、入隊資格を調べてみます。

すると、なんと!

入隊資格年齢が17歳以上28歳以下!

し、しまった! 少し遅かった! 

おまけに自分はアメリカ国籍じゃナイような気がする!

そのことを家内に伝えたところ・・・・・

「本当に調べるな アホ!」と、怒られてしまいました。

う~む、それにしても世の中スゴイ人たちがいるものです。

私はその決意を断念することに。。。

今度、元自衛隊員の方々に射撃場で会ったら、シッカリと学ばせて頂くことにします。

ところで、なんでこんな所に穴が開いちゃうの?
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もう、いやだ!



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どっこいしょワンコ

コーシン母さんが出産してから、かれこれ4ヶ月。
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最近、子犬たちへの関心が薄れてきたような・・・・・

なんて思っていたら、もう発情期に突入。

これは出産後の体調管理が上手くいったことの証と捉えて良いものか?

・・・まぁ、そうしておきましょう。

ところが子犬たちの方は、まだまだ「母ちゃ~ん!」状態。
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しかし、このままでは躾をするにもよろしくない。

私は心を鬼にして母子を分けて、子犬たちをトラ父さんへと預けたのでした。

「子犬たちと、トラ父さんとの上下関係を明確にしておこう」との狙いもありました。

そうしたところ、これが大正解の大当たり!

トラ父さんが「ビシ~ッ!」と躾をしてくれたのです。

普段は穏やかで優しい性格のトラ父さん。

ところが猟では、獲物を発見すると猛犬へと豹変します。
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その「豹変ぶり」を躾でも遺憾なく発揮。

初めは、優しいトラ父さんをナメくっていた子犬たち。

執拗にちょっかいを出します。

もちろん、挨拶も適当。

すると、我慢の限界を超えたトラ父さんは、烈火のごとく叱ります。

「キャイ~ン!」と鳴き叫ぶ子犬。

その声で、ミカサかマルコのどちらが悪さをしたのか、私は分かります。

犬舎を覗きに行くと、そこにはショボンとした、どちらか。

しばらくすると・・・・・

「おぉそうか、わかったか。あんなことしたらダメだぞ」と、トラ父さんがショボンとした「どちらか」を、優しく舐めてあげるのです。

そんなことを数日も繰り返すと、子犬たちはトラ父さんに一目を置く行動をとりだします。

聞き分けの良い、お利口さんへと変わっていたのです。

それに伴いミカサとマルコは、飼い主への服従の大切さも理解してきた様子。

人の側に寄り添うようになってきたのです。

先日も、息子が座ると、その側に子犬たちが近寄り・・・・・
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とくにマルコが人のマネをするようになってきたのです。

同じように横に座るのです。

それは私でも同じ。

私が座ると、その横へ「どっこいしょ」と。

試しに、家に帰って来ている娘が座ってみても同じ。
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面白かったので「そのままで動かないでね~」で、マルコには座ったままポーズ。
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「座れるんだね~エライね~」と、おだてるとジッと座ったまま。
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「いったい、トラ父さんは何を教えたのだろうか?」とも思いましたが・・・
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これはこれで良しとしましょう。
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なんだか笑っちゃいますね。



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猟犬との5年間

生きもの好きではあれ、犬とは一生縁が無いと思っていた私。

狩猟を始めるにあたっても「猟犬」のことなど全く考えていませんでした。

私ごとき初心者が、猟犬を飼うなど以っての外と思っていたのです。

本当は「単独忍び猟」に憧れて、孤高のハンターを目指すつもりでした。

ところがひょんなことから、とある巻き狩りグループに所属することに。

それが運命の分かれ道。

そのグループは、プロ猟師集団のような猟隊だったのです。
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隊員たちの大物猟における知識や技術は私の想像を遥かに超えていました。

彼らの数十年にも及ぶ経験や努力は並大抵ではないことが、初心者の私でも分かるほどだったのです。

その一方で私の能力では、単独忍び猟で猟果を上げることは難しいであろうことも猟初日に悟ったのでした。

それからというもの、先輩猟師方に猟について様々なことを教えて頂く勉強の日々。
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しかしそんなある日、勢子役の方が突然亡くなられてしまったのです。

私が猟隊に入って2ヶ月後のことでした。

これで猟隊の勢子は隊長兼任のお一人だけに。

皆で今後の隊員構成について話し合いを持ったのでした。

結果、勢子をもう一人確保するべきだとの結論に達し「あっきょ、君がやり給え」と。

理由は簡単「一番若いから」だけ。

困った私は「まだ狩猟を始めて一猟期も経験していないのに、できる訳がない」と。

しかし「何とかなるって。教えてあげるから」と皆さん。

私は「毒を食らわば皿まで」と、自分に言い聞かせるしかありませんでした。

そしてその日から隊長兼任のもう一人の勢子役の方が私に勢子や猟犬のことを教えて下さり、後にその方が私の師匠となったのでした。
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今思えば「運命や出会い」とは面白いものだと、しみじみ感じます。

私はそこで初めて猟犬の重要性や奥深さを知り、真剣に狩猟に取り組むことを決意。

狩猟の面白さが徐々に分かりだした事と、生来の生きもの好きが合体。

私は猟犬にグイグイとのめり込んでいきます。

あれから5年。

色々とありましたが、これから先の狩猟スタイルに対応するための知識や技術は、まだまだ不足しています。

しかし、この段階に至るまでも猟犬たちから学んだことはあまりに多く、今の私があるのも猟犬たちのおかげです。

猟犬たちと出会わなかったら、到底、今の狩猟レベルには達していません。

そんな猟犬たちと引き合わせてくれた今は亡き師匠には、やはり感謝の言葉しかないのです。

昨年の6月には、師匠の最後の猟犬「ヤマ」が師匠のもとへと旅立ちました。
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ヤマのおかげでコーシンを仕込み上げることが出来たのです。

「あっきょ君、ヤマみたいな犬は、なかなかいないぞ」と師匠が言うだけの猟犬でもありました。

そして同じ6月にはトラが我が家へと。
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思えば一年前のトラも、ちょうど今の子犬たちと同じ生後4ヶ月。

また、あっと言う間に大きくなってしまうのでしょう。
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さて、来期はどうしたものか。

この5年間で猟隊の隊員は10名以上が鉄砲をヤメられたり亡くなられたり。

昨猟期ですらタツが1本なんて日がありましたから。

かと言って、誘って下さる幾つかの猟隊に移籍するつもりは今のところ無し。

何れにしても来猟期は、私一人で若犬のミカサとマルコを仕込む週末が多くなりそうです。

その時が楽しみでなりません。
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猟犬たちからは生きる活力も与えて貰っていると感じる毎日。

私にとって猟犬はパートナーである以上に、狩猟の家庭教師でもあります。

何しろ、山のこと獲物のことは、私より良く理解していますから。

「なるほどね~」なんてことは毎回です。

猟犬たちが伝えんとすることを察知するのも勢子の技量の一つなのでしょう。

いつになったら「人犬一体」になれるのだろう。

今はやっと出発点に立てた感じです。

先は長いな。




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テキトー!簡単「あぶり鹿肉」

本当は「ローストベニソンの作り方!」なんて題目にしたかったのですが。

あまりにテキトーな手順と調理器で作ったため、ちょっと恥ずかしかったのであります。

ところが、この作り方で調理した「あぶり鹿肉」はオーブンで作ったのと一緒。

火の通し加減はバッチリでしたし、もちろん旨さも文句なし!
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そう、パン焼き器で作るのがミソなのです。
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火の通し加減が判断しやすいのは、シカ肉特有の目安があるからかもしれません。

シカ肉は水分を多く含んでいるため、牛肉などに比べると加熱時に肉汁が多く出てきます。

その肉汁の色が目安になるのです。

色がピンクから透明に変わったあたりがポイント。

ローストビーフの場合、串を刺して確認するアレですね。

それがシカ肉の場合は勝手に肉汁が出て来て、受け皿の上に貯まります。

その色を見れば良いわけです。

今回は10日ほど熟成をさせたシカのモモ肉500gで作ってみます。

まずはマックスバリューで購入した「トップバリュー・ブレンドスパイス」

これを肉全面に満遍なく振り掛けて、しばらく冷蔵庫で寝かせます。
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このブレンドスパイスは様々なモノに使えて便利。
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ジャーキー作りなんかにもイイですよ。

次にフライパンで軽く焼き、モモ肉の表面にコゲ目を付けます。
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そうしたら、アルミホイルに包んでパン焼き器へ。

アルミホイルには、肉汁が確認できるように少し隙間を開けておくこと。

付属の受け皿に乗せてタイマーを5分。
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そして5分が経ち「チ~ン!」

そのまま更に5分ほど焼き器内に放置。

放置中に肉汁が出てくるんですね。

この色を見るのです。

これを、もう2回(肉500gの場合)繰り返すと、透明な肉汁が出てきます。

肉を指で押すと少し硬い感じに。

冷めるまで放置します。

さて、どうかな?

おぉ、いい感じ!
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最後に市販のローストビーフソースを掛ければ出来上がり!

初めの写真がそれです。

家族には大好評!

追加で背ロース肉バージョンも作ってみます。
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これは200gだったので、2回目の放置時間で肉汁と睨めっこかな。

おそらく、これも成功すると思います。

家にオーブンレンジが無い方は是非ともお試しあれ。

我が家は何故か・・・・・

家内が使わせてくれないのです。

「いつも掃除をするのは私なんだから」と。

今までに色々と失敗したからかなぁ。

仕方がありませんね。




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罰が当たる

皆様からの心からのご忠告に背くようなことをした愚かな私。

今は反省しています。

やっぱり山は甘くはないですね。

平坦地とは違った様々な負担が足に掛かっていることを、改めて思い知らされました。

また、足の悪いご高齢の先輩猟師方が、何であんなに山でヨタヨタしているのか。

それについても実感できました。

今後は「タツ配置」「獲物の引き出し」など、その様な方々には、もっと配慮をして差し上げなければとも思った次第です。



この日も朝から強い日差し。
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日陰で作戦の打ち合わせ。

その後、各自猟場へと散って行きます。

まずは防虫対策を忘れずに。
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私は隊員方のご配慮により、一番近場のタツへ配置。
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つまり山裾の際。

しかし、そんな場所は思いのほか、獲物が逃げてくるものです。

猟犬に追われてオットット・・・このままでは山から出てしまう・・・

で、山裾際へと舵を取り直すイノシシやシカ。

そこを私が仕留める算段です。

さて、弾を装填しましょう。
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今回はレッドバードの標的射撃用の弾で臨みます。

狩猟用のイタリア製弾頭よりも集弾性が良いですからね。

弾の工場火災以降、標的射撃用弾頭の精度がやっと上がってきた感じですから。

さぁ、左右どちらからでも、いらっしゃい。
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無線では、子引きのイノシシと、シカが起きた様子。

水平二連の安全装置を解除します。
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静まり返った山の中は鳥の声が聞こえるのみ。

風も無かったため「聴力」が有効な獲物センサーとして働きます。

時々「パキッ!」っと山の高い方で音がします・・・・・方向からして上のタツのSさんかな。

小枝を踏んじゃったんでしょうね。

おそらくは獲物たちも、そのような音に敏感になっているのでしょう。

タツは音を立てないに越したことはないのです。

しかし、待てど暮らせど私たちの方へは獲物は現れず。

結局、他のタツ場からも鉄砲の音は一発も聞こえて来ず。

どうやら子引きの「子」に猟犬たちが翻弄されてしまったようです。



昼食を挟んでの二回戦目はミカン畑の隣の山で。

今度の私のタツは完全に一本通り。

猟場内から逃げて来て、この急斜面を獲物は駆け上がります。
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そして農道を渡り、ここから登って隣の山へとサヨウナラ。
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ただ単に「仕留める」だけであれば、初めの「急斜面」で事は済みます。

しかし、私としては仕留めた獲物を農道に落として回収したい。

よって、隣の山への登り口を辿って15mほど上がると、低い尾根を越えるためにマル印の所からヒョッコリと顔を出します。
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そこで仕留めれば回収は楽々。

農道に降ろせばいいだけですからね。

そのタツに配置するために尾根道を少し登ると、ビワの木がありました。
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よく見ると、ビワの木の下には無数のシカの足跡。

地面に落ちたビワの実を食べに来てるんですね。
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おそらくこの近辺には、括り罠が仕掛けてあるのでしょう。

さて、タツではこんな感じ。
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妄想癖のある私の頭の中には、見切り通りのイノシシが既に目の前に転がっています。

どの角度から仕留めたイノシシを撮影しようかな・・・

それとも惨たらしい写真は撮るのをヤメようかな・・・

などと考えていたら、それは妄想のままに終了。

猟は終わってしまいました。

どうやらイノシシに他のタツを切られてしまったようです。

この日は2回戦で猟果は無し。

でも、隊長曰く「罠だけでは無理がある。猟犬を放して追っ払うだけでも意味はあるんだ」と。

まぁ、それもそうですね。

「猟果は上がらなくても成果はある」とのことなんですね。

猟が終わって「ふっ」とタメ息。

そして緊張が解けた途端、右足がズキズキと。

私は真っ先に家へと帰ったのでした。

もちろん、次の日の捕獲業務欠席を告げて。

やはり、人の注意は聞くものです。

皆様から心配して頂いた通りになってしまいました。

スゴロクで言うと「振出しに戻った」

そんな感じです。

山をナメてはいけませんね。



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狩猟に適した長靴

「よし、今日も有害鳥獣捕獲を頑張ろう!」

皆様から頂いた数々のご心配やアドバイスを念頭に置いて・・・

とりあえず行ってみることにしました。

こんな私をお許しください。

まずは、試しに玄関でスパイク足袋を履いてみます。
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ムム・・・やっぱり腫れ上がった右足が全然入らない。

かと言って、クロックスではダニエルさんの餌食に。
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それに猟仲間から「おい、足袋を履き忘れてるぞ」なんて絶対に言われる。

では、釣り用のスパイク磯ブーツ。

コイツは山でも使えるスグレモノ。

掘り荒らされた土の上で作業をすることの多い罠師の方などには超オススメ。

ただし足袋や普通の長靴の5倍以上する価格がネック。
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ウゥ・・・ビミョ~に右足が入らない・・・

ならば最終兵器「給食のお姉さん長靴」

さて、どうでしょう。
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オォ・・・ブラボ~🎵 コレならいけそう。

実はこのタイプの長靴は見切りの時や、ぬかるんだ場所での作業、そして解体では以前から使っていました。

周りの猟師さん方も、ほぼ全員が猟車に必ず積んでいます。

いわば猟師にとっては必需品。

ところが中には宜しくない粗悪品も多いと感じています。

とくにホームセンターなどで売られている、ラインの入ったカッコイイ長靴は、その殆どが短命に終わります。

「あれ~、足が濡れるんですけど~」なんて経験がある方も多いことでしょう。

そして「もっとまともな長靴はナイのかな? 同じくらいの価格で・・・そんなのがあったら嬉しいな」と。

ところが、この私が使っている「アキレス」の長靴は、そんなあなたの期待を絶対に裏切りません。

今回は手元にありませんが、同じアキレスの「タフテック スパッツ」などは、もう最高!
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アウトソールは一般的なパターンですが、かかと部分のエッジがシッカリしていて、滑りやすい下りの斜面では、侮りがたいグリップ力を発揮します。(手元にある白い長靴とパターンは同じ)
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私は以前、本業とは別に副業として、魚市場で10年間アルバイトをしていました。

またその前には釣具屋経営も。

そして今は庭の作業や狩猟に。

これら20年の間に、様々なタイプやメーカーの長靴を履いてきましたが、未だにこのアキレスの長靴以上の「コスパ」を有する長靴に出会ったことはありません。

と言いますか、実質販売価格が3千円前後で何年も使える製品を私は他に知りません。

材質や作りが良いのでしょう。

さすが「MADE IN JAPAN」

私のお気に入りは、これを履いて犬舎の掃除をすること。
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動物園の飼育員さん気分が味わえるのです。

「私も欲しい!」と思ってしまった方は、コイツをクリック!

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いや、こんなことをしている場合ではない。。。

早く集合場所に行かなくちゃ。

・・・・・つづく



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