我が家で飼育している多くのカメたち。

その殆どが自家繁殖個体です。

幼少の頃より『生きもの繁殖』を趣味としてきた私。
どんな種類であっても、繁殖をさせることが生き甲斐となっています。
例えば・・・・・
昔飼っていたカブトムシなどは、この時期になると毎晩のように孵化を開始。
何個かあった大型ケージ内は、瞬く間にカブトムシだらけに。
それを幾つかの虫カゴ入れて、夜な夜な近所の山に放ちに行くのです。
大きなクヌギの木からは樹液が溢れんばかり。
その樹液の周りに孵化したカブトムシ50匹ほどを一斉にくっ付けます。
今思い出しても、壮観な光景でした。
それを孵化期間に何回も何日も。
300匹前後は孵化していたと記憶しています。
私はそれを『逆昆虫採集』と呼び、5年間ほど黙々と続けました。
そうしたところ、大変なことに。
放していた近所の山がカブトムシだらけになってしまったのです。
夜に何本かの樹液の出るクヌギを見回ると、そこにはビッチリとカブトムシ。
あの大きな羽音も、暗い山中の至る所で聞こえます。
歩いていると、服にカブトムシが止まって来るくらいでした。
当時のことを冷静に振り返ると、あの過度の放鳥ならぬ放虫は、自然破壊行為だったのかもしれないと反省しています。
その反省を胸に、後もニホンイシガメやアカハライモリを繁殖させては放流を。

もちろん「適度に」です。
一方でここ数年、私が熱心に繁殖を続けているのは外国のカメ。
副業として販売しているのです。
主に中南米に分布する『ハラガケガメ』という種類を繁殖させています。

今までに何度も紹介させて頂いていますが、そのカメが今年も次々と孵りだしました。
半年もの間、卵の中でゆっくりと発生を続け、よくぞここまでに(先に孵った個体)。

生息地の自然環境では、何の問題も無く孵化するのでしょうが、ここ日本ではそうはいきません。
それを探る10年間ではありましたが、今年は最良の孵化状態でした。
孵化する個体全てが完璧な状態なのです。
自然下では、これが当たり前なんですけどね。
殻を破って、まずは深呼吸・・・・・少し怒り気味ですが。

そこから2週間はこのままで過ごします。
おヘソのあたりに卵嚢があり、それを吸収するまでは殻の中で大人しくしているのです。
本当は自分で頃合いを見計らって殻から出て来るのですが、今日は私が手助けを。
さてどうでしょう。

お腹の卵嚢は完全に吸収されているため、もう大丈夫。
水槽に入れてみると元気に泳ぎ出しました。
一番左が今日の個体です。

先に孵化した個体(中央と右)の方が、一回りほど大きいのがわかります。
どの生きものも、ある程度の大きさまでは一気に大きくなりますからね。
こんなことでも自然界の厳しさを垣間見たような気がします。
因みに、私が繁殖マニアだから猟犬をブリーディングしたわけではありません。
『狩猟文化の伝承』のためです。
本当です。。。
「それは違うんじゃないの?」と思われた方は「ポチッ!」

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その殆どが自家繁殖個体です。

幼少の頃より『生きもの繁殖』を趣味としてきた私。
どんな種類であっても、繁殖をさせることが生き甲斐となっています。
例えば・・・・・
昔飼っていたカブトムシなどは、この時期になると毎晩のように孵化を開始。
何個かあった大型ケージ内は、瞬く間にカブトムシだらけに。
それを幾つかの虫カゴ入れて、夜な夜な近所の山に放ちに行くのです。
大きなクヌギの木からは樹液が溢れんばかり。
その樹液の周りに孵化したカブトムシ50匹ほどを一斉にくっ付けます。
今思い出しても、壮観な光景でした。
それを孵化期間に何回も何日も。
300匹前後は孵化していたと記憶しています。
私はそれを『逆昆虫採集』と呼び、5年間ほど黙々と続けました。
そうしたところ、大変なことに。
放していた近所の山がカブトムシだらけになってしまったのです。
夜に何本かの樹液の出るクヌギを見回ると、そこにはビッチリとカブトムシ。
あの大きな羽音も、暗い山中の至る所で聞こえます。
歩いていると、服にカブトムシが止まって来るくらいでした。
当時のことを冷静に振り返ると、あの過度の放鳥ならぬ放虫は、自然破壊行為だったのかもしれないと反省しています。
その反省を胸に、後もニホンイシガメやアカハライモリを繁殖させては放流を。

もちろん「適度に」です。
一方でここ数年、私が熱心に繁殖を続けているのは外国のカメ。
副業として販売しているのです。
主に中南米に分布する『ハラガケガメ』という種類を繁殖させています。

今までに何度も紹介させて頂いていますが、そのカメが今年も次々と孵りだしました。
半年もの間、卵の中でゆっくりと発生を続け、よくぞここまでに(先に孵った個体)。

生息地の自然環境では、何の問題も無く孵化するのでしょうが、ここ日本ではそうはいきません。
それを探る10年間ではありましたが、今年は最良の孵化状態でした。
孵化する個体全てが完璧な状態なのです。
自然下では、これが当たり前なんですけどね。
殻を破って、まずは深呼吸・・・・・少し怒り気味ですが。

そこから2週間はこのままで過ごします。
おヘソのあたりに卵嚢があり、それを吸収するまでは殻の中で大人しくしているのです。
本当は自分で頃合いを見計らって殻から出て来るのですが、今日は私が手助けを。
さてどうでしょう。

お腹の卵嚢は完全に吸収されているため、もう大丈夫。
水槽に入れてみると元気に泳ぎ出しました。
一番左が今日の個体です。

先に孵化した個体(中央と右)の方が、一回りほど大きいのがわかります。
どの生きものも、ある程度の大きさまでは一気に大きくなりますからね。
こんなことでも自然界の厳しさを垣間見たような気がします。
因みに、私が繁殖マニアだから猟犬をブリーディングしたわけではありません。
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