今日は今年最後の猟。
なんとかビシッ!っと決めたいところですが・・・
猟犬はトラ1頭引きでやってみることにしました。

初めての猟ではカノと無難にその役を務めたため、今度は一頭でどうかな?と。
朝の見切りではイノシシは二ヵ所の猟場にそれぞれ1頭いると断定。
「見切り」とは、イノシシを、その足跡で何処の猟場にいるのかを判断することを言います。
それが分からないことには、タツの配置が決まらないからです。
まずは一回戦目。
タツ配置完了を確認して、トラと深い笹ボサの中を進んで行きます。
途中、四つん這いでないと抜けられない場所も多くて、私は前進に大苦戦。
トラはその中をスイスイと捜索。
しかし、トラの反応や動きは今一つ。
笹ボサ内のイノシシの通りには一日遅れの足跡ばかり。
ムムム・・・イノシシが居ない感じ。
そんな状況のまま更に進むと・・・
イノシシの寝家地帯を過ぎて猟場内を全て捜索した状態となってしまいました。
そして最後に猟場出口のイノシシの通りを確認してみると・・・なんと!「往復」
「往復」とは、こちらの方の猟師用語では、イノシシの足跡が「行ったり来たり」していることを言います。
その場合「大抵はイノシシは抜けている」
つまり「その猟場内にイノシシは居ない」と判断するのが猟師の間では一般的なのです。
無線でそのことをタツに伝えて、タツを解除してもらいます。
トラを呼び寄せてリードのフックを首輪にカチャン。
と!その時・・・・・私は青ざめたのでした。
狩猟ベストのポケットに入れていたハズのGPSの親機が無いことに気が付いたのです。
よって、他の隊員に手伝ってもらい、GPSの捜索を開始。
笹ボサ巨大迷路の2周目に向かいます。。。
今度は、先ほどの自分の足跡を自分で追跡。
嗚呼、情けない。
「さっき、四つん這いになったあたりが怪しいな」
で、睨んだところにて落としたGPSを発見!
「あったよ~!!」
嬉しさのあまり、はずむ私の声。
そして「良かったね~ よく見つかったね~」と、みんなの温かい労い?の言葉。
「狩猟って素晴らしいなぁ」と、思える瞬間でした。。。
そして昼食を済ませてからの二回戦目。
「さぁ!トラよ、いざ出陣!」

食事をとって血糖値の上がった私はヤル気満々。
トラも先ほどの不完全燃焼をなんとかしたい様子。
リードをグイグイと引っ張ります。
そして、トラと猟場の山に登ろうとしたところ・・・
と! またもや!
登り口の落ち葉の様子がヘン。
その落ち葉を退けると・・・イノシシの新しい下り足を発見!
「おい、抜けがあるぞ」と、タツの皆に無線を飛ばします。
朝に見切りを行った隊員が話していた「入り(はいり)」の足跡と同サイズのイノシシ。
「入り」とは、その猟場内に入っているイノシシの足跡の、こちらでの呼び方です。
トラと猟場内に入ろうとしたところ、偶然、イノシシの抜け足、つまり猟場内から出た足跡を発見してしまったのです。
やむを得ず、猟を一旦中止。
そのイノシシが何処へ行ったのか?
全員で手分けして追跡してみることにしました。
私は先輩猟師のKさんと足跡を追います。

すると、最終的には隣の大きな山へと・・・
この日はタツが3人だけ。
その人数では、とても囲めるような山ではないのです。
残念ながら、この日の猟は中止としました。

トラの仕込段階としては、痛恨のミス続き。
その中で一等賞は、やっぱり私のGPS事件。
あの時、もしもイノシシが起きてタツを抜けてしまっていたら・・・
「おりょ? GPSがナ~イ!」
で、居場所をすぐに特定できず、トラを危険な状態に陥らせてしまっていたことでしょう。

私は最低な勢子です。
終わり悪ければ・・・
いやいや、GPSが見つかったから・・・
終わり良ければ、全て良し!(-_-;)
トラよゴメンね。
なんとかビシッ!っと決めたいところですが・・・
猟犬はトラ1頭引きでやってみることにしました。

初めての猟ではカノと無難にその役を務めたため、今度は一頭でどうかな?と。
朝の見切りではイノシシは二ヵ所の猟場にそれぞれ1頭いると断定。
「見切り」とは、イノシシを、その足跡で何処の猟場にいるのかを判断することを言います。
それが分からないことには、タツの配置が決まらないからです。
まずは一回戦目。
タツ配置完了を確認して、トラと深い笹ボサの中を進んで行きます。
途中、四つん這いでないと抜けられない場所も多くて、私は前進に大苦戦。
トラはその中をスイスイと捜索。
しかし、トラの反応や動きは今一つ。
笹ボサ内のイノシシの通りには一日遅れの足跡ばかり。
ムムム・・・イノシシが居ない感じ。
そんな状況のまま更に進むと・・・
イノシシの寝家地帯を過ぎて猟場内を全て捜索した状態となってしまいました。
そして最後に猟場出口のイノシシの通りを確認してみると・・・なんと!「往復」
「往復」とは、こちらの方の猟師用語では、イノシシの足跡が「行ったり来たり」していることを言います。
その場合「大抵はイノシシは抜けている」
つまり「その猟場内にイノシシは居ない」と判断するのが猟師の間では一般的なのです。
無線でそのことをタツに伝えて、タツを解除してもらいます。
トラを呼び寄せてリードのフックを首輪にカチャン。
と!その時・・・・・私は青ざめたのでした。
狩猟ベストのポケットに入れていたハズのGPSの親機が無いことに気が付いたのです。
よって、他の隊員に手伝ってもらい、GPSの捜索を開始。
笹ボサ巨大迷路の2周目に向かいます。。。
今度は、先ほどの自分の足跡を自分で追跡。
嗚呼、情けない。
「さっき、四つん這いになったあたりが怪しいな」
で、睨んだところにて落としたGPSを発見!
「あったよ~!!」
嬉しさのあまり、はずむ私の声。
そして「良かったね~ よく見つかったね~」と、みんなの温かい労い?の言葉。
「狩猟って素晴らしいなぁ」と、思える瞬間でした。。。
そして昼食を済ませてからの二回戦目。
「さぁ!トラよ、いざ出陣!」

食事をとって血糖値の上がった私はヤル気満々。
トラも先ほどの不完全燃焼をなんとかしたい様子。
リードをグイグイと引っ張ります。
そして、トラと猟場の山に登ろうとしたところ・・・
と! またもや!
登り口の落ち葉の様子がヘン。
その落ち葉を退けると・・・イノシシの新しい下り足を発見!
「おい、抜けがあるぞ」と、タツの皆に無線を飛ばします。
朝に見切りを行った隊員が話していた「入り(はいり)」の足跡と同サイズのイノシシ。
「入り」とは、その猟場内に入っているイノシシの足跡の、こちらでの呼び方です。
トラと猟場内に入ろうとしたところ、偶然、イノシシの抜け足、つまり猟場内から出た足跡を発見してしまったのです。
やむを得ず、猟を一旦中止。
そのイノシシが何処へ行ったのか?
全員で手分けして追跡してみることにしました。
私は先輩猟師のKさんと足跡を追います。

すると、最終的には隣の大きな山へと・・・
この日はタツが3人だけ。
その人数では、とても囲めるような山ではないのです。
残念ながら、この日の猟は中止としました。

トラの仕込段階としては、痛恨のミス続き。
その中で一等賞は、やっぱり私のGPS事件。
あの時、もしもイノシシが起きてタツを抜けてしまっていたら・・・
「おりょ? GPSがナ~イ!」
で、居場所をすぐに特定できず、トラを危険な状態に陥らせてしまっていたことでしょう。

私は最低な勢子です。
終わり悪ければ・・・
いやいや、GPSが見つかったから・・・
終わり良ければ、全て良し!(-_-;)
トラよゴメンね。
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