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生きもの二人三脚

狩りから稲作へ のアルカトラズ?

ちょっと一話はさみます。

引き続き、真面目な話です。。。

見習い猟犬トラの機動力の高さと、ガッツに焦った私。

皆さまからのアドバイスやご心配を頂き、改めて焦っています。

いずれはブリーディングさせるにせよ、やはり、これには「計画」が肝要。

あらゆる方面で手を打ておくことの必要性を強く感じます。

と、同時に早く行動に移さねば・・・

まず第一に犬舎の更なる改造を考えます。

発情期に入った時のワンコ脱出パワーを、絶対に封じなくてはならないからです。

「入った者は絶対に出ることは出来ない」と言われている「アルカトラズ刑務所」

それに負けないくらいの「アルカトラズ犬舎」を目指して、脱獄ならぬ脱出ルートを断ちます。

地面は分厚いレンガと鉄柵でガード!
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(以前、カノは薄いレンガを剥がしてモグラのように穴を掘り、脱出を企てたことがあります)

壁との隙間も鉄筋とメッシュで大丈夫!
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(以前、この隙間からコーシンがタコのようにスリ抜けたことがあります)

問題なのは犬舎上部。

コーシンとカノは柵を越えて逃げることは、しませんでしたが・・・

いつ、気が変わり脱出するかは分かりません。

おそらく、気が変われば一瞬で乗り越えてサヨウナラ~!

ましてや、トラの場合は普通にサヨウナラ~!

・・・と見せかけて、女子寮へ・・・(-_-;)

本当は屋根全体を柵で塞ぎたいところですが、それも大変。

なにか安上がりで良い策はないだろうか?

と、犬舎内の犬小屋に目をやると・・・・・

「高床式」の犬小屋。
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これは雨や湿気対策で高くしました。

・・・ムムムッ!「高床式」と言えば・・・・・

あの「旋律」が私の頭の中を巡ります🎵

『レキシ』の名曲?

『狩りから稲作へ』・・・が。

そして「狩りから稲作へ」と言えば・・・あの途中の歌詞・・・

「おぉ! こ、これだ~!」

「🎵ねずみ返し」ならぬ・・・

「いぬ返し!」

犬舎の中で、私はひらめいたのです!これホント。

柵の上部をさらに高くして、柵の先端を内側へ曲げて・・・
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オーバーハング状態の「栗ご飯が~!」
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あっ、失礼!

「クリフハンガー」でした。

以前、老師匠の言っていた「ヤマなんか若い頃は2mの柵を越えて脱走したことがあるぞ」

とのアドバイスを十分に取り入れた上での「いぬ返し」

これでもトラが脱出するようであれば、まさに「アルカトラズ犬舎からの脱出」

「クリント・イーストラウッド」と名付けよう。

それか「シルベスター・トラローン」

さて、改造が終わったぞ!

フフフッ・・・・・

「トラよ、アルカトラズ犬舎へようこそ」
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ガシャン!





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猟の原点を考え悩む日々

猟期が近付くにつれて悩んでいました。

猟隊を取るか、それとも猟犬を取るのか。

昨年、私が移籍した猟隊は、他の猟隊と合同猟を行うことが多く、猟犬には事欠きませんでした。
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ところが、猟犬はただ多いだけ。

それに実猟で、その頭数を絞ることはしません。

つまり連れて来た猟犬は全部放してしまうのです。
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これには私も驚きましたし、正直・・・・・マイッタ...(゚д゚)

本来は、他の猟隊の猟場にお邪魔するときは、要請がない限り、自分の猟犬を連れて来ないのが決まり事。

そんな狩猟常識を持ち合わせていない猟隊との合同猟だったため、勢子の私は戸惑いました。

足並みの合わない、自分勝手で勢子を意識しない猟犬たち。

それを7・8頭も引かなければならないのですから。

私が老師匠と猟をしている頃は、見切ったイノシシに合わせて猟犬を選び、そして最小限の頭数を使役。

コーシン1頭だけのときも何度もありました。

猟犬を多く入れても、いいことは殆どないからです。

頭数が多いと猟犬は強気になる傾向がありますし・・・

見知らぬ猟犬同士だと先を争うこともあり、危険度はアップ。

つまりイノシシとの間合いが近くなってしまうのです。

さらにイノシシに咬み付きにいくことも。

したがって、相手が牙の長いオスの大イノシシだったりすると、猟犬はあっさりと殺されてしまうことも多いのです。

それも「良く仕事をする」と、される猟犬から順に。

そんなことすら考えない合同猟を行う猟隊。

私はその危険性についてストレートに強く指摘するも、猟犬を絞ろうとはせず。

もちろん猟果は惨憺たるもの。

そして私の忠告は的中してしまいます。

優秀な猟犬からケガをしていったのです。

その挙句に、殺されてしまった猟犬も。

昨年のサリーのケガと、ベッキーの死が、まさしくそれだったのです。
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私は、我が家の猟犬たちを同じ憂き目に遭わせないためにも、決断しなくてはなりません。

名ばかりの親方を辞退し、今の猟隊と距離を置こうと考えています。

やはり当初の計画通り、私は老師匠より教えて頂いた「真の猪狩り」を目指して、一から猟隊を作り上げるしかないのでしょう。

また猟犬たちの仕込や使役を考えても、今の猟隊では話になりません。

何のために猟犬を育てているのか、分からない状態ですから。

この一年間、猟犬たちが活躍できたのは殆どが捕獲業務。

猟期中に出猟できない我が家の猟犬たちは可哀そう。

そんな中、一本の電話が。

私にとって希望の光が差し込んで来るような話でした。

やはり「人の輪」とはありがたいものですし、心強いものです。

その電話は、意外な人物からなのでした・・・つづく




勢子声

この題目は「せこごえ」と読みます・・・そのまんまです。。。

猟場を何人かのタツで囲み、獲物を追い出して狩る狩猟方法を「巻き狩り」と言います。

その巻き狩りにおいて、追い出し係が「勢子」

勢子は猟犬と共に行動したり、時には勢子自身が獲物を追い出したりもします。
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その時に声を出すのです。

この声のことを「勢子声」と言います。

勢子声は猟犬に勢子を意識させるために使ったり・・・

勢子の位置をタツに認識させるためであったり・・・

また場合よっては、先ほども書いたように、獲物の追い出しにも使います。

山中に響き渡る勢子声。

タツ役はワクワクしながら、それを聴いているのです。

では「勢子声ってどんな発声なの?」と、気になるところですが・・・

発声しやすくて、山中で声が通れば、基本的に何でもいいと思います。

私が知る発声で一番多いのが「ハァ~イ! ハァ~イ!」

母音の「あ」を大きく響かせて「い」で締める。

これは山の中でよく通り、発声も楽。

他には「ホレホレホレ~!」とか「ホイ ホ~イ!」なんてのもあります。

そんな私は「ホリャ~ ホリャ~~!」と元気良く。
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あまりにも元気が良すぎて、声も大きいためか?

広い猟場で複数の勢子が入る時などは・・・

他の勢子の猟犬が、私について来てしまうことが度々あります。

まるでハーメルンの勢子声男・・・ワンコバージョン・・・。

「黙っててくれる」と、無線で先輩勢子さんに叱られることも。

「だって大声を出してると気持ちがイイんだも~ん!」と言いたいところですが・・・

小声で「了解!」と、静かに返信。

私の場合は「おっ、ありゃ あっきょだ」と、タツに分かってもらうために他の勢子と異なる発声にしています。

そんな中、面白い出来事が実際にありました。

ある先輩勢子さんが猟を行っている最中、お巡りさんとレスキュー隊が、その猟場に来てしまったのです。

それはナゼか?

勢子声を・・・

助けを呼ぶ「叫び声」と勘違いしたハイカーさんが、通報してしまったため。

その時の勢子声は「ホォ~イ! ホォ~イ!」

同時に猟犬を呼び寄せるために「コ~イ! コ~イ!」も。

この声がハイカーさんには「オ~イ! オ~イ!」と、聞こえてしまったのです。

登山道から滑落して、近くの沢で動けなくなり、助けを呼んでいると勘違い。

なんとも、ありがたいような・・・人騒がせな話。

それからと言うもの、その先輩勢子さんは勢子声を変えたのは言うまでもありません。

私の「ホリャ~ ホリャ~~!」は?

・・・大丈夫でしょう。

ず~っと、これでやって来たので、たまには変えてみるかな?

タツも暇だろうから、笑いを提供するのもイイかもしれない。

でも、レスキュー隊に迷惑が掛からないように・・・

元から山中にある声を考えよう。

まずは・・・

カラスのマネをして「カァ~! カァ~!」・・・バカっぽいな・・・私に合ってるかな?

いっそのこと、猟犬と同じに・・・「紛らわしい~!」と、タツに怒らっれそう。

だったら「ア~ア アァァァ~~!」と、ターザン風にどうだろう?・・・気持ち良さそう!

それか、もう、やけくそで「オンギャ! オンギャ!」

子泣きジジイでどうだ!・・・今でも山の中にいるのかな?

レスキュー隊も来そうだし・・・・・

やっぱり、ヤメておこう。

もしも猟犬たちと会話が出来たのならば・・・

どんな勢子声が、お好みかな?
黙ってて

そ、そうだよね、カノ (-_-;) 

カノとは一銃一狗だもんね。

声を出したら、イノシシは逃げちゃうもんね。

「了解!」





多頭飼育崩壊への序曲

ブログの狩猟先輩方のご指摘や、老師匠の体験談を思い出し、このままでは目の前に迫りつつある危機的状況から、逃れることは出来ないことを悟った私。

『侮りがたいワンコの縦方向への機動力』

分かってはいても、その事実を直視してきませんでした。

その理由は二つ。

我が家のワンコたちは、今までに犬舎の柵を乗り越えようともしなかったこと。

もう一つは、柵の増設が面倒だったから。

今までのワンコたちの行動を振り返ってみると・・・

コーシンは、よじ登りの達人。
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猟場内では、メッシュ柵や3mくらいの垂直な崖は簡単によじ登ってしまします。

カノは更に凄くて、よじ登りに加え、超ハイジャンパー。

私が家に帰って来ると、嬉しくて扉の前でピョンピョンとジャンプ!
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(今日は飛んでくれなかった・・・)

それがエスカレートしてくると、扉の高さより高く飛ぶのです・・・笑っちゃう。

なのに全然脱走を試みない2頭。

不思議です。

おそらくは、猟場内の柵は越えるモノ。

家では、絶対に越えてはならないモノとの理解なのでしょう。

しかし、それはタマタマであったことを思い知らされる出来事が。

オスの若犬トラは、メス犬2頭ほど甘くはなかったのです。

トラは体は大きくなりましたが、ハートはまだまだ子犬。

そろそろ私と一対一で猟犬としての仕込を始めるかな?と、別の犬舎に隔離。

ところが仕事から帰り、その犬舎の前でトラを呼ぶも、扉の前には現れず。

「えっ!?」

トラの身に何か起こったのか?と、慌てて扉から死角になっているスペースを確認。

・・・でも、いない・・・

で、耳を澄ますと、コーシンの犬舎の方で「ピスピス」とトラの鳴き声。

どうやら寂しさのあまり仕切りを乗り越えて、コーシンの区画に入ってしまったようなのです。

それを覚えてしまってからは、もうダメ。

自転車で意地悪してもダメ。

タイヤで更に意地悪しても、逆に足場代わり。
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おそらく、ビシッ!っと叱ると、仕切りを越えなくなると思いますが、それも可哀そう。

そもそも、こんなテキトーな仕切りだからダメなのでしょう。

・・・コーシンとカノは越えなかったけれど・・・それとヤマも。

年内には訪れるであろうワンコたちの恋の時季。

もう、まごまごしてはいられない。

恋のパワーは、その機動力をワンコから「ニャンコ」へと変えてしまうでしょう。

そして、あのテキトーな仕切りは、ただの「段差」へ。

メッシュ柵だって「ハシゴ」状態に。

脚の長いトラは、そのリーチを操り、障害物を簡単に乗り越えて愛を成就させるハズ。

トラとコーシンの間にできた子犬は・・・
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みんな良い猟犬になりそう♪

トラとカノの子犬は・・・

これまたスゴイ猟犬になりそう♪

う~ん、産ませてみたい!

などと呑気なことを言っていると「あっ!」と言う間に15頭くらいになってしまいそう。

ど~しよう。

それでは多頭飼育崩壊の前に家庭崩壊してしまう。

家内は「その時季だけ鎖でつないだら?」と言うけれど、なんだかそれも可哀そう。

私は、頭の中にちゃんとした仕切りの設計図を描くのでした。

このまま、てんやわんやの「てんてこ舞い子犬ブログ」には、したくありま・・・

なんだか、それもラブリーだし、楽しそうでイイかなぁ♪

いやいやダメダメ、それはダメ・・・

揺れまくるオッサン心なのであります。




食べ物を大切に?

今さらながらではありますが・・・

この時期は食べ物がスグに傷んでしまい、油断も隙もありません。

我が家では先日、ガッカリなことがありました。

近所のスーパーで半額シール付きの?お弁当やお惣菜を購入。

品目は、ポテトサラダ、サンドイッチ、小割そば、いなり寿司。

ところが家に持ち帰り、それらを食べようとしたところ「プイ~ン」と微妙に怪しいニオイが・・・

慌てて賞味期限を見てみると・・・期限内で問題ナシ。

お店の冷陳ケースから買い物かごに入れて、15分もしないうちの開封なのに。

「何かの間違いだろう」と言い聞かせて・・・

まずはポテサラを口の中へ・・・

「あっ!ヤバ!」

で「ゴックン!」・・・食べてみました。

そんな私に続いて家族も口の中へ。

「どう?」と私。

「ヤバ!」で、家内も息子も「ゴックン!」

その勢いでサンドイッチも食べてみましたが、これもダメ。

今思えば「これなら、ギリ セーフ!」と、直感的に体が反応したから飲み込んだのでしょう。

そして「これはないよな~」とブルーな気持ちで、私は小割そばを口に運ぼうとしたところ・・・

さらにキケンな香ちゃん。

とりあえず、めんつゆに漬けて口の中へ・・・

「ムムッ!」

で、リバース。

私の体がささやきます。

「これは、飲み込んではイケマセン」と。

さすがの私も、これは廃棄。

そして最後に、いなり寿司をクンクン。

これは全然バッチグー!

普通に美味しく頂けました。

酢飯と甘い味付けが勝因?だったのでしょう。

それにしても「けしからん!」のです。

小割そばの酷さに呆れた私は、お店に電話を掛けてクレーム内容を伝えました。

「いなり寿司は大丈夫だったけど、あとはダメ、とくに小割そばはダメダメ」と。

次の日、スーパーの店長と本部の担当者が家に謝罪に来ました。

私は「何故、この様なことが起こるのか?」と質問してみたところ・・・

冷陳ケースの温度設定があまく、かなり高めになってしまっていたとのこと。

「じゃ~しょうがないよね~!」

とは、なりませんでしたが「今一度、管理を徹底いたします」

で、一件落着。

いなり寿司以外のダメ商品の返金と、お詫びの品を頂きました。

何だろう?
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お煎餅のセットだ・・・こんなのわざわざいいのに・・・

因みに、家族全員のお腹は、なんとも無し。

細菌に対する抵抗力はワンコ並みなのです。

ところが、これで終わらないのが我が家。

その次の日に何を思ったのか?

家内はポテトサラダを作ったのです。

それも大きなボールいっぱいに。

夕方に作ったであろうポテサラを、私と息子は少しだけ頂き「うん、旨い!」

家内は「友達とお食事会に行ってくる」と、ポテサラにラップをかけて台所に放置したまま「行ってきま~す!」

その後、夜の10時に帰って来て、ポテサラを冷蔵庫にしまったようです。

そして次の日、夕飯にそのポテサラを食べようとしたところ・・・

例の、すえたニオイ。

「あれ?これダメじゃない?」との私の訴えに・・・

「だね~」と、一同。

家内曰く「まだ余熱で温かかったから、外に出しといたんだけど~」と。

結局「捨てるのは勿体ないし、明日はもっとダメそうだし」で、手分けして食べ切ることに決定!

ポテサラ以外の食べ物を殆ど下げて明日の夕飯とし、この日はポテサラの単食夕飯に。

大ボールいっぱいのポテサラは、優に1キロ超え。

各自、サラダボールにテンコ盛りのポテサラを頬張ります。

私などは2杯も・・・すえたポテサラを・・・

味やニオイを誤魔化すために、マヨネーズやピエトロドレッシングをアレンジして、なんとかクリア。

あ~辛い。

でも捨てずに済んで良かった。

もちろん、その後も全員お腹は全然平気。

それにしても、傷むのが速いなぁ。

ジャガイモを使った料理は、とくに足が速い気がします。

やっぱり少し涼しくなってき来たくらいからが危ないのかな?

油断は大敵ですね。

でも捨てずに食べ切る食い意地もスゴイな。

毎度、猟犬の上前を撥ねてイノシシの残滓で鍛えているし・・・

私たち家族には細菌に対する耐性が出来上がっているのでしょう。

なんか悲しい今週の食事なのでした。





三角関係

恋心や嫉妬なるものと無縁の私。

そんな私にとって、この題目について推し量ることは非常に難しいのであります。

しかし、これからは、この三角関係について丁寧に考えていかないと、取り返しのつかないことにもなりかねません。

何の話かと申しますと・・・

これは我が家においての話です。

もちろんワンコたちの。

猟犬のオス犬とメス犬を狭い庭で飼うことは、やはり大変なのかもしれません。

そう思う理由は・・・

そんな不穏な兆候がチラホラと表れ出したからです。

3頭いるうちの2頭はメス犬。
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そのメス犬のコーシンは3才半、カノは2才。

カノが1才ちょいになるまでは、コーシンはカノの面倒をよく見ていました。
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2頭はとても仲が良かったのです。

ところが、カノが何回目かの発情期に入ったあたりから、徐々に自己主張が強くなりだします。

そんなある日、カノがコーシンに盾突き、2頭は大ゲンカ。

原因は、今は亡きオス犬のヤマを巡ってでした。

その後、カノの発情期が終わると・・・

「あれは、いったい何だったんだろう?」と思うくらいに、2頭はまた仲良しに。
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そこへ生後4ヶ月のオス犬のトラがやって来たのです。
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その段階、つまりチビトラの頃は、メス犬2頭の間には何もなかったのですが・・・

あれから2ヶ月が経ち、成犬に一歩近づいた若犬トラへと成長。
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それに伴い、メス犬2頭のトラへの接し方も、だいぶ変わってきました。

どうも、オス犬として意識しだしたようなのです。

とくに、カノとトラは仲良し。
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カノがまだ精神的に未熟で、お互いにお子様ランチなこともあります。

それを措いても、いつまでも楽しそうにジャレ合う2頭。

その様子を、じ~っと見ているコーシン。
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・・・なんかイヤな予感。

コーシンがトラのことを、どう思っているのかは定かではありませんが・・・

ヤキモチを妬いていることは確か。

カノがトラと遊び終えて隣の犬舎に戻ってくると、コーシンの毛が逆立っているのです。

その様子を見たカノは「ウ~ッ」と静かに唸ります。

そんな態度のカノを睨み返すコーシン。

2頭の間には柵があるため、それ以上のことはありませんが、無かったとしたら・・・

またゴングが鳴るかも。

コーシンとカノの2頭だけでは何も起こらないのですが、トラが関わると怪しい雰囲気に。

おそらくは、そこに発情期が絡むと、もうダメダメでしょう。

これから先、トラが成犬になったらどうなるのだろう。

トラブルが起こらないようにするには、どんな対策をとったら良いのか?

ワンコたちの心が読み切れない以上は、悩みを払拭することは出来ません。

これらの問題は、ある程度は躾で矯正できます。

しかし、何かの拍子でスイッチが入ってしまうのが猟犬血筋。

躾で完全にコントロールすることは難しいと感じています。

他の勢子さんの猟犬たちも同じで、皆さん組合せを苦労されているようです。
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その組み合わせを誤り、酷いケンカを目の当たりにしたことも度々あり、焦ります。

雌雄、順位、発情期、そして偶発的なことなど、ワンコ同士の関係が悪くなる要因は様々。

そして、それが複雑に絡み合っているようです。

これを読み切るのも、飼い主にとっては大切なことなのでしょう。
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犬飼育歴の浅い私にとっては、まだまだ分からないことばかり。

おまけに、繁殖行動が絡んだワンコ同士の心理や気持ちも、全然読み切れていません。

その前に、私がボスになり切れていないのかな?

ワンコたちとの日々は、楽しくも難しく、そして険しいのでした。





トラ・トラ・トラ

台風一過。

断続的な雨で、二日間散歩に行けなかった分を取り戻そう!

生後5ヶ月半の見習い猟犬トラを連れて、山裾の公園へGO!
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実は・・・・・

この公園では、ある問題が。

毎夜のごとく現れてエサ探しをしているイノシシ。

その際に、公園の土手や石垣を崩してしまうため、いつも私が修復。

ちょっと、ヤンチャなイノシシたち。

そのイノシシに奇襲攻撃をかけるべく「空母 あっきょ」は「戦闘機 トラ」を連れて偵察に向かったのであります。
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今回も「攻撃機 カノ」と「爆撃機 コーシン」の2機は基地で待機。

この2機の破壊力は強力過ぎるため、この公園に艦載して行くわけにはいかず。

イノシシ軍をせん滅することが目的ではないからです。

目的は、あくまでもイノシシ軍の偵察と、追い払うこと。

早朝は、全くの無警戒で、せっせとエサをあさっていることが多いイノシシ軍。

さぁ、今日はどうかな?

公園に着くと同時に、戦闘機トラは空母あっきょより元気よく飛び立ちます。
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はじめはウオーミングアップとばかりに、楽しそうに走り回るトラ。
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ところが、いきなり山裾に向かって走り出し・・・
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何かを警戒する様子。
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ついて行く私も大変。

すると、さらに山裾に向かって走り出し・・・

「ワン!ワン!」と威嚇射撃。

ガサガサ・・・・・

と、山に逃げ込む足音。

やっぱり敵兵がいた・・・・・

逃げた方向を見つめるトラ。
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深追いしないように「トラ、来い 来い!」と制止します。

イノシシと対峙したことのない一兵卒操縦士のトラは「今のは何なの?」ってな感じ。
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でも、猟犬血筋は何となく分かるのでしょうね。

そして帰艦。

足音やエサをあさった跡からすると、かなり小さな個体みたい。

私は姿を見ることが出来ませんでしたが、今年の春に産まれて10kgくらいになった子イノシシでしょう。

今日のトラの偵察・追い払いを含めた索敵行動は合格!

ヨ~シヨシ🎵
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ちゃんと吠えることができたし・・・

あの程度じゃ、イノシシはまた来るだろうな・・・

まぁいいや、一応「ワレ奇襲ニ成功セリ」と、しておきましょうかね、トラ坊よ。
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最後にもう一っ走り。

トラ
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トラ
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トラ・・・おぉ、耳が立っている・・・
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さすがのトラも、二日分走ったことと、暑さでクタクタに。
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それにしても朝から暑いなぁ。

盆休みも終わろうというのに・・・

暑さが終わる気配はナシ。

これじゃ去年と変わらない。

来年の東京オリンピックが心配なのであります。

さてトラよ、任務も終えたし、基地に帰ろうか。




命がけの掃除

※ 爬虫類の苦手な方は、スルーをお薦めします。

嗚呼、臭い・・・

誰かやったな~

これは・・・コンちゃんだ。

だいたいニオイで分かっちゃう。

逆に言うと、それだけナニが大きいってこと。

大きいってことは、体も大きいってこと・・・確かになぁ。

体長2,5mで体重14kgになってしまった・・・

初めは40cmのチョロチョロだったのに。

その飼育ケージを掃除せねば・・・でも、大変。

力くらべは、もう敵いません。

「絞め付ける」「圧縮する」「圧迫する」などの意味を持つ「コンストリクト」

それを行う者「コンストリクター」

名前の通り、その力たるや、なんと形容すればよいのやら・・・

「グイ~! ギュ~!」と、されると・・・

「たすけて~!」と、叫ばずにはいられません。

間違っても、ふざけてこんな事をしてはいけないのです・・・シマヘビでも。
へび少年

以前、ケージから移動させる際に腕を絞め付けられて、その強さに驚いたことがあります。

よって、まずは衣装ケースに移動して頂きましょう。

辺りを伺いながら、ゆっくりと・・・・・
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いきなり噛みついて来るようなことはないのですが、油断は禁物。

普段はおとなしくても、刺激を与えると攻撃的になる場合もあるからです。

我が家のコンちゃんは、とても穏やかな女の子。

今までも、これからも、イイ子・・・なハズ。

実は、ヘビはどの種類も信用してはいけないんですね。

油断していて、とんでもない目に遭った人を私は何人も見ていますので (-_-;)

ハ~イ、そのままこの中に入って下さいな。
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お利口さん!
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ヨ~シヨシ、イイ子だ🎵
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そして、幅120cmのケージ内を大掃除。

キレイになったところで・・・

そ~っと、お帰り頂きます。
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「キレイになったでしょ!」

体は長いのに、この種類のシッポは体長の一割くらい。

で、たったのこれだけ。
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ちょっとプリチー🎵

シッポの長さとは関係ないのですが・・・

静かに接すれば、本当は穏やかな種類なのです。

だからと言って、首に巻くのはダメですよ!

外国では何人もの方が・・・

これ以上は言いますまい・・・(-_-;)

それにしても、この「ボア・コンストリクター」
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今は様々な改良品種が作出されて、非常に飼いごたえのある種類なのですが・・・

ヘンな誤った規制が掛かり、思うように飼育できなくなってしまいました。

ニッポンの行政は大丈夫なのか?と思うことばかり。

規制の掛けるところと、そうでないところが真逆!

・・・・・・・・

今回はマニアックな話でスイマセン。




南箱根ダイヤランドの夏祭り

毎年、お盆の時季になると催される、あるイベント。

様々なジャンルのプロミュージシャンによる演奏を楽しむことが出来ます。

開催場所は南箱根ダイヤランドの管理センター駐車場。

野外ステージですので、雨が降ったりすると大変なのですが、今年は大丈夫。

台風10が足踏みしている間に、無事開催と相成りました。

今年のプログラムはと言いますと・・・

フォークソングの山内洋平さんがトップバッター。

ポップスは、朝比奈和輝さん。

オペラ歌手の方々によるプチコンサート。

大トリはラテン音楽のラテンボイス。

そして、それらの演奏の合間に、大道芸や盆踊りが執り行われるのです。

さぁ、今年も楽しみ!我が家を出発!

家内は朝から仕事。

娘はサークルの海洋生物調査で鹿児島へ・・・台風大丈夫か?

よって息子と二人で2シーター車に乗って会場近くの駐車場へ。
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会場に行く前に、母と妹と姪っ子の三人と合流。

そこから別荘地内をポテポテと歩いて行く間に、いくつものイノシシの食事跡。

あちこちの土手や、敷地内が荒らされています。
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姪っ子は「イノシシが襲ってきたら怖い!」などと、無用な心配を。

「大丈夫。イノシシが襲ってきたら伯父さんが生け捕りにしてあげるから。ワハハハ・・・」

「そしたら、軽トラのクレーンで吊っちゃうよ!」と・・・あれ?笑わない・・・

尚も心配そうな姪っ子。

「うそうそ、イノシシは人を襲ってくるようなことは普通は無いから心配しないで」と。

・・・でもダメ。

「エサを食べた跡だよ」なんて余計なことを教えるんじゃなかったと反省。

都会育ちの子には分からないのでしょうね。



会場に着き、ステージの目の前に陣取ります。

演奏が始まり、会場の雰囲気は徐々にテンションアップ!

途中の盆踊りでは、突然立ち上がり、踊りだす母。
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炭坑節ではノリノリに。

数年前、骨粗しょう症により背骨を骨折。

右半分の半身不随になり、歩くこともコップを持つことすらも、ままならなかったのに・・・

母は不死身なのか・・・それとも妖怪なのか・・・

人間離れした回復力。

調子に乗って、また骨折しないで下さいよ・・・

同じように心配そうに見守る妹と姪っ子。
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しばらくして盆踊りも終わり、母も無事帰還。

楽しみにしていた、プログラム最後のラテン音楽の演奏が始まります。
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流ちょうな・・・の二歩くらい手前の日本語を交えて・・・
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楽しくもプロフェッショナルな演奏に、会場はテンションマックス!
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酔いも回ってか?オネーさんたちはステージ前で踊りだします・・・って、自由だな。
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ホントに・・・
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でも、これがこのお祭りの良いところ。

お客さん参加型なのです。

それにしても素晴らしい演奏!
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ところが、皆が聞き惚れる中、曲の合間にパーカッションのロペスは・・・

「最後にCDをカテ(買って)クダサ~イ! 2,000万円デ~ス!」と、駄菓子屋のオバちゃんみたいなことを。

自国の強烈なインフレで、桁の感覚がマヒしてしまった訳でもあるまいし・・・

でも、ウケた。。。

そんなことを3回も言うからか?

いやいや、やはり演奏が素敵だったからなのでしょう。

演奏が終わるや否や、アッ!と言う間に人だかりが・・・2,000万円を握りしめて。
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私も買わねば。

ところが、呑気に写真を撮っていたら売り切れに。
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妹と姪っ子ちゃんも残念でした。

「CDをもっとたくさん持ってこないとダメだよ~!」

と、私はギターボーカルのカルロスに口頭注意。

「ゴメナサ~イ!(ごめんなさい)」

で、お互いに笑って握手。

「1,500万円にプライスダウンして!」って言いたかったのに。。。

でもまぁ、心の中に彼らの演奏は、シッカリと刻まれましたから、良しとしましょう。



今年もまた充実したプログラム内容で、それぞれのパフォーマンスも最高!

とても楽しめました。

盆休み中に、伊豆方面に来られることがあるのならば・・・

穴場的な楽しみ方として「南箱根ダイヤランドの夏祭り」はオススメ!

もちろん、飲食以外はすべて無料!

ただし盆踊りタイムには、怪しい老婆がノリノリで踊っていたりすることもありますので・・・

そこは、ご容赦下さい。
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大丈夫!

近付かなければ、いいだけです。。。





台風前の自転車通勤

大型の台風10号が近付いているとのことで、この日はいつもより早めに出勤。

向かい風だったりすると、自転車の速度がだいぶ落ちてしまうためです。

酷いときは、一時間ちょっとの行程が一時間半ほどに。

あわや遅刻!なんてことにも。



海沿いの道に出ると、台風は、まだかなり遠くだというのに海は荒れだし向かい風。
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自然にあらがうのはヤメよう・・・

無理をせず、のんびりとペダルを漕ぎます。

早めに家を出て正解。

海沿いを進んでいると、徐々に視界が悪くなり・・・

よく見ると、眼鏡のレンズは塩だらけ。

波しぶきが風で飛んで来るのです。

帰りはこのままの風向きで、追い風になることを願い・・・

海沿いの道を外れて、農道へ。

風は海沿いよりかは弱くなり、ペダルを漕ぐ足は少し楽に。

途中で湧水をいただき、喉を潤します。

ついでに、盆休みの間の飲料水として、タップリとペットボトルに汲んで自転車はズッシリ。
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ペットボトル6本分は完全に積載オーバー。

「楽」は、おしまい・・・ペダルが重いな。

やっぱり自転車はサイドバッグがいいのかな。

重心が高くなると自転車がフラフラしてキケンがアブナイし・・・カッコ悪いし。

釣り用のバッグを、強引にくっ付けたのが間違いだったか?



職場では・・・

盆休み明けに全ての仕事を後回し。

早めに帰ります。

もう、2・3日前から、気持ちは盆休みに入っていましたから。。。



帰り道、風向きはそのままで、ペダルを漕ぐ足は超楽ちん🎵
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湧水を満載して超重量車となった通勤自転車。

ひとたびスピードに乗ってしまうと、まるでデゴイチ。

行きの倍ほどのスピードで突き進みます。

たった半日の間に波はより高くなっており、釣人も殆どいません。
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連休中に海に出掛ける人は、気を付けて下さいね!



家に着いて、塩々眼鏡レンズをキレイに拭いて・・・

大切なもう一仕事。

塩々自転車も、キレイに塩落とし。
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そのままにしておくと、メッキ部、ワイヤー類もサビサビに。

アルミだって腐食して酸化アルミでザラザラに。

ボロ自転車が・・・ボロボロ自転車に。

良いことは一つもナイのです。
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今日も一日ご苦労様でした。