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生きもの二人三脚

猟期直前の急展開

私は今まで所属していた猟隊を脱退するにあたり、お世話になった方々にお礼の言葉を伝えて回りました。

今の立場として出来ることは、それしか無かったのです。

そして今猟期から暫くの間は「一銃一狗」で大物猟に挑むつもりでした。

そのための猟場も何人かの方々と話し合い、調整をしている最中だったのです。

そんな中、先週の土曜日に別の猟隊隊長のMさんに「猟犬の話」をお聞きするため、その隊の猟師小屋を訪問。
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Mさんは猟友会各分会の会長方々からも信頼を集める方であることは噂で聞いていました。

私も深くお話を伺う中で、狩猟や猟犬に対す考え方において共感できることが多く「安心」に繋がるものがありました。

感覚的には、私を狩猟者として育てて下さった、今は亡き「老師匠」に近いものを感じたのです。

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そして後日、思い切って私の今の状況を正直に話してみました。

その話をMさんは親身になって聞いて下さり、一言。

「切ないなぁ」と。

このブログでは、とっても書けないような、今までの数々の出来事も話したのです。

情けない行為だとは分かっていても、仕方がなかったのです。

「だったら、うちの隊でやってみないか」とも続けて下さいました。

Mさんの猟隊メンバーは、捕獲業務を通していつもお世話になっている信頼できる方ばかり。

こんなに心強いことはないのです。

よって「一銃一狗」の方針を改め、Mさんの猟隊にお世話になることを決めました。

猟場の調整をして下さった方々からも「Mさんのところだったら間違いないよ、色々と教わんな」と太鼓判を押してくれたのです。

これからまた、どんな展開になっていくのか分かりませんが、なんとかなるでしょう。

心機一転、初心に戻り、頑張りたいと思います。

ところで一人で大物猟をやるつもりで装着した「手動クレーン」
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どうしよう・・・・・邪魔だな。

だけど、これが付いているおかげで軽トラの後ろが重くなり、4WDにしなくても結構グイグイ登ってくれるのです。

せっかくだから暫くこのままにしておくかな?

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丸坊主サイクリング

10月も終わりに来て、やっと秋晴れの続く毎日となってきました。

それに伴い朝がグ~ンと冷え込むようになり、私にとっては丸坊主にしたことを後悔する毎日ともなっています。

この状態での早朝の自転車通勤は、スタートから暫くは頭が凍えそう。

よって、ニット帽をかぶり防寒服を着て出発。

「こころ旅」みたいな出で立ちなのです。

しかし、海沿いの通勤路に出る頃には体はもうホッカホカ。
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真っ先に防寒服を脱ぎます。

ここからペースアップするため、更に体が熱くなり、汗ばみ出すのです。

今までは上着を脱いでTシャツ姿になり体温調節。
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(ネコちゃん、おはよう)

ところが、そこだけは丸坊主の優れたところ。

上着を脱がずともニット帽を取るだけで、同等の冷却効果を得られるのです。

まさしく頭はラジエター。

中身はダメでも血の巡りだけは抜群に良いのです。

体がクールダウン出来たことと、空気抵抗が減った?ことにより、ペダルを漕ぐリズムも軽やかに。
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富士山や駿河湾を眺めながらの爽やか自転車通勤。

そんな使用状況では、この「デコチャリ」を彷彿とさせるダサダサのセミドロップハンドルは楽チンなのです。

ただし、この程度の前傾姿勢では更なるスピードアップや向かい風の際はチト辛い。

そんなときは、フロントキャリアをハンドル代わりに掴んで超前傾姿勢でグイグイ行きます。

見ている人には、ちょっと怖い光景。

でも、そのくらい頑張らないと前に進まないような強烈な向かい風の日もあるのです。

風は大抵は夕方に吹き、そのおかげで片道25kmの通勤路の所要時間が20分ほど多く掛かってしまい、疲労も倍に。

なにしろ、向かい風の強い日の海沿いサイクリングは厳しいのです。

まぁ、それも自分の健康のため、狩猟で足手まといにならないためだと思って続けて行こうと思います。
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ところで、つい先日、同じようなヘアースタイルで「日本一周 ふれあい旅」なんてボードを下げながら自転車旅を装って逃走している人がいました。

なんか似ているのです・・・私に・・・・・

丸坊主と、ゴテゴテしたボロ自転車。

お巡りさんに職務質問されそう。

・・・・・なんで話をキレイに終わらせられないんだろう。

頭をもっと冷却しないとダメかな。。。

猟師小屋

猟犬の話を伺うため、Mさんグループの猟師小屋にお邪魔しました。

ミカン山を暫く登って行くと・・・・・「ポツンと一軒家」
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Mさんの猟師小屋に到着です。
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こんな場所でも、ガス・水道・電気完備。

その横には犬舎があります。
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Mさんは40年以上にわたってイノシシ猟一筋。

猟犬は紀州犬に始まり、その後、洋犬を試したりと、試行錯誤の上、今のタイプに行き付いたそうです。
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犬種はプロット・ハウンド×紀州犬のミックスで、プロットが強めに出ています。
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洋犬の「鳴き」と、和犬の「戻りの良さ」が、いい塩梅の猟犬たち。

捕獲業務のときに、その働きは確認しています。

Mさんは「オレも色々と試して来たけど、何でもホドホドの犬がいいな。でも鳴きだけは欲しい」とのお考えで、なんとかこのタイプを固定できたそうです。

確かに私も同感。

私も、我が家のワンコたちを含め数十頭の猟犬たちの働きを見て来て「巻き狩り」の場合は「ホドホドでも十分」だと感じてきました。

言い方を変えると「ホドホドの方が使いやすい」とも。

したがって「一銃一狗」(猟師一人と猟犬一頭)と「巻き狩り」(猟場を大勢で囲み、勢子が猟犬を使って追いたてる)の両方で使える猟犬作りを目指すとなると、最終的には洋犬と和犬のミックスも有りなのでしょう。

これまた言い方を変えると「和犬に洋犬の鳴きと穏やかさを加える」と、なるのかな。

それをシッカリと固定する。

つまり生まれた子犬全てが同じタイプになるようにするのです。

これは、犬種固定の分野に足を踏み入れないと無理でしょう。

深いな~、私には分からん!のです。

したがって、色々とそのノウハウを教わってきました。
帰り道

先の長い、大変な道のりになりそう。

あとは猟隊と猟場、そして縄張りについての話を伺いました。

このMさん、親分肌の一本ピシッと筋の通った方。

理想とする「狩猟と猟隊」のあるべき姿の方向性が私と同じでした。

これから長いお付き合いになりそうな予感。

帰りにミカンと貝を、お土産に頂いちゃいました。

この貝は絶品!100個は食べられそう。
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調べてみると正式名称は「マガキガイ」と言うそうで、地方名は様々。

美味しいミカンも、ありがとうございました。
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また、お邪魔しちゃおう。

連帯責任

「ばっかも~ん!」
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コリャないよね。

なんで急にこんなことするの。

これが「犬」の不思議なところなのです。

人間と同じ心の持ち主なのは分かるけど・・・・・

なにかイライラすることがあったのかな?

それとも、これを壊せば家の中に入れるとでも思ったのかな?

ワンコたちは、普段は仲良しなのに、何かのきっかけで大ゲンカをしたりと、その行動を今一つ読み切れないことがあります。

やはり猟犬血筋だからなのかな?
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(こんなに、ちゃんとしてたのに)

困ったものです。

犯人は概ね見当がつきます。

今までの前科からしてカノであることは明白。
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しかし、これは連帯責任。

横で見ていたヤマとコーシンにも道義的責任があるのです。

なぜ止めなかったの?と言いたい・・・・・

なんて、ちょっと酷かな?

実はこれは覚悟していたことなので、私が甘かっただけ。

まぁ、しょうがない、今度は板で塞ごうと思います。

それはそうと、家内に何て言おう。

台所横のドアだし・・・・・

中の網戸までビリビリにしちゃってる。
酷い

これはマズイぞ。

とりあえず網を張り替えて気付かれないように・・・・・

でも、時間が無いし日が暮れる~!

どうしよう・・・・・

悩んでいるところへ、家内が帰って来てしまいました。

私は正直に・・・「こ、これヒドイよねぇ」と。

それを見た家内は・・・・・

「ばっかも~ん!」

私が怒られてしまいました。

連帯責任なのです。

私はその責任を取った意思表示として、丸坊主にしました。

我が家の「鉄の掟」はキビシイのです。
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ウソ。

猟期前の気合坊主です。

高校球児と一緒!

いつもはペット用のバリカンを拝借して自分で刈りますが、今回は近所のビューティーサロンで。

お店の前には「1000円カット」と書いてありました。

やっぱりプロがやるとピシッと決まります!?

猟仲間のつながり

昨年の暮れに私の師匠であり、所属していた猟隊のまとめ役でもあった方が亡くなられてしまいました。

その直後から猟隊の規律が乱れだし、一部の隊員同士の人間関係が悪化。

私も、そのゴタゴタの渦に巻き込まれてしまいました。

4年前、我が家の近所に、その猟隊に所属していた方が住まれており、誘われて入隊。

その時は、まだ右も左も分からぬ新米狩猟者でした。

ところが狩猟を続けるうちに、簡単に言うと「良い猟隊」「悪い猟隊」があることに私は気が付きます。

残念ながら、私の所属した猟隊は後者。

その問題行動の多い一部の隊員たちを、私の師匠は指導し、目を光らせていたのですが・・・

こんな流れで、今猟期より私はその猟隊からの離脱を決意。

そのことを悟った他の猟隊の方々からのお誘いや助言を頂き、今後の身の振り方を考えていた最中、ある方からの電話がありました。

捕獲業務でいつもお世話になり、指導も頂いている先輩勢子のSさんのご友人で、別の猟隊隊長のMさんからの電話だったのです。

つい先日の話です。

「あなたの噂は以前から聞いている。猟犬のことで気が合いそうだから一度会って話がしたい」との内容でした。

伺ってみると、先輩のSさんが話を通してくれていたようです。
ミカン畑

Mさんの犬舎は、ご自宅から少し離れた所にある同じ猟隊員が所有するミカン畑内にあるそうで、そこに狩猟小屋も構えているとのことでした。

「この土曜日にミカン狩りも兼ねて、狩猟小屋に遊びにおいで」とのお誘いを頂いたので、遠慮なくお邪魔することに。

猟犬ブリーディングの話を中心に、今後の猟隊編成を含めた話になることが予想されます。

ちょっとワクワク。

狩猟をやっていると、色んなことがあって面白いのです。

豚コレラとマダニの話

23日に、こちらの猟友会の「猟期前研修会」がありました。

現在、380名の会員数を有し、集合場所では大盛り上がり。
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皆さん、お年は召されていも、心は少年。

猟期直前とあって、ワクワク感は隠せません。

そんな私も同じ。

先輩方に伺ってみると、20年ほど前は会員数が850名だったそうです。

今の会員の年齢構成から考えると、あと5年も経てば・・・・・「寂しいな・・・」

それほどに、私を含めた若い若めの狩猟者が少ないのです。

出席者の1割いるだろうか?

その1割だって、半数以上は「狩猟」よりも「射撃」志向。

それはそれでいいのですが。

色々と話をしても「猟犬」に興味のある人などは皆無。

「トホホ・・・」なのです。

もう一度言っちゃおう・・・・・「寂しいな・・・」

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研修会が始まって、警察からの安全狩猟に関する話、猟友会会長からの捕獲業務の成果の話などが、いつもの様に進みます。

そして、農林事務所の森林整備課の担当者さんの順番に・・・・・

それまで閉じていた私の目蓋が「パチリ!」と開きます。

農林事務所の担当者さんの話の内容が、実に興味深いものだったのです。

まず初めは「豚コレラ」の話。

今年の9月に明らかとなった岐阜県で発生した豚コレラ感染。

平成4年、熊本県で豚コレラ感染が起こって以来、26年ぶり。

そして、イノシシまでも。

ここ静岡県も警戒中で、実際に県西部で「イノシシ2頭が死んでいる」との報告があったそうです。

幸いにも、この2頭は陰性反応だったようで、ホッと一安心。

でも「油断は出来ないなぁ」などと思っていると、話は続きます。

実は、この平成4年の熊本県での感染のときに、世界で初めて日本が「豚コレラ ワクチン」を作ったそうで、それがとても優秀なワクチンなのだそうです。

その後、豚コレラが治まったことで、平成19年には日本が「豚コレラ清浄国」となり、ワクチンの製造は中止。

それでこの騒ぎ。

慌ててワクチンを作りだしたそうです・・・・・「どんどん作って下さいよ~!」

今のところは、豚コレラの感染拡大はしていない様ですが「死んでいるイノシシを見つけたら必ず連絡を・・・」との事でした。

次の話はマダニ。

その習性についてでした。

マダニは生涯に「3回」血を吸うのだそうです。

そして問題なのは、その血の吸い方で、蚊のようにパッと吸ってサヨ~ナラ~ではありません。

皆さんご存知のように、暫~くターゲットに取り付いております。

暫~く取り付いて何をしているのか?

「だから血を吸っているんでしょ」と、思っていたのですが・・・・・

ナント!? 血を返しているのだそうです。

ダニエルさんは、自分に必要な血中成分を吸収すると、不必要な成分は、ご丁寧にも生きものの体内に、その口から戻すそう。

「どういたしまして」と言いたいところですが・・・・・

そのときに人が「日本紅斑熱」や「SFTS」に感染してしまう可能性があるのです。

例えば、2回目の山の動物の吸血が終わり、地面にポロリと落下。

3回目の吸血で人に取り付いたときに、前動物の血中不要成分を返却注入してから吸血。

そりゃ、感染する危険性があるハズ。

ダニエルさんには、不要成分を「地面にぺッ、ペッってしといてよ!」と言いたいのです。

そんな、私にとっては非常に興味深い話しで、ついつい聞き入ってしまいました。

メモまで取ったりして。
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そして、その次は副会長による年中行事の報告。

私の目蓋は、また静かに閉じていくのでありました・・・・・

今猟期も安全狩猟を心掛けたいと思います。

カメの交尾時期

カメを飼育していると、改めて感心してしまうことばかり。

繁殖におけるDNA内のプログラムは、孵化までの過程や、孵化した子ガメが「生き残る」ことを基本としています。

これは、どの生きものも同じではありますが「カメ」で考えると、より理解が深まり、感心するのです。
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(スジクビヒメニオイガメ)

北半球・南半球、気温、降水量、水位、産卵床となる土質・pH、そして孵化した後のエサの確保。

現地の気候などを考慮し、カメの立場になって考えると、適切な繁殖方法が導き出されます。

その方程式に「ピタッ!」と当てはまると「ヤッター!」と、なるのです。

これがカメ繁殖の醍醐味。

ところで、今は便利。

他国の気候情報がネットで「ポン」で、何でも分かります。

一年を通しての気温、降水量を元に、乾季・雨季を判断し、水位調整に生かしたりも。

それを飼育室内で再現したり、日本の四季と折り合いを付けさせたりして、カメの繁殖行動を促します。
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(ミシシッピニオイガメの交尾行動)

そして産み落とされた卵。
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これを、ふ卵器や医療用恒温器を利用し、子ガメの孵化に繋げます。

普通に保温して孵化する種類、しない種類。

中には現地の土のpH値を考慮に入れないと、孵化に至らない種類まで。

そして孵化までの期間は様々。

2ヶ月、半年、長いのでは1年なんてのも。

今年も、そんな他国のカメたちの、交尾をさせる時期がやって来ました。

これは中南米のカメ。
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(ハラガケガメ)

ドンドン交尾をして、バンバン卵を産んで下さいよ。

そのあとは、このプログラミング機能付き恒温器にお任せあれ。
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授かった卵は責任を持って孵化させますから。

来年の6月頃には、きっとこんな姿が。
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(産まれたてホヤホヤのハラガケガメ)

楽しみ楽しみ。

eスポーツ

私の世代?少なくとも私には全く理解不能な世界「eスポーツ」

やれ、賞金総額ウン億円だ、オリンピックの新種目だなどと話題に上がることも多くなってきましたが、やっぱり私には分からない。

おまけに、その競技者になるための専門学校なんてのもあるそうで・・・・・分からない。

おそらく仕事の合間に・・・・・なんて程度では通用しない世界なのでしょう。

そんなモノに興ずる若者たちを見ていると、おせっかいオジサンの私は心配してしまうのです。

「生業に出来るのは、ほんのほんの一握りの人だけだよ」

「ず~っと座っていると、体に悪いよ」

「若い時の時間は大切。他にも色んなことにチャレンジしておいた方がいいよ」

そんな大会を主催する側も、もっと競技者のことや、それに興じる若者たちのことを考えてみてはどうなのだろうか?

「賞金」つまり、お金で盛り上げる様なことは止めて。

それでなくては、商売に繋げられないのは分かるけど。

引きこもりやゲーム依存症の若者たちに、ヘンな希望を持たせてはいまいか?

本人の「eスポーツ」熱が冷め、一般の社会人になろうとしたとき、彼らに居場所があるのだろうか?心配になってしまうのです。

なんとか、趣味や副業的な範疇に収められるルール作りも有りなのではないかと。

私が思うに「人間」は人が考えるほど進化などしておらず、これからもしないでしょう。

やっぱり人間は、体を動かし汗をかいて働き生きて行くもの。

そんな生きものの一種であると考えています。

人工知能の応用やロボットにも限界があり、採算ベースも含め、SF映画のようなことは起こらないでしょう。

確かに人工知能は、その扱いを誤ると、恐ろしい世界も見えてきてしまいますが、そうならない仕組みを織り込めるのも人間だと思っています。

バーチャルなモノの土台には実際の物質的な世界があり、その全てを支えている。

eスポーツを発展させるならば、そんなことも考えた種目があっていいのでは?

同じ「対戦型ゲーム」でも格闘技や球技などではなく「重機作業」なんて。

なんだったら、そんなに対戦型にしたいのならば「重機 対 重機」

ゲームコントローラーも、実際の重機遠隔操作コントローラーと同じにする。
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(どっちのコントローラーか分かんない?)

そして、ゲーマーにはその後、土建会社からの求人が殺到。

同じ感じで、農業用トラクターで収穫競争ゲームなんてのも。

それか「狩猟ゲーム」

猟犬を育てながらの「巻き狩り」をゲーム化し、獲物捕獲数で競う。

そう、格闘技・球技、そして「たまごっち」的な要素を盛り込んだ対戦型ゲーム。

獲物と戦い、他の猟隊と競い、射撃の上手い下手、そして猟犬の仕込みも・・・・・

うわぁ~ オモシロそ~!

ゲーマーの若者たちは、ゲームの世界だけでは飽き足らず、実際の狩猟者へと転身して行く。

来たれ、若人たちよ~!

「結局、最後はそっちかい!」と、お叱りの言葉が聞こえてきます・・・・・ゴメンナサイ。

自分の価値観を押し付けるつもりはないのですが・・・・・

ちょっと今の若者たちを心配してしまう、おせっかいオジサンな私。

未だにガラケーを愛用している浦島太郎な私の戯言です。

一か八か治療のその後

今年の夏前から突然激しい咳をしだした猟犬ヤマ。
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獣医さんに診てもらったところ、フィラリア症との診断でした。

ヤマの11才という年齢を考えると、フィラリア症予防薬による治療は、死んだフィラリアの血管詰まりなどの危険性を避けるため、見送らざるを得なかったのです。

その後、日に日にヤマの咳が酷くなり、今後発症する可能性のある多臓器不全への対処も含め、一か八か治療開始。

治療方法は、カノを授けて下さった三重県の猟犬師匠から教えて頂きました。

フィラリア症予防薬の通常投与とは異なる方法での投与。

恐る恐るその治療方法を続け、かれこれ3ヶ月。

一時は歩行もままならなかったヤマは、走れるまでに回復。
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咳もだいぶ治まってきました。

正直に言いますと、半信半疑どころか「ヤマは死んでしまうのではないか」とさえ思っていたので、ホッと胸を撫で下ろしています。

散歩のときにグイグイ引っ張るヤマが、また帰ってきました。

以前はグイグイやられると「オイオイやめてくれ~」と思っていたのですが・・・・・

今は「いいぞ、いいぞ、ドンドン引っ張れ~」なのです。

このまま順調に回復が進めば、また猟に行けるかな?

コーシンとカノは、私から少し距離を置いて捜索。

ヤマは私と一緒に行動し、何かあればワンワン。

手元に猟犬を一頭置いての勢子もいいもんです。

やっぱり猟犬は、最後まで猟に出ることが一番幸せなのでしょう。

なぜ分かるかって?

ほら。
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若干のヤラセ感は否めませんが、本人(本犬)はいたってお気に入り?

安全狩猟を心がけ、狩猟を愛してやまない姿勢が見て取れます。

安全狩猟

ハイ ハイ。

前回のブログの中で「夏母ちゃん」を暑苦しいなどと揶揄し、世の中のお母様方から、ひんしゅくを買うような事を書いてしまい反省している最中、一本の電話が・・・・・。

母ちゃん、つまり私の母からの電話でした。

いつもの、耳の鼓膜が痒くなるような大声で・・・・・

「今、福井県に旅行に来てるのよ! カニ送ったからね~!!」

と、相変わらずのハイテンション。

元気で何よりです。

聞いてみると、送ってくれたカニは、庶民の味方「ベニズワイガニ」

家族皆、色めき立ちます。

そこからが大変。

我が家は臨戦態勢。

クール宅急便の着日に荷を確実に受け取るよう、運動会代休の息子に指示。

家内にも、それに合わせた夕飯メニューを頼みます。

そして、一人にワンセット、カニ用ハサミとカニフォークを準備。

私も家族の夕飯時間前に帰宅できるように、その日の仕事をナイショで調整。

なにせ、我が家の食卓には、もう10年以上もカニの姿が無いのです。

20年ほど前に比べたら、一般的なカニ類の価格は、3倍以上に跳ね上がっています。

その頃は水産関係に関わっていたため、本当に安くカニの味を楽しむことが出来ました。

カニ類価格高騰には、様々な要因があります。

中でも、中国の富裕層の方々が大量に消費されているのも、その大きな要因の一つ。

「富裕層」と言うことでは、我が家も負けてはいないのに・・・・・

我が家は、私の薄給と家内のパート代で、何とか一日一日を漂うように生きている「浮遊層」

世間のデフレ脱却の荒波に翻弄されているのです。

ちょっと字が違うだけで、何なんだろうか、この違い・・・・・まあ、いいや。



家に着くと、そこには発泡スチロールの箱。

ワクワクしながら開けてみます。

ヒャッホ~!!
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ここから家族全員、無言の2時間。

三人で6ハイ、全部いただきました。

美味しかった~! ごちそうさまです!

離れた所に住んでいる娘には可哀そうだけど、ナイショ。

因みに、これでオマケして貰って5000円くらいだったそうです。

それなら、ロシアやカナダ産のカニは無理して買わなくてもイイでしょう。

あれらは、カニ味噌を味わえませんし。

福井県の「ベニズワイガニ」 ありがと~!

それと、暑苦しいなんて言ってゴメンね~、おふくろ~! ありがと~!

これからは、我が家の食卓に再びカニが戻ってきそうです。