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生きもの二人三脚

GPS

昔の勢子の方々は大変だっただろうなとつくづく思います。

山勘(地図や方位磁石が無くても、山での自分の位置などが分かる能力)を頼りに獲物を追い出してタツに指示を出し、最後は猟犬を回収するのです。

その確認・判断は、猟犬の鳴き声を直接聞くかマーカー(犬に付ける音声発信器)で行いました。

経験も浅く山勘もダメで方向オンチな私は、もはやGPS無しでは山に入れません。

GPSのおかげで勢子役が何とか務まっています。

ベテラン勢子の方々がGPSを使用したらさぞかし凄いんだろうなと思いますが、私の猟隊の先輩方は「そんなもの必要ない!」と言い切ります。

経験上、獲物の寝場や逃げる方向そして猟犬の動きが分かっているのでそう言われるのは理解できますが、何だかもったいない。

しかしGPSを「必要ない」とおっしゃられている方々は正確には「便利なのはわかるけど、無くても大丈夫」なのです。

「何だか便利そう」と言うことで、そんな皆さんも過去にGPSを購入しているのですが、1・2回使用して「ポイ」

「GPSを見ているより動いた方が早い」と言うことなのです。

確かに、猟犬がイノシシを鳴き止めしている現場に到着するスピードにおいて、GPSを持つ私より持たない先輩勢子のほうが早かったことが何度もあります。

やはり先輩方の経験の積み重ねやそこからくる勘には、私は到底及びません。

しかし、私たちの猟場の区割りは比較的に狭い所が多いためGPSが「必要ない」と言うことなのですが、区割りが広い猟場ではGPSの必要性を皆さん感じているのではないかと思います。

あと、実は私が使用しているGPSは全て貰いもの。

先輩方が「ポイ」したのを「おまえ使ってみろ」と言うことで頂いたものです。

おかげで様で旧型が何台もストックできました。

「もうそろそろ新型のGPSが欲しいな」とも思っていますが、私にとっては非常に高価なもの。

やっぱりハラガケ様にお願いするかな?
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「自分で働いて買いなさい!」






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早速食べさせてみた!

この捕れたシカを今回は、捌き師匠と実戦師匠そして鉄砲師匠の3人が解体します。

いつもそこに加わる私は、手伝っているフリをしながら胃袋を切り取ります。

実は、ある「食と捕獲の達人」の方のブログでシカの胃袋の有用性を知り、是非とも試してみたかったので、この機会を逃す手はなかったのです。

決して私が食べたかった訳ではありません。

ワンちゃんたちの健康食品として、すぐに家に帰って試してみます。

その方の説明では、あまりキレイに洗わずに胃内容物が少し残っているくらいが良いと言うことで、その通りにやってみます。

以前、シカを仕留めるのにドブ撃ち(胴を撃ってしまうこと)をしてしまい、そのタマ穴に他の方の猟犬が口を突っ込んで胃内容物を食べているのを見たことがあります。(気持ちの悪い描写でゴメンナサイ)

「犬は本能的に体に良い物・必要な物を知っているんだな、オレなら背ロースから食べるけどな~」などと考えながら胃袋を洗っていたら、私も本能的にキレイに洗い過ぎてしまいました。(だって汚くて臭いんだもん)

「ありゃ!こりゃタオルだわ」でもなんか美味しそう。
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しかし、ニオイを嗅ぐと「無理!」てな感じ。

でも、まな板の上で細かく切ると、ナイフごしに伝わるコリコリ感に焼肉でいけるかな?ともう1度嗅いでみると「やっぱり無理!」

流石のその方もあきらめた理由が理解できました。

ところが犬たちはバクバクムシャムシャ、ヤマとコーシンなどは無我夢中。

そう言えば昨シーズン、半矢にした(仕留めそこなった)シカが回収できなかった上に、ヤマとコーシンが顔や頭、GPS・マーカーまで血だらけのハイエナ状態で戻ってきたことがありました。

きっとその時に味を占めたに違いありません。

今後もシカが捕れたら胃袋は必ずテイクアウトしたいと思います。





今期初猟

11月も終わろうと言うのに私はつい先日まで出猟していませんでした。

私にとっての初猟は11月25日。猟隊の皆さんには大変迷惑を掛けてしまいました。
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(あ~いい天気。左を向くと)

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(こんな感じ。この土手下のカヤボサを攻めます)

何だか狩猟が面倒になったとかイノシシに脂がのってくるのを待っていた(それはチョットあるかな)とかではなく、仕事でバタバタしていたり週末の悪天候などで出猟できないでいました。

ワンちゃん達もウズウズしている感じ。

初猟前日は「何だか久々だと忘れ物しそうだな」などと考えながら準備をしましたが、釣具のようには行きません。

前日から道具を車に積み込みたいのですがそうもいかず、持ち物リストとにらめっこ。

実は、おバカな私は1度とんでも無い物を積み忘れてしまい、途中で家まで引き返してきた事があります。

なんと「猟犬」を積み忘れてしまいました。勢子なのに。

その時の「何か忘れてないか?何かヘンだぞ?」という後ろ髪を引かれる様なモヤモヤした思いと、「お~そうだ大変な物を忘れてしまったど~しよう!」と思い出せたスッキリ感は人生で最高レベル。

家族からは散々バカにされてしまいました。

ですから恥を忍んで持ち物リストの最後には「ヤマ & コーシン」と書いてあります。あ~ハズカシ~!。

ところで初猟の猟果はと言うと若い雄シカ1頭のみ。

見切りの通りイノシシ親子が入っていましたが先にシカが起きてしまった上に、その後に起こしたイノシシにはタツを切られてしまいました。

獲物を見つけた時のヤマの鳴きはいつもの通りの力強さで、コーシンの方は上ずり気味の鳴き。

コーシンの鳴きは昨シーズン中盤以降に見せた落ち着いた力強い連続鳴きではなく、初めの頃の興奮し過ぎたり焦った時の鳴きに戻っています。

恐らくは若犬が故なのでしょうが、またどの様な鳴きに変化していくのか興味があります。

それ以外は数ヶ月のブランクを全く感じさせないヤマとコーシンのコンビネーションを確認できて安心しました。

猟を終えて解散する前に、イノシシにタツを切られた(抜けられた)事の反省会。

猟の出席人数が少なかったためタツを1本減らしたところ、そこを抜けられてしまったのです。

Aさん:「いや~今日もやられちまったな~」

Bさん:「いつも居なくても大丈夫だろうと思ってタツを抜くと、そこをシシに抜けられちまう
     だよな~」

一同 :「そ~だな~」

Cさん:「イノシシの奴らオラ達の話をこっそり聞いているだよ」

一同 :「ワッハッハッハ~ そ~かも知れね~な」

 私 :「イヤ、この中にイノシシのスパイがいるかもよ」

Cさん:「そ~かも知れね~な、Dさんよ あんたスパイじゃね~のか?」

Dさん:「オラ違うだよ、オラはイノシシ語わかんね~もの。そ~だコーシンじゃね~のか?」

 私 :「そ~かも あの鳴きはイノシシに抜けを教えているかもしれない」

一同 :「きっとそ~だわ ワッハッハッハ~」

Dさん:「ありゃ追い鳴きじゃなくてイノシシの前を走って抜けを教えているだな。
そんでまた遊ぼうぜ~って言ってるだよ」

一同 :「ワッハッハッハ~」

Eさん:「いや~それにしてもよ~・・・・・・・

私の一言により、いつまでも終わらなくなってしまった反省してない反省会。

コーシン、ごめん。
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「テキト~なこと言わないで!」




猟犬飼育のキッカケ

犬飼育がこの年齢になって始めての私には、犬について分からない事が山ほどあります。

エサの配合や病気そして躾などについて観察・経験を積み重ね、早く自信を持って適切に対処できるようになりたいと思っております。

私が猟犬を飼い始めた理由は、同じ猟隊の3名いる勢子のうち2名の方が勢子を辞められたため、その穴埋め的な流れからです。

平均年齢が高い私の所属する猟隊として隊を存続させるためには、1番若くて動ける私が勢子をやらざるを得なかったからです。(私は50代前半なのに・・・)

犬の事について右も左もわからない私が手をあげては見たものの、「さぁ~どうしよう」と考えていたところに猟隊の皆から心強い一言が。

「犬の事なら◯◯さんに聞けよ」「お~そうだ◯◯さんなら間違いない」「◯◯さんが一番だ」と言うことで、◯◯さんこと老師匠に猟犬の手配とその後の教えを乞うことになったのです。

老師匠は自分が飼っていた最後の猟犬(ヤマ)を私に託し、鉄砲の所持許可も返納して、今は猟隊の指南役としてサポートして下さっています。
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オジーちゃん達から頼りにされ尊敬されているオジーちゃん(失礼!)なのです。

老師匠は半世紀ほど勢子をされていて、15年ほど前までは近畿方面まで武者修行に行かれておりました。

近畿・東海のご年輩の方で猟犬に関して老師匠をご存知の方は、その交友関係から見ても多いと思います。

そのおかげで私は三重県の方々とつながりを持つことができ、猟犬の子犬を譲って頂くことができました。
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その方々のご恩に報いるためにも、まずは私が一人前の狩猟者になった上で猟犬を存続させていくことだと考えています。

しかし現実は甘くないなと痛感しているところではありますが、ここは焦らずに1日でも多く狩猟経験を積み上げるしかないのでしょう。

そんな私に老師匠は口癖のように言うのです「まずは自分の仕事を最優先しろ」「有休は上手に使え」と。

なんだか全て読まれています。




存在意義

晩秋になり「冬も近いかな」などと山々の紅葉を眺め、季節の移り変わりを感じながら路面に視線を移すと私は毎年考えてしまうのです。

「この地球上で、存在意義の無い生きものはいないはずだ」と。

生物の長い進化や分化の過程は、そこに何らかの理由があるからで、今日までそのDNAが続いているのはその証なんだと考えます。

それはつまり「生物がお互いに密接に関わり合っている」と、言うことでもあるのです。

しかし冒頭で述べたように、この場景を見るたびに私は考えてしまいます。
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カマキリではなく、その横に映っている「ハリガネムシ」が、私にとってはどうにもわからない。

ハリガネムシはカマキリなどに寄生し、カマキリの脳をコントロールして水辺に誘い込み、水中で繁殖します。

なぜ水中での繁殖のためにカマキリに寄生するのか?カマキリをどうやって水辺に誘導するのか?「だったら水生のままでいいのに」と、思ってしまいます。

やっぱり、わかりません。

野生動物はもちろん、人間ですら人によっては体内寄生虫はおります。

しかし近年になって、回虫などの出すアレルギー抑制物質により、宿主である人のアレルギー反応を緩和させるなどの効果が確認され、医療などに応用されているそうです。

共利共存、回虫ですらやっぱり存在意義があるのです。

ですから、ハリガネムシにも生態系にとって何らかしらの役割があるはずですが、私は「なるほど!」と言えるような信憑性のある文献を見たことがありません。

そんな研究に大学は予算など割り振ってはくれないのでしょうか?今後に期待したいです。

ひょっとしたら、その研究成果が人類を救うかもしれません・・・な訳ないな。

余談になりますが、カマキリのオシリ(腹部)に水を掛けると、カマキリのお腹の中に寄生しているハリガネムシが、水辺と勘違いしてカマキリの肛門より「こんにちは♪」します。

これを当時、幼稚園児だった息子に教えたところ、たちまちその幼稚園で「ハリガネムシさんこんにちは遊び」が大ブレイク。

チビちゃん達にとっては、さぞかしや衝撃的な光景だったことでしょう。

私の住む地域では未だに息子の奇行が語り継がれ、且つ、その幼稚園では「こんにちは遊び」が、伝統として受け継がれております。

私は、親として責任を痛感しているところではありますが、「知~らない!」っと。





反省そして決意②

昨シーズン、私の所属する猟隊の猟犬が2頭殉職してしまいました。

何れも鳴き止め現場で、勢子が必要以上にイノシシに接近してしまったため、猟犬が勢いづいてイノシシを噛みに行ってしまい、返り討ちにあった結果のことです。

猟犬もイノシシも、お互いに真剣勝負ですので必死ですが、その時は勢子の判断ミスによる余計な行動が、イノシシに味方をしてしまいました。

猟犬の殉職は、狩猟を行う上であまりにも大きな代償だと思います。

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(後日、仇をとってやりました)

一生懸命に毎日世話をした愛犬が、一瞬でイノシシにやられてしまうなど考えたくもありませんが、狩猟を続ける以上はそれと向き合って行かなければならないのです。

「じゃ~狩猟をやめればいいじゃない」その通りかも知れませんが、それでは巻き狩りの楽しみ、猟犬を仕込み上げる喜び、そして自然の恵みのありがたさ、これらを味わうことはできません。

つまり、その両極のバランスの問題だと思うのです。

適切な猟犬の使い方と頭数・組み合わせ、そこに勢子の高い技量が伴えば、そう簡単には猟犬はイノシシにやられるものではありません。

言うのは簡単ですが、現実はそう甘くないことも理解しておりますので、私の場合は老師匠の教えの下に経験を重ねて行くしかありません。

それともう一つ、老師匠に教えて頂いたことは見切りの大切さ。

「どのくらいの大きさのイノシシが寝場に入っているか」それによって猟犬を使い分けるのです。

見切りで明らかに30貫(1貫=3.75㎏)超えの大イノシシが寝場に入っていると判断される場合は、猟犬を入れないことも多々あります。

私の所属する猟隊の方針として「無理をしない」「猟犬はパートナー」をモットーとしております。

普通に考えれば当たり前のことではありますが、皆さんこう言えるまでには様々な失敗を経験して、この境地に至ったようです。

それでも昨シーズンに猟犬が2頭やられてしまい、実はヤマも見切りミスにより受傷させてしまいました。(見切りでは15貫程のイノシシがいると判断。ところがヤマ・コーシンを掛ける直前にそのイノシシの抜けた足跡を発見。代わりに30貫超の入りの足跡を見つけたので、そのまま続行してみたら本当に特大イノシシが入っていた)
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(エリザベス・ヤマ)

こんな事になりながらも、山に入ると夢中になりすぎて無茶をしてしまう自分に、今シーズンはしっかりとブレーキを効かせて行きたいと思います。

狩猟を「犬とイノシシの命の交換ごっこ」にはさせません。





子供頃の思い出

私は小さな頃から映画を見るのが好きでした。

小学生のときはハードボイルドものや西部劇が大好きで、イタリアやフランスの映画を見ることが多かったです。

一番心に残っているのはアラン・ドロンのカッコよさ。

小学生ながらにそのカッコよさに憧れ、「オレも大人になったらこんな男になってやる!」と真面目に思っていました。

そのアラン・ドロン主演映画「ル・ジタン」。良かったな~
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(憧れが現実になった感じがします)

それから40年が経ち、そんなことも忘れておりましたが、そんな幼少の頃を思い出すキッカケがありました。

いつものお店「レップフォレスト」から6年前に連れて帰ってきたアオジタトカゲ。
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本当に舌が青いのです。そして名前は何にしようかな?などと考えます。

「アオジタのジタと舌のタン、続けてジタタン、まとめてジタン、お~懐かし~」となりました。

このアオジタトカゲの「ジタン」はレップフォレストの繁殖個体。

アオジタトカゲは卵胎生ですので、産まれるときはトカゲの格好で出てきます。

初めは15㎝だったジタンは今となっては69㎝。

何だかどっかで見た形「ツチノコ」そっくり!
ツチノコ

でも、私は断言できます。

ツチノコは「ツチノコなのだ!」と。

「逃げ出したアオジタトカゲではないのか?」「エサをたくさん食べたマムシではないのか?」などと言う説もありますが、アオジタトカゲはあんなにピョーンとは飛べませんし、マムシはあんなにお腹パンパンにはエサを食べません。

私は両方飼育しているので、わかるのです。

そして自覚しております。

そんな人は、普通はイナイと言うことを。




追伸:本文中で不適切な表現がありましたことを、深くお詫び申し上げます。



食文化②

ミドリガメやモルモットを通してチラッと垣間見ることのできた食文化。

人間、食べてみようと思えばたいがいのモノは食べられるし、実はとても美味しかったりするのです。

でも、中には美味しいかもしれないけれど「無理!」なんてモノもたくさんありそうです。

それも食文化のうちの一つかもしれません。

他国の方々の食文化。

日本人の概念では受け入れられない食文化を、絶対に否定してしてはいけませんし、逆の立場で、私も否定されたくはありません。

日本人の一人として、一番考えてしまうのは捕鯨の問題です。

しかし、これはもはや食文化ド~ノコ~ノと言う問題ではありません。

反捕鯨の方々がおそらく一番問題にしているのは、「捕獲するクジラは自然に生息しているもので、牛や豚のように人間が食べるために人工的に殖やしたものではない」という考え方です。

簡単には「クジラは経済動物ではナイ」と言うことなのです。

一方、捕鯨を行う日本としては「クジラの種の存続や生態系に影響のない範囲で調査の一環として捕獲し、調査が終わったクジラは食鯨文化の下に美味しくいただきます」と言うことなのです。

鯨を食べて育ち、鯨が大好物な私は、当然日本の主張を応援したいところですが・・・・・。

昔のように食糧難の時代ならば、違う言い分もあるとは思うのですが、この豊食の時代において、年間数百万トンも食物を食べずに捨てている日本人。

反捕鯨の方々の考え方も理解できます。

何だか狩猟やシカ・イノシシの有害・管理捕獲に、被ってくるところもある気がしますが、これだけは言っておきたいのです。

お互いの食文化について「全否定」だけは絶対にしてはいけません。

狩猟も同じ。

「理解」し合うことが大切です。

と、美人アルゼンチン奥さんの作った「モルモット料理」を否定し、それから逃げてしまった自分の行為に対して、海の底より深く反省するのでした。





食文化①

モルモットの「フィーフィー」は元気です。

「まさか!」と思われた方、安心して下さい。私は鬼ではありません。

このモルモットのフィーフィーは、わが家では大活躍の働き者。

庭の雑草をどんどん食べてくれますし、ワンちゃんたちの仕込みにも力を貸してくれます。

「このような小動物は、獲物ではないよ!」とワンちゃんたちに教え込むのにはもってこい。(ただし、その場から私が目を放すことはありません・・・汗)

ところで本題。

突然話は変わりますが、国が変われば食文化も大きく変わります。

外国の方から見ると「オ~ノ~!ニッポン ノ ヒトハ ソンナモノ タベルーノ デスカ?」と言われてしまいそうな食べ物が、たくさんあると思います。

そんな国々の食文化を、垣間見ることができるお店があります。

私の行きつけのお店であり、お得意様でもある「レップフォレスト」。キケンがアブナイ爬虫類屋さんです。

その後も警察からは拾得物として、いろんな生きものが持ち込まれてきます。

中でも圧倒的に多いのが超巨大ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)。

今現在は、環境省により侵略的外来種としてリストアップされておりますが、警察の方はそんな事は知る由もなく、どんどん拾得物として受け付けて、どんどんレップフォレストに持ち込んできます。

河川に生息するミドリガメが台風などの増水で海まで流され、海水の浸透圧など何でもないミドリガメは海岸より這い上がり、また河川に戻る途中で保護されてしまうのです。

いつしかお店の大型水槽は、ミドリガメでいっぱいに。

侵略的外来種であるために、川に逃がす訳にもいかず、店主は大困惑。

するとそこに救世主が現れたのです。

常連さんの知り合いで、そのことを聞きつけた中国とベトナムの方々。

「ど~ぞ ど~ぞ♪」と店主は大喜びでその方々にミドリガメを差し上げます。

そして、さらに大喜びでそれを持ち帰る異国の方々に料理方法を聞いてみたところ、炒め物やスープにするとのこと。

その美味しさを、私たちは知らないだけかもしれません。

何だかとっても気になります。

あと、これはチョット前の話です。

お店に常連さんで、日系アルゼンチンの方が来店されており、色々とお話を伺ってみると、その方の奥さんが「モルモット料理の名人」とのこと。(モルモット料理の本場はペルーだそうです)

「トテモ オイシヨ タベニクル?」とお誘いを受けましたが、丁重にお断りしました。

店主曰く、この方の奥さんはとても「美人さん!」だと言うことで、お宅に伺ってみようとも思いましたが、モルモット料理に阻まれてしまいました「ゴメンナサイ!」

アルゼンチンではモルモットのことを「クイ」と呼んでいるそうで、日本でもネットで買える高級食材だそうです。

やっぱりフィーフィーはあのままだったら、助かる道は無かったのでした。

ちなみに、私が店にいた時だけでも様々な生きものが、警察から拾得物として持ち込まれています。

タランチュラ、ボールパイソン(小型のニシキヘビ)、ミズオオトカゲなどみんな逃げ出したペットたちで、さすがにこれらを食材として買いに来た人はいなかったようです。




ボア・コンストリクター

ボア・コンストリクター、略してボアコン。

聞いたことがある方も多いと思います。

南米に分布するボア科の大蛇で、最大で5m40㎝になりますが、飼育下では3m以下のことが多いようです。

今では各国のブリーダー(自家繁殖個体の販売を生業としている人)が取り扱い、いろいろなタイプのボアコンが殖やされています。

ボアコンは、飼育や繁殖が比較的に簡単で、性質もおとなしい(満腹のとき)ヘビなのです、本当は。

しかし、平成12年にボアコンをうっかり逃がしてしまった方がいて、そのボアコンがお婆さんを襲ってしまったのです。

お婆さんは、足に全治2週間のケガをしただけで済みました。

失礼を承知で「だけ」と言った理由は、アメリカでは絞め殺された人が数名いるからです。

この脱走ボアコンのニュースが大きく報道されてしまって大問題となり、ボアコンは動物愛護法により「特定危険動物」に指定されてしまったのです。

通常は、とてもおとなしいヘビなのに残念ではありますが、気性には個体差がありますので何とも言えません。

また特定危険動物に指定されてしまうと、保健所で飼育許可を取らなくては飼うことが出来ません。

これが、それなりに面倒なのですが、法律で決められた事ですので仕方ありません。

長い前置きは置いておいて、わが家のボアコンのコンちゃん。
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初めは小さく細く40㎝ほどのチョロチョロ子ヘビだったので、興味本意で飼ってみることにしました。

ケージ内では、そんなに大きくならないだろうと高を括っていたら、いつの間にか2mを優に超え、体重も12キロに。
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(キエ~ッ!来ないでください!)

ど、ど~しよう、もう後戻りできない!こうなれば、行くところまで行くしかないのです。

もっともっと大きくして、体に巻き付けながら踊っるスネークショー(スネークマンショーじゃないよ)でもやって、大道芸フェスティバルで披露するかな?

いや、ダメダメ「おバカ芸人、大蛇に絞め殺される‼」なんて見出しで新聞に載りそう。