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生きもの二人三脚

恐ろしいのは どっちだ

中学一年生の時でしたが、私はジャーマンシェパードに殺されかけたことがあります。

学校帰り、先回りをして友人を驚かせようと空地をショートカットしたところ・・・

民家裏のブロック塀の奥から「ジャラジャラ・・・」と鎖の音が。

「えっ、なんかやばい」と思ったと同時に塀の陰から大きなジャーマンシェパードが私に飛び掛かってきたのです。

反射的に反転して逃げた私。

すると後頭部すれすれに感じる殺気に満ちた風圧と「カツン!」と激しく歯の噛み合う音。

運良く私の首の直前で、繋いでいた鎖が伸び切ってくれたのです。

猛り狂ったかのように吠え続けるジャーマンシェパード。

私はその場から一目散に逃げ去ったのでした。

中学に入学したてで身長が150cmほどのチビチビだった私からすると、あの黒顔のジャーマンシェパードは大きな猛獣。

今でもシッカリ頭に焼き付いています。

その時に先回りして驚かせようとした友人の名前は野呂君。

野呂君の家は、その空地の二軒隣り。

子供ながらに心配になった私は次の日、野呂君にジャーマンシェパードの話をしました。

また、同じような被害に遭う人が居ないかも心配に。

そして数日後、またその空地へと。

手には万一に備えて棒を握りしめていました。

石を拾い、ブロック塀に向かって「えいっ!」と。

ところが何度やってもジャーマンシェパードは出てこない。

どこへ行ってしまったのだろう。

気になった私は野呂君に聞いてみたのです。

すると意外な答えが。

ジャーマンシェパードが手に負えなくなったようで、飼い主が保健所に処分をお願いしたと。

当時のことなので、殺処分されてしまったのでしょう。

その時の私は「あんなに凶暴なんだから仕方がないよな」との思いでした。

しかし今思えば、飼い主にジャーマンシェパードを飼う能力が無かったのではないかと。

もしくは犬を飼うべき人では なかったのではないかとも。

ジャーマンシェパードが気の毒でならないのです。

今の私ならば、飼い主に飼育環境の改善のアドバイスするか、場合によってはジャーマンシェパードを引き取ったかもしれません。

咬まれずに躾直せたように思います。

そういえば・・・

先輩猟師の中には自分の猟犬に咬まれた人が数名います。

傷跡を見せてもらうと、それは酷いもの。

確かに咬まれる場面は色々。

でも咬まれる人の人格には共通点があるのも事実。

ここでは、あえてそれに触れませんが。

ところで、あの時に なんでジャーマンシェパードは私の首を狙ったのだろう。

品種改良の過程で闇の部分があるのかもしれません。

本当に恐ろしいのは、品種改良を行った人間側のように思うのです。



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ツキノワグマの生息分布なるか

伊豆半島がツキノワグマの生息域でなくなってから百年余。

ところが ここ数年は伊豆半島での目撃や捕獲の情報が度々報告されています。

これは喜ぶべきことなのか。

従来の分布域での生息密度が上がり、伊豆半島に押し出されてしまったとの説が有力ですが。

その上でツキノワグマが子を産み、その子が親となり子を産むようであれば『生息分布』となり、それはそれで喜ばしいことではあります。

しかし、増えたニホンジカに生息圧を掛けるレベルにまでツキノワグマが増えるとは思えず。

百数十年前の伊豆半島とは異なりますから。

また『生息分布』となった場合は、括り罠の長径が12cm以下となり、ニホンジカが掛かり難くなってしまうなどの影響が出やしまいか。

・・・・・

どうにも狩猟者目線でしか考えが浮かびませんが、頭を入れ替えて、生物学的に考えてみますと・・・

伊豆半島が生息分布域となった場合、ツキノワグマは絶滅危惧種に指定されるはず。

自然保全派の私としても、ツキノワグマの生息に繋がる活動をしてみたい思いはあります。

広葉樹の森を守るためには、ニホンジカの捕獲は有効ですし。

でも実猟中に猟犬がツキノワグマと対峙してしまったら・・・

我が家の猟犬たちは・・・嗚呼、考えたくない。

・・・・・

いけない、また狩猟者目線で考えてしまった。

やはり、ツキノワグマの目撃情報のあった地域では猟犬を放さないのが一番なのでしょう。

狩猟者として、ツキノワグマを刺激しない猟を考える日が近いのかもしれません。



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夜の攻防

蚊も種類によって色々とタイプがあるようです。

大胆で隙あらば昼間でも血を吸ってくるガッツキタイプ。

慎重な上に暗くならないと動き出さないジックリタイプ。

大別するとこんな感じですが、大胆なタイプの中には小さくて すばしっこい種類もいるため、こいつは厄介です。

何れにしても前者はヤブ蚊、後者はアカイエカにその様な傾向が見られると感じています。

そこで問題となるのは、蚊取り線香や殺虫剤へのそれぞれの耐性。

今までに様々な製品を試しましたが、圧倒的にアカイエカの方が強いのです。

とくに蚊取り線香や吊るしタイプの防虫ネットなどは屁の河童。

それに比べるとヤブ蚊は素直で思惑通り。

大抵の製品は有効です。

そんなことで夏場の犬舎では蚊との攻防が激しさを増します。

とくに日が暮れてからのアカイエカとの戦いは実に厳しい。

蚊取り線香や防虫ネット、また持続タイプの殺虫剤は、期待するほどの効果はありません。

よって蚊の発生が少ない時は蚊取りラケットを主に使用。
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20年ほど前より販売している電撃タイプのこの製品はスグレモノ。

かなり使えます。

しかし、雨上がりの後などに多い蚊の大量発生時には効率的にイマイチ。

目視できるアカイエカしか撃墜できませんので。

そんな時はコイツで一吹き。
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ジェットタイプとは異なり、散布したい場所に薬剤がとどまりやすく、無駄も少なく効率的に経済的に駆除してくれます。

猟でも、その穏やかな噴霧圧が使いやすさを後押し。

マダニ対策での袖やズボンの裾口への散布が行いやすいのです。

昔ながらのパッケージではありますが、とにかく頼りになる一本。

犬舎で散布すると大量発生したアカイエカが、あっと言う間に消え去ります。

地面にはひっくり返ったアカイエカたち。

ただし殺虫剤の使用後は、犬たちの水容器の洗浄と水の交換は行うことにしています。

実際には安全性に問題ないとは思いますが、水面に殺虫剤の油膜が張ってしまうため、私的には抵抗があるのです。

やはり、夜は犬たちを適度に密閉した環境で休ませてあげたい。

オープンな状態だと蚊対策が隙だらけとなってしまう。

いくらフィラリア症予防薬があるとはいえ、心配は尽きません。

つまり蚊に刺されないに越したことはないのです。

犬舎移設地ではヤブ蚊が多いため、休息区画を適度に密閉した環境としています。
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これだけでも蚊取り線香やベープなどの効果は上がるため、落ち着いて寝られるはず。

それでも夜の攻防はまだまだ続きそうです。



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狙いは的中

静岡ツインメッセで催されたレプタイルズ・ショー。

その会場のレップフォレストのブースにて委託販売した自家繁殖個体のハラガケガメたち。
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見事に完売して、ちょっとビックリ。

今回は国内のカメマニアさん向けの個体を複数出品。
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狙いは的中でした。

日本で生まれ育った個体は、日本の四季や水質に順応しているため、極めて丈夫。

そのタフさは現地での野生採取個体の比ではないのです。

また様々な保護条約により現地からの輸入は厳しさを増すばかり。

つまり自家繁殖の役割は大きい。

日本のカメマニアさんたちは、これらの事を良く知っているのです。

でも私は嬉しいやら寂しいやら。

熱心に大切に世話を続けたハラガケガメたちとの日々が頭の中を巡ります。

そんな売上金は全て家内に献上。

猟犬の飼育費や、私たちの生活費に充当されます。
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昨日はレップフォレストの店主から こんな事を言われました。

「猟犬の繁殖に力を入れるのはイイけど、カメの繁殖にももっと力を入れてよ」と。

確かに。

コロナ禍で売れないと見込んで繁殖を手控えていましたが、もう大丈夫。

よしカメ繁殖の再開だ。

爬虫類部屋も一部は犬舎に引っ越すかな。




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狭い庭の住人たち

我が家の狭い植え込みで成長を続けている昆虫たち。

こんな庭でも自然の営みを観察できるのは嬉しいもの。
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昨晩はセミたちにとって羽化に最適な日だったようです。

犬舎の柵や月桂樹のアチコチで飛び立つ準備をしていました。
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土の中に何年間いたのだろう・・・

羽化が無事に済んで、お疲れさん。
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朝には抜け殻だけが残されていました。

そんな庭の住人たちの中で私がお気に入りなのは、チェリーセージの番人でもあるアシナガバチ。

葉を食べる毛虫を捕獲してくれるのです。

しかし、昨年はスズメバチの猛攻を受けて巣を放棄。
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可能な限りスズメバチを追い払っていた私としては、残念な出来事でした。

ところがどっこい、すぐ横の燻製器に引っ越していた女王バチ。
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そして巣を作り直して越冬。

今年もまたチェリーセージの毛虫を捕まえてくれています。

おかげでチェリーセージは絶好調。
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でも先の冬は猪肉ベーコンや鹿肉の燻製を作れずじまい。

燻製器の排気口横に巣があるため、こればかりは仕方がありません。
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このままでは来期も燻製作りは無理そう。

なので排気口の向きを変えてみるかな。

犬舎移転で猟犬たちの数が減ったら、また昔のように沢山の生きものたちが戻って来るでしょう。

それはそれで楽しみです。




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