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生きもの二人三脚

防錆効果や如何に

落ち葉より抽出した煮汁と酢を合わせた溶液に丸一日漬けておいた斧の刃。

引き上げて、まずは水洗い。
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思った以上に黒くなっている。
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試しにスチールウールで擦ってみましたが、表面の黒さは変わらず。

タンニンの化合物により、かなり強固な被膜ができたよう。

ただし、水分が残った部分をそのままにしておくと、薄っすらと赤サビが浮いてしまう。

その様子はペンチや鉄製の刃物が濡れた状態だと赤サビが発生するのと同じレベル。

表面を荒らしてしまうサビ方ではなかったため、乾燥させてから表面に油脂を染み込ませておきました。

こうしておけば大丈夫。

濡れた状態で しばらく放置してみましたが、サビは浮かず。

結果からすると、刃の表面が強固な被膜により酸素と触れる部分が減り、また油分が染み込みやすくなったことで、それなりの防錆効果が得られたものと思われます。

鍛冶屋さんが叩いて作った斧刃であることを考えると、趣のある防錆処理ではないかと。
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ならば柄にも趣を持たせてみるか。

元から付いていた樫の木の柄を活かして、一工夫してみたいと思います。



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鐵具の錆止め

狩猟の解体時に使用している斧。

先日のブログでは、その刃部の調整や修理を行いました。
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このまま柄を付けて完成としてもいいのですが、錆止処理だけはしておきたい。

猟銃の錆止めで使用している薬品を塗布することも考えましたが、試してみたい処理方法があったため犬舎移設地へと向かいます。

犬舎移設地には山栗の木が生えていて、落ち葉がまだ残っている。

タンニン成分が柿の木に次いで多いと考えられる栗の木。

その落ち葉を煮ればタンニンが抽出できるはず。

つまりタンニンで刃の錆止め処理を行ってみたかったのです。

まずは落ち葉拾い。
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色んな落ち葉が混入してしまいましたが、とりあえず煮てみることに。

隣では猟犬たちの食事作り。
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古家中に立ち込める 落ち葉を煮るニオイと、鹿の血肉を茹でるニオイ。

ウ~ン マンダム。

今にも気絶しそう。

窓を全開にしたのは言うまでもありません。

で、1時間ほど煮込んだ落ち葉からは、タンニンが抽出できたっぽい汁がタップリと取れました。
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ペットボトルに入れて、とりあえず我が家へ。
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これに鉄をイオン化させるために酢を全量の5分の1ほど投入。

斧刃の表面を研磨した後にアルコールにて脱脂。
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それを落ち葉の煮汁酢の中に漬けます。
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あとは じっと我慢の子であった。
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途中で溶液表面を確認すると小さな気泡が沢山。
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どうやら順調に化学反応が進んでいる様子。

ならばこの気泡は水素に違いない。

タンニンよ、鉄と結びつくのだ。

夜も遅くなったため、子供のようにワクワクしながらも床に就きました。

明日が楽しみです。



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オーノーなオノ

獲物の解体で使用している斧。

骨を丁寧に分割する場合は一般的な刃物を使いますが、そうでない時は斧で手早く処理。

やはり斧はパワーが違います。

しかし私が使用しているのはマサカリか?
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大きさや刃形状により呼び方は変わるようですが、私は金田一京助 博士を支持したい。

それに猟師仲間の間では皆が「斧」としているため、ここでも斧とすることにします。

で、この斧がめっぽう重く、小型の割に片手で振るには結構しんどい。

とにかくパワー重視の刃形状なので、解体用には使い勝手が悪いのです。

そこで使いやすくするため、軽量化することに。

こんな感じで分厚くて重い部分を切り取れば、かなり軽くなるはず。
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はじめに柄を抜いて刃のみにします。
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万力で固定して、まずはディスクグラインダーでスリット状に切れ込みを入れます。
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そうしたら線に沿ってブロックごとに切断。

切断面を整えます。
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分かりやすいように並べてみます。
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スッキリ♪
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ところが もう一つ残念な部分を発見。

刃部と固定環部が接合不良となっていて、かなり危険な状態なのです。
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ならばこの方法しかない・・・撮影を交代。

目がぁ 目がぁぁぁ・・・
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撮影者がムスカになっていました。。。

念には念を入れて盛り盛りに。
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ディスクグラインダーで表面を整えます。

溶接にて割れの接合に成功。
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とりあえず今日はここまで。

あとは刃を研磨して研ぎ直し、柄を付けます。

でも、ここからの工程の方が大変。

刃物屋さんのように水研ぎ仕様のベルトサンダーがあれば良いのですが。

砥石で地道に仕上げたいと思います。



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老眼と銃と射撃練習会

スコープに効き目を添えて遠くの標的に向かって引き金を絞る。

そんな精密射撃には男のロマンすら感じてしまいます。

でも私とは一生 縁の無い狩猟スタイル。

考えてみれば私の使用している銃は100年以上昔に設計された銃身後退式のオート5。
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それと西部開拓時代を思わせる水平二連銃で、どちらも骨董品レベル。

ならば次の所持は種子島しかない。。。

あの一発勝負感がたまりません・・・って、猟に使えるのかな。。。

と、それはさて置き困ったことがあるのです。

若い頃からのド近眼と、未だ進行の止まらない老眼の狭間で視力が安定しない私。

50代前半からそんな日々が続いています。

よって猟銃のオープンサイトも ぼやけるように。

そこでオート5のフロントサイトはそのままに、リアサイトを一気にフロントサイト側に寄せて目から離し、老眼仕様に調整。

まるで拳銃の前後サイトのような配置としてみたところ、これが良く見えるのです。

昨日の射撃練習会でも思いのほか見やすくて、老眼の進行をいい意味で実感。
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普段でも50㎝ほど離さないと文字にピントが合わないのですが、それと同じように標的とフロントサイトとリアサイトが同じピントの中にあって良く見える。

しかし、それと射撃成績は関係ないようで、なぜか着弾が散りまくる私のスラッグ弾。
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だから散弾銃って言うのかな。。。
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とくに銃身が熱くなりだす6発目あたりからは酷いなんてもんじゃないし。

ところが、もっと酷いのが水平二連銃。
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近い獲物には瞬時にリブを乗せて(合わせて)撃ってもバッチリなのですが・・・

遠方の獲物は時々外すようになってしまったのです。

老眼の進行前は40m程度までなら普通に命中していました。

なのに先の猟期では20m離れた猪を失中。

ショックと悔しさのあまり・・・もうバカバカ!

照星しか付いていない水平二連銃で50m先の標的紙に命中させる場合は、手前の機関部の中央部と照星をシッカリと合わせないと黒丸内には思うように入りません。

ところが、その機関部が近すぎて老眼では中央を捉えるのが難しい。
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よって獲物を外す確率が高くなってしまったのです。

そこで職人の多い猟仲間さんたちに昨日の練習会でアドバイスを求めました。
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リアサイトを銃身の中ほどに装着する方法案をを乞うたのです。

すると皆さん「う~ん」と悩んでいる。

ベテランさんは即座に「そりゃ無理だな」と。

確かに。

一方、若手さんからは接着剤案が。

しかし以前にオート5で様々な接着剤を試した時は10発も耐えられず。

リコイルの衝撃が強烈過ぎるのです。

そこでガムテープでグルグル巻きにする案も出ましたが、想像しただけでもカッコ悪い。

左右の銃身の間が狭いため、ネジ穴を開けるのも大変そうですし。

しばらくはホームセンターの金具売り場で悩んでみたいと思います。

ガムテープよりマシなリアサイト固定策が必ずあるはずなのです。


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狩猟刀とヒルト

蛸引包丁であることを教えて頂いた この包丁。
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調べてみると刺身包丁とは本来このタイプだったよう。

でも狩猟刀として蘇らせるのもアリだと思わせるだけの刃の厚み。

先行して刃形状を変更していたこともあり、片刃であることを活かしてマキリに改造してみることにしました。
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それにあたってはヒルト付きのタイプとすることに。

ヒルトとは、握り手が刃の方に行かないようにストッパー的な役割をしてくれる刃と柄の間に付ける突起物のこと。
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でも本当の役割はそれだけではありません。

獲物の止め刺しを行う際、勢い余って刃が深く入ってしまうこともあります。

ヒルトがあれば そこで止まりますが、ヒルトが無いと刃のアゴまで刺し口に入る場合も。
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すると獲物の皮が刃のアゴに引っ掛かり抜けなくなることもあるのです。

相手が鹿ならばともかく、これが猪だと極めて危険な状況にも。

犬が咬み止めてしまった猪の背後に回り、脇の後ろから心臓に向けて剣鉈を刺し込んだところ抜けなくなり、危うく猪に咬まれそうになったことがあります。

実際には その剣鉈にもヒルトを付けていたのですが、ヒルトと刃の間が少し広かったため、皮がその間にハマり込んでしまったのです。
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刃渡りが7-8寸ならばそこまで刺し込むことはありませんが、この剣鉈は5.5寸と短めだったことが その要因。

これは完全に失敗作で、作り直す予定です。

よって狩猟刀を作る場合、ヒルトと刃の間は隙間を無くすか、狭くしておくことが肝要。
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今回は、傘の柄を調整した残りの部分を犬のストレス解消グッズにする予定でしたが・・・
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一部をヒルトとして活用することにしました。
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カットして中心に穴を開けて こんな感じに。
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柄は以前に先台を作った残りのクルミ材で。
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穴を開けて刃を差し込み、固定することにしました。
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位置的には この順番。
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問題は柄の形状。

握り具合を確認しながら削り出したいと思います。