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生きもの二人三脚

ゴム太郎とピコ太郎

こちらの地域では、狩猟に鋸は欠かせません。

倒木・枯れ竹を切る鋸と、解体に使用する鋸の2種類あれば十分ですが。

先週末の枯れ竹を切り進みながらの猟でも大いに役立ってくれました。
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そんな倒木・枯れ竹を切る鋸も、今までに色々と試してきましたが・・・

ひょんな事からナイスな製品に出会い、思わず買い揃えてしまいました。

犬舎移設地で犬舎と訓練スペースを作るにあたり、伐採する必要があった鬱蒼とした森林。
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その作業を前に父が「こいつ、切れるぞ」と手渡してくれた剪定用の鋸。

これが抜群の作業性の良さ。
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今までに使ったどの剪定鋸よりも鋭い切れ味でした。

見積もりでは45万円だった伐採費用が浮かせたのは、この鋸のおかげ。

直径20㎝ほどの木も立ちどころに倒せました。
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製品名は『シルキー ゴム太郎』と何だかヘンですが、覚えやすいし忘れない。
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解体に使用している『パイプ ソー』が素っ気なく思えてしまいます。

父のゴム太郎は荒目の240㎜でしたが、新たに買い揃えたのは同タイプの270㎜とツルギ300㎜。
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これで狩猟も庭仕事も、しばらくは大丈夫。

因みに庭木の剪定で使い古し、切れ味の鈍った廃棄刃(細目タイプ)にも使い道はあります。

パイプソーには及びませんが、廃棄刃は意外と解体に使えるのです(新品刃は鋭いため、骨に噛み込みやすく使い難い)。

まずは廃棄刃を好みの長さにグラインダーでカット。

そして、カットした刃に柄を付けると、パイプソーの代わりとして活躍してくれる解体の相棒となってくれます。
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うん?

廃棄刃に柄(Pattern)を付けると・・・
パイプ(Pipe)ソーの代わりとして・・・
活躍(Active)してくれる・・・
解体の相棒(Partner)に・・・

おぉぉ♪ 『PPAP』ではないか。

この解体専用鋸は今日からピコ太郎と呼ぶことに。

ゴム太郎とピコ太郎。
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狩猟の良きお供です。



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剣鉈の鞘作り③

剣鉈の鞘の塗装を繰り返すこと3回。

乾かしては塗り・・・を数日おきに行っていたところ、随分と時間が掛かってしまいました。

速乾ニスとはいえ、完全硬化には1週間ほどを要します。

でも少しのんびりし過ぎたかな。

鞘作りのことを忘れていたわけではありませんが。。。

やっと乾燥したようなので、装着具を取り付けてみます。
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「具」とは言っても今回は紐。

紐は装着方法の自由度が高いため、よく使用します。

また勢子役の私の場合は、実猟中に猟車にバタバタと乗り降りする回数が多くなってしまうことも。

運転に差し支えない場所に装着する必要もあります。

腰回りだと乗り降りに煩わしい上に、サイドブレーキが引き難くなったりと。

よって狩猟ベストに結び付けて、それを回避。

そんな場所へは紐が装着しやすいのです。

鞘への紐の結び付け方は色々。

装着が安定して落ちなければ何でもいいのでしょう。

で、こんな感じに。

剣鉈の固定紐と・・・
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鞘の装着紐。
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剣鉈を固定してみます。
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これを狩猟ベストに装着。
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ボサの進行用の剪定バサミと併せて、鉄砲を刈り込みバサミに持ち替えれば植木屋さんに早変わり。。。

この猟期はこれで臨みたいと思います。



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ヤル気満々の創作の秋

雨が降り、風が吹き、季節が一気に進んだ感じです。

何をするにも汗だくだった数日前とは随分な違い。

実に気持ちが良い。

おかげで早朝から元気ハツラツ!

溜まっていた作業を一気に片付けることにしました。

まずは『ヘンな角の鹿』の掘り起こし。

9ヶ月も放置・・・いや寝かせていた砂バケツ。
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昆虫とバクテリアの仕事ぶりや如何に。

・・・・・グッジョブ!

あとは紫外線に委ねましょう。

徐々に脱色して白くしてくれるのです。(詳細は後日)

薬品処理とは一味違った仕上がりとなります。

そして剣鉈の鞘の塗装。

まずは一回目の塗り。

お次は満身創痍のスペイシー250の前後タイヤ交換。
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これは目をつぶって手探りでも出来る自信あり。

防水段ボールで作ったリアフェンダーは思いのほか丈夫。

作業終了後に向かったのは犬舎移設地。

皆の衆、遅くなって ごめん。
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さぁ運動スペースで存分に息抜きして下さいな。

その間に・・・

キツツキの摂餌跡の木の表皮を自然なままに残していたため、これにクリアコーティングを施します。
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インテリア照明を作るための下準備。

そのうちに古家のリビングをオシャレに灯してくれるでしょう。

玄関には郵便ポストも付けました。

最後はユキカゼ号がオーダーした犬小屋作り。。。

犬は、それぞれにお気に入りの犬小屋サイズや材質があるもの。

とくにオス犬には強い拘りを感じます。

で、ユキカゼ号の特注品が完成。
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材料費は1,300円也。

今日は他にも古家の修理等も。

とにかく涼しいと作業が はかどります。

それはそうと鞘の塗装の一回目は乾いたかな。
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あと3回ほど塗り重ねる予定です。




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剣鉈の鞘作り②

勢子役の私の場合、剣鉈を腰の高さに装着した時は、岩などに鞘の先を強打することが度々あります。

鳴き止め現場に急行することが多いため、仕方がないのですが。

よって鞘の先には、今までは金属板を取り付けて補強していました。

そんな中、鹿角の表面も強度が高いため、試してみたところ、これが思いのほか具合が良い。

なので今回も同様に。

グラインダーで表面をカットして・・・
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鞘先に接着後、サンドペーパーで整形。
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同時に鞘バンドや巻き付紐を固定するためのベースも鞘に取り付けます。

折角なので、これも鹿角で作ってみました。

あとは塗装して固定具を装着すれば出来上がり。

本当は、今日はそこまで作業を進めて完成させたかったのですが・・・

ユキカゼ号の要望により、、、

お気に入りサイズの犬小屋作りを優先させてしまいました。
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明日は両方仕上げられるかな。



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剣鉈の鞘作り①

友人からもらった鞘無しの剣鉈。

名にはハートが刻印されており、甚だ疑問ではありました。
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ところがブロ友さんより『猪目』との貴重な情報をいただき、目からウロコ。

そんな思いを込めて打った鍛冶職人さんに対して失礼な表現をしてしまい、反省しきりなのであります。

ならば私は懺悔の気持ちを込めて、この剣鉈に相応しい鞘を作らねば。

今回も木材で作ることにしました。

「懺悔の気持ち」の割に あり合わせ感の否めない そうめん箱を使用します。
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とは言え、そうめん箱の木材は木目が整っていますし、厚みも丁度良いですし・・・

材料費はゼロですし。。。

まずは刀身を当てがって収まり場所の線を書きます。
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それにあたっては鞘の中で刀身を踊らせない上に、抜き差しがスムースなクリアランスを計算に入れることが肝要。
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これを今回はカッターで何度もなぞってカットします。
カッター

もちろん糸ノコ等でカットしてもOK。

すると、こんな感じに。
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このパーツを所定の位置に木工用ボンドで接着。
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この際は、刀身とのクリアランスを再度調整。

キチキチは御法度。

内部に塗るニスの塗膜層の厚みも考慮に入れます。

因みに、木工用ボンドは水に弱いですが、後にニスで防水コーティングされるため大丈夫。

あとはクランプで固定して暫し休憩。
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鞘の原形が出来上がりました。
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お次は補強の工程。

鹿角スライスにバトンタッチします。
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つづく



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