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生きもの二人三脚

回虫君

本来ならば成犬には成虫の状態で寄生していないハズの犬回虫。

ところが我が家のマルコより発見されたのは先月のこと。
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もう、1才になるのに。

慌てて駆虫薬を飲ませたところ、やっぱり。
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それ以来、私はマルコのことを「回虫君」と呼んでいます。

先月にその記事をアップした2週間後には、2回目の駆虫薬投与を実施。
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すると、まともや犬回虫。

マルコは回虫君の異名を欲しいままにしていたのです。

しかし、そんな事にもめげず、マルコは徐々に体重増加。
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筋肉も少しずつ付いてきました。

「ガリガリ君」から「回虫君」そして「きんに君」へと変化し続ける出世犬。
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だけど、まだ怪しい。

よって先日に3回目の駆虫作戦を実施。
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そうしたところ、ついに犬回虫掃討作戦を完遂。

回虫君は晴れてマルコへと返り咲くことが出来ました。

めでたし めでたし。



そんな最中、私は過去のことを思い出すのでした。

小学二年生の時の出来事だったと記憶しています。

ぎょう虫検査を行った後日、1人のクラスメイトが職員室に呼び出されました。

とっさに、その生徒から「ぎょう虫が検出されたのであろう」と勘ぐった私。

それからというもの、私は彼のことを「ぎょう虫君」と呼び始めたのです

すると、それにつられて他の生徒までも。

日に日に言葉を発しなくなってしまった彼。

そこでやっと私は自分の下劣な行為に気が付き、彼には心の底から謝ったのでした。

あれから約半世紀。

今でも反省しています。



今回、マルコのことを回虫君と呼んだのは、食糞癖の激しいマルコに対する戒めの気持ちからでもありました。

しかし、このような感覚が、いじめに繋がってしまうのかもしれません。

このコロナ禍においては尚更に留意するべきことなのです。

でも正直、マルコのことは心配でした。

私としては、まずはこれで一安心なのです。



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三重地犬カノの血筋

我が家の猪犬カノ。

今までは「三重県の地犬」程度のことしか分かっていませんでした。
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そんな中、巻き狩りや捕獲業務参加などでバタバタ続きだった私。

カノを単犬で思うように引けないまま、3猟期が経過。

それでも、その扱いやすさと私好みの猟芸を確認。

先日「一緒に山に行きたい犬」を「良い犬」の要素の一つとしたコメントを、じゃんさんから頂きました。

私にとってカノは、まさにそんな犬。

この比較的に穏やか、そして従順な気質の血筋に惚れ込んでいます。
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そんなカノの詳しい血筋が知りたくなり、カノの親犬の飼い主でもある龍さんに連絡を。

龍さんは、私の師匠と猟仲間でした。

当時、毎週のように静岡県から三重県まで猪狩り武者修行に出掛けていた師匠。

その時の師匠と龍さんとの信頼関係が、30年を経て、カノとの出会いを私に与えてくれたのです。
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今回は、龍さんがカノの血筋元の猟師さんのところへと伺い、確認して下さいました。

およそ50年前にまで遡ることが出来た中で、色々と判明したのです。

まずは三重県の伊賀を発祥の地として、その血筋を連綿と受け継いできたとのこと。

その道のりの中で、累代弊害の回避や、猟芸の進化と安定のバランスを保つために、他の地犬の血筋を取り入れたこともあったそうです。

主にはワサマサ系、トツカワ系、中島犬舎の血筋との交配が要所で行われていたことが分かりました。

そして話を伺う中で、電話の向こうの龍さんに「なるほど」と深く頷いたことが一つ。

血筋元の猟師さんは、犬たちを一切「お金」に換えなかったそうなのです。

噂を聞き付けたり、猟芸を目の当たりにした関西圏の猟師たちが、現代でも驚くような金額を提示して犬の譲渡を懇願してきたそう。

でも、血筋元の猟師さんは全て断ったと。

信頼のおける付き合いの深い地元猟師にしか犬を渡さなかったのです。

つまり「お金」ではないのです。

やはり、そのような頑なな血筋元の猟師さんのような方でなければ、半世紀以上に渡る血筋の存続は難しいのでしょう。

しかし、昨今の犬持ち猟師の減少と猟師の高齢化により猟犬飼育者が少なくなり、カノの血筋も風前の灯。
パワードカノ

今や血筋元の分家でもある龍さんも、高齢者の一歩手前。

「あかん、犬よりオレの方が先に逝ってまうわ」と、おっしゃられますが・・・

その通りでしょう。。。

私だって分かりません。

標的紙に穴を開けることすら、ままならない人たち。

そんな危険極まりない狩猟者連中が鉄砲を構える中を動き回るわけですから。

もう、こんな恐ろしい捕獲業務で勢子をヤルなんてイヤ。

あれだけ注意しても、未だに捕獲業務で6粒や9粒を撃つバカもいますし。

早く猟友会内で強い発言力を持ち、デタラメ狩猟者が参加できないような決まり事を作らねば。

そして注意すらしない好々爺と化してしまった猟友会上役さんたちにはボチボチ隠居して頂いて。

安全狩猟を考えると一日でも早く組織改革を進める必要があります。

事故が起きてからでは遅いのです。

こんな状況ですから、いっそのこと捕獲業務から退いて、猟犬たちと静かに単独猟を続けようかと思うこともあります。

しかし、このまま猟友会が若い世代に移行すれば、こちらの地域では更なるデタラメ状態となってしまうのは火を見るよりも明らか。

猟友会支部を見捨てるわけにはいきません。

「毒を食わらば皿まで」と言った感じでもあるのです。

いささか話は逸れましたが、言いたいことは一つ。

猟犬たちのためにも、私はまだまだ師匠の待つ雲の上に行くわけにはいきません。

そのような訳で・・・

龍さん、ありがとうございました。

これからも猟犬血筋存続のために、お互いに長生きしましょうね。



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猟芸の変化

それにしても、このマルコという犬が分からない。

この昨猟期や先日の有害鳥獣捕獲では、それなりの実績は上げたのですが。
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今の段階では獲物を見つけると、ただ鳴くだけの犬。

獲物捜索においては、まずまずと言ったところですが、それでも合格点レベル以下。

風向きによる獲物臭の拡散に対応できているとは言い難いのです。

先輩犬たちと比較すると、まだまだ甘いし遅い。

私が思うに、あと一猟期以上は実戦を重ねて、様子を見るしかないのではと。

おそらくは3才になったあたりから本領を発揮してくれそうな予感がします。

内に秘めたる猟欲のバランスの良さに、侮りがたい何かを感じるからです。

いわゆる大器晩成型の典型的なタイプなのかもしれません。



猟犬は、心の成長と猟欲のバランスの上に猟芸が磨かれて行くと私は実感しています。

しかし、そこにおいては「人の能力」が大きな要因に。

つまり、その犬を使役する狩猟者の能力が低ければ「大器晩成」などはあり得ません。

能力の高い狩猟者のもと、10才を越えても尚、猟芸を変化させてイノシシを獲らせてくれた犬を私は数頭確認しています。

最後はイノシシを捜索し、発見しては飼い主に知らせに来る犬へと変貌。

若い頃は百戦錬磨の猛者犬で、体はどこもかしこも傷だらけ。

そんな犬だったのですが、晩年になり飛躍的にイノシシ捕獲率が上がったのです。

もちろん、怪我もしなくなりました。

それも一つの大器晩成型なのではないかと。



一方、猟欲の強い、初めからガンガンの犬も分からないもの。

若犬の頃は獲物が獲れても、数年すると獲れなくなる犬もいます。

「良い犬だ」などと思っていたら、日に日に使い辛い犬へと。

観察していると・・・

自我に目覚めて飼い主のコマンドを無視する犬。

高まる猟欲を押さえきれない犬。

そして飼い主である狩猟者のレベルが低いままの場合。

そう考えると・・・

適度な猟欲を示す犬。

それを飼い主が徐々に仕上げる。

そんな犬が長きにわたって獲物を獲らせてくれる。

いわゆる「良い犬」なのではないかと。

マルコがそんな犬であることを願うばかりなのです。

何れにしても、能力の低い狩猟者の元では、そんな「良い犬」も「残念な犬」になってしまうもの。

その中で猟犬の大器晩成などはあり得ません。

常に進化し続ける狩猟者でなければ、それは味わえないし、実感できないものなのでしょう。

私も「マルコ云々」などと言っていては、マルコに叱られそう。
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まずは私が狩猟者として成長しなくては。



さて、今から射撃練習会に参加するために、西富士射撃場に向かうことにします。

なんで開始時間が昼からなの。

聞いてみると、コロナ禍の影響で予約状況がゴチャゴチャのよう。

西富士射撃場で練習の予約をされる方は、お早めに!




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険しい血統存続の道のり

猟犬のことでいつも指導を頂いている龍さん。

三重県の地犬血筋を残すために雌犬のカノを私に託して下さいました。
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使いやすさを重視した気質を優先して作出されてきた、この血筋。

その気質は理に敵ったものであり、是非ともそれは引き継がなければと考えています。

実際に3猟期にわたりカノを観察する中で、龍さんの狙い通りの猟芸を確認。
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捜索範囲はおよそ150m以内。

通常は、私からイノシシが30m以内に近付くまでは、敢えてそのイノシシを起こしません。

そんな私の位置を確認しながのイノシシ起こしが身上。

適度な鳴きと、イノシシに合わせた駆け引き等、合格点にあると判断しました。

昨猟期は洋犬若犬の訓練が中心となり、カノを単犬で引いた出猟はわずか5回。

しかし勝率8割だったことを考えると、やはり使いやすい気質だと言えるのでしょう。

よって、その相手探しにも同じような猟芸を求め続けているのです。

「咬み」を弱め「鳴き」のスパイスは若干強めた上で、人との協調性を重視。

この猟芸を有する和犬を作出したいのです。

犬持ち猟師の責任を考えると、狙った猟芸を高確率で作出することが第一義。

責任を軽視する訳にはいかないのです。

狙った猟芸でなかった場合でも、最後まで世話をする責任が生じるのですから。

つまり、一か八かの賭けをしてはならないと考えています。

本来、こんなことは当たり前。

しかし、私がそのことを真剣に考えるキッカケを作って下さったのは師匠と龍さん。

また、師匠の同志でもあった浜松の鈴木さんにも感謝の言葉しかありません。

「皆さんの長年の努力の元に狩猟をさせて頂いている」

今はそんな感じなのです。

やはり猟師間のネットワークや人間関係は重要。

それ抜きに優良な血統存続は無理だと言えるのでしょう。




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獣医さんの機転

「もう辞めたい」

いつもお世話になっているU先生が私に一言。

師匠の代から猟犬たちの駆け込み寺となっていた街外れの獣医さん。
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U先生は高齢のため、昨年からは週3日午前中のみの診療に。

春は犬たちにとって、狂犬病ワクチン接種、混合ワクチン接種、そしてフィラリア症予防薬購入など、何かと大変です。

それを5頭ともなれば獣医さんに通うだけでも結構シンドイ。

ましてや、役場管轄外の少し離れた地域にその獣医さんがあるため、狂犬病予防に関する書類を私が役場に提出。

それだけでも、ワクチン接種と併せて貴重な有給休暇を何日も浪費。

「悪いけど、役場に行って来て」と、U先生。

格安でワクチン注射をしてくれるのは、ありがたいのですが。

よって、U先生には断りの連絡を入れて、狂犬病ワクチン接種は近所の獣医さんで行うことにしました。

こちら近所の獣医さんのI先生は、今年で14才になるウメの主治医でもあります。
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でも、チビチビの頃に何度かお世話になっただけかな。
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そう言えば、ラン・スー・ミキのスーもお世話になったな。

ニワトリの若鳥の具合が悪くなり、診てもらったのです。

かなり昔の話ですが・・・忘れません。
ラン・スー・ミキ・シュウ

380円で買ったヒヨコでしたが、治療費に5,000円も掛かってしまい、ビミョーな気持ちになりましたから。

も、もちろん「治って良かった♪」ですよ。。。命は大切ですからね。

と、そのI先生。

私が猟犬を5頭も飼育していることなど知る由もありません。

相談をしたところ、電話の向こうで狼狽えているI先生。

すると、ある提案をして下さいました。

「お宅に伺いますよ。それに5頭ですから往診料はいいですよ」と。

おぉ「渡りに船」とは、まさしくこのこと。

前日に、愛犬手帳と接種代を渡しに病院へ。
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そして昨日、I先生が「訪問接種」をしに、我が家へと来て下さいました。

颯爽とランクルで我が家に乗り付けて・・・
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「1頭ずつ、いらっしゃ~い♪」で、狂犬病のワクチン接種開始。
注射

あっと言う間に5頭の注射を終えました。

前もって預けていた愛犬手帳を受け取ります。
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そしてまた、I先生は颯爽とランクルで病院へと戻って行ったのでした。

ありがとうございました。

こりゃ楽だわ。

猟犬たちも分かるのかな?獣医の先生だって。

思いのほか騒ぎませんでした。

でも、何だか寂しいな。

先輩猟師が狩猟をヤメてしまうのと同じ心境です。

亡き師匠と盟友でもあった獣医のU先生。

混合ワクチン接種と、フィラリア症予防薬はお願いしますね。




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