今日は若犬の金剛の訓練を行いました。
三重地犬の金剛は抜群の機動力が身上。

先導犬としたビープロのトラ顔負けの動きを見せます。
よって二頭の足並みはピッタリ。

先導犬のトラは鹿を追っても深追いはせず。
猪に対しては、その危険性を十分に理解しつつ、ベタ追いを得意とし、早い段階で足止めをさせる猟芸。
見習い犬を上手く導いてくれる頼れる先導犬でもあります。
しかし、巻狩りでは猪も鹿も捕獲するため「猪犬」と呼ぶレベルにはあらず。
汎用的な犬なのです。
そんな二頭は猟場に放ってすぐに獲物を起こし追跡開始。
GPSが示す動きは明らかに鹿ではない・・・もしや。
所々で獲物を止めている。
ところが画面上での動きは、止めている時間が短く、動きがフラフラしている。
何かがオカシイ。
と、今度は私の方へ二頭が向かってくる。
すると、なんと!
猪と二頭が一団となって猛スピードでこちらに向かって来るでは あ~りませんか!
トラと金剛を撃たぬよう、タイミングを図りながら発砲。
しかし猪はそのまま走り去って行きました。
「しまった、ハズしたか!」
その後を追おうとした私は次なる気配を察知。
一団の後を追う子猪が三頭も・・・今年の春子かな?
大きさは どれも15kgほど。
「そうか、子引きだったのか・・・」と先ほどのGPS画面上の迷うような動きに納得。
私に気付かない様子で、同じ方向へと逃げて行きました。
さすがに子猪には引き金を引かず。
そうしたところ、更なる伏兵が子猪たちの前を走り去ります。
三段角の大鹿が騒ぎに驚き、逃げて行ったのです。
よりによって こんな時に・・・
猪を追って行った先でトラと金剛の邪魔をしなければいいのだけれど。
トラは鹿より猪を好む傾向が強いため、惑わされないことを祈るばかり。
そんな二頭は画面上では また迷ったような動き。
バキバキと音が聞こえてきたことから、猪親子は枯れ竹の中に逃げ込んだ様子。
こうなると脚の長いトラと見習い中の金剛はお手上げか。
猪親子を見失ったようで、現場に向かう途中の私の元へと戻ってきました。
そして猪の残臭を取り直し、また同じ方向へ・・・
って、違うやん!
鹿が逃げて行ったと思われる逆側の尾根下へと向かった二頭。
今度は先程の大鹿のニオイを追って見当違いの方向へ。
ここで勢子声の出番。
猪が逃げて行ったと思われる方向へと向かった私の元に、程なくして戻って来たトラと金剛。

「おい、シッカリしろよ~違うだろ~」とトラの頭を撫でます。
気を取り直したトラは金剛を引き連れて枯れ竹の先の群生シダの中に突入。
金剛もそれを追います。

「頼んだぞ~」
その後も二頭は懸命にニオイを取り、捜索を続けるものの、猪は発見できず。
途中、どこにも血のりが無かったことから、完全に外した感じ。
まぁ、子引きなので それで良かったのですが。
それにしても母猪は凄い。
これぞ利己的遺伝子のなせる業か。
いつもの事ながら子猪を煙幕のように使い、追っ手を攪乱。
そして偶然とはいえ、上手い具合に大鹿を変り身の術に。
しかし、これは汎用なトラだったから惑わされたこと。
我が家の秘密兵器たちならば通用しなかったでしょう。
でも いいのです。
今回は金剛を徐々に慣れさせるのが目的。
シカ山で猪犬養成訓練を行うのは骨が折れます。
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三重地犬の金剛は抜群の機動力が身上。

先導犬としたビープロのトラ顔負けの動きを見せます。
よって二頭の足並みはピッタリ。

先導犬のトラは鹿を追っても深追いはせず。
猪に対しては、その危険性を十分に理解しつつ、ベタ追いを得意とし、早い段階で足止めをさせる猟芸。
見習い犬を上手く導いてくれる頼れる先導犬でもあります。
しかし、巻狩りでは猪も鹿も捕獲するため「猪犬」と呼ぶレベルにはあらず。
汎用的な犬なのです。
そんな二頭は猟場に放ってすぐに獲物を起こし追跡開始。
GPSが示す動きは明らかに鹿ではない・・・もしや。
所々で獲物を止めている。
ところが画面上での動きは、止めている時間が短く、動きがフラフラしている。
何かがオカシイ。
と、今度は私の方へ二頭が向かってくる。
すると、なんと!
猪と二頭が一団となって猛スピードでこちらに向かって来るでは あ~りませんか!
トラと金剛を撃たぬよう、タイミングを図りながら発砲。
しかし猪はそのまま走り去って行きました。
「しまった、ハズしたか!」
その後を追おうとした私は次なる気配を察知。
一団の後を追う子猪が三頭も・・・今年の春子かな?
大きさは どれも15kgほど。
「そうか、子引きだったのか・・・」と先ほどのGPS画面上の迷うような動きに納得。
私に気付かない様子で、同じ方向へと逃げて行きました。
さすがに子猪には引き金を引かず。
そうしたところ、更なる伏兵が子猪たちの前を走り去ります。
三段角の大鹿が騒ぎに驚き、逃げて行ったのです。
よりによって こんな時に・・・
猪を追って行った先でトラと金剛の邪魔をしなければいいのだけれど。
トラは鹿より猪を好む傾向が強いため、惑わされないことを祈るばかり。
そんな二頭は画面上では また迷ったような動き。
バキバキと音が聞こえてきたことから、猪親子は枯れ竹の中に逃げ込んだ様子。
こうなると脚の長いトラと見習い中の金剛はお手上げか。
猪親子を見失ったようで、現場に向かう途中の私の元へと戻ってきました。
そして猪の残臭を取り直し、また同じ方向へ・・・
って、違うやん!
鹿が逃げて行ったと思われる逆側の尾根下へと向かった二頭。
今度は先程の大鹿のニオイを追って見当違いの方向へ。
ここで勢子声の出番。
猪が逃げて行ったと思われる方向へと向かった私の元に、程なくして戻って来たトラと金剛。

「おい、シッカリしろよ~違うだろ~」とトラの頭を撫でます。
気を取り直したトラは金剛を引き連れて枯れ竹の先の群生シダの中に突入。
金剛もそれを追います。

「頼んだぞ~」
その後も二頭は懸命にニオイを取り、捜索を続けるものの、猪は発見できず。
途中、どこにも血のりが無かったことから、完全に外した感じ。
まぁ、子引きなので それで良かったのですが。
それにしても母猪は凄い。
これぞ利己的遺伝子のなせる業か。
いつもの事ながら子猪を煙幕のように使い、追っ手を攪乱。
そして偶然とはいえ、上手い具合に大鹿を変り身の術に。
しかし、これは汎用なトラだったから惑わされたこと。
我が家の秘密兵器たちならば通用しなかったでしょう。
でも いいのです。
今回は金剛を徐々に慣れさせるのが目的。
シカ山で猪犬養成訓練を行うのは骨が折れます。
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