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生きもの二人三脚

あれから半年

なんだか随分前の出来事のように思いますが・・・

今年の2月19日のことでした。
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今の猛暑からは想像も出来ないような寒い日に、コーシンが出産を始めたのです。

産まれた子犬は3頭。
出産

550g前後の赤ちゃんたちはコーシンの素晴らしい母性のもと、みんな元気にスクスクと育ち、私は全くの心配いらず。
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3週間目には目が開きました。

ミカサ
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マルコ
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生後1ヶ月では、あちこちポテポテと。
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離乳食も食べだして体重はどんどん増えます。
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ヤンチャにスイッチが入りだした頃かな?
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生後2ヶ月の終わりには茶色の1頭が貰われていきました。
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3ヶ月目に入り一回目の混合ワクチン接種。
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だいぶ体が絞れてきた感じ。
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4ヶ月で2回目の混合ワクチン接種。体重はもう15kg。
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5ヶ月で歯の生え代わりが完了。
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この頃からマルコは、お座り好きに。。。
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連日の雨のウンザリついでに狂犬病ワクチン接種完了。
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長かった梅雨が終わり、6ヶ月目にしてやっと山散歩。
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先日は猛暑により錯乱? 2頭で大暴れして犬小屋はボロボロに。体重は19kg。 
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何だかバタバタの半年でした。

生後2ヶ月くらいまでは、母犬コーシンに子犬たちの面倒を任せっきり。

そして乳離れしてからは私がバトンタッチ。

そこからが大変でしたが、楽しく癒される毎日でした。

これからは山中訓練も始めるため、さらに忙しくなります。

楽しくも一喜一憂する日々が続くことでしょう。

でも、ここからが本当に面白いところ。

「狩猟を始めて良かった」 「猟犬訓練って楽しい」

そして・・・

「猟犬って素晴らしい!」と、狩猟の醍醐味を味わう日々となることでしょう。

「ミカサ」「マルコ」これからもヨロシクね。



追記)
コーシンの出産にあたりまして、応援を下さった方々には感謝の言葉しかありません。
本当にありがとうございました。
私にとりましても、大いなる励みとなりました。
皆様の応援があっての今だと感じております。
これからも子犬たちの成長を楽しみにしていて下さい!
もう若犬かな?


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思わぬ展開

先週末と同様に今週末も酷い雨。

今日は仕事が休みだったのですが、念のために職場の設備点検に行ってきました。

排水ポンプの作動確認など、あちこちをチェック。
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工務係と電気係に定期的な確認を再度指示して帰宅をすることに。

途中、川を見てみると、かなりの高水位。
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油断はできません。

何事も起こらないことを祈るばかりです。

そんな我が家では子犬たちが心配。
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私の不手際から、先週は子犬たちに辛い思いをさせてしまいました。

しかし、今週こそは届くであろうと思っていた犬小屋は、まだ。

ダメ元ついでに、またメールを確認。

すると、なんと!

昨日の日付で出荷完了のメールが来ているではあ~りませんか🎵

良かった、忘れられていなかった。。。

で、届きました。やっと。
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早速、組み立ててみます。

作業工程はカラーボックス並みの簡単さ。

あっと言う間に出来上がりました。

意外と大きいな。

ウメちゃんのお家じゃないからね。
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作りはそれなりですが、見た目はなかなかに良く出来ています。

しかし、ここで問題が。

じゃんさんから「注意をするように」とアドバイスを頂いた通り。

隠しクギがいたる所に打ち込んであります。
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犬小屋をハムスターが如くカジることを、半ば日課としている子犬たち。

この隠しクギで口を怪我したら大変。

ましてや、今はまだ歯が生え変わる前の生後4ヶ月と少し。

口の中には、チビチビだった頃の小さな歯が申し訳程度に生えているだけ。
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今の口は、ほぼほぼ歯グキのグーキーちゃん。
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隠しクギで怪我をするのは必至です。

ならば犬小屋をバラバラに分解して、安全な工法で組み立て直すかな。

そんなことを考えていたら、名案が「ビビビ~ッ!」と。

「ひょっとすると自分は天才なんじゃないか?」と思ってしまったわけです。

今はカジることを全くしなくなったカノ。

このお利口さんになったカノに新築犬小屋を使って貰うのです。
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そして、カノが使っていた安全対策万全の自作犬小屋をグーキーズに。

「なんだ、そんなの誰でも思い付くわい」なんて言わないで下さいね。

ただでさえ頭の固い私は、年を重ねるごとに更にカッチカチに。

そんな私にとっては、きわめて柔軟性に富んだ画期的な発想なのです。

この程度のことで、ここまで大げさに言うということは・・・

普段がどんなレベルなのか、推して知るべし。

それに物忘れだって酷くなってきました。

猟場に向かう途中に忘れ物が無いかを確認。

「弾よし! 無線機よし! 猟犬用GPSよし! ・・・あれ、なんか寂しい」と、猟車をストップ。

肝心の猟犬を積むのを忘れちゃったんですね。
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勢子なのに。

慌てて家に引き返したのでした。

年は取りたくないですね。

やだやだ。

ところで・・・

カノの犬小屋も、出産と子育てを想定して、かなり大きめに作っていました。

よってミカサとマルコが2頭入っても、今の大きさでは、横殴りの雨でも濡れることは無いハズ。
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でも、冬に備えてもう一つ犬小屋を用意しておきたいところです。

今から注文しておけば、冬には間に合うでしょうから。。。
イヤミー
ちょっとイヤミ~だったざんす!




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ムスカな日

「あぁぁ、目がぁ~目がぁ~!」

様々な体色の猟犬たちが入り乱れてじゃれ合う姿。
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チラチラして目が眩んでしまいました・・・ちょっと大げさだったかな。

向かいに住むピアノの先生がこの様子を見て一言。

「いったい何頭になったの?どの子が何て名前だったか分かんなくなっちゃった」と。
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「私もです」と真面目に答える私。

「あれ?チビちゃんたち、こんなに大きくなったの?」と、先生。

「そう、3ヶ月半で、もうコレ」

驚いた顔で先生は向かいの家へと帰っていきました。

そう言えば・・・

近ごろコーシン母さんがミカサとマルコを持て余し気味。

子犬たちのヤンチャぶりが少し鬱陶しくなってきたようなのです。

よって、今日より親離れ訓練を開始。

すると・・・・・

「ワン!ワン!(ミカサ)」 「ピ~!ピ~!(マルコ)」と鳴き続ける2頭。
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これではご近所迷惑。

仕方がないので叱ります。

「うるさい 静かに」

それでもダメ・・・・・で、もう一言。

「君たちも男なら、聞き分けたまえ」と。

しばらくすると諦めたのか?大人しくなりました。
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それでも何だか不安みたい。

体は大きくなったけど、心はお子様ランチのまま。
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「気」を紛らわせるために「木」を犬舎内に放り込んでみました・・・シャレで。

ところが今日は全然興味を示さない・・・これではまるで・・・
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「見ろ!! 剪定した木がゴミのようだ!」

しかもそこには、すでにビッグベンが。

ちょっとユルイ感じだし。。。((((;゚Д゚)))))))

早く取り除かないと大変だ!

夕飯は少し食事量を減らすかな。

それにしてもマルコは人懐っこいな。
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「君のアップ顔には、心底癒される」

気が付くと今日は朝から何だかムスカだな。

そして庭の傍らに目をやると・・・
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今は動かなくなったロボット兵が、寂しそうにこちらを見つめていました。。。

さて、貴重な有給休暇日ですから・・・

早く両親のところへ行かなくちゃ。
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ニホンイシガメたちが見送ってくれました。



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猟犬の子犬の憂い

いつものことながら、子犬の成長の速さには驚かされます。

一週間もすると明らかに一回りほど大きくなっているのです。
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なので食事量の調節も気を遣ってしまいます。

それに和犬のカノの時はそうでもなかったのですが・・・
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洋犬はガッツキ。

コーシン母さんが子犬の時も酷かったな。
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食べ過ぎてはお腹を壊し・・・少ないと大騒ぎするわの繰り返し。

まるで私と同じです。。。

また、個性や仕草などの違いも更にハッキリと。

毎日観察を続ける楽しさが増し、励みにもなります。

「ワン!ワン!」と大人顔負けの響く鳴き声と、聞き分けの良さはピカイチのミカサ。
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一方、マルコは・・・・・
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鳴かないのです。

筋金入り鳴き血筋の猟犬のハズなのに・・・・・

鳴かないのです。

気の強さやガッツは文句無しなのですが。

いつも「ピ~ピ~、キュンキュン」と、鳴くだけ。

なので近頃は「ピーピーやかんちゃん」と、あだ名を改名。

でも、このまま大きくなって実猟に使役する段になっても「ピ~ピ~」だったら・・・

イノシシと対峙してもなお「ピ~ピ~」としか鳴かなかったら・・・

そんな声でイノシシを鳴き止めできるんだろうか?・・・と。

不安が募る毎日だったところに、さらに追い打ちを掛けるような出来事が。

ピーピーやかんちゃんがボロ布を食べてしまったのです。

獣医さんで注射を打ってもらっての帰り道。

犬箱の中でピーピーやかんちゃんは車酔いで吐いてしまい・・・

よく見ると、ボロ布が丸まってコロン。

そして家に着き、しばらくしてから食事を与えたところ、それも吐いてしまいました。

こりゃ、まだお腹の中にボロ布があるハズ。

マズイな、どうしよう・・・と。

獣医さんに相談してみたところ「小さな布だったら吐くよ。フンも見ておいてね」と。

また、長い紐状のモノは危険な場合もあるとのこと。

しかし犬舎内には、そのような物はナシ。

とりあえずは様子を見ることにしたのです。

そして夜中にもう一度ピーピーやかんちゃん食事を与えてみました。

その食べっぷりは何のためらいも無く、バクバクと。

私は一抹の不安を抱えながらも部屋に戻ったのでした。

すると、間もなくして犬舎から一頭のけたたましい鳴き声が聞こえてきたのです。

「ワワワ~ン!ワンワン!」と、猟場で聞くあの鳴き声が。

中型のイノシシを追い込むときのコーシン母さんの鳴き声です。
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私は慌てて部屋を飛び出して犬舎へ。

灯りを付けると・・・

そこには逃げ惑うミカサに激しく咬み付き、鳴き掛かるピーピーやかんちゃん。
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(こんな感じ)

「ワワワ~ン!ワンワン!」・・・そう、この声。

ピーピーやかんちゃんの鳴き声でした。

コーシン母さんは鼻先を2頭の間に割り込ませて「あなた達、もうヤメなさい」と言わんばかり。
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一声も発していません。

その後、2頭はケンカをヤメて仲直り。
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なんでケンカになったのかを調べてみると、すぐに原因が判明。

ピーピーやかんちゃんが吐き戻したドッグフードを、ミカサが食べてしまったからでした。

「それはボクの食べ物だよ!食べちゃダメ!」と、怒っていたんですね。

「な~んだ、いい声で鳴けるじゃないの♪」
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私はホッとしながらも、まだまだ心配。

そうしたところ、次の日の夕方に・・・

今度はお尻からボロ布が細く丸まってプリ!

ピーピーやかんちゃんは、晴れてマルコへと戻ったのでした。

めでたし めでたし

でも、今日もマルコは私を見つけて柵に貼り付き「ピ~ピ~、キュンキュン」と。
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まぁ、ボチボチいくとします。



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生後3ヶ月になった子犬たち

猪犬コーシンの愛情溢れる母の姿に感心しつつ、子犬たちの愛くるしさに癒され続けたこの3ヶ月。

近頃はその愛情が次のステップへと一段アップしたようです。

愛情に「愛のムチ」がプラスした感じ。

それはコーシン母さんだけではなく・・・
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トラ父さんも一緒。
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思いのほか厳しいのです。

自分(親犬)たちとの距離感や遊び方、食事のマナーなどの躾に妥協はありません。

時々「キャイ~ン!(ごめんなさ~い!)」と響き渡る子犬の鳴き声。

ところが子犬たちは萎縮すること無く、より一層親犬たちを慕い、お行儀の良いイイ子へと変わっていくのです。

その叱るタイミングやメリハリが絶妙なのかも。

おそらく人間も同じなんだろうなぁ・・・と。

小さな頃からの躾や育て方が、その子の一生を左右すると言っても過言ではないのでしょう。



さて、産まれた時は500g前後だった子犬たち。

3ヶ月経った今では・・・

ミカサが12kg。
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マルコが11kg弱。
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母犬コーシンも完全に元の体重・体型に戻りました。
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いつでも猟に復帰できる状態です。

先週は子犬たちに1回目の混合ワクチン注射を済ませ、来月からはフィラリア症予防も始めます。

それとは別に、懸念していたご近所さんへの騒音による迷惑も・・・

今のところは大丈夫でしょう・・・たぶん。

子犬たちは「うるさい」で鳴くのをヤメますし・・・

「まて」で食事を我慢できるようにもなりました。

もちろん「来い」でスッ飛んで来ますので、2回目のワクチン注射が済んだら少し山に慣れさせようと思います。

「来い」で帰って来なかったら面倒ですから。

やはり犬に躾をするときは、単独にして一対一でないと厳しいと感じています。

少なくとも私には無理なようです。

今のうちに躾をより確実なものとするための方策を練らねば。

「躾」が猟犬の命を守り、猟犬事故を減らすためにも一番大切だと実感する中・・・

躾がシッカリと出来る環境を整えておきたいのです。

そのためには親犬たちや先輩犬の手助けも大切。
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日常の躾や猟犬としての仕込において、先導犬としての親犬の役割は大きいと思われます。

それらを踏まえた上で、単独飼育にも対応できる犬舎改造を行うときが来たようです。

コロナの影響で暇になってしまった今だからこそ!

なんて気合を入れている場合ではないけれど。。。

ここはイッチョ真面目に考えるかな。

しかし頭の中の犬舎設計図は・・・・・

居住スペースの周りを、猟犬犬舎がぐるりと囲む要塞屋敷。

番犬君が2頭増えたからそれも止む無しか。。。
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それに発情期のことも考えておかないと・・・

躾の限界や壁にぶつかりそうな気がします。

それとも、お行儀の良いカノをお座敷犬にするかな。
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これから先、4、5、6ヶ月・・・と続く中で・・・

どの辺で私が悲鳴を上げるのか・・・

意外と早い段階のような気がします。。。(-_-;)



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