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生きもの二人三脚

母からの電話

電話が鳴り「誰かな?」と、受話器を耳にあてます。

何を話しているのか、聞き取れないほどのハイテンションな大声。

母からでした。

いつも困惑するほど、せっかちな母は、電話がつながったと同時に話し始めます。

ですから「はい」と、電話に出た段階では既に話しの途中。

今回は、どうやら旅行先から電話を掛けている様子。

そして「カニ、送ったからね~!」 で 「ブチッ」

話が終わるときも一方的せっかち。

礼を言っている途中で電話は切れました。

「せっかちは百害あって一利なし」と、思っている私。

事あるごとに母に注意をしてきました。

しかし近頃は「せっかちは元気の証」とも捉えるようにして、聞き流す努力をしています。

もしも母が落ち着いた口調で、正常な会話のキャッチボールをしだしたら・・・

一早く病院に連れて行った方が良いということなのでしょう。

ある意味わかりやすくて安心でもあります。



さて、思い出すこと一年前の同時期。

同じような流れでカニを送ってもらいました。

我が家にとっては久しぶりのカニだったため、感激しながら味わったのを覚えています。

そして今年もまた。

本当にありがたいことで、母には感謝の言葉しかありません。

先程のボヤキは、聞かなかったことにして下さい。。。

そして今日、宅急便で届いた庶民の味方「ベニズワイガニ」
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早速、いただくことにします。

今日の夕飯は、たまたま解凍と熟成が重なってしまったイノシシ肉とシカ肉を食べる予定でした。
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「美味しいうちに」と、仕方なく調理。
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ヘンな組み合わせに。
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イノシシ肉のソテー、熟成シカ肉の一口ステーキ、そしてベニズワイガニ。

これはある種、贅沢なのでしょう。

山と海の幸に感謝です。

食べ合わせは如何に・・・・・お腹の中で化学反応が起きそう(-_-;)

そうだ!母にお礼の電話をしなくては。

私は、いつも一方的にお礼を言って電話を切ります。

「いや~カニ、美味しかったよ、ありがとね! じゃ~元気でね!」 で 「ブチッ」

母のペースに引き込まれないためです。

・・・ひょっとしたら、私もせっかちかな?

母の子ですからね(-_-;)




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犬箱の改良

猟犬を車で移動させるにあたっては「犬箱」を使用するのが一般的です。

最高峰は軽量で丈夫なアルミ製。
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ところが、3頭タイプでシッカリと作られたモノは7万円くらいします。

貧乏狩猟者の私では、到底買える訳がありません。

したがいまして、なんとか自作できないものかと考えます。

そんなある日、職場の廃棄物置き場で壊れて使えなくなったスチールラックを発見。

東日本大震災の揺れでグニャ~っと曲がってしまった支柱。

遠く離れたこの静岡で・・・・・(-_-;)

後に「南海トラフ地震では倒壊するだろう」と言うことで廃棄となったようです。

それを見て「これだ!」と閃きます。

もはや犬箱にしか見えなかったのです。

総務部に「もらっていくよ!」と連絡し、所有権は私に。

家に持ち帰ります。

頭の中に浮かんだテキトーな設計図を元に支柱をカット。

曲がりも修正。

棚板と合体させて完成!と相なりました。
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しかし、上下開閉式とした扉がダメダメ。
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使いづらく開閉音も大きめ。

その音でいつも鳥肌が立っていましたし、猟犬たちもイヤそう。

結局、その状態で3年以上も我慢して使い続け・・・

ついに下品な開閉音にギブアップ。

「キィ~ッ!ガッシャ~ン!」と、おサラバすることに。

気分はまるで『デスラー総統』
デスラー総統

「ガミラスに下品な男は不要だ」ならぬ・・・

「犬箱に下品な扉は不要だ」・・・
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で・・・「ピッ!」
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取り外しちゃいました。
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しかし、このままでは猟場に到着して・・・

「あっ!ワンコがいない!」

なんて事になる可能性が、あり過ぎるため、エレガントな扉を考えます。

そうしたところ・・・

ホームセンターで、扉にピッタリな業務用流し台の受け網を発見。

それを取り付けて出来上がり!
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(ロックは後日取り付けます)

できることならば、全てを廃棄物で作りたかったのですが・・・

猟期まで時間も無いため、これも止む無し。

堅牢かつエレガントな犬箱の扉が完成しました。

開閉音も無し!

これで一歩、まともな勢子に近付きました。

「なんだ、箱ワナ積んでるのか?」なんてもう言わせないぞ!

・・・・・

もっと早く作り直せばよかったな。




大物猟で携行する弾数は?

食糧捕獲作戦!の「じゃんさん」が、ブログ記事で猟に携行する弾数について書かれていました。

その内容に「普通はそうだよなぁ」と思った次第。

とても参考になりました。

巻き狩りの場合は、一日2回戦くらいは猟を行います。

その中で、タツと勢子がそれぞれの役割の中において一日の流れを想定し、携行弾数を考えるわけです。
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したがって、個々の狩猟者の考え方しだい。

様々な経験に基づき携行弾数を決めます。

そして、そこには狩猟者自身の性格も・・・・・

心配性な人、大雑把な人、几帳面な人、欲張りな人、合理的に考える人、などなど。

私は知らぬうちに、その狩猟者の性格を、携行弾数で推察していたのかもしれません。

では、その数は?

ここでは、イノシシやシカを主なターゲットとする「大物猟」の場合のみで話を進めていますが、どうでしょう。

やはり10発から15発くらいが妥当なのかな?

皆さんの弾帯を見せてもらうと大体そんな感じです。
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何しろ大物猟において「弾切れ」は御法度。

「あ~、弾が無くなっちゃた~」では済まされないこともあるからです。

それは人や猟犬の命に関わるから。

イノシシの場合は狩猟者が反撃にあったり・・・

猟犬と対峙している時は、その援護すら出来ません。

また、イノシシであれシカであれ・・・

「そこで仕留めていれば、こんなことにはならなかったのに!」なんてことは良くあります。

そんなことが「弾切れで・・・」は絶対に避けたい。

これは狩猟者であれば誰もが考えていることでしょう。

ところが、中には捻くれ者も。

それは私。

管理捕獲などでタツ役でシカ撃ちをするときは、15発くらいは携行します。

しかし、大半は勢子役の私。

いつも5発のみです。
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これは、あえて自分を追い込むために「5発」としています。

また「弾を込めず、撃たなければ猟銃事故は起きない」との持論もあります。

つまり本当に必要な時のみの「一撃必中」を、モットーとしているわけです。

なんだかこう書くと、物凄くカッコイイですし、凄腕ハンターのように聞こえます。

が、・・・私はそんなことは全然ない、へっぽこ狩猟者(´;ω;`)ウゥゥ

だからこそ自分を追い込んでいるのです。

それに「中たるだろう」発砲はしません・・・

だって怖いもの・・・中たらないから。

外れた弾はどこへ行っちゃうんだろう?

バックストップで跳弾したら・・・(-_-;)

確かに初めの頃は10発くらいは携行していました。

しかし、それが故にバンバン発砲し、様々なトラブルを・・・・・

中途半端な狙いとなり、獲物を即倒させられずに、どれだけの・・・・・
シカ写真 (9)

あ~、思い出したくない。

それが「弾が少ない」と分かっていると、真剣に狙います。

そのおかげで仲間内からは「10割の男」と呼ばれていた・・・・・

時期もあります(´;ω;`)ウゥゥ

いずれにせよ「勢子撃ち」と「勢子鉄砲」で一日5発以内で収める。

その中で己の判断能力と度胸を高めるべく・・・

とくに度胸は自分の玉を頼りに気合を入れます。。。

ところで、今までに弾が足りなくなったことはナイのか?

あります。

どうしても・・・と言うときは・・・

ナイショ🎵

そうだ、今期は猟犬トラがデビューするし・・・

もう少しだけ携行弾数を増やすかな?

それに「一銃一狗」の時は、やっぱり保険で10発は必要かな。

「色々と考え悩むなら、初めから10発は持って行け!」

なんてツッコミは、ご勘弁を。。。

「携行弾数」

こんなことにも狩猟者の様々な考えが反映されていて面白いですね。





「犬種」への道のり

猟犬トラの本性が徐々に見えてきました。

幼犬から若犬へと順調に成長しているトラ。
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コーシンと同じ「ビープロ」です。
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このビープロは、猟犬の中でも「猪犬」として改良されたもの。

「ビーグル」と「プロットハウンド」などを交配させて今日に至ります。

ところが同じビープロでも、コーシンとは少し違う顔つきとスタイル。
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このあたりが猟犬品種として、ビープロが安定していないところなのでしょう。

見方を変えると、改良過程が日々更新しているとも言えるのです。

そこが興味深く、面白いのかもしれません。

本来「犬種」とは、この様な交配を何度も重ねて固定化した状態が定義の一つ。

将来的には、このビープロを「犬種」として確立して頂きたいと、中島猪犬訓練所さんには切に願うのです。



ところで、トラが成長するにつれて、その裏に潜む血筋が見え隠れしてきました。

容姿的には、頬は横に広がり、のっぺりハス長。
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これは、まさしくブルテリアの特長。

ビーグルに近い感じのコーシンとは違います。
コーシンアップ (2)

トラはプロットハウンドにブルテリアを交配し、狩猟本能を高めたプロットハウンド雑種とビーグルの交配であることが分かります。

性格はとても人懐っこくて穏やか。

聞き分けは良く、私の命令にもシッカリと従ってくれます。

ただし、少しビビリなところもあり、気弱な感じも・・・

正直に言うと「こんなのでイノシシと対峙できるの?」と心配していました。

ところが・・・・・

ある日、山裾を散歩中、トラが鼻を上げてボサの方をクンクンと嗅ぎだします。
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すると突然、弾かれたようにボサに向かって突進!

リードが持ち手に食い込みます。

そして、狂ったようにボサの中のイノシシに吠え掛かり・・・

慌てたイノシシは「ブウ!」と怒りの声を上げて逃げて行きました。

それでも猛然と吠え続けるトラ。

「もういいよ」と何度もなだめます。

興奮冷めやらぬトラを見ると、目は血走り涎はダラダラ。

「あぁ、これはやっぱり猪犬だな」と、思ったわけです。

そのイノシシへの反応は、ブチ切れたときのコーシン以上。

頼もしさを一気に飛び越えて、逆に心配になってきました。

昨日も同じようなことがあり・・・

もっと酷い事態となり大焦り。

山裾の近所の人たちは、夜更けに何事かと思ったことでしょう。

普段は従順で人懐っこく大人しいトラが・・・・・
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これでは、まるで「ジキルとハイド」

いったい、どちらが本当のトラなんだろう?

良い方に考えれば、普段は大人しく、仕事の時はスイッチが入る。

「良い」とされる猟犬気質の、幾つかのパターンに当てはまっているとも言えるのですが。

実戦においては心配。

もともとのビビリな性格を、猟欲が大幅に上回らないことを願うばかりです。

もうすぐ猟期となりますが、慎重にトラを見守って行きたいと思います。




動物からの素敵な贈り物

つい先日までは、秋を感じるには程遠い気温でした。

ところが、この一週間で一気に秋に早変わり。

気温の変化に頭と体がついて行けません・・・私だけかな?

そんな戸惑いもなんのそのの食欲。

無性に温かい食べ物を口にしたくなります。

日曜日に頂いたシカで、思わず鍋一杯にシカ肉シチューを作ってしまいました。

やはり、シカ肉はシチューなども含めた洋食全般との相性はバツグン。

間違いなしの旨さで、体も心も温まります。
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シカ肉シチューをタラ腹いただき、食後の一休み。

すると家内が一言。

「あなた、◯ン◯コーヒー飲んでみる?」と。

唐突になんてことを言う人なんだろう・・・

「えっ?◯◯ココーヒー?」

「そう🎵あのウ◯◯コーヒー。 寒くなって来たから温かいのが飲みたくなっちゃった」

「あ~、友達の外国土産のね」

「そうそう🎵」

私もそれを思い出し、飲んでみることにしました。
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中に入っていたパックを恐る恐る嗅いでみると・・・

コーヒーのストレートないい香り・・・よかった(-_-;)

この「コク・ルアク」は有名なコーヒーではありますが、飲むのは初めて。

コーヒー好きではあれ、コーヒー知識は無い私。

でも、コク・ルアクだけは知っておきたい!

さて、一口。
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「おぉぉ...旨い...」

そして、もう一口。

ホッと落ち着くような優しい味わいの中に、シッカリとしたバランスの良さがある・・・

素晴しいコーヒーなんだなぁ・・・ウンココーヒー。

初めてこれを飲もうと思った人は凄いな。

コーヒー豆がジャコウネコの消化器官を通る間に、いったい何が起こっているんだろう。

調べてみると・・・

腸内の消化酵素や腸内細菌による発酵が、この旨味や香りを作りだしているようです。

秋の夜が更けていく中で・・・

ジャコウネコの作ってくれた味わい深いコーヒーを飲みながら、思うのでした。

ハクビシンで作れないかな・・・同じジャコウネコ科だもんねヽ(´∀`)ノ
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時々この木のウロの中にハクビシンが居るのですが・・・

今日はお留守でした。

今宵も冷えそうです。